ども、がく(@oskgaku)
です。
ガンプラのスジ彫り、同じ長さの幅・長さで彫るのって難しくありませんか?
一々長さを測るのも面倒だし。
そこで導入して大正解だったのがドラパスのスプリングコンパス。
スプリングコンパスならば、針の幅を左右にあてがってアタリ(下書き)をつけるだけなので簡単。
これの利点としては、同じスジ彫りをトレース出来ちゃうこと。
例えば、MGジム・スナイパーIIの両肩パーツ。同じスジ彫りにしたい場合。
これをもう片方のパーツに合わせるだけでいい。
スジ彫りにめっちゃ便利なアイテム。
5年近く使ってます。
今回は、ガンプラのスジ彫りでアタリ(下書き)をつけるのが非常に便利な、スプリングコンパスレビューです。
目次
スプリングコンパス外観・サイズ・重量
まずはスプリングコンパスの外観などの概要。
ドラパスのスプリングコンパスは全長約9cm(針を抜いた時)。
▲ちなみに定規はウェーブのHGステンレスT定規
サイズ感がわかるように爪楊枝を並べてみる。サイズ感、わかるかしら。
▲ワリと小さい。
24gといえば、単三乾電池とほぼ同じ。軽い。
▲この電池はAmazonの充電式ニッケル水素電池。25g。
スプリングコンパスの素材、これについてはよくわからず(^^;)
ドラパスのwebサイトの「①製図器」のPDFを読むと「特殊真鍮圧延材」との記載。
それがどんな素材かよくわからないけども、ともかく重さはほとんど感じない。
ドラパスは創業1916年の会社
スプリングコンパスの製造・販売元はドラパス株式会社。
1916年創業だとか。
歴史が長いと、信頼感ありますね。
その信頼感は持ったときに感じる。触った感じ、モノはしっかりしてる。
スプリングコンパスの優秀な堅牢性
触ったときに感じるこのしっかりとし感じ。
いわゆる「堅牢性の高さ」を感じる。
これ、何気に非常に大事な要素。
ガンプラのスジ彫りに非常に助かるのであります!(詳細は後述)
ムリにきつく締めなくても、針をキチンと固定可能。
その両針も、先端の鋭利さは失わず。5年近く使ってるけど、ずっと鋭利なままw
▲先端、多少は擦れてるけど、ガンプラのようなプラスチックにアタリをつけには十分鋭利。
スプリングコンパスの最大の特徴
繰り返しになるけども、
ちょっと触ったくらいでは両針の幅が変わらない!
中央のネジを回して針の幅を調整する仕組み。
ネジを回して幅を変えたあとは、ネジを触らなければ幅は変わらない。
▲こんな具合に置いたとしても幅は変わらないのです。
これ、ガンプラのスジ彫りでは大変助かる。
その理由は次で。
スプリングコンパスでガンプラスジ彫り実践
まずはアタリ(下書き)をつける。
このときにスプリングコンパスが大活躍。
パーツのフチにスプリングコンパスの片側をあてる。
両針の幅が変わらないので、反対側に同じ幅のスジ彫りをしたい場合は、同じことするだけ。
▲同じ幅のアタリをつける事が出来る。
アタリがついたら、その上をスプリングコンパスでさらに3回くらいなぞる。▲こんな具合にアタリを彫れた。
針の向きを逆さにするのアリ
人によっては、針の先端が鋭利だと
「パーツを傷つけちゃうかも」
という心配で、フチにあてがうのがムズい場合もある。
これならパーツに傷をつけることもない。
これくらいアタリがついていれば、あとは彫るだけ。
アタリをつければあとは彫るだけ
アタリをつけちゃばこっちのものだ。
アタリに沿って彫るだけ。
わたくしは「ラインスクライバーCS」→「BMCタガネ」の順番で彫る。
▲最終的には、ヤスリがけの整面してこんな感じ
詳細は以下の過去記事で。
初心者or不器用さんは、
「ラインスクライバーCS」→「BMCタガネ」
で彫った方が失敗が少ないよ。
「ラインスクライバーCS」は、その形状がスジ彫りに引っ掛かりやすいので、スジ彫りの1刃目に便利。
本彫りでラインスクライバーCSやBMCタガネを使っていきますが、この時は「彫る」というより「なぞる」くらいで作業すれば失敗が少ない。
「なぞる」を繰り返す。
これならば、例えハミだしても軽くヤスリがけすれば消えますので。
スプリングコンパスはガンプラの曲線にも便利
スプリングコンパスは他の場面でも色々と便利。
これも「ラインスクライバーCS」→「BMCタガネ」の順番で彫る。
スプリングコンパスはトレースにも便利
スプリングコンパスを使ったとても便利なスジ彫りのトレース。
最後にもう1度紹介しちゃう。
同じパーツが2つあって、同じような幅のスジ彫りを彫りたいという場合も多いかと(肩とかね)。
そんな場合もスプリングコンパスがあれば便利。
完成しているパーツのスジ彫り幅をスプリングコンパスで測ります。
その幅のまま、もう片方のパーツでスジ彫りをすればイイだけです。
普通のコンパスではダメな理由
スプリングコンパスを使うデメリットとして、アタリをつける時にハミだすと傷がつく。
傷がつくデメリットがあるなら、普通のコンパスでもいいかな、とか思ったりもした。
でも、普通のコンパスは円を描くためのモノ。
スジ彫りのアタリをつけるような、繊細な幅サイズに合わせるのが難しい。
それに、鉛筆の先端だと、どんだけ削っても太い。それに、滑ってアタリをつけづらいw
そんなこともあって、スジ彫りに使うなら、やっぱりスプリングコンパスが使い勝手は最高なワケです。
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がく(@oskgaku)