ウェザリング初心者の私にも習得出来たガンプラ泥汚れウォッシング方法

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がく

ども、がく(@oskgaku)です。

ガンプラのウェザリングをやってはいるんだけど難しくて失敗ばかり!どうすれば上手くなるの?

そんなことを思っている初心者さんや不器用さん、はたまたセンスのないオッサンたちは多いはずw

▲ウェザリングの方法って絶対的な正解がない分、方法も多種多様。どの方法でやればよいのか初心者としては迷うばかり。

面倒くさいから結果だけ教えろ。
それっぽいウェザリングでガンプラを仕上げる方法を教えろ。
がく
では微力ながら、わたくしが試行錯誤を重ねて出来るようになった簡単なウォッシング方法をレポートします。
未熟者のレポートではありますが、多少の参考にはなろうかと思われますのでw

ウォッシングの作業は以下の4順。

手順1
つや消し
マテリアル
・Mr.スーパークリアーつや消し
手順2
グランドブラウン塗りつけ
マテリアル
・Mr.ウェザリングカラーグランドブラウン
・ガイアブラシ 平筆 BF004#6
手順3
乾燥
手順4
グランドブラウン拭き取り
マテリアル
・筆2本
・Mr.ウェザリングカラー 専用うすめ液
・キッチンペーパー

今回はMr.ウェザリングカラーのグランドブラウンがポイント。


▲Mr.ウェザリングカラーのグランドブラウンを塗りつけてからの・・・


▲拭き取って泥汚れを表現。

自分に見合ったウェザリング方法を習得するには試行錯誤が必要。でも、なるべく回り道をせず近道でゴールに辿り着きたいというのが本音。

そういう意味では、色んな人のウェザリング方法を見て、そこから自分に見合う良さげな点を活かしていくのは効率的。

今回のウェザリング方法のひとつ、ウォッシングの紹介が、アナタさまの上達の一助になれば幸いです。

がく
私もまだ修行中。参考程度にどうぞ。

そもそもウォッシングとは?
ガンプラのウォッシングとは?調べてわかった初心者の上達がムズイ理由

ちなみに、今回の作業でもヘッドルーペを使ったのはいうまでもない。

ガンプラ作業に100均老眼鏡の使用がNGでルーペが超快適な理由とは?

ウェザリングウォッシング手順1)
つや消し

手順1の作業意図
  • 手順2のグランドブラウンの喰い付きをよくするための下地作り
  • シタデルカラー塗面をコーティング

つや消しはグランドブラウンの喰い付きをよくするための下地作り

先述したとおり、ウェザリングのウォッシングは4手順。

  1. つや消し
  2. グランドブラウン塗りつけ
  3. 乾燥
  4. グランドブラウン拭き取り

なぜ最初につや消しをやるのか?

それは手順2「2.グランドブラウン塗りつけ」をやる際に、ツルツル表面のパーツよりつや消しザラザラ表面の方がしっかり喰い付いてくれるからです。

そして、手順4の「4.グランドブラウン拭き取り」においても、うすめ液を使って拭き取る際につや消しザラザラの方がちょうど良い塩梅でグランドブラウンが残ってくれて汚れ感がでます。

そんな理由からわたくしは下地につや消しを吹き付けています。

がく
でもまぁハッキリいって、初心者は下地につや消し吹き付けた方が、ウォッシングの失敗は少ないですね。


▲わかりづらいけどつや消し吹き付けてます。


▲こちらもわかりづらいですが、つや消し吹き付けてます。

人によっては拭き取る時はツルツルの方が雨垂れ感出やすくてよい、という場合もあるでしょうからそのあたりは個人の好み。

シタデルカラー塗面をコーティング

EGストライクガンダムはシタデルカラーで筆塗りしました。筆塗り完成イメージはディアクティブモード。

▲素組み。


▲シタデルカラーで筆塗りからのつや消し


不器用アラフィフが実行して正解だったシタデルカラーの筆塗り4施策
シタデルカラーが気になってる人向け!超基礎知識ざっくりまとめ!

