






初めてのエアブラシ塗装で痛感しました。
「ガンプラのエアブラシ塗装って、塗装ブース必要なんじゃね?」
ガンプラ塗装に慣れてる方々からすれば、今さら?な事ですねw
今回は塗装ブースを設置するにあたり、音や値段、置き場所など、必要な事を洗い出してみましたよ。
目次
塗装ブースの必要性を痛感した理由1)
自分に塗料が向かってくる
これが現在のわたくしの塗装環境ですw
▲ベランダに新聞紙を貼ってます
ベランダの横幅が1mもないんです(^_^;)
ベランダの壁に新聞紙を貼りつつ、その手前に段ボール箱置いて、その中に新聞紙詰めて、そこにエアブラシ吹きかけてたんですよ・・・。
いざ塗装をしてみると、段ボールに入った新聞紙、塗料をあまり吸着してくれないんですよね・・・。
実際は新聞紙のせいだけではなく、風がちょいちょいベランダで舞うためです。
ベランダが狭いので風が舞うんですわ(笑)
風が舞うものですから、結局は段ボールの新聞紙にはあまり吸着せず、塗料の粉塵も風に乗って舞うんですよ(^_^;)
そして、風が舞うので、段ボールに向かった塗料たちが自分に跳ね返ってくる。そして、さらに舞う・・・。
もう風と塗料が狭いベランダで舞いまくってるんです!!
風の谷か!ってくらい風が舞ってまして、メーヴェがあったら美しく空を舞えますわ。
塗装ブースの必要性を痛感した理由2)
塗料の粉塵が周囲に散布
塗料が自分に降りかかってくるだけ、ならまだいいんですよ。塗装用の服装で作業すればイイんですからね。
困るのは、サーフェイサー吹いたときにチラッと触れましたが、周囲に粉塵がついたりするんです。
この画像はサーフェイサーを吹いたときに、わたくしがベランダで座っていたイスについた粉塵たちです。
このイスだけならまだしも、よ~く見るとベランダの壁にもついたりしてました。
我が家、賃貸ですから壁についたサーフェイサーの粉塵を放置できません(^_^;)
エアブラシ塗装の最後には、ベランダの壁も拭く事に(めんどくさっ!)。
この粉塵はサーフェイサー(スプレー缶)の場合です。エアブラシでの塗装の場合はこんなに粉塵はつきません。
でも、塗料も多少は壁についてたりしてた・・・。
もはや塗装よりも、片付けの方に労力とられてます。
塗装ブースの必要性を痛感した理由3)
ベランダがクソ暑い
エアブラシ塗装した日、4月だったんですけど、けっこうな暑さだったんですよ。
まぁそれでも日中の14時で23度くらいですかね。
ベランダがクッソ暑い!!!
これ、猛暑だったら絶対にエアブラシ塗装できません!!!
エアブラシ買った当初は
「寒いのはムリだけど、暑いのは汗かきながらやればいいから、なんなら運動になるんじゃね?」
なんて恐ろしくナメた発言しておりました。
マジでロングホーントレイン喰らわしてやりたいですよね。
猛暑の中でエアブラシ塗装やるなんて、絶対ムリです!!
とても塗装に集中できない!!
ってか、マジで倒れるわ(^_^;)
やはり、部屋の中に塗装ブースを置いてエアブラシ塗装をやるしかないよねぇ。
塗装ブースの懸念材料1)
シンナー臭
上記の結果、室内での塗装ブースを再検討することにしたワケです。
ではここで、塗装ブースを導入するにあたり、懸念される材料を洗い出してみます。
まずは一緒に住む家族が、室内で塗装する上でもっとも懸念される「シンナー臭」を許してくれるかどうか?ってことです。
塗装ブースでエアブラシからでる塗料を吸引しても、塗料のビンを開ければシンナーの臭いはするんですよね。
換気も必要ですから、窓開ける必要がある。
でも窓を開ければ暑いだの寒いだの(^_^;)
同居人や家族から
シンナーの臭いはアカン!
とNGを喰らったら、もうそれは仕方ないかもですねw
どうしても室内でエアブラシ塗装をやりたければ、家族のいない日にやるしかない。
塗装ブースの懸念材料2)
置き場所
さて、家族or同居人からシンナー臭に対してOKをもらえたとして、次の懸念される材料を検討します。
それは「塗装ブースの置き場所」です。
ウチは夫婦で1LDK住まい。
塗装ブース置く場所なんてどこにもない。
塗装ブースの常設は不可能です。
塗装ブースを使うならば、塗装のたびに、塗装ブースをだして片付ける必要があるんです。
塗装ブースを「収納」しなければいけなのであります。
収納可能な塗装ブースがあるならば・・・。
塗装ブースの懸念材料3)
吸引力
今までの懸念材料は塗装環境のこと。
今度は塗装ブースの性能についての懸念される材料。
まずはやっぱり塗装ブースは「吸引力」ですよね。
ここでようやく塗装ブースの製品を調べ始めます。
ネットで調べたり、お店で聞いたりすると、代表的な塗装ブースはどうやらこの2つ。
ひとつめはGSIクレオスの塗装ブース
そして、ふたつ目はタミヤの塗装ブース。
この2つの塗装ブースを中心として、塗装ブースの吸引力やら音やらの懸念材料を見ていきます。
シロッコファンか?プロペラファンか?
