がく
今までさんざん昭和のガンプラ購入独自ルールの話書いてきまして、平成生まれの方々はワケわからん内容かもですが、アラフォー世代にしたら懐かしい限りなんですよね?(笑)
今回も、恐らく今までのガンプラ購入独自ルールの話としては、一番くだらなく、どうでもイイ話です(笑)
もはや、ただの44歳オッサンの思い出話なので(^_^;)
目次
ガンプラを売るおもちゃ屋が融通をきかせてくれない地域です
ガンプラ購入独自ルールについてブログに書いたら、フォロワーさんから
「店主の人が融通きかせてくれた」
的なコメントをいただきました。
あぁ、思えば私もGアーマーは当時なかなか入手できなかったです。市内を何件も梯子下記憶が。最後は通ってた模型屋さんが取り置きしてくださったけど。
— nurikabe2202 (@nurikabe22022) 2017年11月29日
ウチの地元ではそういうことはほぼなかった、とか返信させていただいてたのですが・・・、
やはりGアーマーはどの地域でも人気あったんですねぇ~♪
うちは取り置き制度は絶対にやってくれませんでした(笑)
それやると、近所の子供たちが全員やりだすので(^_^;)— がく@おっさん家事 (@oskgaku) 2017年11月29日
実は一度だけおもちゃ屋の店主のおじさんが融通というか、特別なことをしてくれたことがありました。
しかし、この話はわたくしが小学校からずっと黙ってきた話で同級生には今でも話していない!(←単に忘れていたともいえるw)
今回は、おもちゃ屋のおじさんがこっそりわたくしだけに融通をきかせてくれた話。
昭和って花粉症なヤツがいない?
小学生だったわたくしはある日、早朝から涙と鼻水が洪水どころか烈火の如く吹き出しておりました。
そう、今でこそ有名な「花粉症」でございます!
今でこそ、なんて表現をしましたが、わたくしが子供の頃は花粉症な人って、今ほどいなかったんですよ・・・。
まぁ単にそういう人たちがいるのを知らなかっただけかもですがねw
アレルギー持ちの子供も当時はあまりいなかった思い出。
花粉症はクラスではわたくしだけ。
喘息とか蕎麦アレルギーとか卵アレルギーとかってクラスや学年にほぼいなかったような・・・。
アラフォー世代な方々、どうでしょうか?(笑)
まぁともかく、烈火のごとく涙と鼻水が溢れているわたくしは、普通に登校したのではありますが、もう目とか掻きまくっておりましたので、顔の形というか、表情とかが別人なレベルになっていたのでありますw
花粉症を悪化させない有効な手段
ちなみに、あくまでも個人的意見なのですが、花粉症ってやつは目をこすったり掻いたりすると悪化しますね。
偉い人にはそれがわからんのですよ。
偉い人はともかく、昨日今日花粉症になってしまった人たちはそのヘンのこと知らない人が多いんですよぉ~。
なので、花粉症の症状を抑えたかったら、
目を掻かないこと!
これ、マジで有効です!
あと、日中も顔とか洗ったりすると、顔についた花粉が取れるので結構楽になります。
顔を洗えないOLさんとかどうすんねん、って話ですが、それは知らん。
ともかく、朝のホームルームから号泣レベルで泣いていたわたくしは、同級生からもドン引きされ、担任の先生にも
「が、がく、どうした?何があった?」
と心配される始末。
朝のホームルームをスルーして保健室へ行かされるという小学生たちがうらやむ特権を得て、保健室へ行ったのでありました。
滅多に早退できない、それが昭和!
当時のわたくしはあまり花粉症というものを理解しておらず、保健室の先生に状況を話すと
「そりゃあ花粉症だよね。花粉症の病院行ったことある?一度行っておいた方がいいよ。もう今日はとても勉強できる状況じゃないから早退しなさい」
と言われました。
がく、このとき、初めての早退(笑)
今の小学生にとっては早退って普通かもしれませんが、30年近くまえの早退ってかなり特別扱い(笑)
よっぽどのことがないと早退させてくれなかった。
なので、保健室から戻ったわたくしが、保健室の先生からもらった早退届けを担任に見せるとクラス中からは「おおっ~」という感嘆の声が上がったのでした(←いや、マジで)。
朝の会が終わって1時間目前の休憩時間に帰ることになったのですが、帰る途中で10人以上から
「がく、早退するの?マジかよ?どうしたん?」
と聞かれる有様(^_^;)
まぁ当時は風邪ひく子供とか、あんまりいなかったんですよねぇ(←個人の見解ですw)。
菌への耐性が強かったのかしら(笑)
給食のとき、床に落ちたパンとか平気で食べてたし。
子供のとき、3秒ルールってありませんでした?