シタデルカラーで筆塗りするにあたり、心配なことがひとつ。

水性のシタデルカラー塗面の上から、油彩のMr.ウェザリングカラーを塗りつけたら、下地になってるシタデルカラーは溶けてしまうかもしれない。

それを防ぐためにもシタデルカラー塗面の上にコーティングとしてのつや消しを吹き付けます。

今回使うつや消しスプレーはに使うのはMr.スーパークリアー
DSC06730

Mr.スーパークリアーはラッカー系ですから、この上からMr.ウェザリングカラーやエナメル塗料を塗っても溶ける心配はありません(ラッカー系塗料を重ね塗りしちゃうと溶けるかもです)。
【ガンプラ初心者用】つや消しスプレーのトップコートとクリアコートの違いをわかりやすさ優先でまとめた

がく
この作業はザラザラのつや消しとコーティングが目的。綺麗なつや消し塗面に仕上げる必要ナシ。
こういう時はコスパ重視。

プレミアムトップコートなんかは、綺麗なつや消しで失敗が少ない優れものアイテムですが、容量が少ないのでコスパ面は劣ります。

プレミアムトップコートをさっと吹くだけ!素組みガンプラも塗装仕上げの美しさ!

まぁともかく、つや消しザラザラ表面になっていればいいんだから。
▲スプレー缶をしっかり1分以上振って中身を撹拌させて、ササっと吹き付ける程度で。

使用したマテリアル

ウェザリングウォッシング手順2)
グランドブラウン塗りつけ

手順2の作業意図
  • 泥汚れ表現の下地作り

EGストライクガンダムのウェザリング目的は泥汚れ感の表現。

泥汚れウェザリングとしてウォッシングをします。その塗料はMr.ウェザリングカラーグランドブラウンをチョイスです。


▲塗料が瓶の中で沈殿しているので使う前によく振って撹拌させる。

Mr.ウェザリングカラーグランドブラウンの詳細はGSIクレオスのwebサイトをチェック。

参考
Mr.ウェザリングカラー | ウェザリング塗料 | 塗料・うすめ液 | GSI クレオス Mr.HOBBY

グランドブラウンを筆塗り。

▲原液のまま塗ってるから、塗料がちょっ~と濃いんだよなw

この最初に塗る塗料選びは非常に重要!

自分のウェザリングイメージに合ってない塗料を選ぶ=仕上がりがイメージとは違うものになってしまう

アカンやつや!

ガンプラで一番楽しい作業は塗料選び?

この段階における塗料選びは慎重にやらねばイケない。がしかし、これが楽しかったりするのですw

▲煤もいいし、黄色サビ仕上げもいい、いやいや砂漠使用の埃もエエんちゃうか?という楽しみ方で、結果全部買うw

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がく
こういう塗料選びなんかであれこれと製作手順を考えることもガンプラの楽しさのひとつ。
いや、むしろメインか?w

希釈度合いに要注意

下地塗装は希釈度合い要注意。

なぜなら、わたくしのようにグランドブラウンをうすめ液で希釈もせずに原液で塗ってしまうと、手順4の「4.グランドブラウン拭き取り」の拭き取る作業でエライ苦労するから!
▲こんだけ濃く塗ってしまうと薄め液で落とすのが大変。

拭き取る作業が大変なので、結果的にグランドブラウンがパーツ表面になんとも微妙な量で残ったりして、チグハグな表現になってしまう。

だったら希釈しろよ、と。でも、わたくしは面倒なので希釈せず原液で塗ってしまう。

それが原因で結果的に拭き取りで苦労する・・・(だから最初に希釈しろよということね)。

初心者は、濃すぎ希釈の塗料は避けるのが無難だ、面倒くさがらず希釈せよ、と実感する今日この頃です。

がく
グランドブラウンは初心者さんや不器用さんでも使うだけで泥汚れ表現出来ちゃう優れものアイテム。
ウェザリング用としてひとつ持っていれば重宝すること間違いナシ!

ウェザリングウォッシング手順3)
乾燥

手順3の作業意図
  • グランドブラウンを定着させるため
ここまでさんざんあーだこーだと理屈をこねてきたがこの作業は簡単やろ。
乾燥させるだけやで。
がく
残念ながらそうもいかずです。

