![がく](https://ossan-kazi.com/wp-content/uploads/2019/05/gaku_pleasureface.jpg)
ども、がく(@oskgaku)
です。
マンション住まいだけどエアブラシ塗装したい!塗装ブースが欲しい!
でも、塗装ブースを置けるのかどうか不安。
ベランダでスプレー缶塗装でもよくね?
そんな悩みを抱えている人は多いのでないでしょうか?
わたくしもそのひとりですw
まず言いたいこと、それはベランダの塗装はマジでツライ!ということです。
ベランダで、新聞紙に向けてエアブラシ塗装したのですが、
「ガンプラのエアブラシ塗装って、塗装ブース必要なんじゃね?」
と激しく実感しましたね(^_^;)
まずはそのあたりの話から。
まずは塗装ブースを設置するにあたり、音や値段、置き場所など、懸念事項を洗い出してみましたよ。
2017年5月2日:追記
※塗装ブースを検討した結果
- マジカルサクションを導入しまして、レビュー記事を書きましたので参考にしてくださいませ。
目次
マンション塗装ブースの懸念材料1)
吸引力
やっぱり塗装ブースは「吸引力」が大事。
家族がいるならば、シンナー臭はケアしたいところ。
ネットで調べたり、お店で聞いたりすると、代表的な塗装ブースはどうやらこの2つ(記事執筆時の2016年5月17日当時)。
ひとつめはGSIクレオスの塗装ブース
そして、ふたつ目はタミヤの塗装ブース。
この2つの塗装ブースを中心として、塗装ブースの吸引力やら音やらの懸念材料を見ていきます。
シロッコファンか?プロペラファンか?
まず、塗装ブースの吸引力を検討するにあたり、把握しておかなければいけないのが「ファン」。
塗装ブースにおける代表的なファンは以下の2点
- シロッコファン
- プロペラファン
シロッコファンについてAmazonで調べるとこんな製品です。
マンションなんかには多いタイプかと思いますね。
次にプロペラファンというのをAmazonで調べてみる。
これって一軒家とかに多くないですか?(←あくまで所感w)
最近はプロペラファンってのは減ってるのかなぁ・・・。
シロッコファンとプロペラファンについて調べていると、こんなわかりやすいwebサイトがっ!!
こちらのwebサイトによりますと、シロッコファンとプロペラファンの違いについては以下のように記載されております。
どちらもファンを回転させて空気を屋外に排出する役割は同じです。違いはファンの作りや形と、ダクトを通して排気するか、直接排気するかになります。
なるほど!
でも、シロッコファンとプロペラファンの違いについて知りたいのは吸引力。
さらにこのwebサイトを読み進めていくと、以下のようなことがわかります。
プロペラファン
- 吸引力→大きい
- 音→大きい
シロッコファン
- 吸引力→小さい
- 小さい
吸引力大きければ、音も大きくなる、という道理。
これを塗装ブースに当てはめると
タミヤの「スプレーワーク ペインティングブースII (ツインファン)」もGSIクレオスの「Mr.スーパーブース」もシロッコファンなので、一般的なファンとしては吸引力は小さめ
ってことですね。
ただ、現実的にはマンションの部屋内ではスペース的にシロッコファンという選択肢にならざるを得ない。
なので、シロッコファンのMr.スーパーブースとスプレーワーク ペインティングブースIIについて調べました。
2021年5月29日追記
- その後、色々あってプロペラファンを塗装ブースとして導入してみました。
Mr.スーパーブースを調べた所感
まず、GSIクレオスの「Mr.スーパーブース」。
ファンがついてる中央以外の部分は吸引力がイマイチのご様子・・・。
そもそもこの形だと、ファンのついてる場所とか意識するのが難しそうな気もする。
まぁそれは、使う側が注意すればいいのかな。
GSIクレオスは大きなメーカーですから、付属品はプラモデル屋さんとかで入手しやすそうなのはいいですね(実際店頭でよく見かける)
このMr.スーパーブースはテレビなんかでプロモデラーさんが使ったの見たことあるし。
あと、お値段がお手頃なのもよいですね。
スプレーワーク ペインティングブースIIを調べた所感
お次はタミヤの「スプレーワーク ペインティングブースII 」。
こちらはツインファンってことで、吸引力は問題なさそう。なんせファンがツイン、2つあるんだもんね(笑)
そんでタミヤのwebサイトを見てみると以下のように記載れております。
パネル外周部にスリット状の吸気口を配置して、中心部から外れた塗料ミストも吹き返すことなく吸引。中心部の塗料ミストはフィルターを3回通過してから吸気口に吸い込まれるため、フィルターの目詰まりによる急激な吸引力低下を起こしにくい構造です。しかも、音の静かなシロッコファンを2基装備。余裕の排気風量を実現しました。迷彩などの繊細な吹き付け塗装時はもちろん、1/35MMや1/24カーモデルの缶スプレー塗装にも十分対応します。
上記をまとめてみます。
- 中心部から外れた塗料ミストも吹き返すことなく吸引
- 音の静かなシロッコファンを2基装備
- 缶スプレー塗装にも十分対応
おいおい、ずいぶんとイイことづくめやないかい!
