
ガンプラのゲート処理って、道具があれば初心者でも案外簡単に出来るんですよ♪
今回はゲート処理に使う道具とゲート処理方法について、初心者にもわかりやすいように紹介します。
そもそもゲート処理って何よ?についても解説しますよ(^^)
・アルティメットニッパー5.0 SPN-120
・神ヤス スポンジ布ヤスリ #400 #600
上野文盛堂
・Y201 精密ヤスリ 平
・Y304 極細ヤスリ 半丸
ファンテック
・超硬スクレーパー
目次
そもそもゲートって何?
そもそも「ゲート」ってなんなのよ?っていう超基本的なことなのですが、ガンプラのパーツは「ランナー」というもモノについておりまして、そのランナーとパーツを接続しているのが「ゲート」というワケです。
そんで、パーツについてる「ゲート」を、パーツから切り離すワケです。
そんで、そのゲートを切った跡がパーツに残ってますよね?これがいわゆる「ゲート跡」、ってワケです。
まぁ正式にそういわれてるワケではなく、一般的にいわれているだけだと思いますのであしからず(笑)
このゲート跡、汚いとやっぱりかっこよくない!
なので、これをキレイに処理するのが「ゲート処理」、ってワケです。(これも正式にそういわれてるワケではなく、一般的にいわれているだけだと思いますのであしからず笑)
前置きが長くなりましたけど、さっそくゲート処理の方法について触れていきたい!ところですがもうひとつだけ前置き的な話を(笑)ニッパーについてです。
キレイなゲート処理はニッパーから
ゲートはニッパーなんかでパーツから切り離すワケですが、できればこの工程でキレイに切り離した方がゲート処理も楽にできますよ。
アルティメットニッパー5.0 SPN-120でゲートカット!
わたくしが普段使っているのはニッパーの最上級!ベギラゴン級(まぁこれはいいすぎかw)なゴッドハンドの
「アルティメットニッパー5.0 SPN-120」
ゲート処理をキレイにやりたくてニッパーを探しているなら、もうこれ以上はないのではなかろうか!とわたくしは勝手に思ってます(笑)
このアルティメットニッパーならば、それはもうキレイにゲートを切ることができますよ。
何故かといいますと、切れ味抜群だからです!
切れ味抜群であれば、ゲートをカットする際にムリな力がパーツにかかりません。そうすると、スッとゲートをカット出来るワケですからカットした後のゲート跡が綺麗になる、という事です。
ゲートをキレイに切ることができれば後々のゲート処理作業の負担も軽減!くぅ~ありがたし!!
しかし、やはりお値段はちょい高め(^_^;)
さらに、一般的なニッパーよりも強度はちょい弱め・・・とは言いつつも、わたくしはこのアルティメットニッパーの刃を折ったことは一度だけ。
しかもそれは美しい弧を描いて落としたんですわ。要するに派手に机から落としたワケです(笑)
そんな具合で刃が折れたワケでして、一般的な使い方をしていれば、刃が折れるようなことはないと思います。
ケロロニッパーでゲートカット!
まぁでもアルティメットニッパーは最初に使うニッパーとしてはハードルが高いですよね。
このニッパー、このお値段で素晴らしい切れ味、堅牢性!これでも十分ゲートカットは可能です。
ということで、今回はこのケロロニッパーを使いましたよ!ケロロニッパーの詳細については過去記事を参考にしてください。
ちなみに、超安価なニッパーとか爪切りでゲートカットをするのは避けるのが無難。
パーツのゲート跡がガッタガタになっちゃいますからねw
でも、ケロロニッパーだとアルティメットニッパーよりかは切れ味が落ちますが、小さいゲートならばボチボチは綺麗にカット出来るかと。
塗装前提のゲート処理
ゲート処理をする前に、もうひとつお知らせ。
今回のゲート処理、塗装する前提ですよ~(笑)
素組みでのゲート処理は、ちとキツイです(^_^;)
っていうのは、ゲート処理はやっぱりやすったりしますから、その跡を塗装なしで消すとなると、かなりやすっていかないとイケませんから・・・。
素組みでゲート跡を目立たないようにするには「アルティメットニッパー5.0 SPN-120」なんかでキレイにカットするのがいいでしょうね!
ゲート処理 工程1)
金属ヤスリでゲート処理
さて、ようやくゲート処理に入ります。
このゲート処理ですが、やり方は千差万別!(なようです笑)
人によっては
デザインナイフでカット→紙ヤスリでやする
とか
最初からスポンジ布ヤスリでやする
とか。
ということで、ここからは最近道具が揃ってきて、ゲート処理もシンプルにやることができるようになった、わたくしのゲート処理方法です~。
金属ヤスリはイイものを!
こちらHGズゴックの腕でございます。ゲートカットはケロロニッパーでやりました。
こうしてアップでみると、ケロロニッパーでもゲート跡は十分キレイですよね。
とはいえ、このちょい残ってるのがまたやっかいだったりする(笑)
このちょい残っているゲート跡、わたくしは最初は金属ヤスリで削ってます。
主に使っている金属ヤスリはこの2つ


