ども、がく(@oskgaku)です。
いつまで経っても上達しないガンプラのスジボリ・・・。
何回彫っても、なんとなくヨレヨレだしスミ入れしてもビシっとしない。
この状況を改善するには、まず自分の彫ったスジボリの状態をしっかり把握した方がよいのでは?
ならば、拡大鏡ルーペで現状把握!
※ドアップ画像について
拡大鏡ルーペで拡大した様子を撮影するのは非常に難しいので断念。
このブログで紹介するドアップ画像はカメラで撮影した画像を拡大してます。拡大鏡ルーペを覗いたイメージ画像として見てください。
拡大鏡ルーペでスジボリの状態を見る話、前回も書いてます。
でも、スジボリの部分はちょっとしか書いてないので、今回改めて書いてる次第。
拡大鏡ルーペでの自分のスジボリの仕上がりを確認する、これは改めて書くほど素晴らしいってことです!w
拡大鏡ルーペに感謝!
不器用でスジボリが上達せず悩んでいる人は、ぜひ拡大鏡ルーペを使って欲しい!w
例えばですよ、
「今回のスジボリはよく出来たなぁ。」
と思って自己満足したものの、拡大鏡ルーペでよ~く見てみるとフチがギザギザだったりで粗だらけで、
「俺の力量って、まだこんな程度なんかい!」
という感じで、リアルな自分の力量を把握することにも役立ちます!
これって、自己の成長には欠かせないですよね。
昔誰かが言ってたコレw
下手糞の
上級者への道のりは
己が下手さを知りて一歩目。
前置きが長くなりましたが、今回はスジボリを拡大鏡ルーペでドアップ確認して、粗な箇所をキッチリと修正した話です。
ガンプラやプラモデルのパーツ表面に線を彫ってリアリティを出す手法。
★不器用歴48年私がスジ彫りの失敗を劇的に減らせた道具の話
★スジボリ失敗ゼロへ!3つのマテリアルがガンプラ初心者の成功を導く
目次
スジボリ初心者がやりがちな2つの残念な仕上がり
己のスジボリ技量を確認するため、プラ板にちょっと彫ってみる。
拡大鏡ルーペのドアップで、己のスジボリ状態を、よ~く観察してみます。
拡大鏡ルーペで確認出来た修正箇所は以下の2つ。
- ギザギザのフチ
- 毛羽立ち
この2つの、スジボリ初心者あるあるなんですよね。
このようなスジボリの状態って、今まではヘッドルーペでの目視では確認出来なかったんです。
拡大鏡ルーペでドアップ拡大でパーツを見て、初めて
「スジボリのフチ、ギザギザやないかい!」
とか
「スジボリの毛羽立ちヤバ!今までこの状態でスミ入れしとったんかい!」
ってのがわかります。
こんな状態ではスミは綺麗に流れない。
ってことは、ビシっとシャープな仕上がりにはならないよね。
これが確認出来ただけで、拡大鏡ルーペ使ってよかった、と心底思ってます。
だって、この状態で塗装なんぞしようものなら超汚い仕上がりになりますからねw
拡大鏡ルーペで汚い箇所を発見出来たのだから、そこはしっかり修正していこう。
修正方法は、SOFさん(@SOF_Shizuoka)の「深掘り解説 SOF式オートモデル製作術」を参考にしました。
汚いスジボリになってしまう原因
ちなみに、このような仕上がりになってしまうのは様々な原因があろうかと。
そのなかで、主な原因は以下かと思われます(あくまで私の場合、として推測)。
- 力を入れすぎ
- 彫る角度が雑
彫る角度というのは、スジボリするときに線に対してまっすぐ刃を入れず、適当な角度で彫ったりしてるからかと。
こういうのは、経験するうち上達するものですが、物覚えの悪い私はいつまで経っても下手くそなままですw
本当は、一発でビシっとスジボリ出来るのが理想。
でも、実際のところ、そうでない人がほとんどだと思うんですよね。
まぁでもね、失敗したスジボリはリカバリーすればイイんです。
そのリカバリーを、SOFさんの書籍を参考にしてやっていきます。
スジボリ初心者こそBMCタガネを使う理由
スジボリ修正レポートの前に、チラっとマテリアルの話。
スジボリ道具としては定番中の定番。
切れ味は当然の如く抜群(素材→刃先:タングステン鋼 持ち手:ステンレス)。
BMCタガネ、実は初心者にもオススメな製品。
何故かといえば、彫る角度が多少悪くてもキチンと彫れるから。
その理由は「月刊モデルアート 2018年10月号」の「各社のスジボリ用ツール 5本を使い比べてみた」という記事に記載されておりました。
一部引用させていただきます。
刃の形状が鉋型なので彫る際は立てて彫る必要がありますが、この角度にかなり余裕があり、引き彫りに慣れてない方でも比較的すぐに慣れて作業できるようになるかと思います。
引用-月刊モデルアート 2018年10月号
彫る角度に余裕があるので、引き彫りに慣れてない方(初心者とか)でも比較的すぐに慣れて作業できるようになるかと思います、というのが月刊モデルアートさんの見解。
最初のウチって、スジ彫りの角度とか気にすることが出来ません。
なので、ある程度適当な角度で彫ってもそれなりに仕上がる、というのは初心者にはありがたいですね(限度はあるでしょうけども)。
とはいえ、いくらBMCタガネでも、ガリガリと雑に彫れば綺麗な仕上がりにはならない。
今回みいたに、私のようなせっかちで不器用人間がイソイソガリガリ彫ってしまえば、そら雑な仕上がりになるのは必至です。
あと、このBMCタガネはデメリットもあって、それは高価なことw(スジボリ堂のwebサイトから変えればよいのだけども)。
ただ、高価なだけあって高精度なのは使っていて実感します。フチの毛羽立ちやめくれが少ないとか。
私が購入した8年位前は、ワリと簡単に入手出来たのですが。
なので、スジボリを初めてみたい!けどBMCタガネが入手出来ない!
