がく
今回はガンプラの筆塗り作業中に、筆を洗うなら、ガイアノーツのブラシウォッシュとブラシクリリンのコンボが最強!という話です。
手間いらずでシタデルカラーの塗料がサッパリ落ちます。
▲水でゆすぐよりも時短で手間軽減
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目次
ブラシウォッシュの概要
▲正面のキャラ絵で、ブラシウォッシュがちょいと見えないのはご愛嬌w
まずは、ブラシウォッシュの大きさや重さななどのスペックです。
ブラシウォッシュのスペック
製品名 | G-01r ブラシウォッシュ |
外径 | 約42mm |
高さ | 約80.5mm |
重さ | 約73g |
上記のブラシウォッシュのスペック表に、瓶の大きさ等の数値を記載しました。
これ、ガイアノーツのwebサイトに記載されていたワケではなく、実測値です(なので参考程度にねw)。
こんな説明、瓶の大きさがサッパリわからんわ。
まぁ仰る事はごもっとも。
大きさをわかりやすく伝えるために、ナナコカードと並べてみました。
▲机に置いても邪魔にならない程度
まぁ、一般的な瓶ですw
小瓶といっても差し支えないでしょう(主観w)。
特製洗浄マットの素材は不明
ブラシウォッシュの特徴は、やはり瓶に入っている特製洗浄マットですよね。
でもこれ、材質が何かはわかりませんw
発売元のガイアノーツのwebサイトに材質の記載がありませんので、正確な事はわからず。
参考
ガイアノーツ – G-01r ブラシウォッシュ
ブラシウォッシュのメリットとデメリット
わたくしが使用して感じた、ブラシウォッシュのメリットとデメリットは以下の通りです。
- 簡単に筆の汚れを落とせる
- ブラシウォッシュ自体のお手入れ簡単
- 筆を痛めにくい
- コスパ良し
- 多量の洗浄液が必要
- ブラシウォッシュがズレる
ブラシウォッシュで筆洗いレポート
能書きはここまでにして、実際にブラシウォッシュで筆の汚れを落としてみます。
今回はこの汚れた筆をブラシウォッシュで洗ってみます。
汚れを落とす筆はシタデルカラーを含ませて一晩放置した神ふで。
ブラシクリリンを投入
ブラシウォッシュには、洗浄液として、ガイアノーツの「ブラシクリリン」を投入します。
▲臭いはほとんどありません
ブラシクリリンのスペック
製品名 | T-10s ブラシクリリン 【中】 |
用途 | 筆に付いた塗料落とし リンス効果 |
成分 | アルカリ性水溶液 |
内容量 | 250ml |
臭い | ほぼなし(ちょっと臭うが不快さはなし) |
使用方法にも、ブラシウォッシュに入れる、と記載されています。
▲ブラシクリリンを投入したブラシウォッシュ。特製洗浄マットの上端まで注ぐ
溶剤系ではない、水溶性の筆洗い専用溶液です。
G-01nブラシウォッシュにこの溶液を入れて使用することで、最大の効果を発揮できます。
塗料を剥がれ落とすイメージで筆をきれいにします。
溶液使用後は必ず水洗いをしてください。
リンス効果もありますので、乾くと筆はさらさらになります。
高価な獣毛筆などの手入れに最適です。
引用-ガイアノーツ – T-10 ブラシクリリン
ほぼ丸々、文章を引用してしまいましたw
要するに、水性塗料の筆塗りの筆ケアに最適!そしてブラシウォッシュとは最強コンボ!なのですね♪
※ラッカー塗料、水性ホビーカラー、エナメル塗料の筆も試してます。詳細は後半で。
ブラシウォッシュでの筆の洗い方
洗い方は至ってシンプル。
洗う時の注意。筆を特製洗浄マットに押し付けると、筆を痛めてしまいます(まぁそれは一般的に考えてもそうですよね)。
▲パッケージにもそのような事が記載されてます
ブラシウォッシュとブラシクリリンの筆洗い最強コンボ、その方法、実はブラシクリリンのwebサイトに画像付きで記載されています。
参考
ガイアノーツ – T-10 ブラシクリリン
▲ブラシウォッシュではなく、ブラシクリリンのwebサイトに記載
シタデルカラーの筆洗い
はい、まずはシタデルカラーで汚れた筆を洗ってみます。
実際に擦り洗いしてみると、もうあからさま、みるみるうちにシタデルカラーが筆から落ちていくのがわかります。
▲webサイトの記載通り、汚れが剥がれ落ちていくイメージ
3分くらい、シャバシャバしたでしょうか。
筆を引き上げてみますよ。
▲13時間放置したシタデルカラーがあっさりと3分程度で落ちたのであります!
