失敗続きのエアブラシ塗装初心者に、まずは確認して欲しい撹拌の方法と道具!

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がく
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ども、がく(@oskgaku
です。

エアブラシ塗装にようやく慣れてきた私ですが、過去、とある失敗をずっとしていました。

それは、攪拌

「なんかよくわからんが、塗膜が綺麗に仕上がらん。なぜ?」
「エアブラシから塗料が吹き出ない!なぜ?」

とか思いながら塗装を続ける日々が続きまして、

キッチリ撹拌しなかったのがイケなかったんかい!

と気づいたのはずいぶん経ってからでしたw

そんな自身の経験もあり、エアブラシ初心者に対して「まずは撹拌を超しっかりやってほしい」と伝えたい。

撹拌、これ、エアブラシ塗装における基本中の基本

がく
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攪拌をしっかりやるようになってからは、エアブラシ塗装の失敗が減りましたよ。

撹拌にオススメ道具の調色スティックボルテックスターラーターボについては後述です。

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なぜ塗料の撹拌が重要なのか?

まず、塗料の撹拌がなぜ重要なのか?という話。

これについては「外壁塗装やさん」のWebサイトが参考になりました。

Webサイトから、一部引用させていただきます。

顔料と溶剤、樹脂などが分離していますから、そのまま塗ると色ムラが発生するだけでなく、場合によっては塗膜が綺麗に形成されず、寿命が短くなるケースも起こりえるのです。

引用-外壁塗装なら街の外壁塗装やさん

これ、プラモデルに関しても同じことがいえますよね。

塗膜が綺麗に形成されない!

綺麗に形成されないだけならまだしも、塗料が固まりで出来たりして、柚肌ザラザラ塗膜になってしまうことも!

がく
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なんなら、エアブラシから塗料が吹き出されないこともあった。

このようになってしまうのは、溶剤と顔料がしっかり混ざりあってない(撹拌出来てない)んですよね。

例えばこちらの瓶、これはスミ入れに使うタミヤの「スミ入れ塗料

▲しばらく使ってないと、こんな具合に分離してます。

瓶の底にたまった塗料は、しっかり攪拌して混ぜて溶剤に溶かさないと、小粒の塊みたいになってエアブラシから噴出されてしまうワケです。

がく
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これらを理解すれば、塗装において攪拌がいかに重要なのかよくわかります。

塗料の攪拌には専用の道具が必要な理由

さて、撹拌の重要性はわかった。

では、実際の撹拌作業はどうすればいいか?

まず重要なのは撹拌するための「道具」。

撹拌は撹拌棒で混ぜること!

これ、超重要です!

これについては過去記事でも、ことあるごとに書いてます。

がく
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私は過去、割り箸で撹拌して大いに失敗してます。

割り箸の細かいカスが、塗料に混入・・・。

結果、その塗料はもう諦めました。

そんな自身の経験もありますので、

割り箸を使うなんてもっての外

と伝えたい。

各メーカーからでている撹拌棒、調色スティックを使うべし。

▲私が使ってるのタミヤの調色スティック。

高価なブツでもないし、これは素直に買うべき。

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攪拌玉は使わない方がよい?!

攪拌する道具として、クレオス製品でメタルボールというのがあります。

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使い方をWebサイトから一部引用しますと・・・。

Mr.カラーや水性ホビーカラーのビンの中に、3~4個入れて使用する攪拌用のメタルボールです。ボールを入れて軽く振ることで、かき混ぜにくかった底の隅の方の粒子も綺麗に攪拌が可能です。

引用-Mr.攪拌用メタルボール | 塗装支援ツール | 塗装用具 | GSI クレオス Mr.HOBBY

塗料を撹拌棒だけの手で回す作業だとキツイ。

なので、メタルボールを入れて撹拌すれば作業負担がかなり減るね!

という思いから使うワケですが、これにはちょい注意が必要。

このメタルボール、基本的には、いや原則としてクレオス製品だけに使うべき。

ガイアノーツは撹拌玉については以下のようにXで述べています。

ガイアノーツのWebサイトにも、冒頭で記載されてます。

撹拌玉を使った撹拌は、瓶(クレオス製品の瓶ね)を力いっぱい振るのではなく、底の方で回すイメージの方がいいかもしれませんね。

こちら、スプレー缶の攪拌ですが、参考になりそうです(スプレー缶にも撹拌棒は入ってますので)。

攪拌はただ混ぜればいいワケではない!

攪拌の方法については、特に難しいこともなく、しっかりと塗料瓶の底に溜まってる塗料を混ぜ合わせればよいだけ。

ただ、しっかり攪拌するということは、相応に時間を要する。

1分程度では、甘い

月刊モデルグラフィックス(2021年11月号)では以下のように記載されてます。

Q:どのくらい撹拌するんですか?
A:自分がどれだけ撹拌しているか忘れるぐらいです。

引用-月刊モデルグラフィックス(2021年11月号)-教えて矢澤さん!! 基礎編

個人的な感覚では、1分どころではなく3分は最低限必要

それほどまでに、しっかりと撹拌する必要があるのです。

過去にやらかした私の失敗内容

エアブラシを始めたばかりの頃の私は、10回くらい混ぜて「こんなもんだろ」ってな具合で塗装してました。

その記憶はハッキリあって、ここから失敗してたワケですね。

これはエアブラシ初心者のあるあるで、同じことをやってる人は結構多い気がします。

がく
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エアブラシ塗装に慣れてる人は「撹拌」は当たり前すぎて、初心者にアドバイスすることすら忘れてるかもですね。

撹拌の手間を軽減する機器が存在する!

でもね、やっぱりね、手で攪拌するのはさすがにしんどい!

そんな人には、コレがあります。

プラモ向上委員会の「ボルテックスターラー TURBO

これ、買うかどうかずっと迷ってました。

発売された当初は、かなり高価、且つ品薄だったので選択肢から外していた次第。

でも、昨今は値段が落ち着いてきたし入手もしやすくなった。レビューも概ね好評。

そして、何よりも手で撹拌するのに疲れいる自分がいました。なので、購入!

ちょっと試したところ、想像以上の撹拌力!

とはいえ、正直なところ、「ボルテックスターラー TURBO」だけの撹拌では不安なのは事実。

特にサーフェイサーやつや消しなどの「粒子が大きい系」。

でも、最初に撹拌棒でちょっと撹拌(30秒くらい?)からの「ボルテックスターラー TURBO」、というコンボなら十分に撹拌できそう!

作業効率アップは間違いない!

これで撹拌してるときに、エアブラシの清掃ができたりする。

攪拌棒を拭ける。これは非常に時間効率があがる。

そして、個人的に嬉しいのはシタデルカラーを撹拌できること。

シタデルカラーの攪拌、今までは手で振ってました(シタデルカラーは攪拌棒を突っ込んで攪拌するのはNG)。

これ、何気に負担に感じてました。腕が痛い。

この製品を使えば、手間と時間は減らせるし、攪拌中に筆塗りするパーツの準備も出来る。素晴らしい。

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まとめ

塗料の撹拌が大事なのはわかってるんだけども、実際のところ、面倒なのよねw

仕方なく、無心で塗料瓶の底をグルグル掻き回しておりましたが、「ボルテックスターラー TURBO」でかなり作業負担が減らせそうです。

がく
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疲れやすいオッサンには、本当にありがたいアイテムです。

エアブラシ塗装の失敗回避、まずは撹拌から。

面倒でもキッチリやること!作業負担を軽減させたいなら道具の導入を検討!ですね。

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がく(@oskgaku