がく
今回は瞬間接着剤の保管方法についてです。まぁ今さら感はありまして、すでにキチンと保管している人からすれば、どうでもイイ話です(^_^;)
わたくしは瓶の中に瞬間接着剤を入れて保管していたんですが、もうめっちゃ真っ白になってしまってるんですよ(笑)
この瓶の中には乾燥剤とか入れてませんでしたよ。でもね、この真っ白感はもはやそれが関係しているかどうかのレベルではないw
この瞬間接着剤はタミヤの「イージーサンディング」なんですが、かなり使う頻度が高いんです(瞬間接着剤にしては硬化した後に削りやすいんで)。
使う頻度が高いのに、白い粉がつきまくっているので、使うたびにポロポロと白い粉が落ちて机上が汚れて、ストレスも高まってる次第なんですよ!(ちなみに、中身に関しては問題なく使えています)
嫁
がく
もう!この白い粉、なんで出来るねん!とずっと思ってたんですが、その原因、「月刊モデルアート 2019年5月号」にサクッと書いてありました。
今日の戦利品~♪
接着剤について改めてお勉強(笑) pic.twitter.com/4ZhppsP8We— がく@ガンプラのブログ更新中!レビューとか道具紹介書いてます♪ (@oskgaku) March 29, 2019
「特集:今さら聞けない!? 接着剤」に記載されていた一部を引用させていただきすと・・・。
なお、接着時にはみ出した部分のモノマーが蒸発し、空気中の水分と反応してポリマーを生成。そのポリマーが被着体に付着して、白い粉を吹いた状態(白化)になるので注意したい。
おお~、そうだったんですね、ってかわからない単語がチラホラ(^_^;)
わからない単語については後述するとしまして、とりあえず原因がわかれば対策も簡単かと思います♪
結論を先に述べちゃいますと、
使用後に瞬間接着剤のノズルに垂れてしまった瞬間接着剤をしっかり拭き取って、瓶の中に乾燥剤入れて保管しておく
ってな事だけです。
嫁
がく
嫁
がく
嫁
がく
嫁
瞬間接着剤の白い粉の原因について
瞬間接着剤の白い粉についてですが、実際のところ嫁のツッコミどおり、もっと早く『瞬間接着剤 白化』って感じでググってればすぐに解決出来てたんですけどね(^_^;)
すぐにググらなかったのは、差し当たって大して困ってなかったからです(笑)
そんな状況でしたが、今回「月刊モデルアート 2019年5月号」の特集記事を読んで、瞬間接着剤に容器に付着する白い粉(白化)について知る事が出来ました。
まぁともかく、まずはその瞬間接着剤の白化の原因を理解したい。
先程紹介した「月刊モデルアート 2019年5月号」の引用ですが、
なお、接着時にはみ出した部分のモノマーが蒸発し、空気中の水分と反応してポリマーを生成。そのポリマーが被着体に付着して、白い粉を吹いた状態(白化)になるので注意したい。
これ、わかったようでわからんですね(^_^;)
何がわからんって、「モノマー」と「ポリマー」がわからん。
とりあえずググってみます(ここはすぐにググるw)。まず「モノマー」から。
「モノマー(プラスチック用語解説:ま行)|KDAのプラスチック加工技術」というwebサイトさまから一部引用させていただきます。
高分子(ポリマー)を構成する低分子の単位分子であり、単量体とも呼ばれる。 モノマーが重合することによってポリマー(高分子)ができる。
モノマーの「モノ」は「一つ」を表す。一方ポリマーの「ポリ」は「多数」を表す。
プラスチックは、高分子化合物(ポリマー)であり、単量体(モノマー)が重合して繰り返し構造となっている。
よくわからんけど、まぁなんとなくわかった(^_^;)
「モノ」は「一つ」
「ポリ」は「多数」
ってなあたりがポイントですね。
まぁ要するに、モノマーもポリマーも、単位分子なんですね。
そんで、「モノマー」はわかったとして、「ポリマー」って何よ、って事なんですよね。
