がく
チョイプラのなっちん、平日夜10分ずつくらいの製作であっという間に完成です。
▲筆塗りウェザリングのチッピングまで施せた。
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ゼータガンダムヘッド、ゼータプラスヘッド、2つともウェザリングが思ったとおりに出来ず自信をなくしておりました。
何をやるにしても簡単に出来るから失敗が少ない。
アンタの座右の銘だもんな。
正しい戦略だ。物事の習得に欠かせないのは小さいハードルを複数超えていくことだ。
このなっちん、イエローサブマリンの店頭で嫁さんが見つけまして、「グイっ」と差し出されて買いました(^_^;)
どういうつもりで買わせたのか、実際はよくわかりませんが、作ってみて正解でしたね。
組み立てからウェザリングまで完成のハードルが低くて自信がつきました。正解。
48歳不器用オッサンに自信を与えてくれたチョイプラなっちん製作レポートです。
目次
チョイプラなっちん概要
▲ネーミングとしては覚えやすい。パッケージには「なっちん」との記載。
なっちんさん（？）との出会いはホビーショップの店頭。
かわいいパッケージにつられて買いましたが（嫁さん推し）、如何せん知見ゼロ。このプラモデルは一体何なのか？
「チョイプラ」？
なっちん基本情報
「チョイプラ」でググってみます。どうやら、「cavico（キャビコ）」というブランドの製品らしい。
参考
cavico on Strikingly
「cavico（キャビコ）」って何？
その説明は以下の公式サイトがわかりやすい。
参考
Episoze | cavico｜キャビコ
プロ・アマ問わず、オリジナル作品をプラキット化します。
プロフェッショナルからアマチュアまで様々なクリエイターの作品を商品化する新しいプロジェクトがスタートします。
その名も「cavico｜キャビコ」です。
引用-Episoze | cavico｜キャビコ
なっちんは、その「cavico（キャビコ）」の製品なんですね。
参考
Gallery of Nacchin JG on Strikingly
近未来の陸上自衛隊に採用された猫型ジリツ戦車
陸上自衛隊07式 [Ⅰ型] 戦車 通称”なっちん”
引用-Gallery of Nacchin JG on Strikingly
わかったようなわからんような(^_^;)
まぁともかく、近未来の陸上自衛隊の戦車ってことで。
| 「なっちん」製品仕様 | |
| 発売日 | 2019年4月 |
| 全高 | 約45mm |
| 材質 | PS |
| 価格 | 787円(税別) |
| ※備考 ・接着剤不要 ・3枚ランナー/16パーツ 引用-Gallery of Nacchin JG on Strikingly |
|
パーツ数は極めて少ない
▲この収まり具合デザインが、模型男子のワクワク感を煽る。
なっちんの製作ハードルは異常なくらい低い。
▲その低さはランナー数を見れば一目瞭然。
ランナーが3枚のみ。パーツ数が16個と少ないのは必然な道理。
パーツ数が少なくて、小さいかと侮るなかれ。ナメてはイケない。
▲パーツ凹凸のディテールはビシっと決まってる。メカニックなディテールを感じます。
▲工業的なディテールに男子は胸躍る。
でも作りやすさはカプセルトイ以下、くらいな感じ。
なっちん製作手順とマテリアル紹介
「なっちん」は色塗装はせず、成型色活かしの筆によるウェザリングのみで仕上げたい。
それだけでも十分に戦闘機っぽい雰囲気が出るのではないかしら。
製作手順とマテリアルは以下のとおり。
なっちん製作手順1）
ダボ処理とゲート処理
筆塗りウェザリングを実行するには、パーツを外す、組む、というのを交互にやることが増えそう（わたくしの場合）。
それを考慮するとダボ処理はしておいた方がよさげ。
ダボ処理はパーツをハメるための凹凸部分を削ったりカットしたりする処理。
ダボ処理しておけばパーツをハメる・外すがスムーズになります。
▲凹みの部分を削ります。
ダボ処理の詳細はこちら
素組みガンプラをキレイに仕上げる加工術！ダボ処理の2つのメリット！
削る作業で使うのは、模型製作にもはや定番すぎるマテリアルな超硬スクレーパー。
超硬スクレーパーは、ひとつ持ってると何かと便利です。
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ちなみに、超硬スクレーパーを使う時は、ピンバイスが必要です。
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超硬スクレーパーの詳細はこちら
