素組みガンプラでもリアルな魅力!スミ入れのディテールアップ術

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がく

ども、がく(@oskgaku)です。

MGゼータガンダムver.ka、素組みでもかっこいい!でも、もっとリアルさを追求したい!という素組み派の皆さん、必見!

今回は塗装をしない素組みのガンプラにおいて、ディテールを引き立てるためのスミ入れについてご紹介。

スミ入れという一手間加えることで、ガンプラの魅力をさらに高めることができます。

でも、素組み状態のだと綺麗にスミ入れ出来ないのよね。

▲凹み部分からスミが溢れまくってる。


▲そして、ハミ出した箇所を拭き取ると全部拭き取ってしまうし。

それらを改善すべく、今回は素組みのガンプラに綺麗にスミ入れするひと手間、の話。

今回はMGゼータガンダムver.kaの太ももパーツを例として、スミ入れします。

▲こんな具合にスミ入れします。

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素組みガンプラでも圧巻のリアリティを実現するスミ入れ!


▲左は何もしてないパーツ。右はスミ入れと水転写デカール貼り付け、つや消しのディティールアップ。たった3つのディティールアップでも見た目はかなり違う。

ディテールアップとは?
ガンプラのディテール(細部)をよりリアルに、立体感を増して表現すること。

ディテールアップの重要性とスミ入れの役割

ガンプラを組み立てる際、ディテールアップは重要な要素。

ディティールアップの方法はスミ入れ、スジ彫り、エッチングパーツの取り付け、など様々あります。

がく
スミ入れはその中でも特に重要な役割を果たしますよね!

スミ入れって、パネルラインや凹凸部分にエナメル塗料を塗ることで、ディテールを強調してキット全体のリアリティを高めまてくれますから。

ガンプラの場合、最初から施されているパネルラインがありますので、そこにスミ入れするだけでも印象が違う。


▲MGゼータガンダムver.kaなら、こんな具合にパネルラインが施されている。

ここにスミ入れすることで、さらに立体感が増しまるで実物のような質感を演出することができるワケです!

素組み派の逆襲!スミ入れはガンプラのディテールを引き立てる秘策

ガンプラファンの中には、塗装やディテールアップパーツに手を加えずに、素組みでキットを楽しむ「素組み派」と呼ばれる方々がいますよね。


▲私は「素組み派」にも属しますよ。素組みしたままでもかっこいいから飾ってる。

週末モデラーとしては、限られた時間や予算の中でキットを組み立て、完成品を楽しむことに重点を置く素組み派。それも楽しいよね。

私からすれば、むしろそれがガンプラの醍醐味なんじゃねーの?と思ってるがな。余計な手を加えてんじゃあねぇぜ、ってな。
がく
言い方はアレですが、まぁそういう考え方も当然アリです。

でもでも、スミ入れって、素組み派の方々にとっても非常に魅力的な手法。

なぜなら、繰り返しになるけども、塗装を行わずにパネルラインや凹凸部分、パーツの境目にスミ入れをすることで、素組みでもディテールの立体感を引き出すことができるから!

がく
なので、私は素組みガンプラでなるべくスミ入れする派です。

素組みガンプラのスミ入れノウハウと「スミ入れ塗料」の活用法

スミ入れを行う際、必要なマテリアルは素組みのガンプラと塗装するガンプラで少し異なります。

今回は素組みガンプラにフォーカスを当てます。

素組みガンプラを映えさせる!私のおすすめスミ入れマテリアルの紹介

ここで紹介するのは、あくまでも私が使用するマテリアル。

これが絶対的に正解、というワケではないのであしからずw

  1. まち針シャープペンシル
  2. BMCタガネ0.1mm
  3. BMCタガネ0.2mm
  4. スミ入れ塗料(ダークグレイ)
  5. クラフト綿棒

具体的な方法は後述しますが、概要としてはパネルラインを一度彫り直してからスミ入れします。

なぜかといえば、パネルラインにそのままスミ入れしてもスミが綺麗に流れずディティールが映えないからです。

がく
ただ、これには少々リスクが伴うよ。

詳細は後述しますが、適切なマテリアルを使うことで、スミ入れの技術を極め、ガンプラを一段と引き立たせることが可能!(だと思うw)

