
今回は、ハミだしてしまったスジ彫りを修復する方法です。
ハミだしてしまったスジ彫りをパテで埋める、そんだけですw
そんで、今回の内容なんですけど、ツイートで書いてもいいくらいの内容なのに、わざわざブログで書くことかぁ、という感じですが、敢えて書きます(笑)
っていうのは、ある程度ガンプラを作ってる人は、今回の内容みたいなことは、ツイートにまとめてもわかると思うんですよね。
でも、ガンプラ始めたばかりの頃の初心者の方って、ツイートだけだと細かい部分がわからないかと思うんです。


目次
至極シンプルなハミ出したスジ彫りを埋める方法
今回はシンプルなんで、ともかくまずは、ハミだしたスジ彫りの修復方法を説明します。
使う道具もシンプル。
パテの「ロックペイント グレージングパテ グリーンII」と爪楊枝。
爪楊枝と比べると、「ロックペイント グレージングパテ グリーンII」の大きさがよくわかるかと。デカイっす(^_^;)
まぁこんだけ大容量でなくてもいいかなぁ、みたいな。
そのあたりも含め、何故にこの「ロックペイント グレージングパテ グリーンII」を使うかという理由は後述。
スジ彫りをパテで埋めるだけ
やることは、もうホントにシンプル。パテを爪楊枝で掬って埋めるだけ。



ここを埋めるワケですが、ハミ出したスジ彫りを埋めるだけなので、コッテリと盛り付ける必要はないかと。
とはいえ、こういうところは器用不器用の明暗の差がでてしまうところ。
永遠の不器用男、不器用全国選手権毎年ベスト8の45歳は、こんな感じになってしまうのであります。
▲モタモタしてるから、パテが乾き始める始末。
固まるまで待つ
パテで埋めたならば、あとは固まるのを待つのみ。
わたくしの所感としては、夜に作業して、翌朝になればカッチカチに乾いている、という感じです。
なので、8時間もあれば十分かと。
3時間くらいだと、ちょいとまだ乾いておりません。
ちなみに、この「ロックペイント グレージングパテ グリーンII」は爪楊枝で掬って作業を始めると、ワリと早く硬くなってきます(まぁ所感ですが)。
なので、モタモタしてると、ピンポイントで埋める作業が難しくなってくるかもです。
ハミ出したパテを削る
あとは削るだけ。
「ロックペイント グレージングパテ グリーンII」は固まったあと、とても削りやすいのがイイんですよ♪
わたくしはまず、大まかに「微美鬼斬」で削ります。
※「微美鬼斬」の使い方なんぞのレビューは過去記事をどぞ。
そんで、そのあとに、ペンサンダーでやすりがけしてます。
※「ペンサンダー」の使い方なんぞのレビューは過去記事をどぞ。



もし、ペンサンダーがなければ「神ヤス スポンジ布ヤスリ」の5mm厚400番→600番、ってな感じでやすりがけすれば良いかと♪
※「神ヤス スポンジ布ヤスリ」の使い方なんぞのレビューは過去記事をどぞ。
グレージングパテグリーンII、ヒケも少なく食いつきも良し!