まず、塗装ブースの吸引力を検討するにあたり、把握しておかなければいけないのが「ファン」。
塗装ブースにおける代表的なファンは以下の2点
- シロッコファン
- プロペラファン
シロッコファンについてAmazonで調べるとこんな製品です。
次にプロペラファンというのをAmazonで調べてみる。
最近はプロペラファンってのは減ってるのかなぁ・・・。
シロッコファンとプロペラファンについて調べていると、こんなわかりやすいwebサイトがっ!!
▼サンリフレプラザ【公式】住宅設備工事専門店リフォーム実績30万件
参考 シロッコファンとプロペラファンの違い【交換できるくん】交換できるくん こちらのサンリフレプラザさまのwebサイトによりますとシロッコファンとプロペラファンの違いについては以下のように記載されております。
どちらもファンを回転させて空気を屋外に排出する役割は同じです。違いはファンの作りや形と、ダクトを通して排気するか、直接排気するかになります。
なるほど!もうこのサンリフレプラザさまのwebサイトを見れば、シロッコファンとプロペラファンの違いがすごくよくわかります。なので見てください(笑)
ただ、わたくしとしては、シロッコファンとプロペラファンの違いについて知りたいのは吸引力。
さらにサンリフレプラザさまのwebサイトを読み進めていくと、以下のようなことがわかります。
- 吸引力→大きい
- 音→大きい
- 吸引力→小さい
- 音→小さい
吸引力大きければ、音も大きくなります。
長々と書きましたけど、結局のところ、
タミヤの「スプレーワーク ペインティングブースII (ツインファン)」もGSIクレオスの「Mr.スーパーブース」もシロッコファンなので、一般的なファンとしては吸引力は小さめ
ってことですね。
吸引力に関してシロッコファンに過大な期待しない方がいいかもですねぇ・・・。
2021年5月29日追記
その後、色々あってプロペラファンを塗装ブースとして導入してみました。
【換気扇塗装ブースレビュー】自作ブースより安価でガンガン吸い込み!
スプレー缶塗装は覚悟が必要?!換気扇でも吸い切れない噴射力!
Mr.スーパーブースを調べた所感
まず、GSIクレオスの「Mr.スーパーブース」。
まぁそもそもこの形だと、ファンのついてる場所とか意識するのが難しそうな気もするが、それは使う側が注意すればいいのかな。
付属品とかがプラモデル屋さんとかで入手しやすそうなのはいいですね(実際店頭でよく見かける)
まぁ実際に使ってしまえば大丈夫なんでしょうけどね。
これらはテレビなんかでプロモデラーさんが使ったの見たことあるし。
あと、お値段がお手頃なのもよいですね。
スプレーワーク ペインティングブースIIを調べた所感
お次はタミヤの「スプレーワーク ペインティングブースII 」。
そんでタミヤのwebサイトを見てみると以下のように記載れております。
パネル外周部にスリット状の吸気口を配置して、中心部から外れた塗料ミストも吹き返すことなく吸引。中心部の塗料ミストはフィルターを3回通過してから吸気口に吸い込まれるため、フィルターの目詰まりによる急激な吸引力低下を起こしにくい構造です。しかも、音の静かなシロッコファンを2基装備。余裕の排気風量を実現しました。迷彩などの繊細な吹き付け塗装時はもちろん、1/35MMや1/24カーモデルの缶スプレー塗装にも十分対応します。
まとめてみますと
- 中心部から外れた塗料ミストも吹き返すことなく吸引
- 音の静かなシロッコファンを2基装備
- 缶スプレー塗装にも十分対応
おいおい、ずいぶんとイイことづくめやないかい!
交換フィルターもギリ許容範囲内のお値段かな(^_^;)
レビュー見ると洗って長持ちさせるという裏技をしている方々もいるようですし(←まぁ自己責任でしょうけどねw)
それと、結構な大きさです・・・。タミヤのwebサイトには
「サイズ:40×30×33cm(収納時)、40×30×53cm(展開時)」
と記載されております・・・。
塗装ブースを常設できない状況のわたくしめには、ちょいと大きい・・・。
あと、ツインファンってことで、ファンひとつずつに電源スイッチがあるようでして、一々2つの電源スイッチを押すのは、何気に面倒っぽいなぁ・・・。
でも、もしわたくしが、塗装ブースを常設できる状況ならば、タミヤのペインティングブースIIを選んだかな。
一々塗装ブースを出し入れしなくてはイケないわたくしの場合、大きくてダクトが2本をその都度セットするタミヤのペインティングブースIIは現実的ではなさそう(^_^;)
タミヤの塗装ブーススプレーワーク ペインティングブースIIが今の俺に必要か検討するだけの話
塗装ブースの懸念材料4)
音
この音についてなんですけど、エアブラシのときにも感じたのですが「うるさい」と「静か」って、人それぞれでかなり感じ方が違いますよね。
わたくしが購入したエアブラシ。
「エアテックス M-01 どこでもエアブラシセット」
※ちなみに、セットではなく、コンプレッサーとエアブラシをそれぞれ単体でも購入可!(コンプレッサーにはエアホース、エアブラシホルダー、電源コードも同梱されてます)。
しかし、いざ使ってみるとうるさいとは感じません。
「エアテックス M-01 どこでもエアブラシセット」を使った感想は以下の記事にまとめましたので参考にしてください。
【ガンプラ初心者用】初めて買ったエアブラシは意外と「うるさくない」の嬉しい誤算!



