エアブラシ塗装初心者がドロドロ塗料を吹き付けるために必要な基礎作業

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がく

ども、がく(@oskgaku)です。

エアブラシ塗装を失敗させないコツや基礎、それは何なのでしょうか?

まずはやっぱり「撹拌」と「希釈」!

▲撹拌に便利な撹拌棒(これはタミヤの調色スティック)。

他にも要素はたくさんあるけど、撹拌と希釈はエアブラシを吹き付ける前段階の作業ですからね。

となれば、それはやっぱり基礎となるワケで。

がく
サッカーはトラップが基礎。算数は掛け算が基礎。基礎が出来なければ始まらない。

エアブラシ塗装の失敗(柚子肌塗膜になったり液垂れしたり)を経て、今回のメカサフのエアブラシ塗装は一発で決まりました。

そのレポートです。

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メカサフ へヴィとは?


▲まずは今回使ったメカサフヘヴィをチラっと紹介。ガイアノーツの製品

以前に使用したピンクサフと同じシリーズです。

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参考
ガイアノーツ – NAZCA(ナスカ)シリーズ

通常のサーフェイサーよりも濃い色に調合してありますので、サーフェイサーの主用途である「下地作り」としてだけではなく、内部メカ、フレームや武器にそのまま「色」としても使えるものとなっております。
引用-ガイアノーツ – NAZCA(ナスカ)シリーズ

「サフ」と「塗装」が1度で済む、という製品(作業時短にもなるのです)。

その分、塗膜が薄くなるので関節部分の擦れ対策にもなるという優れたサーフェイサー。

そして、通常のサーフェイサーよりも濃い色の調合とのことで、仕上がり具合は独自のしっとりつや消し感。

それが気に入ってます。

ただ、サーフェイサーは普通の塗料よりも粒子が大きめ。

そのため、エアブラシ塗装初心者にとっては吹付け難易度高め(エアブラシに詰まったりするからね)なサーフェイサー吹付け。

でも、今回はその難易度を乗り越え一発成功です!

がく
ポイントは、やっぱり撹拌希釈です。

エアブラシ塗装の基本は撹拌と希釈

DSCF1140

実はこのメカサフ へヴィ、最後に使ったのは4年前。HGシャア専用ゲルググを塗装したとき。
メカサフとピンクサフレビュー!下地作りと本塗装をセットで吹き付け

4年分。オリンピック1回分放置。
そんな古い塗料使って大丈夫なんか?貧乏性が金メダル。

おっしゃる通り(^_^;)

本当は、あまりにも古い塗料は使わない方がいいと思われます。

長期間放置してるので、塗料としての性能が劣化しちゃってるはずですから。

でも、貧乏性なので使いますw

もし使えれば、それはそれとしてレビュー的側面でお役に立てるかもだし。

撹拌は大事

4年放置のメカサフ へヴィ、蓋を開けて見てみます。

▲グレーなはずなのにブラックw

まぁでもこれは、塗料としては当然です。顔料が瓶の底に沈殿しちゃってるんですよね。

4年分の沈殿、どうなっているのでしょう?

恐る恐る、攪拌棒を突っ込んでみます。

▲グニャとした感触アリw

掬ってみると案の定、ゴッソリの顔料の塊。

▲長期間放置した耳垢を取った気分。むしろ気持ちよさすら感じるw

これはもう、ノーマルな撹拌では済まされない!

ひたすら撹拌します!!!!

▲撹拌には撹拌棒を使うべし!使いやすさダンチ!高額でもないから素直に買うべき!