同じく「株式会社KDAのWebサイト|KDAのプラスチック加工技術」さまの「ポリマー(プラスチック用語解説:は行)|KDAのプラスチック加工技術」から一部引用させていただきすと
高分子化合物のこと。
単量体(モノマー)が重合して繰り返し結合をすることによってできる。
ポリマーの「ポリ」は「多数」を意味する。
う~む、わかったようでわからん(^_^;)
まぁ「モノマー」が重合して「ポリマー」になるワケですね。
そしたらば、「重合」ってなんやねん(笑)
「重合」については「研究.net|理系研究職の情報サイト」というwebサイトさまから「重合反応|研究用語辞典|研究.net」で一部引用させていただきす。
【重合反応とは】
重合反応とはモノマー(単量体)やポリマー(重合体)を反応させて繋ぎ合わせ、目的のポリマーを合成する化学反応のことをいいます。
まぁアレですよ、「モノマー」を使って「ポリマー」を合成する化学反応が「重合」って事だよね(笑)
ここまでごちゃごちゃ書いてきましたけど、要するに
「モノマー」が化学反応起こして「ポリマー」になる
ってな程度の理解でいいかな(笑)
ガンプラにおける瞬間接着剤の保存方法についての予備知識レベルだから、この程度でイイべな(という逃げ道を確保w)
ここで今一度、「月刊モデルアート 2019年5月号」の引用を振り返ってみます。
なお、接着時にはみ出した部分のモノマーが蒸発し、空気中の水分と反応してポリマーを生成。そのポリマーが被着体に付着して、白い粉を吹いた状態(白化)になるので注意したい。
「モノマー」と「ポリマー」をある程度理解した上でこの引用を読むと、なんとなく理解出来た気がしませんか?(笑)
要するに、
瞬間接着剤って「ポリマー」なんだね
って事で。
嫁
がく
では「瞬間接着剤」をWikipedia先生で調べますとこんな具合。
瞬間接着剤(しゅんかんせっちゃくざい)とは、対象物を瞬間的に接着する接着剤である。この記事では、代表的な瞬間接着剤である有機化合物のシアノアクリレート(cyanoacrylate)を主成分としたシアノアクリレート系瞬間接着剤について述べる。
ってな事です。要するに瞬間接着剤って「シアノアクリレート」という有機化合物なんですね。
あれ?でも、「ポリマー」という単語が入ってないなぁ・・・。
さらに続けと読みますと、
接着の仕組み
シアノアクリレートは一般にはモノマーの状態であり、水のような粘性の低い液体であるが、接着するものに付着しているほんのわずかな水分によってシアノアクリレートが瞬間的に重合を開始し、ポリマーとなって一瞬で接着される。
ここで「ポリマー」という単語が出てきた(^^)
瞬間接着剤が接着される流れをざっくりまとめると、以下のような感じですかね。
瞬間接着剤(シアノアクリレート)はモノマー状態
↓
水分によって瞬間接着剤(シアノアクリレート)が重合開始
↓
ポリマーになって接着
「モノマー」や「ポリマー」や「重合」がある程度理解出来ている今、このWikipedia先生の説明を読むと、めっちゃ瞬間接着剤の事が理解出来た気がする!(笑)
白化の原因をまとめる
ちょっと話がバラついてきたので、もう一度、「月刊モデルアート 2019年5月号」の引用を振り返ってみます。
なお、接着時にはみ出した部分のモノマーが蒸発し、空気中の水分と反応してポリマーを生成。そのポリマーが被着体に付着して、白い粉を吹いた状態(白化)になるので注意したい。
要するに、瞬間接着剤の白化の原因は
ハミだした瞬間接着剤が白化する
ってな事で(笑)
嫁
がく
瞬間接着剤の白化対策
では瞬間接着剤の白化をざっくり理解出来たところで、今さらながら、「瞬間接着剤 白化」でググってみます。
非常にわかりやすく説明してくれいる「接着剤の専業メーカー 株式会社アルテコ」というwebサイトさまがありまして、その中で「【瞬間接着剤】その4:対策②白化現象 | 株式会社アルテコ」のページの説明がめっちゃわかりやすい!
