エアブラシ初心者必読!サーフェイサー塗装で失敗しないための超基礎知識

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この記事はエアブラシでのサーフェイサー塗装初心者が対象です。

がく
がく

ども、がく(@oskgaku
です。

今回は、私がエアブラシを始めたばかりの頃、サーフェイサー塗装でよく失敗した内容レポート。

これ、サーフェイサー塗装初心者はよくやりがちな内容なので、共有ですw

エアブラシからサーフェイサー塗料が吹き出されない、って失敗。

最初は塗装できてるけど、途中から詰まって噴射しない!ってな現象が発生するのです。

▲これ、実は先端に塗料が固まって詰まってるだけ。
がく
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当時の私は、どうして詰まるのわかりませんでした

この詰まり、塗料が乾燥して固まったもの

でも、

  • どうして詰まるのか?(原因)
  • 詰まらないためにはどうすればいいか?(対策)

というのがわからなかったりする(初心者としては当然ですよね)。

結論からいえば、原因はサーフェイサーの希釈が濃すぎでした(エア圧が弱いとかもあるけども←最後に触れます)。

対策としては、サーフェイサーと薄め液の希釈割合を
1:3
くらいにして吹き付ければヨシ。

がく
がく

サーフェイサー塗料を普通の塗料と同じ具合に希釈しちゃってたのね。

サーフェイサー塗料と普通の塗料、何が違うのか?

これらについて、詳細を説明していきます。

希釈割合に絶対の正解はありません。今回のは私の経験に基づいた話なのであしからず。

1cc単位で掬える!正確な希釈に便利な計量スプーン(後述)。

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薄め液を少量注ぐのに便利(後述)。

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サーフェイサーが詰まりやすい理由

そもそも、サーフェイサーは普通の塗料よりも詰まりやすい

何故かといえば、塗料の粒子が大きいから(パーツの傷埋めなどの役割もあるので)。

サーフェイサーには「体質顔料」というのが使われているそうです。

体質顔料 サーフェイサー」でgoogle検索すると、参考になるwebサイトがたくさんでてきます。

サーフェイサーの基本的な役割は、塗装の下地を作ること

サーフェイサー、他の塗料と違って、何故に粒子が大きめなのか?

それは塗装における役割が違うから。

サーフェイサーの役割
  • パーツの小さいなキズを埋める
  • 塗装の下地として色を揃える
  • 塗料を食い付きやすくする
  • 傷などパーツの状態を確認できる

「サーフェイサー塗装」の記事一覧

サーフェイサーで下地塗装してから、色の塗料で塗装。

ざっくりいえば、

この手間をかけることで、より綺麗な塗装に仕上がるよ、ってことです(綺麗な塗装に必要な要素は他にもたくさんあるけども)。

これらの役割をこなすために、他の塗料とはちょっと違ってるのですね。

サーフェイサー塗装でエアブラシ先端が詰まる原因

サーフェイサー、最初はエアブラシから噴出されるのに、途中から出なくなる。

この失敗、理由は冒頭でも記載したとおり。

希釈が濃い目。

では、何故に濃い目なってしまうのか?

いつもと同じように希釈しているのに・・・。

はい、それが原因ですねw

サーフェイサーの粒子は大きめ。

普通の塗料を薄め液で希釈するとき

1:2

でやっていたとする。

サーフェイサーをこの割合で希釈しちゃうと、粒子が大きめなので濃いめ希釈になってしまう

がく
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サーフェイサー塗料は、他の塗料に比べて詰まりやすい。
これを意識しているだけで詰まる失敗をかなり防げる。

サーフェイサー濃い目希釈で失敗沼へ落ちる?

サーフェイサーが詰まる失敗、時系列にしてみます。

1)サーフェイサーの希釈が濃い(←すでにここで失敗)

2)エアブラシから噴射されない(出にくい)

3)エア圧を上げてみる

4)やっぱり噴射されない

5)濃いサーフェイサーを薄める

6)薄めすぎる(←失敗)

7)エア圧弱め

8)薄いのでエアブラシ先端に垂れて付着

9)垂れた付着した塗料が固まって詰まる

これらの根本的な原因は希釈

がく
がく

エアブラシ塗装に慣れてくれば、途中で対応できたりするんですけどね。

初心者の頃は、サーフェイサー塗料の粒子が大きいなんて、意識してないから対応するのは難しいですよねw

サーフェイサーの詰まり失敗回避には正確な希釈割合

さて、根本的な原因は希釈とわかった。

ではどうすればいいか?