本来の3秒ルールってのは
「床に落ちた食べ物は3秒以内に拾えば食べても大丈夫」
的なルールだったと思うのですが(←いや、知らんがな)、ウチの地元は
「3秒以内に拾った人に食べる権利が譲渡される」
というとんでもなく無慈悲or意地汚いルールでした。
たしかこち亀の両さんも、子供のとき、汚い環境で育ったから菌に対して強くなった、というような話があったようななかったような。
モンスターペアレントはいない?それが昭和
さて、早退したわたくしは、母親に事情を話したところ、
「花粉症くらいで早退させるなんて、先生たちも甘いわねぇ」
的なことを言われながらも病院へ行くことになりました(笑)
「花粉症くらいで甘いわねぇ」という発言は、当時の親たちにすると一般的。
アラフォー世代はモンスターペアレントなんて単語はなくて、親たちも先生には全幅の信頼をおいていました。
「先生、ウチの子にもっと厳しくしてくれないと困ります。ワガママ言ったら2、3発ブン殴ってくれないと!」
と平気で言われてました(^_^;)
たぶんこれ、アラフォー世代は頷く人は多いと思います。
アラフォー世代の皆さんどうでしょうか?(笑)
まぁ実際にブン殴られてましたけど(笑)
ちなみに、複数人で先生に殴られるとき、2番めが一番痛いというのも知ってました?(笑)
一人目は先生も加減がわからないので様子見ですが、感覚を理解した二人目には渾身の拳がとんできます。
なので、教育指導の先生に呼び出される=ブン殴られる可能性大、というときは事前にジャンケンなどで並ぶ順番を決めてたものです(←これらの話はフィクションです、フィクションやでw)。
ブン殴られる話はどうでもよく、ともかく病院に行ったわたくしは、病院の先生に
「こりゃぁ花粉症だよ」
とありきたりなことを言われ、なんかよくわからん薬を処方され帰るのでありました。
そして、ようやくここで、ガンプラの話となります。
ガンプラ、平日の昼間に買うべからず!
実はこの病院のすぐそばに、幸か不幸かいつもガンプラを買うおもちゃ屋があったんです!
現代っ子ならば、すぐそばにおもちゃ屋があるならば、
「ちょっとよって帰るか?」
という波平さんとマスオさんの帰宅途中に居酒屋行くレベルでしょうが、当時はそうはいかないルールがありました。
「小学生は平日の昼間、おもちゃ屋に行ってはイケない」
このルール、今までの「ガンプラ複数買いNG」や「一度触ったガンプラは買わねばならない」などのおもちゃ屋独自ルールとは違い、ガチのやつです!
この「小学生は平日の昼間、おもちゃ屋に行ってはイケない」はPTAだか保護者会だかよくわからんけども、そのあたりとかで決まって、正式に小学校から通達されたガチルール!
当時は子供ながらに「平日の昼間って何時までだよ」と思ったりしましたが、要するに、自分の学級の帰りの会が終わるまで、というそのあたりはフワっとしているガチルールでした(^_^;)
これは現代っ子でも当てはまるルールなのではなかろうか?違うのか?(笑)
でもなぁ、たまに平日休みの昼間にショッピングモールなんかに行くと、普通に子供とかいたりして、それは周囲の大人(店員)は両親と一緒だろうなぁ、とかいう認識なのだろうか・・・。
ともかく、「小学生は平日の昼間、おもちゃ屋に行ってはイケない」はガチルールなのでそれは要するに「ガンプラは平日昼間は買ってはイケない」ということになるのです。
もしそれが表沙汰になったりでもしたら、最低でも先生に親と一緒に説教、最悪は保護者会で吊し上げレベル!
とはいえ、平日の昼間に当時の小学生がおもちゃ屋に行くすべもなく、そのガチルールを違反する者はいなかったのではあります・・・一部のパターンをのぞいて・・・。
そう、病気で小学校を休んだ場合は、平日の昼間でもおもちゃ屋に行けるのであります!
病気で早退は千載一遇のチャンス!
病気の日は、ガンプラを並ばずに買うための千載一遇のチャンスでもある!
