がく
大腸憩室炎入院日記、その1、その2、ときて今回はその3です。
今回は7日目から最終日9日目までの入院日記を書きおこします。
これを書きおこすことで当時のツライ思い出が蘇ってきますが自分への戒めにはなります。
油断して食生活めちゃくちゃにしているとまたすぐ入院しちゃいますぞ!
と、もうひとり のわたくしがそっとつぶやいているような気になってみたりします。
大腸憩室炎入院7日目
今日は朝からわくわくしている。
わくわく、というレベルではなく、ドキドキというか、何か焦っている。
一瞬、小学校の徒競走で順番を待っているときの気分をリアルに思い出すくらいのもんだ。
今朝からご飯が食べられるようになる。
いままでは粉末清涼飲料だったが今日からは固形物。
検診が終わり、ようやく食事が配られる時間になる。
ちゃんとした食事だ!!!!!
お粥も全粥ではなく5分粥!!!!
一年前の入院では手術をしていたので最初は全粥で、もはや白い液体。
さらに味噌汁の色をした水。
ようするに具材などなく汁だけであった。
その2つだけ。
今回も初回の食事はそれを想定していたので期待以上の食事内容に大きな喜びを感じる。
39歳のおっさんが食事をだされた瞬間に
「これ、オレのっすか!!」
と20代前半の青年のようなしゃべり方をするほど。
むさぼる。
どれもやわらかい食材。
だが、そんなものは関係ない。
空腹に勝るスパイスはない。
それを確信させる空腹5日間であった。
もはや、7日目以降は食事だけが楽しみ。
7日目、8日目とお見舞いに来てくれた方々がいましたが食事時間になるとそちらに気をとられる始末。
昨日の血液検査で炎症の値がほぼ標準になっていたので9日目が退院日と決まる。
大腸憩室炎入院8日目
この日は点滴も外され、晴れて自由の身。
普段、健康のときは当たり前に動いている自分だが点滴をして不自由になると自由に動ける自分のありがたみがよくわかる。
ベッドへの移動も点滴がないだけでなんと快適なことか。
点滴が外され完全に自由の身。
それだけに、本当にやることがない。
むしろ、ほぼ健康体が病室にいることへの後ろめたさのようなものすら感じる。
点滴がないということでただ単にダラダダ、ゴロゴロしていだけのおっさんがいるだけである。
食事は楽しみではあるが、なんだか後ろめたい・・・。
しかし、食事は本当に美味しい。
病院食、自分で作るより全然美味しいし飲食店よりも美味しいと感じた。
大腸憩室炎入院9日目最終日
もはや、完全に健康体である。
最終の血液検査でも異常はなくどれも常人の数値であった。
入院代を清算してもらうと
病院個室ベッド代
約60000円
食事代
約1400円
治療費
約104000円
計165400円
個室にしなければ約10万円というところか。
まぁ検査の回数なんかでも治療費は変わるようだ。
最後は部屋の片付けをして看護師さんに忘れ物などのチェックを一緒にする。
退院するときはあっけないもので
「お気をつけて~」
くらいな程度。
まぁ初めて会う看護師さんだもんな。
大荷物を持って部屋をでる。
何やら感慨深い。
何年も住んだ部屋をでていくようだ。
とはいえ、これからも通勤で病院の前は毎日通るのではあるが。
病院のコンビニのATMでお金をひきだしいざ清算。
これだけの金額、普段はほとんど使わない。
10万円以上の買い物、ここ2、3年で記憶にない。
それを病院の会計に手渡す。
会計係のお姉さんが無機質にお札をカウントする機械に札束をいれる。
しれっと、機械的に会計をするお姉さん。
「領収書、再発行できませんのでお気をつけください」
最後はやさしく言ってくれた。
ひとりで、病院の正面玄関の自動ドアをでる。
一年前は手術後ということで母、叔父、叔母が迎えに来てくれたが今回はひとり。
さすがにさびしい。
痛い思いをして、ようやく復帰した感が自分では満載だがそれを称えてくれるひとは誰ひとりおらず。
タクシーの運転手さんが優しくドアを開けてくれます。
その優しさが心に染み渡ります。
家に帰ったら、うどんとカレーを食べよう。
カレーうどんではなく。
というわけで、どうにかこうにか2回目の入院は終わりました。
今回は手術をしなかったので身体的負担は少なかったのですがそれでもお腹は痛かったわけですし空腹もかなりきつかった。
健康、ホントに大事だと痛感しました。
そんなことがあってからは食べるものにも気を使ってますがやはりどうしても甘いものたくさん食べたり炭酸飲んだりポテチ食べたり、というのはたまにしちゃいます。
気をつけよう。
便が細い人、すぐお腹壊すような人は炭酸飲料はよくないと、この入院で体感しました。
自分は炭酸飲料飲むと、便がめっちゃ弱くなります。
退院当日、帰宅後にたまった洗濯物を洗い、干し、とりこんだところ下着にカメムシついてましてそれに気がつかずに履いてしまいとんでもないことになりました(T_T)
結局、退院した翌日に、また病院いくはめに・・・。
しかも土曜日・・・・。
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