がく
エアブラシ塗装は、プラモデルやガンプラをかっこよく、そして素晴らしい仕上がりを実現してくれる優れた技術。
でも、エアブラシ初心者は技術的なスキルや経験が不足しているので、失敗する可能性も高い!
塗装が柚子肌塗膜になったり、噴射量が適切でなかったり・・・。
▲エアブラシ塗装が出来るようになって半年経過した私も、ここまで思った以上に苦戦してきましたw
しかし、これらの失敗を乗り越え、最近はようやくエアブラシを使った美しい塗装を実現出来るようになってきました。
これまで、エアブラシ塗装に関する失敗事例をいくつかの記事に分けて紹介してきました。
今回はまとめ記事として、これらの失敗事例を振り返り、エアブラシ塗装の失敗回避に必要なポイントを再確認していきます。
・撹拌
・希釈
ですね。
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目次
エアブラシ塗装の失敗を防ぐには撹拌が重要!
▲撹拌不足で塗膜に塗料のかたまりが付着。柚子肌になってしまった・・・。
エアブラシ塗装での失敗を防ぐためには、塗料の撹拌(かき混ぜること)が非常に重要!
しかし、初心者はこの作業をおざなりにしがち・・・。
私も当初は、
とバカにして、適当にやっていました。
塗料瓶を降る程度で十分だと思っていたんです。
でも、実はそれだけでは全く足りないのです!
逆に言えば、撹拌をしっかりやればエアブラシ塗装の吹付け失敗がかなり減ります。
調色スティックでしっかりかき混ぜるだけで失敗激減です!
塗料はしばらく使ってないと瓶の底に顔料、上の方に溶剤、ってな具合になっているのです。
それらをしっかり撹拌して、顔料と溶剤を均一な状態にする。
撹拌をしっかりやることで、希釈もスムーズに行え、吹付けの際には綺麗な霧状になり柚子肌塗膜も減ります。
他の柚子肌塗膜の要因としては、塗料に古いものを使っていたり、粒子の大きい塗料(サーフェイサーとか)を使っていたりする可能性があります。
私は、古いピンクサフを使ったとき、この失敗をやらかしました。
▲古かったので溶剤が揮発しちゃって大きめの顔料粒子が残り気味だったと推測。
エアブラシ塗装で超失敗!柚子肌塗膜になった原因を洗い出した結果
でも、その根本はやはり撹拌不足であることに変わりはありません。
撹拌をしっかり行い、失敗を回避!
エアブラシ塗装で希釈の失敗を減らすコツ
もうひとつのエアブラシ塗装失敗代表例は、希釈の失敗。
希釈が薄すぎると、塗膜が液垂れしてしまうことがあるんです。
▲このときは、塗料1:薄め液4くらいだったのかもしれない。シャバシャバ。
最初は希釈のバランスがわからず、失敗することもありますが、経験を重ねるうち案外簡単に回避できるようになります。
その失敗回避方法としては、とりあえずは塗料と薄め液を
1:1
の割合で希釈することです。
この希釈度合いなら、塗料が薄すぎて液垂れすることはほぼない。
計量スプーンを使って、塗料1ccと薄め液1ccを混ぜると簡単。
もし、この希釈度合いで塗料が濃すぎてエアブラシから吹き出ない場合、薄め液を少しずつ足して様子を見ます。
上級者さまは目分量で希釈できますが、初心者は1:1または1:2で希釈するのが無難。
エアブラシ塗装で失敗する4つのやりすぎ
エアブラシ塗装をする際、準備段階で注意が必要なのは撹拌と希釈。
では、実際のエアブラシ塗装作業で失敗する原因は何でしょう?
私が失敗した主な原因は以下の4つ(ただし、個人の感覚によるものですよ)。
- エア圧が強すぎる
- 塗料の噴出量が多すぎる
- パーツとエアブラシの距離が近すぎる
- エアブラシを動かすスピードが遅すぎる
エア圧が強すぎると、多量の塗料がパーツに吹き付けられ、液垂れの原因に。
個人的な感覚だと、0.15MPaを超えるあたりから注意が必要かなぁ、とね。
▲0.08MPaなら安牌かと。
開放しすぎると多量の塗料が噴出で、それが液垂れの原因になります。
初心者は中間くらいの開放が無難で、詰まり気味になったらさらに開放すればヨシ。
問題はパーツとエアブラシの距離、そして動かすスピード。これらも液垂れの原因になり得るワケです。
でも、これらは感覚的なもの。エア圧によっても左右されます。
そのため、適正な距離やスピードを一概に示すことが出来ないのです・・・。
こうした問題は、経験を積むことで理解していく必要がある。
エアブラシ塗装の失敗防止対策に有効な試し吹き
最後に、エアブラシ塗装の失敗を防ぐための対策を2つ。
まず、必ずやっておくべきことは、試し吹き。
100円ショップで買えるスプーンや不要なパーツに試しに吹き付けて、液垂れがないか、塗膜につぶつぶがないかを確認します。
なぜなら、エアブラシを始めたばかりの頃は、塗料を吹き付けたくて仕方がないんですよねw
早く塗料の色や塗装されたパーツを見たい、という気持ちが先走ってしまいがち。
しかし、この気持ちを抑えて試し吹きをすることが失敗を防ぐためには重要!
エアブラシ塗装中はカップ内の塗料を放置しない!
そしてもうひとつ。
エアブラシ塗装中、他の作業をする場合や別の色を使う前にエアブラシのカップ内に塗料を入れたまま放置しないことが肝要。
エアブラシのカップ内に塗料が残っていると、乾燥が始まりドロドロになることがあるんです。
カップ内に塗料が残った状態で吹き付けると、詰まりや塊ができるなどの失敗を招くことになります。
そのような事態を防ぐためにも、エアブラシ塗装中に他の作業をする場合、面倒でもカップ内の塗料は一度出すことを初心者さまにはオススメします。
とはいえ、エアブラシのカップ内、塗料を外に出しても少量の塗料が内部にどうしても残ってしまう。
これらも時間が経つと乾燥して固まってしまうことがあります。
そこで、薄め液を少量入れておくとこれらの問題を防げます。
▲ちょっとだけ薄め液を入れておく。
ちょっとだけ、の1滴2滴の薄め液を入れるときに便利なのがニードルボトル。
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まとめ
初心者がエアブラシ塗装で失敗する代表例は、撹拌と希釈。
塗料をしっかりかき混ぜることは、希釈をスムーズに行い、吹き付けの際には柚子肌塗膜ができないようにする重要なポイント。
また、希釈が薄すぎると塗膜が液垂れしてしまうことがあるため、希釈のバランスを見極めることも重要ですね。
もうね、5分くらいは心を無にして調色スティックで塗料瓶の中をかき混ぜてくださいw
得意のマテリアルはどうした?
失敗を減らすためにマテリアルで解決してるやろが。
エアブラシ塗装の技術向上という口実のもと、たくさんのマテリアルをポチってしまったので、振り返りのが怖いw
マテリアルに関して、そのような記事が読みたいというフォロワーさんからの要望とかあれば、ねw
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