なかには強者もおりまして、典型的かつ古典的な戦法ではありますが、仮病で学校休んで平日の昼間、病院帰りにガンプラを買おうと目論む意地汚いお子様もいたりするのであります(^_^;)
まぁ大抵の場合、当時は仮病なんてことをすれば、病気なら家で大人しく寝てろ!
と親に言われ、でかけるスキなど全くなく、しぶしぶ寝るハメになり、むしろ学校行った方がよかった、のパターンか、親に病院に連れていかれ、全く異常がなくて仮病がバレ、親にこっぴどく叱られる、という2択でした。それが昭和。
しかし、わたくしは千載一遇のチャンスを目の前にしている!
とかいいつつも、わたくしの心臓はノミの心臓の最下層に位置しております。
千載一遇とはいえ、ガチルールを破るほどの度胸もなく、病院の帰りにおもちゃ屋に入るなんて、ムリ!
そんなわたくしは、花粉症の症状が最大級に発症している状態ではありますが、おもちゃ屋のショーウィンドウに飾られたガンプラを眺めるのが精一杯でありました(←結局行くんかい笑)。
おもちゃ屋店主のおじさんと遭遇
「こんなに上手にガンプラを作れる日が来るんだべか?ってか、こんだけのガンプラを部屋に飾れたら最高だべな」
ってことを考えながらショーウィンドウを眺めていたのであります。
30年後、そのショーウィンドウの数のガンプラよりも多い数の積みプラをすることになるとは夢にも思わずに。
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そのとき、おもちゃ屋のドアがガチャリと開きまして、店主のおじさんがでてきました!
店主のおじさんは、わたくしと目が会うなり
「ビクっ!!」
というリアクションをとり、それを見たわたくしも
「ビクっ!!」
というリアクション、おもちゃ屋のショーウィンドウの前で二人とも
「ビクっ!!」
というリアクションをとったのでした(^_^;)
おもちゃ屋店主のおじさんが何故に
「ビクっ!!」
となったのかといいますと、おじさんとしては、わたくしが花粉症の症状を発症しているとは知らないワケですから、ショーウィンドウの前で平日昼間からガチ泣きしている少年が立っているのですから、そりゃビクっとなる(笑)
しばらくフリーズする二人・・・。
おもむろに店主のおじさんが
おじさん:「キミ、学校はどうした?」
と言われ、花粉症の症状で喋るのが困難なわたくしは、もう面倒くさいので「うん」と頷くというワケのわからんリアクションを取ったのでした(^_^;)
「キミ、学校はどうした?」
「うん」
って会話が成立してないがな。
今思い返すとそう冷静に思えるのですが、当時のわたくしは花粉症と平日の昼間におもちゃ屋に来てしまったというイレギュラーな状態で少々パニックルームになっており、それが精一杯。
店主のおじさんは、そんなわたくしを見て
おじさん:「ちょい、中に入れ」
と言ってくれたのです。
当然わたくしは
「マジかよ、クソジジィおじさん・・・。」
とビビリな気持ちとドキドキが共存しまくりなのでありました。
1/100のガンプラは常にレア、それが昭和!
ドキドキしておもちゃ屋の中に入るわたくし・・・。
禁断の平日昼間におもちゃ屋に潜入・・・。
こんなことしていいんだべか?でも、今回は店主のおじさん自ら「ちょい、中に入れ」と言ってくれている。
本来なら、店主のおじさんも「小学生は平日の昼間、おもちゃ屋に行ってはイケない」というのは把握しており、近隣の小学校からも話は来ているハズである。
なので、子供が平日の昼間におもちゃ屋に行こうものなら
「お前んとこの学校、平日の昼間はおもちゃ屋来たらダメなんだろっ!」
とワリとガチギレレベルで怒鳴られて追い返される始末・・・。
たまに、運動会の振替休日で月曜日が休みだったりして、それでおもちゃ屋に行ってるにのも関わらず怒鳴られたりする(^_^;)
学校休みなんだから、エエやん、みたいな。
当時はそういう状況だったにも関わらず、何故か店内に入れと言われるわたくし・・・。
一体何故だろうか・・・。
店主のおじさんから衝撃の発言!
平日の昼間、しかも午前中のおもちゃ屋は照明がついているだけで、BGMも流れておらず、とても静まり返っておりました・・・。
ガンプラコーナーはといいますと、平日ですから人気なガンプラは皆無でして、売れ残りガンプラ部門安定の武器セットとボール、そしてジム、そしてビグザムあたりがひっそりと「こんにちは」と語りかけてくるような静けさ(^_^;)
店内に入るとおじさんが
おじさん:「ゲルググ、好きか?」
という当時のわたくしにはドッカンパラダイスなことを聞いてくるのであります!!!