なぜかとえいば、乾燥時間が短いとグランドブラウンがしっかりと定着せず、次の工程の拭き取り作業であっという間に全部拭き取ってしまうからです。

かといって、長時間乾燥させると定着しすぎて、今度は拭き取りづらくなってしまう。

さらにいえば、乾燥時間は天気とか湿度によっても変わってくる・・・。

じゃあどうすりゃエエんじゃ、という話なのですが、それはもう何度かやってみてコツを掴むしかないですよね・・・。

例えば、
グランドブラウンをこれくらいの濃さで塗って、1時間乾燥させた後はワリと拭き取りやすいな
とかいう具合に。

トライ&エラーを重ねるしかないですねぇ・・・。

ちなみに、わたくしの技量と感覚だと、乾燥時間は大体2時間くらいがエエ感じ。2時間だと次の拭き取り作業もスムーズです(主観)。

ウェザリングウォッシング手順4)
グランドブラウン拭き取り

手順4の作業意図
  • 塗りつけたグランドブラウンを拭き取ってドロ汚れを表現

ウォッシングは拭き取り作業が一番難しい。

それはやっぱり、塗りつけたグランドブラウンの拭き取り具合によって汚れ具合の表現が決まってしまうから。

ウォッシングを始めたばかりの頃は、拭き取る作業に精一杯で逆に拭き取りすぎてしまった記憶w

かといって、グランドブラウンを残しすぎると単に汚いガンプラの出来上がり。悲しい。塩梅が難しいですねぇ。

がく
この作業は難しい作業なので詳しくレポートします。
参考程度になれば幸いです。

EGストライクガンダムとは別のジャンクパーツでご説明。

用意するもの

  • 筆2本
  • うすめ液
  • キッチンペーパー

がく
筆を2本用意しておくと拭き取り作業が捗ります。

拭き取り手順1
筆に薄め液を含ませてパーツに塗る

筆に薄め液を含ませて、それでパーツのグランドブラウンを拭き取る作業してます。

▲薄め液を含ませる量の塩梅がムズい。

たっぷり薄め液を含まて拭き取り作業をすると、たっぷりグランドブラウンが落ちてしまう。

そうなると、溢れ出す塗料とグランドブラウンを拭い取るのに精一杯。

精一杯すぎてエエ感じの汚れ感で拭き取る余裕なんて、ない。

ではどのくらいのうすめ液の量を含ませれば良いのか?

このあたりは数値で表現するのは難しいのですが、たっぷりを100%とすれば60%くらいでしょうか(このあたりは完全に主観です)。

がく
キッチンペーパーを使って薄め液量をコントロールしてます。

それくらいのうすめ液量を筆に含ませて、パーツのグランドブラウンを拭き取っていきます。

この段階で、すでにグランドブラウンは筆に付着して落ちてきています。

筆にグランドブラウンが付着したままだと拭き取りづらくなるので、キッチンペーパーでこまめに拭い取ってます。

拭き取り手順2
綺麗な筆でグランドブラウンを拭き取る

用意していたもう1本の筆に、今度はうすめ液を20%くらい含ませておいてグランドブラウンを拭き取ります。

▲用意していたもう一本の筆はまだグランドブラウンで汚れてないから拭き取りやすい。

この拭き取り作業がとても気を使う。ここで汚れた感とか、雨垂れ感を演出するからです。

▲この作業は修行が必要。

話をEGストライクガンダムに戻しまして。


▲こちらはEGストライクガンダムの肩。ボルトから汚れが雨垂れになった感じに拭き取れた。

がく
もうこのあたりは、本当に経験とういか数をこなして感覚掴むしないですよね。


▲全体的にドロ汚れ感は表現出来た。

使用したマテリアル

ウォッシングを重ねて深みのあるウェザリング表現


▲ガイアエナメル煤

グランドブラウンを塗りつけただけでも十分に汚れ感を演出できますが、さらに表現に深みをだすためガイアエナメルの煤も同じ要領で重ね塗りしました。


▲右側が煤を拭き取った状態。重ね塗りすると色の表現が増えて情報量アップ。汚れ具合の深みが増しました。

がく
情報量アップは嬉しいのですが面倒なことがひとつ。
ガイアエナメルの煤を塗る前につや消しコーティングが必要です。
ガイアエナメル煤で下地のグランドブラウンが溶けてしまうかもなので。

かっこいいガンプラを作るためには手間暇はかかるものですが、終わってみれば何度も見返す納得の仕上がり。やった甲斐がありました。


▲白背景だとウェザリングが映える。

ウェザリングウェザリングの方法|まとめ

ガンプラ製作全般にいえることですが、手順や方法に絶対的な方法は存在しないんですよね。

それゆえ雑誌やwebサイトなんかで色んな方法が紹介されているワケです。

その中から自分の技量に合わせた方法を探し出すというのが、これまたまた難しいんです。

がく
プロは初心者に難しいことをサラっとやってしまいますからねw
爪切りを毎回深爪で失敗するような超不器用人間のアンタが出来る作業なら、世の中のほぼ全ての人が出来るな。

・・・たぶん、これって褒められてると思います(^_^;)

まぁでも、具体的に実行出来そうな方法を見つけると希望が持てて楽しい。実際にやればサクッとクリア出来てもっと楽しい!

今回のウェザリングのウォッシング方法が、そんな楽しさの一助になれば幸いです。

ウチの旦那、シャンプーの詰め替えだけでアクシズが落ちてくるレベルの大騒ぎ。そんな人が細かいガンプラ作るんだから、よくやるよって感じです。

・・・褒められてるよね、きっとw

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