ガンプラのウォッシングとは?調べてわかった初心者の上達がムズイ理由

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がく

ども、がく(@oskgaku)です。

ガンプラのウェザリングってムズくない?

▲どうにかウェザリング仕上げで完成したゼータプラスヘッド。完成イメージとは程遠いw

雑誌やwebサイトを読んでいると、ウェザリングはお手軽にできる方法もあるよ、的なことが書いてあったりして、こりゃいいやってもんで真似してみるけど上手くいかない、そんな経験ありませんか?

がく
特に「ウォッシング」。バシャッっと塗って、サッと拭き取るだけ、みたいなことが書いてあって簡単そうなんだけどこれが案外難しい。


▲調子に乗って塗りすぎちゃって。

理解が乏しい。
アンタ、ウォッシングとかいう技法、キチンと理解してるんだろうな。
どうせテキトーにやってるんだろ?

いや、実はこれ、我が姫君殿下(嫁)のおっしゃる通りで、ウォッシングという技法に対する認識不足で作業しちゃってるんで仕上がりがイケてない結果になりがち。

▲テキトーにバシャっと塗ってテキトーに拭き取ってるので、仕上がりがイマイチ。

ウォッシング、方法や目的をキチンと理解すれば、仕上がりも違ってくるはず。

今回はウォッシングの理解を深めるために、改めて「ウォッシングとは何か?」を調べ直してみました。

普通の大人はきちんと調べてからやるけどな。
がく
おっしゃる通り。
いつも何も考えず勢いだけでやってます。

ウォッシングとは?

ウォッシングという名称、これはどこぞの協会が正式に命名しているわけではないんですよね。

いわゆる俗称。

ガンプラのウェザリング(汚し)作業はいろんなことをやりますが、ウォーキングはその中のひとつ。

正式な技法の方法なんかがルール化されているワケではないので、雑誌やwebサイトでウォッシングについて調べてみると、結構それぞれで説明内容がまちまち(肝の基本的な説明は同じですけども)。

基本的には
薄めた塗料を全体的に塗って、乾燥したあと、拭き取る
という説明。

以下、調べた内容をレポートします。

ウェザリングについてwebサイトで調べてみた

まずはwebサイトで調べてみました。

参考
【特別企画】【ちょい組み】ウォッシングに挑戦! ミレニアムファルコンのディテールがくっきりと浮き上がる! – HOBBY WatchHOBBY Watch

ウォッシングについて、上記のHOBBY Watchさまで説明されている一文を引用させていただきます。

薄めた塗料をかけて、拭き取る
引用-【特別企画】【ちょい組み】ウォッシングに挑戦!ミレニアムファルコンのディテールがくっきりと浮き上がる! – HOBBY Watch

シンプルでわかりやすい。基本はこういうことなんですね。

さらに調べてみます。上記の関連webサイト記事です。

参考
【特別企画】ヘタ仙人の「プラモデルを楽しもう!」、失敗したら指で消せ! 簡単にプラモデルの魅力を倍増させる「スミ入れ」の世界 – HOBBY WatchHOBBY Watch

はみ出しも気にせずドバーッと塗料を流し込み、はみ出したらうすめ液をしみこませた綿棒でこする
引用-【特別企画】ヘタ仙人の「プラモデルを楽しもう!」、失敗したら指で消せ!簡単にプラモデルの魅力を倍増させる「スミ入れ」の世界 – HOBBY Watch

