人が変わるために必要なのは強い意志!だけではムリ!

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ども、がく(@oskgaku)です。

「人は肌で感じて変わっていく」

これ、NHK大河ドラマ龍馬伝で、勝海舟を演じる武田鉄也さんのセリフです。

場面としてはですね神戸海軍操練所の若者たちが攘夷攘夷と叫んでいて、そんな若者たちに神戸海軍操練所の本当の意味をわかってほしくて、どうにか説得したい、と考える坂本龍馬(演じるのは福山雅治さん)が、どうしたらよいか師匠の勝海舟に相談したときに勝海舟(演じているのは武田鉄也さん)が龍馬に言ったセリフです。

この言葉、すごく好きでいまでも覚えています。

生活のなかで、先輩、後輩、同僚、上司、恋人、仲間、色々な関係で説得したり、諭したりするという場面、結構あったりしませんか?

でも、話し合って、相手が納得したりしてくれることってあんまりないと思いません?

わたくし42歳でまだまだ若輩者ですがそれなりに42年生きてます。

その経験のなかでそう思うんですよね。


相手を「説得」して「納得」させるなんて、もう至難すぎる技!

相手を説得する、それは相手の考え方を変えること、人が変わることって、容易ではないです。

で、勝海舟(演じているのは武田鉄也さん)のこの言葉を実感したのは、やはり自分が肌で感じたことがあったからなんです。

39歳のとき、盲腸炎からの腹膜炎で初めて手術して入院したときのことです。

わたくしは、39歳まで、それはもう健康優良児で大きな病気なんぞは一切なく、親戚一同も入院した人なんていない、いわゆる「入院」というものに全く縁のない人生送ってきたワケです。

なので、母親が暴飲暴食やめろだの、人間ドック行けだの、しつこく言ってきてたのですが全く聞いておりませんでした。

それが39歳にして初めての入院。

担当医に
「明日、手術ね。たぶん、腸の一部切ることになっちゃうかな(笑)」
って言われたときのショック。

笑えね~w

結局、お腹を開けてみたら、炎症が相当広がっていたようで盲腸を切るだけではおさまらず、腸のかなりを切るハメになり、なんだかんだで大きな手術になったワケです。

初めての全身麻酔。

全身麻酔から覚めたときの激痛。

腕には点滴ぶっさされ背中の脊髄には痛み止めだか麻酔だかをぶっさされ、わき腹にはドレーン(膿をだすため)ぶっさされ酸素マスクをかぶされ、さらに、全身麻酔の副作用らくしそれはもう半端ない高熱でるワケです。

そんな状況で病室から看護師さんも親も帰ったあと病室にひとり残され寝るんです。

酸素マスクから
「スコー」
とよどみなく音が流れ響きます。

もうひとりでは何もできない状況。

テレビのリモコンさえ持てません。

天井見てるだけです。

痛みで眠ることもできません。

天井をひたすら見てるだけです。

時計がちっとも進みません。

そのとき、理屈や能書きではなく、感情でこう思いました。

「健康、マジで神」

それを痛烈に思いました。

脳みそが直接そう思いました。

そういう強烈な経験があってようやくわたくしも健康診断とか人間ドックの大切さを理解しました。

おそらくそのような経験、そうです、肌で感じなければ健康に対する意識は変わらなかったでしょう。

いまでは健康に関することは母親の言いなりですw

だから、もし変わってほしい相手がいるなら何時間も話し合うよりも肌で感じてもらうことが大事です。

逆に、自分を変えたい、と思っている人は肌で感じる努力をすることが大事です。

遅刻グセを直したいと思ったら、もう思い切り遅刻して周囲に爆発的な迷惑かけて思い切りヘコんだりする経験を肌で感じたりするとなおるかもしれませんね。

とはいえ、人が変わるなんて簡単なことではないですよ。

時間をかけてひとつずつ積み重ねていくしかない。

というわけで肌で感じるために動くことを積み重ねるのが大事ですね。