エアブラシのシングルアクションを検討する時に絶対抑えておきたい基礎知識

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がく

ども、がく(@oskgaku)です。

エアブラシなんですが、シングルアクションを購入しました。
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正直なところ、

シングルアクション、ちょいと失敗だったかなぁ

なんて思ったりしてます(^_^;)

購入するにあたっては、さんざん検討し、満を持してシングルアクションを購入した、つもりだったんですけどね(^_^;)



ガンプラ初心者にとってエアブラシのシングルアクションはアリ?ナシ?メリットデメリットをまとめてみた

わたくしは、シングルアクションの基礎知識の認識不足ゆえ、失敗だったかなぁ、と感じています。

その基礎知識の認識不足についてまとめましたので、ガンプラ初心者やエアブラシ初心者、エアブラシ購入を検討されている方々に参考になれば幸いです。

シングルアクションが失敗と感じたポイント

まずは、「ちょっと失敗だったかなぁ」と感じてた要因を簡潔に述べます。

エアブラシのシングルアクションってのは、ニードルアジャスターというのを回して塗料の吹き出す量を決めるんですよ。
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ニードルアジャスターを回して、塗料をたくさん吹き出すか、少なく吹き出すか、を調整します。

まぁ塗料の吹き出す量うんぬん以前に、そもそも、ニードルアジャスターを回してあげないと塗料がでないんですけどね。

そこがシングルアクションは失敗したなと感じたポイント。

どういうことかといいますと、

ニードルアジャスターを回してる状態は、勝手に塗料がでちゃうんです!

つまり、

ポタポタとノズル(エアブラシの先端です)から塗料が垂れてきてしまうんです!

ニードルアジャスターを回したままだと、塗料を垂れ流してる、ってことなんです。

使い始め当初、ポタポタと垂れることに気づかず、エアブラシ用のスタンドがこのザマです(笑)
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塗料がポタポタ垂れることが、どんな支障きたすのか?

このあと詳細を説明していきます。

エアブラシの構造を超簡単に解説

シングルアクションの支障をきたすポイントを把握するためには、エアブラシの仕組みをざっくりでもよいので理解する必要あり。

エアブラシは「エアー」で塗料を吹き出して、パーツに塗料を吹きつけるワケです。

その「エアー」をだすためには、エアブラシのトリガーボタンを押してあげるワケです。
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▲この丸いのがトリガーボタン

そのエアーはコンプレッサーから送られてきます(なのでエアブラシ塗装にはコンプレッサーが必要です)。

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ちなみに、こちらはわたくしが愛用しているコンプレッサー「ワンダー」
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コンプレッサーからエアーが送られてくるって、普段からエアブラシ塗装やってる人にしてみれば「超当たり前」な知識かもですが、エアブラシ塗装を全く知らない人からしてみればわからないですよね。

まぁともかく、エアブラシってのはトリガーボタンを押さないとエアーがでないんです。

ニードルアジャスターを調整して塗料が吹き出す

冒頭でチラッと触れた「ニードルアジャスター」
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これ、何かといいますと、まず「アジャスター」ってのはgoo国語辞書によると「機械の調整装置」ってことです。

そんで、「ニードル」ってのは、モノはこれなんですが
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これまたgoo国語辞書でしらべるとニードルは「針」ってことです。まぁそのまんまですね(笑)

なので、「ニードルアジャスター」ってのは直訳すると「針の調整装置」ってことですね。

つまり、「ニードルアジャスター」でニードルをだしたり引っ込めたりっていう調整をして塗料の噴出量(吹き出し量)を決めるんです。

ニードルはエアブラシの中に入ってます。こんな具合に。
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そんで、ものすっご~~~くシンプルに説明すると、エアブラシってのは、普段はこのニードルが先端のノズル(噴出口)にフタをしてる状態なんですよ。

ちょっとニードルの先端を見てみましょう。
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▲これはニードルカバーとノズルカバーがついてる状態。

これだとわかりづらいので、先端についてるニードルカバーとノズルカバーを外してみます。

これでニードルが見やすくなりました。
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ちなみに左がニードルカバー、その右にあるのがノズルカバーです。
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ニードルアジャスターをちょっと回す(開く、という感じですかね)と・・・
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ニードルは引っ込みます。この状態から・・・

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こうなります。
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ニードルが引っ込むことで、フタが外れた状態(←超わかりやすくいうと、ってことでw)になります!

これで塗料がでてくるワケです!

