
ども、がく(@oskgaku)です。
ガンプラのゲート跡、綺麗に消せなくてイライラした過去がない人いる?
そういう人は今回の記事とは無縁です。リーブしてくださいw
わたくしなんぞは、そもそもが綺麗にゲートをカット出来ないので、そのあとのゲート処理をモタモタする始末。


ゲート処理は、もっとサクッと終わらせたいんだよなぁ。
そんなときは、デザインナイフでのゲートカットもアリ(かもしれない)。



カット跡が綺麗なのでヤスリがけもサクッと終わる(ニッパーのカット跡って整面が大変なんですよね)。
デザインナイフでのゲートカットって難しいからムリ、危ないからムリ、
そういう人も多いのでは?

でも、デザインナイフは慣れてくるとゲートカットには便利なマテリアルなんです。
今回の記事はデザインナイフでのゲートカット、マスターすればゲート処理がグッとラクになりますよ、という話。
目次
ニッパーにおけるゲートカットの弱点

私は不器用W杯毎年出場レベルで不器用。且つ老眼。
デザインナイフでのゲートカットはもっての他、と今までやってませんでした。
なので、ゲートカットは専らニッパー。


でも、ニッパーでのゲートカットは不便な点もいくつかあるんです。
ニッパーは曲面のカットが難しい




平面でもニッパーのカット跡は残りがち


金属ヤスリによるゲート処理のリスク

こういうのは、金属ヤスリで削れば簡単と言うてたよな。

はい、言うてましたどすえ。
削り跡が綺麗な金属ヤスリもあるワケですし。


でも、デメリットもあります。
それは、金属ヤスリで削った跡を整面するのが、やっぱり、なんやかんやでちょい面倒くさい。


400番手の金属ヤスリで削ったら、場合によっては600番→800番と2回に分けて削らなければイケない場合もある。
あと、金属ヤスリはやっぱりえぐってしまう可能性もある。

ちなみに、金属ヤスリのかまぼこヤスリであれば、えぐる可能性はほぼない。



でもかまぼこヤスリ、番手がひとつしかないしね。
そんなこともあり、私はデザインナイフをたまに使って、昨今ようやく慣れてきました。
デザインナイフカットでの注意点

デザインナイフの云々を語る前に大事なこと。
デザインナイフは小さくても刃物。
取り扱いには注意が必要です(なので、お子様は使わない方がいいね)。
はい、デザインナイフの刃でケガしないための施策です(これらをやれば絶対ケガしないというワケではないです)。
- 刃の切れ味落ちたらすぐ交換
- 指サック装着
- 転がらないのを使う
気をつけるべきは手を切らないように注意。
これは指サック装着で防げる(完全ではないけど、ほとんどは防げる→2023年11月15日追記。指、切りましたwなので、キチンとした指保護サックを装着した方が無難かも)。

Amazonを検索してみたら、こんな本格的なのもあるご様子(ちょっと欲しい)
あとはえぐらないように注意。
これは刃をパーツに向かってカットしちゃうとやりがち。

でも、いちばん大事なのは力を入れすぎないこと。
力を入れすぎるとケガもしやすいし、パーツをえぐるハメになる。

それを防ぐためにも、新品の刃を常に使う。そうすれば力を入れずにスッとカットできます。

常に新品の刃で、ムリに力を入れすぎない。
私はこれを心がけて、デザインナイフに慣れてきた次第です。
あああ
デザインナイフでゲートカット方法
デザインナイフでの注意点を確認したところで、実際にゲートをカットしていきます。
その前に、まずはデザインナイフの刃の動かし方について。
デザインナイフは縦方向に動かす
デザインナイフは無理に横移動させるとカットしづらい。
縦方向に動かすとスッと綺麗にカットできる。

これだけのことですが、作業効率としては段違い♪
このカット方法を踏まえて、ゲートカットしていきます。
ゲート跡を少し残すようにニッパーでカット

でも、何も考えずにパーツのギリギリでカットしちゃうと、デザインナイフの刃が入りづらい。
かと言って、ゲートを大きく残しすぎてしまうと、大きい分だけカットに力が必要になる。

なので、この程度のゲートを残しておく。

複数回に分けてゲートカット
ガンプラ製作を始めたばかりの頃、デザインナイフのゲートカットを試みて難しすぎて挫折した過去。
その大きな原因は一度で全てのゲート跡をカットしようとしたから。
一発でゲート跡をズバッとカット、そりゃムリですw
なので、複数回に分けてカットすればイイ。
最初は右側から。次は反対の左側から、という具合に2回に分ける。

ゲート跡が残ってしまったら、そこもちょいカットすればイイ。

結果、こんだけカット出来た。十分。これならば、このあとのヤスリがけの整面も簡単。

えぐってしまった場合の修正方法
デザインナイフでのゲートカット、もしえぐってしまった場合は瞬間接着剤で埋めます。
その瞬間接着剤も何でもイイわけではなく、硬化したあと削りやすいモノがイイ。
オススメは「瞬間接着剤×3S 低粘速硬」

硬化したあと、削りやすい(ガッチガチになりづらい)。
とはいえ、やっぱり硬化したあとは相応に削るのは大変。
えぐった箇所に、ピンポイントでなるべく少量だけ盛り付けたい。
そんなときは真鍮線を使うと便利。

瞬間接着剤を養生テープなどに一滴垂らしておいて、そこから真鍮線で救ってチョンづけすれば、少量だけ盛り付けることができますよ。
瞬間接着剤をチョンづけしたあと、硬化促進剤スプレーを吹き付ければヒケることなく盛り付け。すぐに削ることができます。
ゲート跡を神ヤスで整面
最後は整面。


10mm厚ならエッジを潰さず曲線をヤスリがけ出来て便利。

まとめ
今回、デザインナイフで処理したゲート跡。

裏から見ると綺麗に処理出来たのがよくわかります。



デザインナイフでのゲートカット、これって何年も模型製作している人にとっては当たり前の作業なんですよねw
でも、初心者や不器用さんにとってはちょい怖い作業でもある。
ケガするかもだし、パーツをえぐるかもだし。
とはいえ、必要以上に恐れることはない。
上述した注意点を守れば、大概の失敗を回避出来る。

しかしこれ、手間増えるしメンドイな。
ゴミも増えるしよ。

まぁそうかもですが、これはこれとして楽しさもありますよ。
たしかに手間はかかるけど、ニッパーのカット跡よりも断然に綺麗に処理出来る。
これはプラモデル製作を趣味とする人間としては、とても嬉しいことでもあります。
綺麗なゲート処理を実現したい人は、デザインナイフでのゲートカットをぜひ検討してみてください。
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