
ども、がく(@oskgaku)
です。
ガンプラ初心者の場合、スミ入れには何を使えばいいのか?
先に結論。
ガンプラを塗装しない場合(いわゆるパチ組み)であれば
ガンダムマーカー
「流し込みスミいれペン(流し込みタイプ<素組み用>)」
がベスト!!
その理由を以下に書いていきます。
ガンプラ初心者の方々の参考になれば幸いです♪
目次
塗装したガンプラのスミ入れに流し込みスミいれペン大丈夫?
「流し込みスミいれペン(流し込みタイプ<素組み用>)」が、なぜ塗装しない場合(いわゆるパチ組み)にベストなのか?
また塗装する場合はベストでない理由は何なのか?
その鍵は「スミ」の種類にあります。
以下、わかりやすく解説するために、まずスミ入れに使う「スミ」の基礎知識から説明します。
塗料を溶かす塗料がある
プラモデル(もちろんガンプラも)を塗装する場合、重ねて塗ることもありますよね。
重ね塗りする場合、塗料の種類によって、上から重ねる塗料が下地になってる塗料を溶かしちゃったりすることがあるんです!
各塗料の溶解力の強さの関係は、以下の通りです。
ラッカー塗料>水性塗料>エナメル塗料&油彩
これは「月刊ホビージャパン」の2016年4月号の巻頭特集「アナタの模型ライフを豊かにする最新ツール&マテリアル2016」から抜粋させていただきました。
重ね塗りについては、詳細を記事してあるので参考にしてください。
「スミ」も塗料の一種です。
たとえば、スミ入れしようとしているパーツに、すでに下地として別の塗料が塗られている場合を考えてみましょう。
この場合、スミ入れに使う「スミ」の種類によっては、下地の塗料を溶かしてしまう可能性があります。
そのため、下地の塗料を溶かさない「スミ」を選ぶ必要があります。
ガンダムマーカー「流し込みスミいれペン(流し込みタイプ<素組み用>)」はパチ組みなら問題ない
実はこの「流し込みスミいれペン(流し込みタイプ<素組み用>)」なんですが、下地の塗料を溶かしちゃうかもしれないペンなんです。
そのあたりはペンにも書いてあります。「素組み用」(パチ組み)とも書いてもある。
「素組み用」の素組みっていうのは、いわゆるパチ組み。
要するに、塗装をせずに普通に組み上げるだけです。
塗装をしないパチ組みなら、下地塗料とかを溶かすのでは?という心配はナシ。
繰り返しますが、
ガンプラを塗装しないパチ組みであれば
ガンダムマーカー
「流し込みスミいれペン(流し込みタイプ<素組み用>)」
がベストです!!
その「お手軽さ」と「キレイに仕上がる」という2点についてさらに具体的に説明していきますね。
ガンダムマーカー流し込みスミいれペンのお手軽さは半端ない!
ガンダムマーカー「流し込みスミいれペン(流し込みタイプ<素組み用>)」本当にお手軽。
キャップ外して、スミ入れしたいパーツにペン先をチョイと押し付けるだけで、スィ~っとスミが流れていくんですよ。
これは毛細管現象というやつでスィ~とインクが流れていきます。
ちなみに、毛細管現象はwikipediaによると
毛細管現象(もうさいかんげんしょう、英: capillary action)とは、細い管状物体(毛細管)の内側の液体が管の中を上昇(場合によっては下降)する物理現象である。毛管現象とも呼ばれる。
引用:毛細管現象-wikipedia
とのことです。
細い溝に液体がスィ~と入っていくことですね。
使う前にはペン先を紙かなんかに数回押して、インクを出しておくようにしてください。
はみ出たスミを消すには
これもお手軽の理由のひとつ。はみ出たスミは消しゴムで消せる!
ただし、スミがキチンと乾いてから消しゴムで消すようにしてください。
焦って消すとスミが滲みます・・・。
できればキレイな消しゴム使った方がいいです。
他のガンダムマーカーにはない「キレイな仕上がり」
ガンダムマーカーって、他にもいくつか種類あるんですよね。
ならば、これらでもよくない?ってなりますよね。
「スミ入れふでペン(ふきとりタイプ)」は水性だから下地の塗料を溶かさないし。
しかし、これらのガンプラマーカーは「キレイに仕上がる」という部分では「流し込みスミいれペン(流し込みタイプ<素組み用>)」に少々劣ります。
「スミ入れふでペン(ふきとりタイプ)」は食いつきがイマイチ
「スミ入れふでペン(ふきとりタイプ)」も毛細管現象でパーツの溝にスムーズに流れ込んでくれます。
しかし、水性塗料のためか、塗装していないパーツではスミが弾かれてしまうことがあります。
パーツに対して食いつきが悪いんです・・・。
「スミいれ用 極細 油性」はペン先が溝に入らないことも
こちらは毛細管現象はないので、スィ~とは溝に流れません。
感覚的にはマジックの細い感じ。
でも、ちょっと塗料の食い付きがよくないかぁ・・・。
そして、この「スミいれ用 極細 油性」、ちょっとペン先を見てください。
極細ということですけど、これ、小さいパーツで、細い溝で入り組んでるところにはペン先が入りづらい・・・。
ペン先が入ってくれないと塗ることができません・・・。
HG 1/144 ガンダム Ver.GFTで試してみた
お台場の「ガンダムフロント東京」で買ってきた「HG 1/144 ガンダム Ver.GFT」でスミ入れを試してみました。
これは「スミ入」と「つや消し」と「デカール」のみで塗装はしてません。
この「HG 1/144 ガンダム Ver.GFT」へのスミ入れの詳細は過去の記事を参考にしてください。
ガンダムマーカー「流し込みスミいれペン」の注意点
お手軽でキレイに仕上がる「流し込みスミいれペン(流し込みタイプ<素組み用>)」には、注意点が2つあります。
注意点1
最初に触れましたが、やはり下地塗料を溶かしたり、重ね塗りすると滲んでしまうかもしれません。
注意点2
このペンは毛細管現象でスィ~とスミが流れてくれますが、それが裏目にでて、接着してない合わせ目に流れてしまうことがあります。
これは先ほどのガンダムですが・・・

このような場合はキチンと接着するか、先に流しておくのがよさげです。
ガンダムマーカーは値段も初心者向き
「ガンプラマーカー」は1本約300円で、初心者でも気軽に購入可能。
リスクが低く、ガンプラ初心者に最適!
スミ入れをマスターすれば、ガンプラの表現が広がります!
「流し込みスミ入れペン(素組み用)」には、5色+消しペンのお得なセットもあり、積極的にスミ入れを楽しみたい方にオススメです。
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がく(@oskgaku)