交換フィルターもギリ許容範囲内のお値段かな(^_^;)
ちょっと気になるのが大きさ・・・。
タミヤのwebサイトには
「サイズ:40×30×33cm(収納時)、40×30×53cm(展開時)」
と記載されております・・・。
塗装ブースを常設できない状況のわたくしめには、ちょいと大きい・・・。
あと、ツインファンってことで、ファンひとつずつに電源スイッチがあるようでして、いちいち2つの電源スイッチを押すのは、何気に面倒っぽいなぁ・・・。
でも、もしわたくしが、塗装ブースを常設できる状況ならば、タミヤのペインティングブースIIを選んだかな。
塗装ブースの懸念材料2)
置き場所
次の懸念される材料。
それは「塗装ブースの置き場所」です。
ウチは夫婦で賃貸マンション1LDK住まい。
この物件、もはや一人暮らし用なんです(^_^;)
塗装ブース置く場所なんてどこにもない。
塗装ブースの常設は不可能です。
塗装ブースを使うならば、塗装のたびに、塗装ブースをだして片付ける必要があるんです。
塗装ブースを「収納」しなければいけなのであります。
一人暮らし用のマンションでも、収納可能な塗装ブースがあるならば・・・。
塗装ブースの懸念材料3)
音
音についてなんですけど、エアブラシのときにも感じたのですが「うるさい」と「静か」って、人それぞれでかなり感じ方が違いますよね。
わたくしが購入したエアブラシ。
「エアテックス M-01 どこでもエアブラシセット」
![DSC06342](https://ossan-kazi.com/wp-content/uploads/imgs/3/a/3a3ac6a1-s.jpg)
これ、購入前に様々なレビュー見ると、音に関してはかなりバラつきがありました。
しかし、いざ使ってみるとうるさいとは感じません。
「エアテックス M-01 どこでもエアブラシセット」の音の大きさを「騒音測定器」というアプリを使って音量を測ってみたら以下の結果。
いやしかし、そこまでうるさく感じませんでしたしね。
塗装ブースの音に関しても、極端に大きな音でなければ大丈夫かと。
「エアテックス M-01 どこでもエアブラシセット」を使った感想は以下の記事にまとめましたので参考にしてください。
2018年12月3日追記
- エアブラシ塗装におけるコンプレッサーのスペックなんぞについても記事をかきしたので、もしよければコンプレッサー選びの参考にどうぞ。
塗装ブースの懸念材料4)
お値段
わたくしは収納性・吸引力が高いのであれば多少音がうるさくても、お値段がお高くても、仕方ないと思ってます。
お値段については、それぞれで状況が違うのでなんともいえないところではあります。
とはいえ、収納性・吸引力の高い塗装ブースなんてあるんかいな?
う~む・・・。
最終候補はアネスト岩田キャンベルの塗装ブース マジカルサクション
探しまわった結果、これがよさげ!
収納は?
収納サイズは
幅420mm×奥行260mm×高さ250mm
ってことらしいです。
これならマンションのクローゼットに入る!
アネスト岩田のマジカルサクションに似たような塗装ブースも、いくつか出ているようです。
こちらがその比較表。
マジカルサクション MX3430 | Anesty 塗装ブース スプレーブース | 髙儀(Takagi) スプレーブースセット | |
---|---|---|---|
本体サイズ | 幅420mm×高さ340mm×奥行595mm | 幅550mm×高さ360mm×奥行200mm | 幅420mm×高さ335mm×奥行485mm |
重量 | 3.1kg | ? | 約2.8kg |
空気量(風量) | 2m³/分 | 4m³/分 | 0.8m³/分 |
備考 | 2基フアン、LED照明、明るさ風量無段階調整 | お値段お安め | |
価格 | Amazon価格 | Amazon価格 | Amazon価格 |
サイズが小さめでも風量は大きいので、マジカルサクションが優位かなと。
音は?
60dB
ってことだそうな。
ってことは、わたくしのエアブラシのワンダーよりも静か?(^_^;)
吸引力は?