水でゆすいでみました。
▲3分程度でここまでサッパリすれば超満足
筆を特製洗浄マットに擦りてつけていますが、感触や見た目では、筆を痛めている様子は見受けられません。
ブラシウォッシュとブラシクリリンのコンボによる筆洗い、これ、本当に簡単!擦るだけだもんw
今まではシタデルカラーで筆塗りしている時、汚れを落とすために、水を入れたグラスを用意して、そこに筆を入れてゆすいでました。
▲この方法だと、筆の中、奥深くの中に含まれたシタデルカラーは中々落ちない
しかも、筆をゆすぐ時、汚れを落とすために、筆をガシャガシャと強く回してましたね(^^;)
▲ガシャガシャと筆をゆすぐと筆を痛めるのがわからんか!
あとは、都度、マジックリンとゴッドハンドのクリーニングコームのコンボで汚れを落としてました。
▲クリーニングコームでも汚れは落ちますが、筆塗り中に都度やるのは少々面倒。最後の方付け作業の時だけにしたい。
このブラシウォッシュならば、優しく擦り洗いするだけで筆がリフレッシュ!
今まで悩んでいた、硬化したシタデルカラーの小さい粒がパーツに付着してしまう現象の悩みともオサラバです!
シタデルカラーの硬化した粒の話
シタデルカラーの筆塗り最中に出現する粒の正体とは?
ラッカー塗料の筆洗い
シタデルカラーを筆塗りした筆の汚れが、よく落ちるのはわかりました。
他の筆はどうでしょうか?
まずはラッカー塗料の筆を洗ってみましょう。
▲筆に塗料が付着してから、3時間ほど経過させました
▲まずは1分シャバシャバ。ラッカー塗料がちょっと剥がれてきました
▲3分くらいはシャバシャバしたのですが、完全に落とすのはまでには至らず
▲さらに3分シャバシャバの後に水洗い。やはり完全に汚れは落ちず
水性ホビーカラーの筆洗い
次に水性ホビーカラーの筆洗いはどうでしょうか?
▲こちらも筆に塗料が付着してから、3時間ほど経過させました
完全な水性でない(ラベルの成分には有機溶剤も入ってます)とはいえ、やはり水性という事で、汚れがよく落ちます。
エナメル塗料の筆洗い
最後はエナメル塗料です。
▲これも筆に塗料が付着してから、3時間ほど経過させました
エナメル塗料の筆は、ラッカー塗料ほどではありませんが、完全に汚れを落とすのは、3分程度のシャバシャバで難しいかも。
▲ちょっとだけエナメル塗料が残ってしまいました。
今回は筆に塗料つけてから3時間放置のパターン。
筆塗りしてすぐならば、もっと簡単に汚れは落ちますね。
ブラシウォッシュ自体のお手入れも簡単
シタデルカラーは水性塗料。有機溶剤は入ってません。
そのシタデルカラーの筆洗いでブラシウォッシュを使うのであれば、ブラシウォッシュ自体のお手入れもラクラク。すぐに終わるので簡単です。
洗面台などで、水洗いすればヨシ。
▲瓶ですから水性塗料は喰いつきません。塗料が付着しても簡単に落とせます。
ブラシウォッシュ、コスパ良し!
ガイアノーツさまのブラシウォッシュwebサイトには、お値段は
¥440 (税込)
と記載されております(2021年10月24現在)
これ、コスパ良し!w
わたくし、実はこのブラシウォッシュは、以前からイエローサブマリンなんぞの店頭で見かけておりました。
店頭で見たときは
「瓶の中に糸くずみたいなのが入って500円近くするのかよ~。どうせ大して綺麗になんねぇんだろぜ。」
とか思ってましたが、当時の自分にロングホーントレインを2往復半で喰らわしてやりたいですね。
こんだけ手間いらずで、サクッとシタデルカラーの筆が綺麗になって、500円未満なら全然お安い!
このブラシウォッシュ、何が大事かといいますと、模型マテリアルのメーカーである「ガイアノーツ」さまの製品、という事が大事なのです。
数々の塗料、溶剤、筆、道具を開発・販売しているメーカーが、商品開発しているからこそ安心して使えるんですよね。
これ、自作とかしたら、筆を痛めるアイテムになってしまいそうw
ブラシウォッシュのデメリット
毎度も言ってるが、デメリットをだせ。
メリットばかりは胡散臭い。サザエさんに出てくる昭和のセールスマンか?
