ども、がく(@oskgaku)
です。
ガンプラのザクやグフ、力強く見せるためには「太さ」が必要だと思うのですがどうでしょう?
HGグフの二の腕を太くするために、ガイアノーツの瞬間カラーパテで盛り付けることにしました。
結果、イイ感じに盛り付けて太くできました。
パチ組み状態と比較してみる。力強さは増してますね。
盛り付けにエポパテを使わなかった理由、それは2つの素材を混ぜるのが面倒だから。
それに、硬化するまで長時間待たなければイケない!それが痛い!
週末モデラーとしては、休日で全て仕上げたい!
なので、すぐ硬化して作業できる「瞬間カラーパテ」を使った次第。
- 速攻硬化ですぐに削れる
- 硬化後はソコソコ削りやすい
- 一気に盛り付けると気泡ができやすい
- 薄く何層かに分けて重ねるのがよい
「瞬間カラーパテ」は合わせ目消し以外にも活用できるのが良いですね!
「瞬間カラーパテ」を使っての初めての盛り付け。
多少マゴマゴしましたが、その工程レポートが誰かの参考になれば幸いです。
厚みを稼ぐためにプラ板を貼り付け
たかだか瞬間カラーパテを塗りつけるだけで、グダグダ書くなや。
簡単そうに見えますが、ちょっとしたコツみたいのもあるんですよ。
まず、盛り付け量が多いと気泡ができやすい。
なので、盛り付け量をなるべく減らしたい。
その施策として、プラ板を貼り付けてかさ増し。
今回は0.3mm厚のプラ板を貼りました。
これを貼っておけば、二の腕を太くする厚みの基準にもなります。
貼るときに使うのも瞬間カラーパテ。
4面、それぞれに貼りました。
瞬間カラーパテの気泡対策に超重要なアイテム
さて、瞬間カラーパテを盛っていきます。
ただ、何も考えずに盛ると前述の通りに気泡ができてしまう。
気泡を防ぐには以下2点が有効。
- 薄く重ねて盛り付ける
- すぐに硬化させる
気泡って、厚く盛るとできやすいんですよね。
なので、
なるべく薄く盛り付け
これを繰り返して、厚みをだすことにします。
さらにもうひとつ。
速攻で硬化させちゃえば、気泡が発生するスキを与えないw
気泡は溶剤が揮発するときに発生するようなので、速攻で硬化させちゃえば揮発するスキを与えない、という具合(だと思うのですがね)。
瞬間カラーパテの成分に溶剤は記載されてないぞ。
そうなんですよね。なので、ただの推測です。
まぁともかく、速攻で硬化させちゃえば気泡は発生しないので、硬化促進剤の併用は重要です。
薄く塗って(盛り付けて)、硬化促進剤を吹付け。
を繰り返します。
ただ、完全に気泡発生をゼロにするのは難しい。
なので、できてしまった気泡は後で埋めればよいです。
盛り付け過ぎた瞬間カラーパテの整形は金属ヤスリが便利
薄く重ねて盛り付ける。
これに気をつければ、瞬間カラーパテでも案外簡単に盛り付けられる。
あとはヤスリがけで形を整えるだけ。
思い切り出っ張ってしまった部分は金属ヤスリでガリガリと削って整形。
このときに注意なのが、ゆっくりと金属ヤスリを動かすこと。
よくやってしまいがちなのが、たくさん一気に削りたいがために、素早く金属ヤスリを動かしてしまうこと。
これって、実はたいして削れないし、パーツを傷つけるリスクが増えるだけ。
なので、ゆっくり確実に、を肝に命じて金属ヤスリを動かすのがオススメ。
もうひとつコツとしては、パーフェクトバイス1号などのパーツを固定するバイスがあると便利。
バイスをパーツで固定するだけで、めちゃくちゃ削りやすくなるのです。
左手でパーツを持って、右手で金属ヤスリでヤスリがけ、これって実は不安定。
左手のパーツは削るときに動いてしまうので削りにくいし(実はたいして削れてない)精度も落ちる。効率悪し。
パーツをバイスなどで固定するだけで作業効率が劇的にアップします。
まだ試したことない人は導入の検討をオススメします。
神ヤスで整形からの整面
さて、出っ張りを削ったら大まかな整形。
神ヤス400番3mm厚or5mm厚(厚みは好み)で整面していきます。
でも、ここで問題発生。
整面してみるとわかるのですが、やはりちょい大きめの凹みがあったりします。
これをまた瞬間カラーパテで埋めてもいいのですが、微妙な凹みは埋めた瞬間カラーパテが剥がれてしまうことも。
なので、タミヤの光硬化パテで埋めます。
光硬化パテは速攻硬化
光硬化パテの良いところは、ライトを照射させるだけで速攻硬化してくれること。
タミヤのwebサイトによると、UVライトではなく普通のライトでよいそうです。
5分でも硬化しますが、10分なら盤石。
光硬化パテの弱点は、触るとちょいベタつくこと。
日中、太陽光で硬化させることができればベタつきはかなり抑えられるのですが・・・。
夜に作業する場合はそうも言ってられませんよね。
でもね、最終的には整形のために表面をヤスリがけしますから、その際にベタつきはとれます。
まずは400番3mm厚の神ヤスで整形です。
削りカスは都度で取り除いた方が削りやすいです。削りカスが神ヤスに詰まりますからね。
あとは600番5mm厚→800番5mm厚、という感じで整面すればヨシ。
光硬化パテは机のライトでも硬化します。速攻硬化ゆえに、手早く作業しないとあっという間に硬化しちゃいます!
まとめ
だいたい、エエ感じで太くできたかと。
でも、よ~く見ると、小さな気泡や削り跡が残ってます。
まぁこれは整面すれば消えるレベルでしょう。
瞬着接着剤系は硬化後に気泡はどうしてもできてしまう・・・。
小さい気泡は、むしろちょっと彫って大きくした方が埋めやすいですね。
今回のように、二の腕を太くする整形はエポパテなどを使うのがスタンダードかもしれません。
ただ、不器用オッサンとしては盛って整形する(足し算)よりも、
盛ったのをヤスリがけして整形(引き算)の方が整えやすい、
という気がしてます。
気泡を減らす、気泡を埋める。
このあたりは経験値を上げていく必要がありそうですね。
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がく(@oskgaku)