もうハートブレイクショットを打ち込まれてくらいの衝撃!!!
持ちこたえろ!!!
オレがオレであるために!!!
心の中では
「ゲルググ嫌いなガキがいるのか、このハゲーっ!」
と思ったりしたのですが、花粉症のわたくしにはそんなことをいう余裕もなく全力全開でウンウンと頷くばかり。
「そうか」
店主のおじさんはそう言うと、店の奥に入り、戻ってくると1/100の量産型ゲルググを持ってきたのであります!!
という当時のわたくしとしては天にも昇る気分にさせる一言を発するのであります!!
あんた、そりゃシャア専用がベストだけどさ、並ばずにガンプラ買えるなら量産型ゲルググだって超御の字ってヤツだよ。
しかも1/100サイズ!1/100ってのはもう常にレアなんです!日曜日だろうが平日だろうが関係ない!ゲルググだろうがズゴックだろうがレアなんです!
そんで、なんなら、子供によってはシャア専用を選ばずに、量産型ゲルググを選ぶやつだっているくらいだよ。
それくらいゲルググってのは当時の子供にとってみたら神聖なもんだよ!横綱だよ!だいたいな横綱ってのはなぁ、あっ、いまその話はしない方がいいか(笑)
ちなみに、人生で初めて1/60サイズのガンプラを見たときは、本気で感動した(^_^;)
感動しすぎて、親にねだるということは出来ず、一体これはどんな金持ちが買うのだろうかと思ったもんです。
あの感動、ガンダムエクシアで再び得ることができるだろうか(笑)
おじさんが店内に入れてくれた理由が判明
おじさん:「ゲルググ、買って帰れるか?」
おじさんがそう聞いたのは、わたくしがいま、ガンプラを買うお小遣い持ってるか?というのと、平日の昼間にゲルググ買って帰っても大丈夫か?という意味合いがあったのだろうと思います。
わたくしは当然の如く、首をブンブンと立てに振り、病院代とは別に持っていたなけなしのお小遣いを全力で惜しげもなく使うのでありました。
そして、レジで会計をしてくれているとき、おじさんが一言こういったのです。
おじさん:「これから、いっぱい良いことがあるから。それが人生ってもんだ」
めっちゃ同情されてる~~~(^_^;)
おじさんとしては、平日の昼間にショーウィンドウの前で泣きながらガンプラを見ている少年が不憫に思えたんでしょう(笑)
目は花粉症発症で全力で擦って真っ赤に腫れ上がり、鼻もティシュで擦りすぎてガサガサになり、服の袖は鼻水でカピカピ・・・。
そんな少年が平日の昼間、ショーウィンドウの前に立っているのです。
それを見たおじさんが不憫と思っても致し方ないのかもしれませんが(^_^;)
そんなおじさんの心中など全くしらず、平日の昼間に量産型ゲルググ、しかも1/100をゲットできたことに歓喜するわたくし!
しかし、「小学生は平日の昼間、おもちゃ屋に行ってはイケない」というガチルールがあるために、親や同級生にバレるワケにもいかないので、とりあえずは速攻で帰り、自分の部屋に直帰して、1/100量産型ゲルググを週刊少年ジャンプで囲い尽くして見えないようにして、次回のガンプラ発売日の日曜日にシレっと部屋のガンプラをしまってあるところに一緒に置くのでありました(笑)
やってる事が、いまと変わらん(笑)
このことは、今日までずっと誰にも言えずにいた・・・。
ゲルググを買う時、店主のおじさんが、
「このことは、誰にも言うなよ、約束だ」
とわたくしに拳と拳を合わせるレベルの力強さで言ってくれたので、当時のわたくしは
「約束だよおじさん、約束は絶対守るよ」
と心に誓ったのでした。
それをいま、30年以上の時を経てカミングアウト(笑)
感慨にふけっているのはわたしだけ。知ってるし。
そんな優しかった店主のおじさん、今はどうしているのだろうか・・・。
そのおもちゃ屋、いまはなくなっており、自宅兼おもちゃ屋だったのですが、いちど更地になり、新しい家が建っておりました・・・。
それが店主のおじさんの家なのか、そうでないのかは知るすべはない・・・。
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