ども、がく(@oskgaku)
です。
HGグフを製作中。ふくらはぎのダクト(?)がノペっとしてどうにもカッコ悪い。
「どうにかならないものかしら?」
結果、スジボリでダクトっぽくしてみた。
今回はスプリングコンパスを活用。
このパーツ、小さい上に湾曲していて彫りづらい。ガイドテープも貼りづらかった。
そんなときはスプリングコンパスが大活躍。
「スプリングコンパスのおかげで、スジボリでやれることが広がったね」という話。
ダクトのスジボリ、作業の流れは以下。
- ダクトを水性ペンで塗る
- ダクト周囲のスジボリ用にアタリをつける
- ダクト周囲をスジボリ
- ダクト内スジボリのアタリをつける
- ダクト内をスジボリ
- スジボリの整面
目次
手順1)水性ペンで塗る
資源ゴミの日、段ボールを紐で縛っている私の姿を見て
「アナタって、本当に不器用ね。」
と姫君殿下(嫁)は仰る。
親・親戚からもそれを言われ続けて51年。
自分のことはわかっているつもり。
私は常に
「アンタは人の3倍手間かけて1人前だよ」
と自分に言い聞かせている。
当然のことながら、スジボリも手間をかけて失敗回避対策は施しておく。
水性ペンで塗る。
不器用は多少手間がかかっても、これで失敗を回避できるなら安いものだ、と言い聞かせている。
手順2)周囲にアタリをつける
さらにもうひと手間。
いきなり彫るのではなく、アタリをつける。
詳細は前回のブログで。
スジボリの幅を分ける大事な理由
アタリは彫ったので、次はスジボリ。
今回のパーツ、私はまず周囲を彫って、それから中を彫る、と。
周囲を0.2mmで彫って、中のスジボリは0.1mmで彫る。
なぜスジボリの幅を変えるのか?
見た目のインパクトも、もちろんある(スジボリ幅が違えば情報量は上がる)。
でもそれよりも、
「周囲のスジボリ幅を太くしておけば、あとで彫る中のスジボリの削りカスが排出しやすい」
というのが狙い。
私は過去の教訓から知っている。
「スジボリは、削りカスに躓いて横にズレることがよくある。」
ということをw。(これですげぇ失敗してるから)
手順3)周囲のスジボリをする
さて、この周囲を彫るときも、不器用な自分は複数回のステップに分ける。
0.1mm→0.15mm→0.2mm
という3ステップ。
面倒なことこの上ない。
でも、まず最初に細い幅で彫ると、それをアタリとして彫るから、横にズレる失敗を減らせる。
そんな理由で、不器用な私は手間をかけてる次第。
いきなり0.2mmで彫ると横にズレて失敗しがち。
手順4)内部のアタリをつける
周囲が彫れたら、次は中を彫る作業。
ここでスプリングコンパスの出番。
ドラパススプリングコンパスをこんな感じにあてがってアタリをつけていく。
このアタリをつける作業、これはちょっと緊張する。
心拍数が80くらいになる。
曲線は難しい。
本当にゆっくりと、優しく、なぞるようにしてアタリをつける。
それを複数回繰り返す。
最初のスジボリをガイドとして、またアタリをつけて、彫る。
スプリングコンパスの特筆すべき機能
私がこのスプリングコンパスを愛する理由、それは
「幅が変わらないこと。」
ネジで幅を調整するので、ネジ部分を触らなければ幅は変わらない!
幅が変わらないので、同じ幅でアタリを複数つけることができる。
これは私のような不器用人間には本当に助かる機能。
100均コンパスはダメなのか?
以前、「コンパスなんて100均でもいいべ」ってことで試した過去あり。
忘れたの?私は不器用人間よ?
100均のコンパスは作業中にちょこちょこと幅が変わって
「キーっ!もう無理!」
と癇癪を起こした記憶。
円を描く程度なら100均のでもイイけど、スジボリのアタリをつけるには精度が低すぎる(綺麗な線が描けない)。
それと、スプリングコンパスは両針。
普通のコンパスは片側が鉛筆なので、線を描いたらそこにマスキングテープを貼らねばならぬ。
それはさすがに面倒すぎる(第一、曲線を綺麗にマスキングテープ貼るとかムズくない?)
スプリングコンパス、一挙両得。
「スプリングコンパスに出会えて本当によかった。」
と心から思うのであります。
手順5)内部のスジボリをする
アタリをつけたら、BMCタガネ0.1mmで彫る。
もう本当にゆっくりと、なぞる。
それを繰り返す。
決して、
「1回のスジボリでザックリたくさん彫ってやろう」
というバカなことを考えてはイケない。
手順6)スジボリの整面
最後は整面。
紙ヤスリでスジボリをヤスリがけ。
毛羽立ちが目立つ箇所は、Mr.セメントSPを塗って溶かす。
スジボリ完成
完成しました。
ちょっと曲がってしまった。まぁ肉眼でほとんどわからんのでヨシとする。
ダクトは他のふくらはぎの3箇所にあって、まぁどうにかうまくいった。
まとめ
上級者の方々はスジボリをいわゆる「フリーハンド」で彫ってしまうそうな(ガイドテープとか貼らないってこと)。
サイヤ人やん・・・。
私のような超が3個つく凡夫は、多少手間がかかっても、準備など含めて、複数回に分けて彫るのが無難。
複数回に分けることは、何も悪いことばかりではない。
失敗のリスクも複数回に分けられるので、都度の失敗を最小限に抑えることができる。
スジボリに慣れてきたら、手間を省いてもイイね。
今回でいえば、0.2mm幅を彫るときに、わざわざ0.1mmから彫ったけど、いきなり0.2mmで彫る。
でも、そのレベルに達するまでは、手間暇かけてゆっくり彫りますかね。
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がく(@oskgaku)