【ガンプラ初心者用】超硬スクレーパーがガンプラ製作に便利すぎる理由を3つにまとめた
お次はゲート処理。
▲ランナーをカットした際に出来たゲート跡
▲ランナーとパーツを接続しているのが「ゲート」。
その「ゲート」をカットした跡が「ゲート跡」です。
ガンプラのゲート処理は道具が揃えば初心者でも3工程で綺麗に仕上がる
ランナーのカットには、これまた超定番なゴッドハンドのアルティメットニッパー。
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ガンプラやプラモデルをある程度作ったことがある人には、もはや説明不要なアルティメットニッパー。
でも、一応、アルティメットニッパーの過去記事を紹介しておきます。
驚きの切削力！アルティメットニッパーで綺麗なゲート跡を手軽に実現！
アルティメットニッパーでカットしたゲート跡。
▲「DTファイルテーパーダイヤヤスリ」でゲート跡の面を一気にヤスリがけ。
ダイヤヤスリはダイヤが超密度で電着されているので、切削性が高いのに削った面も綺麗仕上がる優れモノ。
▲DTファイルテーパーダイヤヤスリ
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テーパーダイヤヤスリレビュー
【DTファイルテーパーダイヤヤスリレビュー】整面しながらエッジ出し！
なっちん製作手順2）
仮組み
サクッと仮組み。パーツ数が少ないので10分で出来てしまう。
▲たった3枚のランナーでこの形状。醸し出す戦闘系スタイルデザインでテンション上がります。
▲エッジにもっさり感はなく工業的な質感も感じられます。
▲尻尾？のような部品で安定感も何気に抜群。
この状態で机にチョンと飾るだけでも存在感アリアリで楽しい。
さらに存在感を上げていくために、筆塗りウェザリング塗装をしていきます。
今回のなっちんは、先述したとおり色塗装しません。成型色を活かしてウェザリングのみで仕上げます。
詳細は後述。
なっちん製作手順3）
シタデルカラーで塗り分け
▲塗り分けに使った3色のシタデルカラー。
成型色活かしではあるのですが、多少は塗り分けたい。
ちょいと塗る程度の塗り分けには水性のシタデルカラーが便利。
シタデルカラーが気になってる人向け！超基礎知識ざっくりまとめ！
ガンプラ筆塗りはアリ？シタデルカラー初心者がよくやる失敗を晒す！
ガンプラをシタデルカラー筆塗り！HGナラティブガンダムC装備レポート！
※シタデルカラー過去記事
なっちん製作手順4）
つや消し
▲Mr.スーパークリアー つや消し
ウェザリング前の下処理です。ウェザリング初心者はつや消し表面がオススメ。
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つや消しザラザラ表面ならウェザリング塗料がエエ感じにザラザラの間に残って付着してくれます。
光沢ツルツル表面で失敗した過去
不器用レベルMAXアラフィフが初めてフィルタリングするとこうなる
下地のつや消しにラッカー系のスーパークリアーを使うのは塗膜が溶けないから。
水性のつや消しだと、上から塗りつけるウェザリング塗料によっては溶けちゃうかもですからね。
下地が溶けて失敗した過去
筆塗りウェザリング初心者がとある失敗で知り得た下地塗装の重要性
撮り忘れました。
チっ、と言われるかと思いきや何も仰ることなくゲームを再開されました。
このゲームのおかげで、最近は模型活動が捗りますw
ゲームについても後述です（←恐ろしくどうでもイイ話）。
なっちん製作手順5）
グランドブラウンで筆塗り
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Mr.ウェザリングカラーのグランドブラウンを塗って泥汚れを表現したいワケで。
でもそれって、過去、何度かトライしたが意図した通りにはならず。
そして、毎度毎度の超有効なアドバイスをいただいております舞次さんから、またもや有効なアドバイスを頂戴したのであります！
グラウンドブラウンは混ぜないで沈殿してる物だけ取って専用薄め液で希釈が良いです。シャバシャバの方がコントロールし易いです
後直ぐに拭き取らないと取りずらいですよ— 舞次 (@maiji_t) February 7, 2022
なるほど！
グランドブラウンの底に溜まっている塗料だけ取り出すんですね。
▲グランドブラウンは塗料と溶剤が入って最初から希釈されている製品。
