ども、がく(@oskgaku)
です。
ガンプラ製作において、エアブラシ塗装初心者が購入にとても悩むのが「塗装ブース」。
わたくしも、相当に悩みましたw
マンションでガンプラのエアブラシ塗装用の塗装ブースを検討してみる
その結果、購入したのはアネスト岩田キャンベルの「マジカルサクション」
参考webサイト:アネスト岩田キャンベル株式会社 商品カタログ電子ブック
参考webサイト:総合カタログ(←こちらにマジカルサクションが載ってます)
結論を先に申し上げます。
マジカルサクションは家が狭くて塗装ブースを諦めてた方には最適!
塗装ブースを購入するにあたり、気になる要素は「吸引力」と「音」ですよね。
他にも諸々ありますが、そのあたりも含めて「マジカルサクション」についてお伝えします。
目次
マジカルサクション同梱物
まずは同梱物です。
並べてみるとこんな具合(ACアダプタは本体に収納したままでした。すみません)。
マジカルサクションの最大の特徴は収納性
わたくしがこの「マジカルサクション」の購入を決めた大きな要因、それはこの収納性!
ともかく、我が家は1LDKで狭い!(笑)
塗装ブースが常設出来ないので、エアブラシ塗装の都度、出し入れする必要があります。
そのような状況下において、クローゼットに収納できるのは本当にありがたい。
あと、ACアダプタが収納できるのが何気に便利です(紛失の危険性リスク減)。
この収納性について、他にも伝えたいことはあるのですが、それは最後のまとめのところでw
あと、繰り返しになりますが、ACアダプタを収納出来るのはメリット。
ACアダプタってどんな電化製品でも置き場所に困るんですよねぇ。
マジカルサクションのセッティング手順
では実際にセッティングしてみますよ。
これ、ゴムです。その摩擦でハメれば抜くのがちょい大変なくらい、しっかり固定されます。
▲しっかり固定されますから、ネジを締める必要もないかと
ネジを回す要領で回しながらハメていきます。
ブース内の枠を外してハメる仕組みではありません。普通にグニグニっと入れるだけ。こんな具合にセットしていきます。
最初は手間取りましたが、慣れてくれば10分以内に設置できます。
簡単に出し入れできて収納がコンパクト。
このマジカルサクションの特徴、部屋が狭くて休みの日くらいしか塗装ブースを設置することが出来ないわたくしには本当に助かりますね。
マジカルサクションの吸引力を実証実験
塗装ブースでもっとも気になる要因の吸引力 。
ティッシュペーパーが何枚貼りつくか実証実験してみます。
21枚目でハラリと落ちました(笑)
かなりの吸引力。
ただし、これはフィルターが新品の状態ですのであしからず。
吸引力についての実感
実際にエアブラシ塗装で使いましたが、何の問題もなく使えてます。
エアブラシから噴出される塗料が、何事もなかったようにフィルターに消えていきます。
塗装ブースの外に塗料が舞い上がってでてしまう、ってこともないです。
ただし、エアブラシを吹くとき吸引口から離していたり、吸引口に対して真っ直ぐ正面から吹かないと吸ってくれません。
その点、お気をつけくださいませ。
マジカルサクションの音
次に、塗装ブースで気になるもうひとつの要因の音。
エアブラシの「エアテックス M-01 どこでもエアブラシセット」のレビュー記事でも使った「騒音測定器」というアプリで試してみたいと思います。
通常の、スイッチ入っていない状態(まぁ部屋で何もしてない状態の音の環境ってことです)だと41db。
騒音測定器のアプリだと「地下鉄の騒音、掃除機」と表示されてますね。
音についての実感
騒音測定器のアプリで表示された「地下鉄の騒音、掃除機」ですが、実感としては「掃除機」という感じですね。
アプリの表示が「地下鉄の騒音、掃除機」になったのは、アプリを置いたのがファンの目の前ってのもあるでしょうね。
とはいえ、ウチで使っている掃除機よりかは塗装ブースの方が音は小さいです。
ウチで使っている台所の換気扇(「強」の場合)よりかは塗装ブースの方が音は小さく感じます。
※測定したら84dbでした。
マジカルサクションの音は近所迷惑になるほどではないです。
もし、このマジカルサクションを使って苦情を言ってきたご近所さんがいたら、それは相当に神経質ですねw
要するに、静かではないですがうるさいとは感じません。
替えのフィルター問題
ちょいと残念なのがフィルター。
純正品だと2000円近くするんですよね・・・。
わたくし、まだエアブラシ操作が下手クソですから、塗装ブースを5回ほど使うと、もうフィルターが目詰まりしはじめるんです(^_^;)
さらに、サーフェイサーなんぞを吹こうものなら、もっと早く目詰まりしはじめます。
ちなみに、スプレー缶のサーフェイサーを吹くのに塗装ブースを使うのはやめておいた方がいいです。