私は撹拌棒のこちら側でかき混ぜる派。

▲平棒側の方が瓶の底をゴリゴリしやすい(主観)。

それに、スプーン側って塗料を拭き取るのが面倒なのよね。

棒なんぞでかき回さずに、瓶を振った方が早いんちゃう。
がく
私もそう思ってたのですが、雑誌を読んでいたら撹拌は攪拌棒でかき混ぜるのがよい、というようなことが書いてありました。


▲「月刊モデルグラフィックス 2021年11月号」の「教えて矢澤さん!!」に記載されてました。

そんなワケで、3分くらい撹拌した様子。

▲まだ全然撹拌されておらず。ゴールは何処。

その後もひたすたら撹拌。10分以上はやってました。感謝の正拳突き1日1万回よりはマシ。

▲ようやくグレーの色味に。

塗料を掬ってみます。

▲本来のメカサフ へヴィの色味になったと思われます!かき混ぜる音を置き去りするレベルで攪拌したからね。

がく
さすがに疲れましたw

でもね、昨今の自分のエアブラシ塗装失敗で、撹拌の重要性は痛いほどに感じています。

これを怠るとエアブラシ塗装は大概失敗するので、この苦労はやむを得ません。

希釈も大事

希釈も過去の失敗を踏まえての作業。

希釈失敗回避の最善策、それは遠回りな方法。

濃い目で希釈して、徐々に薄くしていく方法。
エアブラシ塗装初心者でも液垂れ失敗を防ぐためにやれること

薄め液チョイ足しアイテム
希釈した塗料を薄めたいとき、カップに1・2滴程度の薄め液を入れるのに便利です(安いのも嬉しい)。

Amazon:ニードルボトル

まずは1:1。

  • 塗料1:薄め液1

です。

それで、濃ければ薄め液をちょっとずつ足していく方法。

そして、最終的には
1:1.5

  • 塗料1:薄め液1.5

で希釈しました。

この希釈度合いの根拠は、メカサフ(ピンク)が柚子肌になって失敗したこと。

その失敗経験を踏まえ、希釈度合いは
1:1.5
塗料1:薄め液1.5
くらいがベストとわかっています(私の場合ですよ)。

ちなみに、メカサフに使う薄め液にはプロユースシンナーがベスト。

▲メカサフには、これを使っておけば問題ない。

*メカサフの希釈に使う事で、耐摩耗性と喰い付きが向上します。
引用-ガイアノーツ – NAZCA(ナスカ)シリーズ

がく
というか、メカサフ以外の希釈も全てプロユースシンナー使ってます。
これ使って「失敗だったぁ!」とかないしね。

実際の希釈容量は2cc:3cc。

▲こういうときの計量には計量スプーンが便利。
エアブラシ作業が捗る!準備・片付け時短マテリアルまとめ

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がく
このあたりの画像は撮り忘れました。
ともかく2cc:3ccで希釈です。

メカサフのエアブラシ塗装はシレっと成功


▲本塗装の前に絶対やるべき試し吹き。

100均で購入したプラスチックスプーンに試し吹き。

液垂れや柚子肌塗膜は見受けられない。大丈夫そうです。

では、本番吹付け。

▲吹付け前。プラスチック感満載のパーツ。


▲吹付け後、問題なく吹付けできました。しっとり感満載。メカ感も満載かしらw

がく
綺麗にメカサフを吹き付けられました。
失敗しなかったので作業がシレっと終わって余計な時間かからず。
嬉しいですねぇ。

まとめ

今回のエアブラシ塗装は珍しく一発成功。

その成功要因はやっぱり撹拌希釈

希釈は濃い目から始めれば、失敗を回避しやすいのはわかりました(面倒ですけどね)。

撹拌はどんな塗料であれ、5分以上はやった方がいいでしょうね。

とはいえ、エアブラシ塗装を成功させる要因は撹拌と希釈だけではなく、他にたくさんあります。

  • エアブラシの噴出量
  • パーツとの距離
  • エアブラシの動かす速度
  • コンプレッサー圧力
  • etc

でもまぁ千里の道も一歩から。

まずは撹拌と希釈をしっかりマスターしていきます。

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がく
これ、たしかに便利そうなのですが私にはまだ早いかと。そんなに頻繁に塗装しないし。

とかいいつも、いずれ買いそうな気がしますw

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