![がく](https://ossan-kazi.com/wp-content/uploads/2019/05/gaku_pleasureface.jpg)
ども、がく(@oskgaku)
です。
製作中のHGグフ、スパイクアーマー(肩)の角を尖らせてみました。
![](https://ossan-kazi.com/wp-content/uploads/2024/04/240421-cornersharp-01-1024x576.jpg)
![](https://ossan-kazi.com/wp-content/uploads/2024/04/240421-cornersharp-02-1024x768.jpg)
これ、ガンプラ作り始めた頃に挑戦したのですが、諦めた過去。
当時は、道具や材料がほとんどなかったので作業が難しかったんです。
でも今は、道具と材料が揃っているので角を尖らせるためのランナー接着や削り作業がワリと簡単にできました!
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今回のスパイクアーマーの角を尖らせる作業レポート、誰かの参考になれば幸いです。
目次
作業は全部で11工程
角を尖らせるための作業は以下の11工程。
- 角を2mm程度カット
- ランナーをカット
- 接着面を整面
- 硬化促進剤を塗る
- 瞬間接着剤を塗る
- ランナーと角を接着
- 乾燥
- ランナーをカット
- ニッパーで大まかに整形
- 金属ヤスリで整形
- 神ヤスで整面
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文字に書き起こしてみると作業量が多く感じますが、それぞれはめちゃくちゃ簡単です。
![嫁](https://ossan-kazi.com/wp-content/uploads/2019/05/yome_normalface.jpg)
「乾燥」とか一々書くなよ。
いや、でもまぁね、乾燥時間も大切ですからw
工程1)角を2mm程度カット
・アルティメットニッパー
まずは角をカット。
先端から2mmくらいのところでカット。
![](https://ossan-kazi.com/wp-content/uploads/2024/04/240421-cornersharp-06-1024x768.jpg)
![](https://ossan-kazi.com/wp-content/uploads/2024/04/240421-cornersharp-08-1024x768.jpg)
![嫁](https://ossan-kazi.com/wp-content/uploads/2019/05/yome_normalface.jpg)
なんで先端から2mmやねん。
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あまり長くしちゃうと、形を整えるのが大変なのでね。
2mmという長さには、その程度の根拠しかありませんw
カットする長さは、角をどの程度まで鋭利に仕上げたいか?により変わります。
なので、個人の好み。
ちなみに、切れ味鋭いニッパーなら切断面が綺麗にカットできますので、後の切り口の整面がラクです。
安価のニッパーを使うと切り口が潰れるので、整面作業が面倒なのです・・・。
そういう意味もあり、切れ味鋭い片刃アルティメットニッパーは重宝します。
工程2)ランナーをカット
・アルティメットニッパー
これは余ってるランナーでヨシ。
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![がく](https://ossan-kazi.com/wp-content/uploads/2019/05/gaku_funface.jpg)
こういうこともあるので、ランナーはパチ組み後、すぐに捨てるのは勿体ないですね。
それに、余ってるランナーはパーツと同素材なので、接着の親和性も高い(接着しやすい)。
というのを、こちらの本で学びました(接着剤について科学的に学べるので理解が深まります。理解が深まれば応用もできる!)。
さて、ランナーですが、カットする長さは2~3cmくらい。長すぎても短すぎても接着が大変なので。
![](https://ossan-kazi.com/wp-content/uploads/2024/04/240421-cornersharp-03-1024x768.jpg)
工程3)接着面を整面
・テーパーダイヤヤスリ #400
角側とランナー側、それぞれの接着面をヤスリがけして平らにしておきます。
![](https://ossan-kazi.com/wp-content/uploads/2024/04/240421-cornersharp-07-1024x768.jpg)
![](https://ossan-kazi.com/wp-content/uploads/2024/04/240421-cornersharp-11-1024x768.jpg)