やすりがけも終わりましたので、パテ埋めした箇所にサフを吹いてみました。
大体は修復出来てますな。モリモリに「ロックペイント グレージングパテ グリーンII」を盛ってしまったので、削り作業がちょいと上手くいってない(^_^;)
まぁこれは捨てサフなんで、また削ればいいかな。
とりあえずは修復は出来たのであります。
ヒケもなさげ、食いつきも良いご様子。とはいえ、こんだけ浅いスジ彫りだとヒケとか食いつきとか、あんまり関係もないかもですね(^_^;)
試しにプラ板に0.6mmの「BMCタガネ」でスジ彫りしてみまして、これを埋めてみます。
※「BMCタガネ」の詳細については過去記事をどぞ。



そんで、この固まった「ロックペイント グレージングパテ グリーンII」を削ってみる。ふむ、ヒケとかは見当たらないですね。
そんで、さらに試しに0.1mmの「スジ彫りカーバイト」でパテ埋めした部分を彫ってみた。
「ロックペイント グレージングパテ グリーンII」、エエ感じですわ(笑)
グレージングパテ グリーンIIを選んだ理由
いや~、今回の作業はホントにシンプル(笑)
ここまでパテ埋めの方法を書いてきまして、今さらですがなぜにこのパテを使ったか、という説明をば。
一般的には、こういうスジ彫りのハミだし修正には、瞬間接着剤を使ったりすると思うんですよね。
わたくしも、過去には「黒い瞬間接着剤」と「ベビーパウダー」を混ぜたりとかでやってました。
しかし、これだとどうしても瞬間接着剤が周囲のスジ彫りに流れ込んでしまうんです・・・。なんせ不器用全国選手権毎年ベスト8に入る実力者なので(^_^;)
それに、固まったあと、削るのも大変・・・。そしてスジ彫りのハミだした箇所によっては、どうもパーツへの食いつきがよくなかったりする。
そんなら、いつもヒケ処理に使っている「光硬化パテ」はどうよ?と思いまして使いましたともさ。
※「光硬化パテ」の使い方などは過去記事を参考にしてください。
ならば、パテを使うかぁ、となりまして「月刊ホビージャパン 2018年4月号」の巻頭特集「最新工具を使った模型製作テクニック毎年恒例の工具特集!!」で、「模型界の”スーパーサブ”パテをおさらい」を読んだのでありました。
読んだ結果、スジ彫りの修復としては、やはりパーツへの食いつきは大事だと思いまして、それに該当するパテはやはりラッカーパテ。代表的なのはタミヤのベーシックパテ。
しかし、こちらも調べてみると、固まるまでに時間をかなり要したり、収縮(ヒケ)が起きたりするそうな・・・。
ふ~む、まぁスジ彫りの修復くらいなら、タミヤのパテでも大丈夫そうだけど、なんかないかしら、と調べていたところ、情報収集やガンプラ製作技術情報ですんげぇお世話になっている「YZPハウス」さまにとても有益な情報が!!
「「ラッカーパテ」の種類を徹底比較!食い付きや乾燥時間の違いはあるのか?」
こちらの記事によりますと、
「ロックペイント グレージングパテ グリーンII」
というパテが非常に良さげ!!
どう良さげかと言いますと、
「プラへの食いつきが良く」「乾燥後のヒケが少なく」「乾燥時間が早い」「キメが細かい」というのが特徴です。
これや!こういうパテをワイは求めてたんや!!
「プラへの食いつきが良く」
「乾燥後のヒケが少なく」
「乾燥時間が早い」
「キメが細かい」
この4条件、最高やないかい!!
ということで、湘北高校の速攻くらいのはやさで、ポチってゲットしたのでありましたw
冒頭でも触れましたが、チューブ自体がめっちゃデカイ。
▼爪楊枝と比べるとよくわかる。
これ、持て余すわぁ~(^_^;)
っていうか、そのあたりのことを「YZPハウス」さまの「「ラッカーパテ」の種類を徹底比較!食い付きや乾燥時間の違いはあるのか?」にも書いております。
自動車の板金修理などで使われている「グレージングパテⅡ」です。
内容量は250gあります。プラモデルで使うなら一生分くらいの量が入っていますね。
自動車の板金修理で使われてるんですねぇ。そのあたりの事は、フォロワーのcharao(@charao_on_g)さんも教えてくれました。ありがとうございます(^^)
乗用車のボディ修復に使うようなパテで業務用ですから量もそれなりってことですよ。(*^o^*)
— charao (@charao_on_g) 2018年10月26日
そんで、実はこの「ロックペイント グレージングパテ グリーンII」の中身は、「フィニッシャーズ ラッカーパテ」と一緒らしいっすw
ただ、250gものラッカーパテを大量に使用するモデラーも滅多にいないと思います。大量に買って持て余すくらいなら黙ってフィニッシャーズのラッカーパテを買ったほうがお得ですね。
ってなことも、キチンと書いておりました・・・。
まぁなんとなくはわかっていたのですが、「どうせなら容量多い方がいいべ」とか思ってしまったのよね・・・。
まさかここまで大容量とは・・・。
これだと、使うたびに爪楊枝で取り出すが手間なので、塗料瓶に移し替えました。
ロックペイント グレージングパテ グリーンIIを塗料瓶にようやくうつした。
これでパテ埋め作業がやりやすくなったぞ♪
ってか、改めて見ると、ホントにグリーンなのね(笑) pic.twitter.com/73sxcd8sXZ— がく@ガンプラ初心者向けブログ! (@oskgaku) 2018年10月25日
それと、フォロワーさんから教えていただいのですが、この「フィニッシャーズ ラッカーパテ」と流し込み接着剤を混ぜる技もあるとか!なるほど!