という人は他の製品もたくさんあるのでそれを検討するもヨシ。
下記、プロの方々も使ってたりするみたいだし、クオリティには問題ないかと。
スジボリ修正に効果を発揮!2つのマテリアル
拡大鏡ルーペでスジボリ状態を確認し、己の技量がよ~くわかった。
先述したとおり、目立つ粗は以下の2つ。
- フチがギザギザ
- 毛羽立ち
これらの修正、状態に合わせたマテリアルを使えば案外サクッと終わってしまうのです。
っていうことを、SOFさんの書籍で知れたのです。感謝しかない。
紙ヤスリにひと手間加えるだけで利便性超向上!
フチのギザギザ、ここは紙ヤスリ(いわゆる耐水ペーパー)でヤスリがけしていきます。
これ、今までもやってはいたのです。
紙ヤスリの角でヤスリがけ。でも、ちょっとやりづらいなぁと思ってた。すぐ目詰まりするし。
そんなときSOFさんの本を読んで、耐水ペーパーの角を丸くカットしてのヤスリがけを発見!なるほど!即実践!
角が直角だと、摩耗した部分は逐一カットしなければいけない。
でも、角が丸いと摩耗した部分を除けて使えるので長く使える。便利。
角を丸くカットすることくらい、自分で気づけよ。
案外、こういうことは盲点で夢中で作業してると気づかないものですよ。
こういうの、ちょっと深く考えればすぐに気づきそうなものですが。
とはいえ、このような気付きを教えてくれるSOFさんの書籍はありがたいです。
で、紙ヤスリでヤスリがけした結果。
Mr.セメントSPの接着以外の便利な使い方
これまた目から鱗な修正方法(これは以前、フォロワーさんか教えてもらったような記憶もありますが、すっかり忘れてましたw)
やることはシンプル。
スジボリの毛羽立ちを、Mr.セメントSPで溶かす。
ただ、不器用な自分は気をつけないとイケない作業ポイントがありました。
Mr.セメントSPを多量に塗らないよう注意!
Mr.セメントSPを多量に塗ってしまうとスジボリが埋まってしまうw
なので、ちょっとずつ、撫でる感じで。それこそ、一箇所作業したら、拡大鏡ルーペで確認するのが吉。
Mr.セメントSPは速乾なので、スジボリに流れ込んでも揮発して埋まることはなさそうですが、それでも多量にドバっと流し込んじゃうと埋まってしまうかもなので。
まとめ
今回の2つの修正、状態に合わせたマテリアルと手法ならワリと簡単。
とはいえ、我流だとちっとも気づかなかったし上達しない。
なので、SOF式さんの書籍からプロの技術に学んだ次第。
SOF式さんの書籍は、ガンプラやプラモデルの全くの初心者さんにはちょい難しいかもですが、1年くらいの経験のある人には超強力なプラモデル技術の教科書です。
この本を読んでる最中、私は何度も
「なるほど!」
と膝を叩く昭和のリアクションをしましたw
とはいえ、大前提はやっぱり自分のスジボリ状態をキッチリ把握すること。
拡大鏡ルーペ、神マテリアルですw
自分の技量・力量をキッチリ把握することは、レベルアップの基本ですよね。
下手糞の
上級者への道のりは
己が下手さを知りて一歩目
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