まず、濃かったり薄かったりの失敗回避には、以下の割合での希釈。

1:3
(サーフェイサー1:薄め液3)
※普通の塗料よりも、ちょい薄めに希釈

初心者的には、この希釈割合をなるべく正確にやりたいところ。

がく
がく

初心者が目分量で希釈すると、大体は失敗する。

ではどのようにすれば、正確に計量して希釈できるのか?

スポイトで1ccと3ccを吸い取るのも難しい。

正確な希釈に便利なマテリアル

正確な計量のために、以下のマテリアルを使います。

  • 計量スプーン
  • DP ボトル

1ccを計量できるスプーン

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この計量スプーンは、1cc。

これが塗料の希釈にちょうどよいサイズ!

計量スプーンを、塗料瓶にダンクして塗料を掬います。

▲この瓶にはダンクできましたが、ガイアノーツの瓶にはダンクできませんでした。
バンダイ(BANDAI)
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▲これで1cc。

塗料を掬う前に、塗料瓶の中身をしっかり撹拌すること!
瓶を振るだけでは不十分!撹拌棒でキチンと撹拌!

超絶正確な計量!というワケではないけども、目分量よりかはよっぽど正確

そのまま紙コップへ。

次は薄め液。

強い溶剤なのでサーフェイサー希釈向け。乾燥が早い。
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薄め液の瓶は大概大きい。

計量スプーンをダンクできない。

なので、このようなボトルに移し替えておく。

▲ハイキューパーツのDPボトル。

DPボトルが超便利な理由

今まで使っていた多くのボトルは、液垂れしやすかった。

注ぐたびに机に塗料や薄め液が垂れる。

拭く手間がストレスなんですよ、これが。

そこで便利なのがDPボトル。こんなメリットがあります。

  • 液垂れしにくい
  • 片手の開閉可能
  • 少量を注げる


私の実感としては

少量の希釈に超便利!

1ccの計量スプーンへ注ぐとき、ちょうど良い塩梅の少量がちょっとずつ出せます。

がく
がく

DPボトルなら、液垂れしにくいので拭く手間が減らせる。

普通に注ぐ分には問題ナシ(ドバドバと注ぐと液垂れしちゃいます)。

それに、他のボトルだと使ってるウチに液垂れしてくる。

でも、DPボトルはそれがないから優秀ですね。

ハイキューパーツ(HiQparts)
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50ml、自立させるには不安定なのだが、専用のスタンドがあるご様子。

ちなみに、エアブラシ清掃などで超少量の薄め液やツールクリーナーを出したいときは、ニードルボトルが便利。

希釈する

話を希釈に戻します。

希釈は
1:3
すでに1のサーフェイサーは計量スプーンで紙コップに入れてます。

次は薄め液。

DPボトルに入れた薄め液を、計量スプーンに注いでから紙コップへ(3ccなので3回)。

あとは紙コップ内をしっかり撹拌(かき混ぜる)すればヨシ。

※撹拌には撹拌棒を使いましょう。割り箸はカスが入ったりしますので。

希釈したら必ずテスト塗装

最後にテスト塗装。希釈したあとは必ず一度ジャンクパーツに吹きつけて様子を見る。

▲私は100均のスプーンにテスト塗装。スプーンの湾曲で垂れ具合もよくわかる。

※100均よりもコスパよいかも?w↓

まとめ|希釈割合に絶対の正解はない!

最後に、希釈において注意すべき点。

希釈に絶対的な正解はない!

がく
がく

これも、初心者の頃に勘違いしてたこと。

何故かといえば、塗料の状態は千差万別(長期放置してると瓶の中身がドロドロになってたりする)。

店頭の商品でも、長期間陳列されてる塗料は中身ドロドロかもですし。

それらを考慮すれば、塗料によって希釈具合は変わってきます。

エアブラシ塗装に慣れている人だと、塗料の状態によって希釈具合を上手にコントロールされている。

がく
がく

結局のところ、上達に必要なのはトライアンドエラーですよね。

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がく(@oskgaku