
ども、がく(@oskgaku)
です。
HGガンキャノンをエアブラシで黒立ち上げ塗装してみました。


水転写デカールやスミ入れのために光沢クリアーを吹き付けてます。
まだまだエアブラシ塗装修行中の私ですが、今回はワリと満足の仕上がり!
でも、失敗もいくつかありました。
この記事では、黒立ち上げ塗装の3段階
- 下地:黒
- 中間:茶色
- 最終:赤
の手順と反省点をレポート。

エアブラシ塗装で黒立ち上げ塗装に挑戦!と思っている方々の参考になれば幸いです。

- ブラック(タミヤ:LP-1)
- ブラウン(GSIクレオス:No.7)
- ローズディープレッド(ガイアノーツ:VO-07)

目次
エアブラシ黒立ち上げ塗装はテストパーツを複数用意しておくのが超大事
まず最初に超大事なこと。
テストパーツを用意して、色の発色を確かめてから本番塗装すること!
今回の私は
黒→茶→赤
なので黒塗装したパーツを5つくらい用意しておく。
そのテストパーツで次の茶色の発色具合を確認し、その後、本番塗装をする。
いきなり本番パーツで発色が思ってたのと違っても後の祭り。

実は私、今回もテストパーツ塗装を忘れ、いきなり本番塗装。
結果としては満足いく塗装になりましたが、やはりテストしておくのが最適解かなと思います。
まぁ、当たり前といえば当たり前なのですが、案外忘れがち。
エアブラシ塗装初心者同志の皆さま、テスト塗装は絶対しようじゃありませんか!(←なんならこれが一番伝えたいことかもw)
黒立ち上げ塗装って何?ガンプラ初心者向けの基本解説
まず、黒立ち上げ塗装の基礎をおさらい。
黒立ち上げ塗装は通称「MAX塗り」とも呼ばれています。
Wikipedia先生の回答。
「MAX塗り」とは、MAX渡辺が得意とし作例にて多用していたことからホビージャパン編集部が命名しロボットキャラクター模型界で広く行われるようになった塗装法の通称である(世に広めたのはMAX渡辺ではあるが、技法そのものは以前からあった)。ベースカラー(下塗り)の上に目的の色を乗せていく塗装法。中心部に濃く、外縁部に薄くエアブラシを使いグラデーションになるように色を乗せ面全体に膨らんだような迫力のある効果を出せる。
引用-MAX渡辺 – Wikipedia
ハッキリした定義はないけど、一般的な考え方はこんな感じかと思います。
- 目的: パーツのフチ(縁部分)に黒を残すことで、自然な「影」を作り、情報量をアップ。ガンプラの立体感がグッと増す!
- コツ: パーツの中央を明るい色で塗ることで、フチの黒が浮き立つ。真っ黒の下地だと上からの発色が難しいので、濃いグレーからスタート。
- ステップの例(青色): 濃いグレー(下地)→中間色(例: 紺)→最終色(例: 青)。3段階で徐々に発色させるのがおすすめ。

ガンプラのエアブラシ塗装で立体感を出す人気テクニックですが、初心者さんにはちょっとハードル高めかもしれません。


私のHGガンキャノン塗装手順:3段階で挑戦!
HGガンキャノンの赤いボディを、シャア専用機みたいなダークで力強い赤に仕上げたいと思いました。
- ブラック(タミヤ:LP-1)
- ブラウン(GSIクレオス:No.7)
- ローズディープレッド(ガイアノーツ:VO-07)
エアブラシ塗装の醍醐味はグラデーションですが、今回は失敗も交えつつ、手順を振り返ります。
ステップ1: 下地塗装(黒でスタート)
最初に全パーツを黒で塗装。
使った塗料はブラック(タミヤ:LP-1)。



結果と反省点
良かった点
- 黒使用でパーツ中央の赤とフチの黒のコントラストがハッキリ!
- 狙い通り立体感が出た!
反省点
- 黒が強すぎて、上からの発色が少し苦戦。
- 次回はダークグレー(例: Mr.Colorのニューブラック)に変えて、柔らかく発色させる。

黒立ち上げ塗装の下地色、真っ黒というのはやはりちょっと強すぎかな。
次はジャーマングレーあたりで。
ステップ2: 中間色塗装(茶色でグラデを意識)
次に、中間色として茶色を塗装。
使った塗料はブラウン(GSIクレオス:No.7)

黒の上から塗って、こげ茶っぽく発色させるはずが…予想外の明るさ!




結果と反省点
良かった点
- この茶色、隠蔽力が高くて発色が抜群! 黒立ち上げ塗装の橋渡し役にピッタリ
反省点
- 思ったより明るく発色してしまい、最終色の赤が予定外に。
茶色の発色が想定外でしたが、こういうことは実際やってみないとわからない。やっぱりテスト塗装は大切です(笑)。

このブラウンが黒の上からでもここまで発色する、というのは貴重なデータかなと。
黒立ち上げ塗装で鮮やかな赤を発色させたいなら、このブラウンはアリかもしれない。
ステップ3: 最終色塗装(ダーク赤で仕上げ)
最後に赤を塗装。
HGガンキャノンのイメージに合わせて、シャアのザクみたいな「力強さと怖さ」を感じるダーク赤を狙いました。
使った塗料はローズディープレッド(ガイアノーツ:VO-07)。






ただ、中間色のブラウン(GSIクレオス:No.7)が想像以上に明るく発色したせいで、最後のローズディープレッドも想像以上に明るく発色されてしまいました。
結果と反省点
良かった点
- 中間茶色の影響で、意外と満足の色味に!
反省点
- 想像以上に明るい赤になってしまた。
まとめ
今回のHGガンキャノンにおける黒立ち上げ塗装、想定外のこともあったけど結果オーライ。
とはいえ、毎度結果オーライ、では困る。
やはり意図した結果を出したいところ。

発色具合を見るためにも、テスト塗装は必須ですね。
それと、今回はまだ水転写デカールとつや消しが残っているので組んでません。
全てのパーツを組み上げたら、きっと色味が違うんだろうなぁ・・・(苦笑)
その理由は3段階の重ね吹きで発色を意識するあまり、何度もなぞるように重ね吹きしちゃってるパーツもあるワケで。

周囲に黒を残すための細吹きに自信がないので、何度も重ねてしまう、というのもある。
このあたりは今後の課題です。
今回の黒立ち上げ塗装レポート、黒立ち上げ塗装初心者同志さまたちの、参考になれば幸いです(上級者さまたちはアドバイスくださいw)
ガンプラ製作進捗やマテリアル紹介をツイート。
がく(@oskgaku)