そこから白化現象について説明されている箇所を引用させていただきます。
瞬間接着剤の一部が、固化する前に空気中に蒸発し、接着部分の周辺で細かい粉末状に固化し付着する現象です。
なるほど~!基本的には「月刊モデルアート 2019年5月号」の説明と同じですが、これでさらに理解出来ました♪
やっぱり、要するにハミだした瞬間接着剤が白い粉の原因だったんですね。
「固化する前」との事ですから、硬化促進剤なんかで瞬間接着剤をさっさと硬化させてしまえば白化しない、という事にもなりますね。
今回は、瞬間接着剤の保管について白化を理解したかったので、対策としては
瞬間接着剤の容器にハミだして付着した瞬間接着剤を拭けばヨシ
ですね♪
ちなみに、瞬間接着剤をガンプラなどのパーツに使用して、その部分が白化してしまうんだよ~、ってな場合は瞬間接着剤を硬化促進剤なんぞを使って、すぐに硬化させてしまえば白化しないワケですな。
※硬化促進剤についてはこちらの過去記事を参考にしてくださいませ。
瞬間接着剤の白化再現実験
瞬間接着剤の白化の原因と対策がわかったところで、今までの瞬間接着剤の保管方法を思い返してみます。
わたくし、瞬間接着剤を使ったあとは、
「すぐ密封しなきゃ!」
と思いまして、速攻で瞬間接着剤の蓋をかぶせておりました。そう、ノズルには垂れた瞬間接着剤が付着したまま(^_^;)
これ、一度や二度なら大して影響はないかもですが、これを複数回繰り返していればノズルにはめっちゃハミだした瞬間接着剤が付着した状態になりますね・・・。
さらに、ノズルに瞬間接着剤がハミだした状態で蓋をかぶせてるので、硬化も遅いと思われ・・・。
これじゃあ瞬間接着剤自体に、そして保管している容器に白い粉が付着して当然の結果ですわ・・・。
ここで、この原因が本当かどうか実証するために、ある実験をしてみました。
プラ板を瓶の中に入れまして。
イージーサンディングをちょいと垂らしておきます。
それを瓶の中に入れておきます。
嫁
がく
嫁
ってな事で、この状態で一週間様子をみました。その結果がこちら。
(白化の状態がわかりやすいように背景に黒を置いてみました)
たった一週間で、すでにチラホラと瓶の周りに白化が見られますね。
さらに、プラ板にも白化が見られます。
一週間でこの程度の白化が発生するならば、ノズルに垂れた瞬間接着剤を拭かずに保存、を繰り返したら、一ヶ月もすればさらに白化現象は進んでいるでしょうねぇ。
瞬間接着剤は乾燥剤と一緒に保管
今回調べた結果や実験を踏まえ、まぁ今さらですが瞬間接着剤の保管は
1)使用後にノズルについた瞬間接着剤をしっかりとキッチンペーパーで拭き取る
2)瓶の中に乾燥剤を入れて保管する
この2点を守ればヨシ、ですね。
その事を踏まえ、今回は新品の「イージーサンディング」を焼酎の空き容器(これはプラスチックです)に、乾燥剤を入れて保管です。
そんで、2週間後の状態がこちら。
結局、多少の白化は、やはり見られますね(^_^;)
イージーサンディング本体にも多少の白化が。
とはいえ、中身に関しては全く問題ナシ。
それに、今回白化について色々調べたので白化の問題意識は高まりましたから、白い粉がつきまくるという事態は、今後回避出来そうです。
ちなみに、冒頭でもチラっと触れましたけど、瓶と本体が白化しまくってるこの状態でも、中身は問題なく使えておりました。
嫁
がく
嫁
がく
嫁
がく
ちなみにですが、「黒い瞬間接着剤」の保管には、以前より乾燥剤を入れております。
嫁
がく
嫁
がく
嫁
▲三年間保管しているけども、問題なく使えてます。
がく
嫁
がく
まとめ
瞬間接着剤の容器が白化してしまう原因は
ノズルにハミだして付着した瞬間接着剤拭き取らずに保管していた
だと思われます。そんで、それを防ぐには
ノズルに付着している瞬間接着剤を拭き取って、乾燥剤と一緒に瓶の中に保管
ってな、もはやプラモデル製作の経験がソコソコにある人なら当たり前の内容であります(^_^;)
でもまぁ完全に白化をなくして保管する、ってのは難しいかもですけどね。
嫁
がく
嫁
がく
最後にひとつ触れておきますと、実は「イージーサンディング」は、もしかすると
白化しやすい性質
なのかもしれません・・・。
そのあたりは、プラモデル制作の上級者さまとかでないとわからないかもですねぇ(役に立たなくてすみませんw)
ってなことで、今回の瞬間接着剤の保存方法記事が皆さまの参考になれば幸いです。
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