スミ入れリスク管理!素組みガンプラでのパネルライン彫り直しとそのテクニック

そのリスクとは、パネルラインの彫り直しでハミ出した場合、修復が困難(絶対出来ないワケではないけど面倒)という点です。

塗装するガンプラの場合は、ヤスリがけやパテで修正し、塗装で隠すことが可能ですが、素組みのガンプラではその方法が通用しません。

ではどうすればいいのか?という疑問に対する答えは、「慎重に彫ること」です。

私自身が行っている方法を以下に示します。

1.まち針シャープペンシルでアタリをつける

2.BMCタガネ0.1mmでアタリをつける

3.BMCタガネ0.2mm

がく
この3ステップを経ることで、パネルラインの彫り直しでハミ出しを防ぎながら、スミ入れを行うことが可能になります。

タミヤ「スミ入れ塗料」の選択理由と使用感について

スミ入れに使う塗料は多種多様ですが、エナメル塗料が一般的に使われます。

▲その理由は、エナメル塗料がスムーズに伸びる性質を持つため。

一般的には、溶剤でこのエナメル塗料を自分好みに希釈するのですが、これがまた手間がかかるのですw

自分好みに希釈出来るメリットがある反面、それは面倒。

そこで、私のオススメはタミヤの「スミ入れ塗料」です。
▲この製品は、エナメル塗料をすでに溶剤で適度に希釈してくれており、そのまま使える利便性があります。


▲ただし、予め希釈されている分だけ、少々薄く感じることがありますね。

でもまぁ、素組みガンプラにスミ入れするなら、この程度でも十分かと私は考えています。

▲タミヤのスミ入れ塗料は色のバリエーションが豊富なのも魅力的。

がく
特に白いガンダムには、ブラックではディテールが目立ちすぎてしまうので、ダークグレイがオススメ。

スミ入れ塗料の使い方はこちら
タミヤスミ入れ塗料を徹底解説!エナメル塗料と溶剤を理解しよう!

素組みガンプラの見栄えを大幅向上!凹凸部分の彫り直しとスミ入れの実践ガイド


▲今回は、MGゼータガンダムver.kaの太ももパーツで、パネルラインではなく凹凸部分へのスミ入れしてみました。

このパーツ、試しに凹凸部分を彫り直さずにスミ入れ塗料を流し込んでみました。

結果はこのとおり、綺麗な仕上がりとはいえない・・・。

これだとハミ出したスミを拭き取ると、ほぼ全てのスミまで消えてしまう問題発生。

▲不器用全国選手権8年連続出場の私はこうなるのです。あなたならもっと綺麗に拭き取るかも?w

がく
やはり凹凸部分へのスミ入れ前に、それらの部分を彫り直すことが最良の手法ですね。

スミ入れへの5ステップ:凹凸部分を効果的に彫り直す方法

彫る手順は以下の5つ。

  1. まち針シャープペンシルで彫る
  2. BMCタガネ0.1mm
  3. BMCタガネ0.2mm
  4. スミを入れる
  5. ハミ出したスミを拭き取る

正直なところ、5段階も手順を踏むのは面倒くさい。

でも、いきなり0.2mmで彫るとハミだすなどの失敗リスク高し。

がく
細いスジ彫りから徐々に太くしていくことで失敗を減らせる!

手順1)まち針シャープペンシルで彫る

まずは100円アイテムで自作出来るまち針シャープペンシルを用います。

▲コストパフォーマンス最強です!おすすめのアイテム!

まち針シャープペンシルは100均アイテムでの自作。コスパ最強なのでぜひ。


まち針シャープペンシルの作り方
100均道具でスジ彫り道具をお手軽自作!まち針シャープペンシル!