本来なら、瓶を振って撹拌させてから使うのですが、敢えて振らずに筆を瓶の底に突っ込んで塗料だけ取り出す。
▲筆に塗料だけ付着させるイメージ。くっつく波紋と弾く波紋を同時にコントロールするくらいに難しい？そこまでではない。
▲塗料皿にグランドブラウンの塗料だけを取り出してウェザリングカラー専用うすめ液で希釈。
▲ウェザリングカラー専用うすめ液。
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グランドブラウンの瓶状態だと、ちょっと薄すぎる。
オリジナル希釈で塗ります。
▲それにしても、ちょい濃すぎたかなw
このあたりは要経験。
そして、筆で拭き取って組み立ててみる。
▲そして、今度は拭き取りすぎちゃうのよね。
このあたりも要経験。まぁ正解はないのですが、自分でイメージした汚し表現とはちょい違う。
筆で拭き取る方法として、模型雑誌やwebだと溶剤を筆に含ませて作業してるご様子。
わたくしの場合、それだとどうしても拭き取り過ぎてしまう。
その対応策としては、溶剤を含ませない状態の筆で拭き取るようにしてます（不器用にはこれくらいがちょうどイイ）。
グランドブラウンを塗った後、3分くらい乾燥させてからの筆で拭き取り。
グランドブラウンを2・3回拭き取ったら、筆は溶剤で綺麗にしてキッチンペーパーでフキフキしてからまた使います。
筆が汚いと拭き取りコントロールは難しいと実感（特に不器用で初心者はねw）。
なっちん製作手順6）
チッピング
チッピング、色がただの黒だと目立ち過ぎる感が増大。それを防ぐため調色します。
▲前回同様、タミヤエナメル塗料のフラットブラウン、ジャーマングレイ、フラットブラックで調色。4対4対2、くらいかしら。
スポンジにつけてからキッチンペーパーでちょい塗料を落とす。
▲このあたりの塩梅コントロールが、チッピングの出来を左右すると実感。
これも修行あるのみ。
シルバー、今回はタミヤのエナメル塗料のフラットアルミを使います。
▲このフラットアルミ、タミヤのwebサイトで確認するとつや消しなご様子。
参考
タミヤカラー XF-16 フラットアルミ | タミヤwww.tamiya.com
光沢と違いさほどのギラギラ感はなく、ちょうどイイ塩梅で剥げた感じな仕上がり。
クロームシルバーやチタンシルバー、タミヤのwebサイトを確認すると光沢とのこと。
参考
タミヤカラー エナメル X-11 クロムシルバー | タミヤwww.tamiya.com
参考
タミヤカラー エナメル X-32 チタンシルバー | タミヤwww.tamiya.com
光沢だと、チッピングにはちょっと目立ち過ぎるかなと感じてます。
チョイプラなっちん完成
▲白背景の撮影ブースにて撮影。
グランドブラウンでウェザリングしたので自衛隊の雰囲気はでたかな。
▲戦闘機のイメージは再現できた気がする
ただ、グランドブラウンを塗りすぎてせっかく塗り分けたシタデルカラー塗装がほとんど目立たずw
▲下地塗り分け塗装がグランドブラウンに負けた。チッピングとかは、ボチボチ上手く出来たかな。
サイズ比較としてEGストライクガンダムと比べてみる。
▲サイズ的にはEGストライクガンダムの3分の1程度。
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完成までの道のりも、3分の1で済みそうですw
初めての塗装がENTRYGRADEストライクガンダムならよかったのに
なっちんレビュー｜まとめ
チョイプラのなっちん、平日夜10分ずつチマチマ製作して、週末に完成しました。
パーツ数の少なさと、小さいパーツで模型初心者でもあっという間に完成します♪
調子に乗って違うバージョンのなっちんをポチる。
▲春だし、サクラピンクver.
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春の陽気につられてポチりまくってるようなだ。
いいご身分だな。
という視線を感じまくり、議論の結果、我がハマーン・カーン様姫君殿下には、アルセウスを贈呈することに。
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▲アルセウス、なっちんがいくつポチれるのだろうか。
サクラピンクver.は武装もあるし、もうちょい色分けしたいですね。
しばらくは、なっちんのような完成までの道のりハードルが低い模型を楽しみたい所存ですw
あのモビルスーツが1位？
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