![](https://ossan-kazi.com/wp-content/uploads/2024/04/240421-cornersharp-09-1024x767.jpg)
![](https://ossan-kazi.com/wp-content/uploads/2024/04/240421-cornersharp-10-1024x768.jpg)
このヤスリがけ作業は金属ヤスリが便利。
テーパーダイヤヤスリで整面です。
![がく](https://ossan-kazi.com/wp-content/uploads/2019/05/gaku_funface.jpg)
瞬間接着剤で接着するための整面なので、大体でね。
工程4)硬化促進剤を塗る
・瞬間接着剤用硬化促進剤
はい、パーツに硬化促進剤を塗るだけ。
角側とランナー側の両方に塗る必要はなく、片側のみに塗ります。
再三ブログで書いてますが、塗り過ぎると硬化した瞬間接着剤がガッチガチになってしまうので。
![](https://ossan-kazi.com/wp-content/uploads/2024/02/240211-accelerator-08-160x160.jpg)
工程5)瞬間接着剤を塗る
・瞬間カラーパテ
・スパチュラ
私は瞬間カラーパテを使ってます。
![](https://ossan-kazi.com/wp-content/uploads/2024/04/240414-steperaser-15-768x1024.jpg)
片側のみに塗ります。
![](https://ossan-kazi.com/wp-content/uploads/2024/04/240421-cornersharp-12-1024x769.jpg)
![がく](https://ossan-kazi.com/wp-content/uploads/2019/05/gaku_funface.jpg)
瞬間接着剤を塗るときは、一度パレットなどに出してスパチュラで塗ると簡単に塗れますよ。
![](https://ossan-kazi.com/wp-content/uploads/2024/02/240204-heapingamount-16-1024x768.jpg)
それと、瞬間カラーパテは削りやすいかなと感じています。
※私は他の瞬間接着剤系は黒い瞬間接着剤しか使ってませんので、それとの比較になりますが。
黒い瞬間接着剤、硬化促進剤の塗り方にもよりますが、めちゃくちゃガッチガチに硬化するんですよね(^_^;)
工程6)ランナーと角を接着
硬化促進剤と瞬間カラーパテを塗ったら接着。
安定するまで、しばし手でくっつけておきます。
10秒くらいで接着されるはずです。
![](https://ossan-kazi.com/wp-content/uploads/2024/04/240421-cornersharp-13-1024x768.jpg)
逆さにしても大丈夫。
![](https://ossan-kazi.com/wp-content/uploads/2024/04/240421-cornersharp-13-1-1024x768.jpg)
工程7)乾燥
瞬間接着剤といえど完全に接着されるまでは少々時間を要します。
10分も待てば安牌かと。
![がく](https://ossan-kazi.com/wp-content/uploads/2019/05/gaku_bittersmileface.jpg)
せっかちな私は1分くらいの乾燥待ちで作業再開しましたが、案の定、剥がれてしまいました。
工程8)ランナーをカット
・アルティメットニッパー
乾燥して接着されたのを確認できたら、ランナーをカットします。
カットする長さですが、大体4mmくらい。
目安の基準としては、角側は2mm程度をカットしたので、その倍、というところです。
![](https://ossan-kazi.com/wp-content/uploads/2024/04/240421-cornersharp-15-1024x768.jpg)
![](https://ossan-kazi.com/wp-content/uploads/2024/04/240421-cornersharp-16-1024x768.jpg)
![](https://ossan-kazi.com/wp-content/uploads/2024/04/240421-cornersharp-17-1024x768.jpg)
![がく](https://ossan-kazi.com/wp-content/uploads/2019/05/gaku_funface.jpg)
このあたりは個人の好みです。
カットにはニッパーを使用しました。
工程9)ニッパーで大まかに整形
・アルティメットニッパー
・デザインナイフ
完成をイメージして、大まかにカット。
![](https://ossan-kazi.com/wp-content/uploads/2024/04/240421-cornersharp-18-1024x768.jpg)
この工程が、ちょい難しい!