この工程では、わかりやすく状況を把握するために、ガンダムマーカーの水性塗料を使用し、目印をつけます。

▲水性塗料なので、あとで拭き取るのも簡単。この方法結構イイのよね。


▲お宅の机にもそっと水性ガンダムマーカーを忍ばせておくと何かと便利よw

水性ガンダムマーカーの目印に沿ってまち針シャープペンシルでアタリをつける作業を進めます。
▲重要なのは、この段階では深く彫り込まず、浅くゆっくりとアタリをつけること。

私はこの工程を約3回繰り返すして、アタリを作り出してます。

手順2)BMCタガネ0.1mmで彫る

次に、BMCタガネ0.1mmを用いて彫る作業を行います。

この段階でもまだアタリを深める程度で、力強く彫り込むのは避けたい。

がく
本当にゆっくりと彫るようにしてます。まるで風船を撫でるような穏やかなタッチでゆっくりと彫ることが重要w

手順3)BMCタガネ0.2mmで彫る

手順3では、BMCタガネ0.2mmを使用して彫ります。

この段階も0.1mmの時と同様に、ゆっくりと浅く彫ることが肝要。

がく
モデラーとしての判断力が試される瞬間!適切な深さで彫ることがレベルアップの鍵となりますね。


▲彫った後、次のスミ入れ作業のためにアタリをつけた水性塗料は拭き取りました。

手順4)スミを入れる

手順4では、タミヤのスミ入れ塗料ダークグレイを用いてスミを入れます。
タミヤのスミ入れ塗料ダークグレイ

▲繰り返しになるけども、白いガンダムにブラックはメリハリが強すぎるので、ダークグレイがちょうどよい。


スミ入れの際、彫った箇所に過剰に塗料を入れる必要はナシ。


▲塗料をティッシュなどで少し吸い取ってから塗ることで、塗料の量を適切にコントロールすることが可能になります。

手順5)ハミ出したスミを拭き取る

最終手順である手順5では、ハミ出したスミを拭き取ります。


▲大体は綺麗に拭き取れたかと!

私のおすすめのツールはタミヤのクラフト綿棒。
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クラフト綿棒 三角 XSサイズ

タミヤ製品の綿棒、模型用に開発されたためにほつれにくく、様々な形状のパーツや状況に応じてスミを拭き取りやすいです。

がく
個人的に、100均綿棒でのスミ拭き取りは、リスクしかないと思ってます。すぐほつれて毛がつくしぃ~。

めちゃくちゃ高価なブツでもないし、素直に模型用の綿棒を使おう。

また、丸いXSサイズのクラフト綿棒もオススメ!
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クラフト綿棒 丸 XSサイズ

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さらに、ガイアノーツのフィニッシュマスター極細Rも、スミの拭き取りに役立つツールの一つです。

ガイアノーツ(Gaianotes)
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▲広範囲にハミ出たスミを拭き取るのに便利で、細かい箇所の拭き取りにはクラフト綿棒が適してます。
スミ拭き取りの参考記事
【初心者向け】素組みガンプラへのスミ入れ手順と道具まとめ

完成!スミ入れ後の劇的な変化


今回のスミ入れ作業はここで完成となります!

画像からもわかる通り、スミがビシっと綺麗に入り、パーツのディテールが際立ちました。

彫り直していない状態と比較して、見栄えが大幅に向上したことが確認できます。

がく
このような細部の作業を通じて、モデルの全体的な質感と表現力が格段に高まりまよ。

まとめ

素組みガンプラなのに、何故にわざわざ彫り直してまでスミ入れするか?

結局のところ、全体的な作業効率を上げるためです。

がく
キチンと彫ってスミを流した方がスイっと流れるし拭き取りがラク。

もちろん、彫らずにスミを流して丁寧に拭き取れればそれでヨシ。

どうやってもイイんです。自分がやりやすい方法で、ガンプラを楽しめればそれでヨシ。

冒頭で紹介してたパーツ、スミ入れ以外もやってたよな?
こっちの方が見た目エエ感じやけど。

がく
これは冒頭で説明したとおり、スミ入れ以外に水転写デカールとつや消しも施してますから。
だったら今回もそれをやれや。

という、嫁さんからの指摘を受けましたが、まぁそれやると長くなるので、また機会orリクエストがあれば(記事更新ツイートでコメントくださいw)、でね。

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