がく
エアブラシ塗装、塗面にツブツブ粒子が付着!なんじゃこりゃ!ってな失敗、ありません?
▲柚子肌塗膜どころではなく、あきらかなツブツブ粒子。
製作中のエントリーグレードのベジータ、最後のつや消し塗装の段階で、ジャンクパーツに試し吹きしたら上記のツブツブ粒子発見!
▲いよいよ、最後の仕上げのつや消しスーパーフラットコート吹き付けだぁ~、と意気込んでみたものの・・・ツブツブ粒子が出ちゃって意気消沈。
一体、なんのツブツブ粒子?つや消し塗料の撹拌or希釈がテキトーすぎてツブツブ粒子が付着?
もしくは、塗料が古い?撹拌が甘い?
▲というか、もうこの画像見ただけでツブツブ粒子が何なのかは大体わかりますよねw
でも、実際はかなり時間を要しました。その理由は後述。
あのモビルスーツが1位?
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目次
エアブラシ塗装に混入したツブツブ粒子を暴く
ツブツブ粒子の正体、まず最初に疑ったのは塗料の撹拌作業です。
キチンと撹拌をしなかったために、顔料が固まり気味で出ちゃったのかな?との推測。
仮説1)撹拌と希釈が不十分だったのかもしれない
今回のつや消し、使用したのはフィニッシャーズのスーパーフラットコート。
これ、使うのは実に約6年ぶりw
スーパーフラットコートを初めて買った時
スーパーフラットコートでつや消し塗装の新たなステージへ!
スーパーフラットコートは原液2本セットを購入。うち1本は全く使ってないので、もったいないと思いましてね(←こういうのが失敗の原因)。
貧乏性が故に失敗した話
己の判断ミスでエアブラシが詰まって塗装失敗!マジ猛省の内容4項目
古い塗料は溶剤が揮発するみたいで(あくまで憶測)、ドロドロになりがち。
▲6年間で、つや消し粒子は瓶の底にすっかり沈殿している。
今回のスーパーフラットコートも調色スティックを突っ込んでみるとドロドロというよりも、グニャグニャ。
▲グニャグニャすぎて、ゴソっと塊で掬い上がる始末。
これは死ぬほどの撹拌が必要です!(ツブツブ粒子混入は撹拌がテキトーだったのかもしれないと考えた)。
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私は「ボルテックスターラー TURBO」は持ってないので、手動で死ぬほど撹拌します(最低5分)。
▲撹拌には専用マテリアルを使おう!割り箸はカスが塗料に混入しちゃうよ!オススメは調色スティック!
さらにさらに、薄め液(フィニッシャーズのピュアシンナー)も少量加えます。
死ぬほど撹拌して、薄めに希釈したスーパーフラットコート。
今度は大丈夫でしょう!赤く塗装した100均スプーンに試し吹き。
▲だがしかし、あいも変わらずツブツブ粒子が出現!なんで!?(いや、もう気づけよ、という話w)
仮説2)スーパーフラットが古すぎたのかもしれない
スーパーフラットコート、撹拌しても薄め液を足してもツブツブ粒子出現。
古すぎてつや消しの粒子が大きくなってしまったのでしょうか?(そんなことある?w)
よくわかりませんが、やはりスーパーフラットが古すぎたのかもしれないと判断。
新しいつや消し塗料を使ってみることに。
▲GSIクレオス GX114 スーパースムースクリアー つや消し
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このスーパースムースクリアーは購入から1年以内くらい(の記憶)。
これなら大丈夫でしょう。グレーに塗装した100均スプーンで試し吹き。
▲やっぱりアカン!ツブツブ粒子が出現!Why?!(ここまで気づかないとか、なかなかだよね。いやこれには理由があります。)
仮説3)エアブラシに問題があるのかもしれない
一体何故にツブツブ粒子が出現するのか?
ここまでの検証で塗料に原因がないのはわかりました。
となると、エアブラシ自体に問題が?
こういうときは原点に帰りまして、最初に出現したツブツブ粒子をもう一度じっくり見てみます。
▲ちょっとキラキラしてへん?
キラキラ?もしや、これはメタリック粒子?
最後にメタリック塗装したのは、ベジータの頭髪をサイヤ人風にするために使ったメタルイエロー。
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メタリック塗料は粒子が大きいから、エアブラシは0.5mm口径の「タミヤ HG エアーブラシワイド トリガータイプ」を使用。
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そして、今回のつや消し塗装も粒子が大きいとの理由で同じ0.5mm口径を使った・・・。
あっ・・・。
メタルイエローの粒子が残っていて混入しちゃった・・・?!
いやいや、メタルイエローを吹き付けたあと、粒子が残ってはイケないと散々に掃除したはず。
う~む、でもまぁ、その可能性もあるので、試しに他のエアブラシ0.3mm口径でスーパーフラットコートを吹き付けてみる。
▲0.3mm口径、エアテックス「MJ724」
今回のツブツブ粒子は、エアブラシ内に残っていたメタリックの粒子だったのですね!
嫁さんの言う通り、画像をよ~く見ればキラキラしているのがわかります。
だがしかし、つや消しを吹き付けた直後は塗面がテカテカになっているので、キラキラがわかりづらかったのです。(これがキラキラ粒子の正体に気づくのに気づくのが遅れた理由)
エアブラシ内キラキラ粒子の除去方法
▲キラキラ粒子除去に使ったのはガイアノーツの「サーフェイサーエヴォ」。
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ツブツブ粒子がメタリック粒子とわかったので、0.5mm口径エアブラシを改めて清掃することにします。
作業はシンプル。グレーサーフェイサーを入れて吹くだけ。
グレーサーフェイサーの粒子が、メタリック粒子を絡めて吹き出してくれるらしい、です。
エアブラシでメタリック塗装に初挑戦!キラキラ粒子に苦戦した理由
なのにグレーサーフェイサーを吹かなかったのは、これまた面倒だったのでw
手間を惜しむな!を学習したはず、の記事
エアブラシ塗装の失敗談!手間を惜しまずに下地を整える重要性とは?
我が姫君殿下の諫言、聞き入れざるを得ない。
グレーサーフェイサーを吹き付けたところ、最初はキラキラ粒子が多少残りましたがすぐに出なくなりました。
▲念のため、何度かにわけて100均スプーンにグレーサーフェイサーを吹き付けで確認。キラキラ粒子は出なくなりました。
ホワイトサフだと、キラキラ粒子が見つけにくいかも。
逆に、ブラックサフの方がキラキラ粒子は見つけやすいかもですね。
エアブラシ塗装に試し吹きは必要不可欠
ですが、最悪のケースは免れました。
最悪のケースというのは、本塗装でキラキラ粒子付着を発見!リカバリー塗装の手間が増える!というケースです。
やはり、試し吹きは大事(エアブラシ塗装に慣れている人は当たり前の作業ですかねw)
それと、メタリック塗料のキラキラ粒子、エアブラシ内に残らないよう掃除するのはかなり大変だとわかりました。
メタリック塗料は専用のエアブラシを用意すべきですね(しかも0.5mm口径)
否定できず。沼にハマるアンタのダンナをお許しください。
▲つや消し専用として0.5mm口径のエアブラシ「ウェーブ スーパーエアブラシ トリガータイプ05 軽量アルミボディ」購入。その他、諸々。
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ちなみに、エントリーグレードのベジータのつや消し、念のため先述したエアブラシ「MJ724」0.3mm口径で吹き付けて完成です。
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