なので、塗料カップのなかに塗料が入っていれば、
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トリガーボタンを押して、エアーをだせば塗料を吹きつけられます。

もし、トリガーボタン押してなかったらエアーはでませんよね。

だけども、ニードルアジャスターは引っ込んでますから、ポタポタと塗料が垂れ流し状態、ってワケですよ。

ニードルアジャスターを閉めれば塗料はでない

さらにニードルアジャスターを回してみますよ。
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そうすると、さらにニードルアジャスターが引っ込みます。この状態から・・・

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こうなります。
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ってことは、さらにフタが外れた状態ってことなので、さらに塗料が多く噴出(吹き出す)する、ってワケです。

しかし、ニードルアジャスターを逆に閉め回せば、ニードルが元の状態に戻っていくから、塗料は少なく吹き出す、ってワケで、完全に閉め回しちゃえば、塗料は吹き出さなくなります。

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▲塗料の出口がない、って感じですね。

わたくし、最初にシングルアクションを使ったとき、ニードルアジャスターを閉めた状態でトリガーボタンを押してたので

「なんやねんコレ!エアーしか出えへんやんけ!不良品かい!」

ってひとりで怒ってました(^_^;)

・トリガーボタンを押す=エアーはでる
・ニードルアジャスターを閉める=塗料はでない

ってな状態ですからエアーしかでないよね(笑)

詳しいエアブラシの構造については、プロ本舗さんのwebサイトが非常にわかりやすいですよ。

塗料がポタポタ垂れてくる状態まとめ

塗料がポタポタ垂れてくるまでを時系列でまとめますと

1)塗装するためにエアブラシのニードルアジャスターを回す。

2)エアブラシを右手に持つ
(場合によってはこの時点で右手のニードルアジャスターから垂れてたりするw)

3)塗装するための、パーツを左手に持つ

4)ボタンを押して塗装する

5)塗装が終わったらパーツを置く

6)エアブラシも置く
この状態のとき、ニードルアジャスターは回ってる状態なので、塗料は垂れてくる!!

要するに、ニードルアジャスターを回してる状態は、塗装をしてようとしていまいと、先端からポタポタと塗料がでてる(垂れてる)状態、ってことです。

ボタンを指から離したら、塗料がでる(垂れる)のも止まってくれればいいのにね→それがダブルアクションのエアブラシ、ってことです。

ニードルアジャスターをいちいち閉めるということ

まぁわたくしもね、シングルアクションを検討しているとき、このことはわかってはいたんです。

でもね、理屈でわかっていても、実際のところはどうなるかよくわっておらず、使いはじめてようやく実感した(笑)

このノズル(エアブラシの先端)から塗料がポタポタ垂れる、というのがガンプラ初心者orエアブラシ塗装初心者には非常にやっかいだったりするんです。

ガンプラ初心者orエアブラシ塗装初心者は、まだエアブラシ操作に慣れてないものですから、エアブラシをいちいち置くことが非常に多い。

そうすると、エアブラシを置く度に、ニードルアジャスターを回してしめなければいけない。

そのニードルアジャスターを回してしめる作業は両手でやらなければいけない。

しかも、すぐにしめないと塗料がポタポタと垂れてきます。

これ、すっげ~ストレス(^_^;)

そんなこともあって、結局は元から持っていたダブルアクションを使ってます。
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シングルアクションのメリットは?

シングルアクションは、広い面や大きなモノを塗装するのには向いてるエアブラシですね。

一度ボタンを押したら離さずに押し続けて塗料を吹き続ける、ってのには適してます。

だって、ニードルアジャスターで塗料の吹き出す量を決めてしまえば、あとはボタンを押してるだけでイイですからね。

シンプルといえばシンプル。

それと、値段の面で見るとシングルアクションは安価なモノが多いです。

これはエアブラシを初めて導入するにあたっては大事なポイントですよね。

※過去記事でもエアブラシのメリット・デメリットについて触れてますので参考にしてください。



ガンプラ初心者にとってエアブラシのシングルアクションはアリ?ナシ?メリットデメリットをまとめてみた

シングルアクションのメンテナンスについて

使用後のメンテナンス(掃除)ですが、わたくしの実感としては、手間はダブルアクションとあまり変わらなかったかな(^_^;)

構造としては、ダブルアクションの方が複雑なのは間違いない。

なので、エアブラシをバラして各パーツを清掃したあと、元の状態に戻すのはダブルアクションの方が複雑だったりします。

実際のところ、ダブルアクションを初めて使ったとき、各パーツをバラして元の状態にするのにめっちゃ苦労したのを覚えています。

とはいえ、慣れてしまえばなんてことはなく、今ではバラしたダブルアクションのエアブラシは、すんなり元の状態にできます。

なので、清掃の手間はシングルアクションとダブルアクション、ほとんど変わらない、というのがわたくしの実感です。

まとめ

わたくしはエアブラシのシングルアクションを導入するにあたって、いろんなレビューをみたとき「先端からポタポタ垂れる」ってのがあんまりよくわからなかった。

なので、今回はその「ポタポタ垂れる」ってな状態について詳細を説明してみました。

果たしてそれが、初めてシングルアクションを導入しようと検討している方々に上手く伝わったかどうか・・・(笑)

まぁでもこんだけ書いたので、とりあえずはそういうことがあるんだなぁ、ってのは伝わったかと!(って信じたい)。

でも、別にシングルアクションを否定するワケではないですよ!

ニードルアジャスターの取り扱いさえ注意しておけば、シンプルで使いやすかったりしますしね。

シングルアクションもダブルアクションも、その特性をよく理解して導入したいですよね!

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