基本的にウォッシングは塗料を塗って拭き取る、という作業なご様子。

なんとなく理解は出来てきました。

ただ、まだちょっと物足りない。

理解をさらに深めるため書籍でも調べてみました。

ウォッシングについて書籍で調べてみた

まずは「水溶きアクリル筆塗りテクニック」。

さらに、全体を薄く溶いた塗料を被せる「ウォッシング」は、表面の汚れやムラを再現して実感を高めることができる。
引用-水溶きアクリル筆塗りテクニック:新紀元社

薄く溶いた塗料を塗って、表面の汚れやムラを再現させる、とのこと。

基本的には上記2つのwebサイトと同じ内容。

チェックすべき大事なポイントは「薄く溶く」ですね。

今度は「月刊アーマーモデリング2021年1月号」。

「カタカナ技法トンチンカン(Practice05 ピンウォッシュ)」でウォッシングの説明記載がありました。

一般的なウォッシングは、模型全体にうすめた塗料を塗り、乾燥後に余分な塗料を拭き取るという流れで行われる。これによりスミ入れやフィルタリング、雨垂れなどをまとめて施すことができるわけだが、やや漠然とした仕上がりになりがちだ。
引用-月刊アーマーモデリング2021年1月号

こちらはウォッシングについてわりと踏み込んだ説明ですね。

ウォッシングは

  • スミ入れ
  • フィルタリング
  • 雨垂れ

をまとめて施すことができる、とのこと。一方で漠然とした仕上がりになるとも。

がく
3つの作業をまとめてできるのは手間も省けて時短で嬉しいですね♪
「フィルタリング」、って何やねん。
急に専門用語をぶっ込んでくるなや。

という疑問はごもっともw

フィルタリングについては上記の同じ特集内でも触れていました。

フィルタリングの効果について以下の3つが挙げらています。

  • 色調の統一
  • 基本的に深みを出す
  • 立体感のさらなる強調

フィルタリングは薄く溶いた塗料を全体的に塗って色調を統一させる、というような感じですね。

薄く溶いた塗料を塗る、というのはウォッシングと同じ。

フィルタリングとウォッシングがゴチャゴチャと混乱しちゃいますw
こういうところが、最初の頃に躓くポイントですよね(^_^;)

がく
フィルタリングは色調統一で塗るので、拭き取ったりはしないんですね。

まぁフィルタリングも、絶対的な定義があるわけではないのですが。

フィルタリングは有名な技法なようで、専用のマテリアルもあるくらいです。

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最後は「月刊モデルグラフィックス2022年4月号」。

「内藤あんもの塩梅とは?~How to 講座~」でウォッシングの説明記載がありました。

現在では全体の色調を整えるフィルタリングと、雨だれ、サビだれを表現するストレーキングは別々に施されることが多いが、重厚感のある表現ができるいっぽう時間もかかるし手順も複雑なので、一発で両方を兼ねる「ウォッシング」で済ませた
引用-月刊モデルグラフィックス2022年4月号

こちらでも複数の作業を一度にできる技法、というようなニュアンスでウォッシングを説明しています。

ウォッシングは複数の作業を同時にできるから素晴らしい!のか?

ウォッシングについて調べた内容をまとめると、作業工程は以下なご様子。

  1. 薄く希釈(溶いた)塗料を全体的に塗る
  2. 乾燥を待つ
  3. 拭き取る
塗料を拭き取るくらいなら、塗るなや。
がく
全部の塗料を拭き取るのではなく、ある程度の塗料が残るように拭き取ります。
残った塗料で汚れた質感をだすワケです。
ムズっ!

・・・まぁたしかに、ウォッシングは複数の作業をまとめてできる反面、習得するにはちょいと難しそう。

テキトーにやると、月刊アーマーモデリングの記載にあったとおり「やや漠然とした仕上がりになりがち」になってしまうだろうし。

ウォッシングって難しくね?

ウォッシングについて色々調べてみて感じたこと。

ウォッシングって、お手軽に仕上げられる技法なようで結構難しくね?(^_^;)

ウォッシングに慣れている方からすれば、
「いやいや、深く考えすぎ。」
と思われるかもしれません。

いやいやいやいや、わたくしのような世界不器用人間ベスト10に毎年選出されるレベルには、やっぱり難しい(その根拠は後述)。

作業工程はたった3つかもしれませんが・・・。

  1. 薄く希釈(溶いた)塗料を全体的に塗る
  2. 乾燥を待つ
  3. 拭き取る

1.2.3.のそれぞれが、ムズいw

ウォッシングの何が難しいのか?