何が難しいかって、定量的な方法がないので、どうしても個人の力量に依るところになります。
なので、せめてカットするニッパーは切れ味の良いモノを使って、作業負担を減らしたいところです。
切れ味の悪いニッパーでカットすると、強い力が加わるので接着したランナーが取れてしまうかもしれません。
デザインナイフの扱いに慣れてる人は、デザインナイフも併用するとよいかも。
![](https://ossan-kazi.com/wp-content/uploads/2024/04/240421-cornersharp-19-1024x768.jpg)
![](https://ossan-kazi.com/wp-content/uploads/2024/04/240421-cornersharp-20-1024x768.jpg)
![がく](https://ossan-kazi.com/wp-content/uploads/2019/05/gaku_pleasureface.jpg)
デザインナイフは縦にスライドするようにして動かすとカットしやすいです。
![](https://ossan-kazi.com/wp-content/uploads/2023/12/231203-eyecatching.jpg)
工程10)金属ヤスリで整形
・匠之鑢・極 雲耀 半丸平行単目 MF15
![](https://ossan-kazi.com/wp-content/uploads/2020/02/unyou.jpg)
この整形作業、金属ヤスリが超大事。
その昔、私は金属ヤスリを持っていなかったので320番の神ヤスで整形してました。
でもやっぱり、大まかな整形に神ヤスは無理がありましたね。
なかなか削れませんから。
金属ヤスリならばさっくりの大まかな整形が簡単です。
![](https://ossan-kazi.com/wp-content/uploads/2024/04/240421-cornersharp-22-1024x768.jpg)
金属ヤスリなら何でも良い、というワケではなく、キチンとした金属ヤスリ、削り跡が綺麗な金属ヤスリが重要です。(作業負担がダンチです)
半丸なので、逆Rのような箇所でもヤスリがけできます。
![](https://ossan-kazi.com/wp-content/uploads/2024/04/240421-cornersharp-21-1024x768.jpg)
工程11)神ヤスで整面
・神ヤス
・耐水ペーパー(紙ヤスリ)
![](https://ossan-kazi.com/wp-content/uploads/2024/04/240407-preparation-09.jpg)
最後の工程で神ヤスが登場。
ここで240番5mm厚→400番5mm厚→600番3mm厚、の順番でシャープな角に整えます。
最後は耐水ペーパー(600番)で角を巻きつける要領でヤスリがけです。
![](https://ossan-kazi.com/wp-content/uploads/2024/04/240421-cornersharp-23-1024x768.jpg)
この整形、適当に削るのではなく、角の全体像を把握しながらヤスリがけしていきます。
![](https://ossan-kazi.com/wp-content/uploads/2024/04/240421-cornersharp-24-1024x768.jpg)
![がく](https://ossan-kazi.com/wp-content/uploads/2019/05/gaku_bittersmileface.jpg)
全体像をイメージしながらヤスリがけしないと、凸凹な仕上がりになってしまうので。
はい、HGグフのスパイクアーマーの角、尖らせる作業完了です。
![](https://ossan-kazi.com/wp-content/uploads/2024/04/240421-cornersharp-26-1024x768.jpg)
![](https://ossan-kazi.com/wp-content/uploads/2024/04/20240421-beforeafter.jpg)
まとめ
スパイクアーマーのシャープ化、長い工程のように感じますが、それぞれの作業は簡単で数分です。
いきなり本番作業をやってしまうと失敗するかもなので、まずは余ったランナー同士での接着なので練習するとよいかと思います。
あと、この作業で大事なのはやっぱり道具。
![がく](https://ossan-kazi.com/wp-content/uploads/2019/05/gaku_pleasureface.jpg)
これだけ揃っていれば、作業自体が簡単に済みますからね。
その昔、接着にはタミヤセメントを使っていましたが、硬化乾燥に丸1日以上を要していました。
これ、モチベが続かないんですよねw
それに、接着面が小さいので接着も不完全だったりして、その段階で諦めたり。
でも今は、接着には瞬間カラーパテと硬化促進剤で即硬化(乾燥)。
さらにいえば、整形も金属ヤスリがなかったので削る作業自体に苦労しましたね。
でも今は、整形も金属ヤスリでサクッと大まかに削れてしかも削り跡も綺麗。
それぞれの作業がスムーズだとモチベーションも保てるし楽しいわけです。
![がく](https://ossan-kazi.com/wp-content/uploads/2019/05/gaku_funface.jpg)
やりたい改修や加工作業、苦労してるなら道具の選別にも気を使ってみてください。
ガンプラ製作進捗やマテリアル紹介をツイート。
がく(@oskgaku)