相応に吸引はしてくれますけど、あっという間にフィルターが目詰まりしてしまいます。
※サーフェイサーはスプレー缶、エアブラシ塗装、共に吸い込みはちょっと甘くなってしまいます。
サーフェイサーというのは粒子が非溶解性、とのことなんです。「カンペキ塗装ガイド3」の30ページにそんなことが書いてありました。
この「カンペキ塗装ガイド3」、サーフェイサーの粒子についても書いてあったり、その他エアブラシや塗装の基本的なことも書いてありますのでオススメでございますw
まぁそもそも、スプレー缶(サーフェイサーに限らず)は濃度調整や噴射力が調整できませんからねぇ・・・。
噴射力が強いので、塗料を吸引できずに塗装ブースの外に塗料が舞い上がってしまいがち(^_^;)
フィルターは塗装ブースの吸引力が落ちないようにキチンと替えたいところですが、2000円近くするってのはなかなか替えづらいですよね・・・。
そうなると、自己責任ではありますがフィルターを自作するしかないような気もしてきました・・・。
あとは頑張って目詰まりしたフィルターを洗うか。
でも塗料がついたフィルター洗うのって結構大変ですよね(^_^;)
このフィルターをマジカルサクションのサイズに合うようカットし、2枚重ねで使用しています。それでも4回分は代用できます。
しかし、純正ではありませんからマジカルサクションに不具合が発生することもあるかもしれません。使用する場合は自己責任でどうぞ!
すでに4回交換しているわたくしは、今のところ何の不具合も起きていませ。
他の塗装ブースについて
塗装ブース購入で迷ったのは、やはり代表的なタミヤとGSIクレオスの2つです。
なぜにこの2つを購入しなかったか、と言いますと答えはシンプル。
場所をとりそうだったから(笑)
ウチは塗装ブースを常設出来ませんからいちいち片付けます。
タミヤのペインティングブースII は、模型店で展示物を見た瞬間に大きさで諦めました。
さらにいえば、タミヤのペインティングブースII はツインファンなのでダクトもツイン。
このツインダクトをいちいちセット&片づけするのはかなり面倒。
GSIクレオスのスーパーブースは排気口の向きが左向きなのと、やはりちょいと大きいかなぁと。
あとフードを見ると他に塗料が飛散しちゃいそうな感じがします。
それらを踏まえ、収納性の高い「マジカルサクション」を選びました。
もし、塗装ブースが常設できるならタミヤのペインティングブースII を選んだかもですね。やっぱりツインファンってのは魅力です。
タミヤの塗装ブーススプレーワーク ペインティングブースIIが今の俺に必要か検討するだけの話
GSIクレオスのスーパーブースも部屋にスペースがあれば問題なく使えるモノだと思います(プロの方が作業場で使ってるのを映像や画像でよくみかけますから)。
昨今はマジカルサクションと似たような塗装ブースも見受けられます。
以下、比較表です。
マジカルサクション MX3430 | Anesty 塗装ブース スプレーブース | 髙儀(Takagi) スプレーブースセット | |
---|---|---|---|
本体サイズ | 幅420mm×高さ340mm×奥行595mm | 幅550mm×高さ360mm×奥行200mm | 幅420mm×高さ335mm×奥行485mm |
重量 | 3.1kg | ? | 約2.8kg |
空気量(風量) | 2m³/分 | 4m³/分 | 0.8m³/分 |
備考 | 2基フアン、LED照明、明るさ風量無段階調整 | お値段お安め | |
価格 | Amazon価格 | Amazon価格 | Amazon価格 |
マジカルサクションレビュー|まとめ
結局のところ、アネスト岩田キャンベルの塗装ブース「マジカルサクション」を選んで正解でした。
わたくしはマジカルサクションしか使ったことがないので、他と比較することはできませんが、現在のところなんの不都合もないです。
そして、収納の副産物として、「マジカルサクション」は収納のために折りたたむので、クローゼットに中に置いていてもニオイが気にならないんですよ。
「マジカルサクション」をたたんで、箱の中に入れてクローゼットに置いてますが、嫁からは「クローゼットが塗料臭い」的なクレームは一切ありません。
それに「マジカルサクション」は購入してから何かをオプションで購入する必要もありません。箱からあけてセットしてすぐ使えます。
最初はセッティングに戸惑うかもですが2、3回やればすぐに慣れます。そういう意味ではシンプルかもですね。
塗装ブーススペースがなくて、エアブラシ塗装を諦めていたアナタ!「マジカルサクション」なら夢のエアブラシ塗装が可能です!エアブラシ塗装をするときだけだせばいいんです!
塗装ブースを都度、出し入れが必要な方にオススメな「マジカルサクション」です。
ガンプラ製作進捗やマテリアル紹介をツイート。
がく(@oskgaku)