ども、がく(@oskgaku)
です。
イエローサブマリンなどのガンプラ展示品。
あれを眺めていると「立体感」「リアリティ」がアリアリとビンビンに伝わってくる。
「私もそんなガンプラを作りたいッス」
そんなことを思っていたら、雑誌「CGワールド」の文章に目がとまった。
製作の命題として揚げられたのが、セル調ルックの追求。セルらしい表現の中でどれだけ盛れるか、情報量を上げられるか。
CGWORLD 2023年12月号-Netflixシリーズ「鬼武者」
質感、影(陰影)のそれぞれで工夫が凝らされたのだという。
質感、影(陰影)、これってプラモデルにもめちゃくちゃ大事なことだ!
ガンプラに、影の表情をつけるにはどうすればいい?
黒立ち上げ塗装(通称:MAX塗り)はどうだろう?
フチ(エッジ)に黒い部分を残すようにグラデーション塗装するやつ。
やり方もようわからんが、ドラえもんで挑戦してみた。
まぁ最初なので、こんなもんでしょ。
黒立ち上げ塗装の難しさ、それはやっぱりエアブラシの総合的コントロールでした。
目次
初心者のサフ吹付けは要注意!
黒立ち上げ塗装にはサフを使用。
サフについては何度も語ってきたが、何度も語りたい理由がる。
このサフ塗装、初心者はよく失敗する。
私も漏れなく、何度も失敗している。
「エアブラシからサフがでない!Why?」
これ、詰まってエアブラシから噴出されないのね。
サフは他の塗料よりも粒子が大きめ。これを長期保管の長期放置しておくと、ドロドロ率高し。
撹拌が不十分なままだと、希釈もドロドロになりがち(初心者あるある)。
撹拌をキッチリやるために、私は毎度以下を実践。
- 調色スティックで瓶をグリグリ掻き混ぜ
- ボルテックスターラー TURBOで撹拌
これで詰まるようならあとは希釈の問題だ。
サフ希釈の安牌は1:2(←私がビビりすぎなだけかもしれない)
サフに関してはちょい薄めくらいで希釈。
1:2(もしくは3)
ちょい薄めに希釈するのは、粒子が大きめなのでエアブラシから噴出されづらい。
というのもあるが理由がもうひとつ。
サフを濃いめで塗装すると、塗膜がザラザラになりがち。
私はエアブラシ塗装を始めた頃、
「なんかちょっとザラついてない?Why?」
ということがよくあった(ウソつきました。今もあります)。
ザラザラ塗膜を回避するため、濃いサフは避けるようにしている(←初心者のみんな、注意やで。約束)。
老眼浮かれポンチ。待て。これを見ろ。
クレオスさまによれば、サフ塗装の希釈目安は1:1、とのこと(あくまで目安だろうけど)。
まぁこのあたりは、個人の技量や好みがあるから。
黒立ち上げ塗装1)下地黒塗装
サフ塗装には0.5mm口径を使用。
丁寧な撹拌のおかげで問題なく吹付け。
しっかり黒塗装。エッジ部分も気をつけて。
黒立ち上げ塗装2)白塗装
ここから本番の色塗装。
まずは白塗装から(この次はスカイブルー塗装なので、先に白を塗装した方がエアブラシ洗浄がラク)。
イエローサブマリンで買ってきた。
「新品塗料は撹拌がラクでいいわねぇ」
と浮かれポンチ気分も束の間、
いきなり失敗しましたw
黒立ち上げですからね、全体的に「フワっ」とクールホワイトを乗せるつもりだった(なので0.5mm口径をチョイス)。
そして、
「エア圧を落としつつ、エアブラシの距離をパーツに近づける、というイメージでコントロール」、
という美しいエアブラシ塗装ダンス、の予定だった。
が、結局、全体的にベタ塗りに仕上がる始末。
もっと大胆に、パーツのフチ部分を残してもよかったのだ。
ただ、これは次回成功への貴重なデータ。次のスカイブルー塗装へ活かそう。
クールホワイト、評判通りの隠蔽力と実感。黒サフの上からでも2回の上塗りで発色。
黒立ち上げ塗装3)スカイブルー塗装
次はスカイブルー塗装。
「フチ部分に黒を残せよ」と言い聞かせがら、塗装。
塗装後にふと気づく。
これ、0.5mm口径ではなく、0.3mm口径の方がコントロールしやすかったな。
黒立ち上げのイメージ的って、パーツ全体を0.5mm口径でフワっと塗装してフチ部分を残す感じ。
だがそれだと、フチ部分に黒を残すのは初心者には難しい?
う~ん、やはり最初は上手くいかない(凡夫)。
次は0.3mm口径で、フチの黒を残すイメージを強く持って塗装するかな。
総合的にエアブラシのコントロールが重要
はい、完成したドラえもん。
反省すべき点が多かった→得るものも多かった。
初めて黒立ち上げやってみてわかったけども、黒との境目はグラデーション塗装になるってことね。
でもこれは、習得には回数(経験)が必要ですねぇ。
私、エアブラシ塗装をしているとき
「綺麗なグラデーション塗装には、エアブラシとパーツの距離が重要だな」
とシミジミ感じた。
でもこれは、デジタル的に何センチ、と決めてできるワケもなく。
何度かやって感覚をつかむしかない。
そして、エアブラシからの噴出量、レギュレーターの圧力。
これらを総合的にコントロールしないといけない。
やること多いな!
誰かにマンツーマンで教えてもらうワケでもなし。
YouTubeや書籍で参考になりそうな動画を探しつつ、自分でトライアンドエラーするしかなさそうです。
老眼浮かれポンチ。待て。これを見ろ。
これは良さげ!目次に「黒立ち上げ」の文言がぁ!
光沢のExブラック、だと?
こうして、またアレコレとポチるのですw
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がく(@oskgaku)