ご教示ありがとうございます。
ワタシは流し込み接着剤にフィニッシャーズのパテを混ぜたものを使ってます。結局ソコに行きつきますね( ̄ー ̄)
— スガラワ・バジーナ (@daisgwa) 2018年10月24日
実はコレライター経験のある友達から20年前にもらったヤツなんです。
たぶん流し込み接着剤とフィニッシャーズの混合比で自分に合った粘土が作れるのかなと。ヒケはないし一晩で切削出来るまで硬化するのでいいかなと
ε- ( ̄、 ̄A)— スガラワ・バジーナ (@daisgwa) 2018年10月24日
ちなみに、世間の皆さまも「ロックペイント グレージングパテ グリーンII」を使っているご様子。
ここ半月ほどで僕もグレージングパテ大好きおじさんと化しました pic.twitter.com/m5AXWnihmN
— モリタ (@kyoro_cb) 2018年8月6日
ロックラッカー グレージングパテっていうやつですね。安いのに使いきれないくらい入ってるラッカーパテで、フィニッシャーズのパテも実はこの製品らしいです。伸びがよくて感想が早くてヒケが少ないのでかなりオススメですよ!最近isaya8さんにもお薦めしました(笑)
— ninomiya (@ninomiya_man) 2018年7月5日
ニーゼ表面処理中〜。
ネットで知ったグレージングパテ、今までのラッカーパテより使いやすく、助かってます。
明日には終わらせたいなぁ。#マシーネン pic.twitter.com/i9QXPy0x0e— そよかぜ@11/25愛知でナゴミー (@g50bis) 2018年6月3日
そんで、「フィニッシャーズ ラッカーパテ」も皆さん使っているご様子。
ドボン!溶きパテで埋めたスジボリ復活!長く漬けすぎました(^_^;)全ての失敗が鮮明に…
同じラッカーパテでも、タミヤやクレオスに比べてフィニッシャーズは生き残ってますね。食いつきが良くて頑丈なのかな? pic.twitter.com/AKopwsbna0— 鴨 (@mikiplamo) 2018年5月18日
盛れるし乾くの早いし食いつき良いし好きですフィニッシャーズのラッカーパテ。小さい傷埋めは絶対これ pic.twitter.com/7j2Xy9jrmY
— namoji白鳥菜奈子 (@77mgu_namoji) 2018年10月18日
全パーツ磨き完了からのヒケとゲート跡をパテ埋め~
みんな使っとるフィニッシャーズのラッカーパテつかってみたけど盛り付けたときの感触が良い感じ pic.twitter.com/x5TSH7aBOl
— 片田模型 (@katadamokei) 2018年10月6日
「ロックペイント グレージングパテ グリーンII」と「フィニッシャーズ ラッカーパテ」、まぁどっちでもいいんでしょうね(笑)
わたくしは、どうせなら容量多い方がエエべさな、と思い「ロックペイント グレージングパテ グリーンII」を購入しましたが、ちょいと多すぎ(笑)
でも、これを購入して、友人とシェアする、とかならば「ロックペイント グレージングパテ グリーンII」安上がりだし、工作(造形には向かないようですが)とかで埋めるところがたくさんある人には、安心してガンガン使えるのはイイかと思います。
まとめ
今回紹介した「ロックペイント グレージングパテ グリーンII」を含め、ラッカーパテは大きな造形などには向かないようです。
ハミだしたスジ彫りの修復くらいならばちょうど良さげ。
まぁちょいと残念なのは、固まるまで時間を要する、ということですね。
わたくしはせっかちなので、当初は
「ハミだしたスジ彫りをさっさと修復したい!」
とか思ってたんです。
でも、ガンプラを作っていくうち、しょっちゅうスジ彫りをハミだすので、いちいちやってるとキリがないとことに気づきました(^_^;)
なので、スジ彫りをハミだしたならば、最後にまとめて作業をするようになったので、結局はまとめてパテ埋めして、一晩放置、でも作業としては問題ないことに昨今気づきました(笑)
大容量でガンガン使えちゃう「ロックペイント グレージングパテ グリーンII」、購入してよかったです。たっぷりあるので誰かにあげたいくらい(^_^;)
ガンプラ仲間がいるなら、一緒に買ってシェアしてもいいですね。
ってなことで、今回のスジ彫り修復記事が参考になれば幸いです。
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