我がハマーンカーン様姫君殿下(嫁)が仰る通り、メリットばかりは胡散臭いものです。
ブラシウォッシュを使って感じたデメリットもレポートします。
多量の洗浄液が必要
ブラシウォッシュで筆洗いをする場合、特製洗浄マットが全部浸るまで(上端まで)、洗浄液を注ぐ必要があります。
▲ブラシウォッシュのwebサイトには、絶対そうしろとは記載してませんけども、特製洗浄マットが洗浄液で埋まっていないと筆を傷つけるかもですよね。
これって、結構な多量のブラシクリリンを使用しますな(^^;)
実際に分量を量ると大さじ2杯強、というところ。
▲大さじは1杯は15ml。仮に3杯で45ml。
ブラシクリリンは250mlですから、5.5杯分かぁ(^^;)
まぁ6杯としても、都度ブラシクリリンを入れ替えると、あっという間になくなってしまいそう。
ブラシクリリン、ガイアノーツさまのwebサイトを見ると、お値段は
¥1,100 (税込)
との表示。
ブラシウォッシュに6杯入れるとして、1杯あたり約180円・・・。
Amazonで見ると(2021年10月24日現在)
¥800(恐らく税込み)
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こちらは1杯あたり、約133円・・・。
ブラシウォッシュ自体は、お値段のワリに高性能だからコスパ良いですが、ブラシクリリンは、ちょっとコスパ良くないかなw
30mlくらいでも大丈夫だったりもするかもです。
30mlなら8杯くらいはブラシウォッシュに入れられるかと。
実際に使ってる感触ですと10杯くらいはイケそうな気もしてます(曖昧ですみません)。
ただ、いくらなんでも6杯は少なすぎかと感じたので追記しました。
なので、わたくしは、あまりよろしくありませんが、中身の入れ替えは頻繫ではなく、限界まで使い倒しますw
▲こまめに洗った方が良いのはいうまでもないw
日曜日とか1日中筆塗りをする時は、ブラシウォッシュで洗浄して、残った汚れをグラスの水でさらに洗浄。そんでキッチンペーパーで拭いて再開。
シタデルカラーは水性ですから、グラスの水の方を都度綺麗にしておけば、まぁ大体は大丈夫です(自己責任で!)。
ブラシウォッシュがズレる
これが結構なストレスなんですw
ブラシウォッシュに筆を突っ込んで擦り洗いしている最中に、横になっている特製洗浄マットが、ズケっとズレて縦になってしまうのです!
▲こちらはズレていない通常モード
▲特製洗浄マットがブリンっ!と縦にズレた状態w飛び出してきそうな勢い
たまに、ちょいと勢い良く擦り洗いしてると、特製洗浄マットが思い切り縦にズレまして、ブラシクリリンが跳ねたりとかねw
この症状、恐らくはガイアノーツ様も把握しているかと思われます。ただまぁ、やむを得ない、というところでしょうか。
瓶の中を、下手に加工すれば、筆を痛めかねません。
まぁ、それなりに気を遣って優しく擦り洗いすれば、ズレる事はありません。
シタデルカラーならマジックリンでも汚れは落ちる
▲洗浄機のコスパを考えるなら、ブラシウォッシュにマジックリンを入れるのもアリ
マジックリンは400ml×4本とかで1500円くらい。1本390円くらい。
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400ml÷45ml=8.8
9杯は使えるw
390円÷9杯=約43円
- ブラシクリリン1杯→約133円~180円
- マジックリン1杯→約43円
マジックリン、1.6Lもあれば、コスパとしては十分かとw
一晩放置したシタデルカラーの筆、3分くらいシャバシャバすれば、汚れは大体落ちました。
筆の根元の汚れを完全に落とすには
汚れ、落ちてないわよ。
やり直しなさい。
まぁ確かに、ブラシウォッシュとブラシクリリンのコンボといえど、筆の根元、文字通り根こそぎ落とすのは難しい・・・。
軽く擦り洗いしているだけですからねぇ。
この根元のシタデルカラー塗料が、硬化して、次に使う時ゴミ粒になってパーツに付着したりとか。
そうならないように、可能限り、根元の汚れも落としたい。
そのための最終兵器が、ゴッドハンドのクリーニングコームとブラシメンテクリーナーなのです!
大して実力もないクセして、最後のオチを次回に跨ごうとする超生意気なヤツがいたらどうするよ!
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いや、単に話が長くなってしまうので、2回に記事を分けたいだけです。ご勘弁をw
ブラシメンテクリーナーでの洗浄はこちら
模型の筆のお手入れで絶対に死守すべきルール
ブラシウォッシュ|まとめ
「プラモ作りは見てナンボです!」でお馴染みの長谷川迷人(@wanimeijin)さまたちが、動画で
「筆は消耗品。こまめに買い替えた方が良い」
というような趣旨の事を仰っておりました。
※42:17あたりです。
筆を綺麗洗う事にこだわりすぎて、いつもまでも同じ筆を使うのは返ってよくないですよね。
逆に、筆塗りの質が落ちるかと。
めんどくさっ、エアブラシ塗装の方が楽なんじゃね、と独り言のように仰られて、どうぶつの森の世界に消え去りましたw
まあでも、エアブラシ塗装はそもそも出来ない人もいるし、臭いもする。ハンドピースだってメンテいるしね。
今回のブラシウォッシュレポート、筆を簡単に洗いたいと思ってる方々の、参考になれば幸いです。
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