これは様々なwebサイトのレビューで判断すると、どうやら中々の吸引力なようです。
マジカルサクションのサイズとかがいちばんわかりすかったのが、楽天市場のミナト工業さまページだったりする(^_^;)
以上のことから、マジカルサクションを導入しようかと思います。
2017年5月2日:追記
- マジカルサクションを導入しまして、レビュー記事を書きましたので参考にしてくださいませ。
自作塗装ブースを選ばなかった理由
吸引力、音の静かさ、コスパ、などを考えると、自作した方が満足のいく塗装ブースになるのではないか?とも思ったんです。
シロッコファンとかって、思ってたより安いし。5000円しないのもたくさんある。
ただですよ、材料揃えたりとか、作る手間考えると、かなり時間と手間がかかりそう。
自作塗装ブースの材料探しが手間
自作の塗装ブースには当然自分で材料探すワケですよね。
そうすると、
- ファン
- ダクト
- フィルター
- ファンを覆うフード
あたりは必須なワケです。
自作塗装ブースの段取りが手間
まずファンをどうするか?シロッコファン?換気扇タイプ?
そのファンにダクトの直径が合うかどうか?どうやってファンとダクトをつなげる?
窓までのダクトの長さは?
フードは段ボール?プラ板?つなぎ目はどうやって塞ぐ?
ってか材料も同時に揃うワケでないから、ネットで買ったり店舗に買いに行ったり・・・。
既製品塗装ブースを買った方がコスパ良し
しかも、手間暇かけて作った塗装ブースも、キチンと機能するかどうかわからんし。
これらを考えると、既製品買った方がトータルなコストパフォーマンスは良いとの判断に至りました!
ただ、自作が好きな人は楽しみながら塗装ブースを作れるので、満足のいく塗装ブースが作れそうです。
マンションのベランダ塗装NG理由1)
塗料が舞う
ここまでマンションで使う塗装ブース選びのアレコレについて長々と書いてきました。
ここからは、
「ベランダでの塗装はオススメしないよ」
という話です。
なので、そもそもが
「ベランダなんかで塗装する気ないわ!」
という人は読む必要ありませんw
あしからず。
さて、こちらが私の現在の塗装環境です。
▲ベランダ壁に新聞紙を貼ってます。
賃貸1LDKマンションですからねぇ。ベランダは狭い。
横幅が1mもないんです(^_^;)
ベランダの壁に新聞紙を貼りつつ、その手前に段ボール箱置いてその中に新聞紙詰める。
▲これに向かってエアブラシを吹き付ける。
これ、いざ塗装をしてみると段ボールに入った新聞紙は塗料をあまり吸着してくれないんですよ。
新聞紙のせいだけではなく、風がちょいちょいベランダで舞うのもあります。
そのため、塗料の粉塵も風に乗ってベランダの中を舞うんです(^_^;)
マンションのベランダ塗装NG理由2)
塗料の粉塵が周囲に散布
塗料が自分に降りかかってくるだけ、ならまだいいんです。
塗装用の服装で作業すればイイんですからね。
困るのは、サーフェイサーを吹いたときの話でチラッと触れましたが、ベランダの周囲に粉塵がついたりするんです。
この画像はベランダでサーフェイサーを吹いたときに、使っていたイスにサフの粉塵が付着した様子です。
イスだけならまだしも、よ~く見るとベランダの壁にもついたりしてました。
我が家、賃貸ですから壁についたサーフェイサーの粉塵を放置できません(^_^;)
エアブラシ塗装の最後には、ベランダの壁を溶剤を含ませた布巾なんぞで拭く事に(めんどくさっ!)。
この粉塵はサーフェイサー(スプレー缶)の場合です。
エアブラシでの塗装の場合はこんなに粉塵はつきません。
でも、塗料も多少は壁についてたりしてた・・・。
もはや塗装よりも、片付けの方に労力とられます。
マンションのベランダ塗装NG理由3)
ベランダがクソ暑い
エアブラシ塗装した日、4月だったんですけど、けっこうな暑さだったんです。
まぁそれでも日中の14時で23度くらいですかね。
ベランダがクッソ暑い!!!
これ、猛暑だったら絶対にエアブラシ塗装できません!
エアブラシを買った当初は
「寒いのはムリだけど、暑いのは汗かきながらやればいいから、なんなら運動になるんじゃね?」
なんて恐ろしくナメた発言を嫁にしておりました。
当時の自分に、マジでロングホーントレイン喰らわしてやりたいですよね。
猛暑の中でエアブラシ塗装やるなんて、絶対ムリ!
とても塗装に集中できない!!
ってか、マジで倒れるわ(^_^;)
やはり、部屋の中に塗装ブースを置いてエアブラシ塗装をやるしかないよねぇ。
今回の記事が多少でも参考になりましたら幸いです。
ガンプラ製作進捗やマテリアル紹介をツイート。
がく(@oskgaku)