「エアテックス M-01 どこでもエアブラシセット」の音の大きさを「騒音測定器」というアプリを使って音量を測ってみたら以下の結果。
いやしかし、そこまでうるさく感じませんでしたしね。
音に関しては、極端に大きな音でなければ大丈夫かと。
塗装ブースの懸念材料5)
お値段
わたくしは収納性、吸引力が高いのであれば、多少音がうるさくても、多少お値段がお高くても、仕方ない、という選択になりますね。
お値段については、それぞれで状況が違うのでなんともいえないところではあります。
とはいえ、収納性、吸引力の高い塗装ブースなんてあるんかいな?
う~む・・・。
最終候補はアネスト岩田キャンベルの塗装ブース マジカルサクション
探しまわった結果、これがよさげ!




収納は?
収納サイズは
幅420mm×奥行260mm×高さ250mm
ってことらしいです。
これならクローゼットに入る!
音は?
60dB
ってことだそうな。
ってことは、わたくしのエアブラシのワンダーよりも静か?(^_^;)
吸引力は?
これは様々なwebサイトのレビューで判断すると、どうやらかなりの吸引力なようです。
ってことで、こっからが悩むのは本番!(笑)
これを本当に買うかどうか?ってことを悩みますわwww
マジカルサクションのサイズとかがいちばんわかりすかったのが楽天市場のミナト工業さまページだったりする(^_^;)
自作を選ばなかった理由
吸引力、音の静かさ、コスパ、などを考えると、自作した方が満足のいく塗装ブースになるのではないか?とも思ったんです。
シロッコファンとかって、思ってたより安いし。5000円しないのもたくさんある。
塗装ブースの材料探しが手間
自作の塗装ブースには当然自分で材料探すワケですよね。
そうすると、
- ファン
- ダクト
- フィルター
- ファンを覆うフード
あたりは必須なワケです。
塗装ブースの段取りが手間
まずファンをどうするか?シロッコファン?換気扇タイプ?
そのファンにダクトの直径が合うかどうか?どうやってファンとダクトをつなげる?
窓までのダクトの長さは?
フードは段ボール?プラ板?つなぎ目はどうやって塞ぐ?
ってか材料も同時に揃うワケでないから、ネットで買ったり店舗に買いに行ったり・・・。
トータルコストは既製品買った方がコスパ良し
しかも、手間暇かけて作った塗装ブースも、キチンと機能するかどうかわからんし。
これらを考えると、わたくしとしては既製品買った方がトータルなコストパフォーマンスは良いとの判断に至りました!
ただ、こういう自作が好きだったり、時間的余裕がある人は、楽しみながら塗装ブース作った方が満足のいく塗装ブースが作れそうです。
わたくしは、家事もあるし、仕事は週2日の休みの人間なので、そんなに時間的余裕なしなのである!
自作すると、本来の目的である「室内で塗装するための塗装ブースを入手」を忘れ「塗装ブースを作る」が目的になっちゃいそうです(^^;)
塗装ブースを買うかどうか?をむしろ悩みたい笑
プラモデルの楽しさって、道具選びもあったりするんですよね、わたくしは。
そんで、その道具を買うときも
「これあったら超便利じゃね?」
って快適なガンプラライフを送ってる自分を想像、いや妄想したりするワケです。
ガンプラ道具の値段が高いほど妄想は膨らむ
ガンプラの道具の中で、エアブラシとか塗装ブースって、かなりデカイ買い物の部類なワケですよ。
そうすると、その妄想もかなり大きかったりしますわな。
その妄想が楽しかったりする(笑)
買うかどうかの答えは、もうでてたりするんですけどね。
ってなことで、もうちょい悩みます(笑)
まだだ、まだ終わらんよ!!
2022年1月4日追記
アネスト岩田のマジカルサクションに似たような塗装ブースも、いくつか出ているようです。
マジカルサクション MX3430 | Anesty 塗装ブース スプレーブース | 髙儀(Takagi) スプレーブースセット | |
---|---|---|---|
本体サイズ | 幅420mm×高さ340mm×奥行595mm | 幅550mm×高さ360mm×奥行200mm | 幅420mm×高さ335mm×奥行485mm |
重量 | 3.1kg | ? | 約2.8kg |
空気量(風量) | 2m³/分 | 4m³/分 | 0.8m³/分 |
備考 | 2基フアン、LED照明、明るさ風量無段階調整 | お値段お安め | |
価格 | Amazon価格 | Amazon価格 | Amazon価格 |



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