ウォッシングが難しいと思われる要素を、作業工程ごとに洗い出してみます。

1.薄く希釈(溶いた)塗料を全体的に塗る
→希釈度合いがわからない
→全体的にどの程度塗ればいいのかわからない(濃いめ?薄め?)
2.乾燥を待つ
→どの程度待てばいいのかわからない(1時間?9時間?)
3.拭き取る
→どの程度、どんな具合で拭き取ればいいのかわからない
もうヤメちまえ!
グダグダとできない理由ばかり並べやがってよ。
できない理由を挙げるのは簡単だ。ホントにやりたい人間はどんな環境でもやるもんだ。

がく
グサっとくるよね。
牙突レベルで胸に突き刺さります。ご指摘、ごもっともです。

とはいえですよ、やっぱりウォッシングってやつは初心者や不器用さんには難しい。

過去、Zガンダムヘッドでウォッシングをやってみましたが、どうにも上手くいかず。

▲塗りすぎて木目調になっちゃうし。なんでやねん、と歯ぎしりしちゃう。



不器用レベルMAXアラフィフが初めてフィルタリングするとこうなる

※この時はフィルタリングだと思ってやってましたが、どちらかといえばこれもウォッシングでしたね。

ウォッシングで難しいと思われる要素、ほとんどは感覚や経験に頼るものばかり(←これが初心者の上達がムズい理由ですね)。

料理のレシピみたいに数値で現せるモノがない。

特に「3.拭き取る」。

拭き取る際、雨垂れになるような表現で拭き取るれればよいのですが、これまた難しい。

▲雨垂れってどんな?Zガンダムヘッドでは拭き取りすぎて汚れた表情にならず。

じゃあやっぱり、不器用or初心者はウォッシングはやるな、ってことなのでしょうか。

いや、そこで終わってはいつまで経ってもできるようにならない。

ウォッシングができるようなればお手軽で汚れた表現ができますからぜひ習得したいところ。

それに、ウォッシング自体はめっちゃくちゃ難しいワケでもないですしね。

がく
わたくしのような老眼で超不器用なオッサンでも、ある程度経験を重ねればボチボチは上手くなっていきます。

以下、ウォッシングしたEGストライクガンダムの様子です。

EGストライクガンダムをウォッシング


▲現在製作中のEGストライクガンダムに、ウォッシングを施し中。


▲ウォッシングで雨垂れ感はでたかと!


▲泥汚れ感はでたかと!

具体的な方法を説明しろや。
がく
ですね。でもそれはまた次回で。
はぁ?
アンタごときが新進気鋭の週刊連載漫画家みたいな真似してんじゃあねえよ。
HUNTER×HUNTER、いつ再開するんだよ。
がく
生意気な真似してすみません。
ここでウォッシングの事例まで書くと長くなりそうなので。
HUNTER×HUNTER、作者の冨樫義博氏がTwitterを始めたし、連載再開も近いのではないでしょうか。


参考
『HUNTER×HUNTER』作者・冨樫義博氏のツイッターは本物でフォロワー急増 1日で脅威の127万人超え | ORICON NEWS | 沖縄タイムス+プラス沖縄タイムス+プラス

まとめ

ウォッシングって、ボヤっとした理解で施すと失敗しがち。

現に、わたくしの場合、当初は塗料を薄めずに塗っていたので乾燥してから拭き取る作業でエライ手間がかかりました(汚い拭き取り跡になっちゃうし)。

ウォッシングは薄めた塗料で塗るのがポイントですからね。

ウォッシングについて正しい理解をしていれば激しい失敗も少ないし、正しい経験を重ねていけるので上達速度も早いはずです。

がく
戦いは数だよ兄貴」、とはよくいったもので「上達も数だよ兄貴」、というところですね。
その数の多い少ないが人によって違うよな。
アンタみたいなスーパー凡人は、通常の3倍かかるもんな。

・・・はい、ごもっともです(イヤ、マジでw)。

まぁちょっとずつ、頑張ってレベルアップしていきます。

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