「上野文盛堂 Y304 極細ヤスリ 半丸」






参考 イエローサブマリンONLINEFLAGSHOP上野文盛堂 Y304極細ヤスリ半丸 上野文盛堂のこの2つの金属ヤスリ、目が超細かいのでキレイに削れる!なので、削った跡が汚くならない!助かるなぁ(笑)
ガンプラ初心者のわたくしがいうのもなんですけど、金属ヤスリは上手に使えばとっても便利アイテム!
なんてたって、やすり自体が摩耗しません(笑)他のヤスリと違って使い捨てではない。
詰まった削りカスも、歯ブラシとかで簡単に落とせるし。
そんな金属ヤスリを使って、ゲート跡を丁寧に、様子を見ながら削っていきます。
ここで注意したいことが2つ。「削る方向」と「削る力加減」です。
金属ヤスリ使用注意点1)削る方向
まず、削る方向ですが、これは金属ヤスリに限ったことではありませんが、ヤスリは押して引く、というやり方せずに、一方向だけに動かすようにします。
実はわたくし、最初の頃、ヤスリを押して引くってやり方をやっていたのですが、どうもあんまりうまく削れない、って思ってたんです。
そんで調べていくうち、どうやらヤスリってのは一方向だけに向かって動かすものらしい、とわかってきました(笑)
ホビージャパン2017年4月号にも、
・軽く押す方向に動かす
・前後への押し引きはヤスリの動きがぶれて傷や変形の原因になる
ってなことが記載されておりまして、非常に参考になりましたよ。
ちなみに、上記で紹介した、わたくしが使っている上野文盛堂の金属ヤスリも、このホビージャパンで紹介されおりました♪
金属ヤスリ使用注意点2)削る力加減
注意したいこともう1点。
それは削る力加減です。
というのも、金属ヤスリは切削力が高いのはありがたいのですが、切削力が強すぎて油断しているとあっという間にいらんところまで削ってしまいます!
なので、このゲート処理をやるときも、
一回削っては様子を見る
一回削っては様子を見る
というやり方をした方がいいですよ。
やする時は慎重に
ちなみに、わたくし、前は最初からスポンジ布ヤスリを使ってゲート処理をしていましたが、これだって油断しているとゲート跡の周囲もかなり削ってしまうことになりかねないんです。
たとえばこんな感じに(^_^;)
ゲート処理、調子に乗って削りすぎるとこうなるゾ!という失敗例をさらす(^_^;)
合わせ目が、ガッタガタやで・・・。 #ガンプラ pic.twitter.com/u7sUZTr24Y— がく@おっさん家事 (@oskgaku) 2017年6月25日
最初の頃はゲート跡を消すことに注力していたので、仕上がりとかあまり気にしてなかったんです。
けども、だんだんガンプラ製作の経験値があがってくると、生意気にもなるべくキレイにパーツを仕上げたい、なんて思っちゃいましてね(笑)
だから、最近は丁寧にやすることを心がけてます(そのワリにはちっともキレイにできてねぇなぁ、というツッコミは決していれてはいけないw)。
まぁね、このあとスポンジ布ヤスリで整えていきますから♪




さらにもうひとつ紹介。GSIクレオスの「匠之鑢・極 雲耀 半丸平行単目 MF15」もヤスリ跡が綺麗に仕上がりますよ。
ゲート処理 工程2)
スポンジ布ヤスリでゲート処理
さて金属ヤスリでだいたい削れたら、今度はやすった面を整えるためにここでゴッドハンドの「神ヤス スポンジ布ヤスリ」を使います。
この「神ヤス スポンジ布ヤスリ」、パーツが曲面でも、パーツにフィットしてパーツ面全体をキレイに均一にやすることができますよ!
これについても詳細は過去記事に書いてますのでそちらを参考にしてください。
最初は400番で
そんでですよ、場合によっては400番で削るときに、一緒にパーツ全部の表面処理をしてしまってもいいかもしれません。
このHGズゴックの腕パーツも、こんな具合にヒケみたいのがあったりします。なので表面処理をしてパーツ自体をキレイにして均一な面にしてあげると。
最後は600番or800番で
最後は600番or800番でパーツをゲート処理したまわりをキレイに整えます(わたくしは600番)。
ここでも最後の仕上げとして、パーツ全体を600番or800番でやするのもアリですね。
まぁこのあと1000番のサーフェイサーを吹いたりするなら600番でやすった削り跡も1000番のサーフェイサーが消してくれますよ~。
エッジ出しにも使えちゃいます♪




ゲート処理 工程3)
超硬スクレーパーでゲート処理
さらに最後の仕上げ、ゲート処理したパーツのフチをファンテックの超硬スクレーパーで整えてあげます。
これ、超大事っす(笑)
っていうか、これやらないとパーツがいかにも「削った後でグッダグダ」ってな感じですが、この最後の仕上げを超硬スクレーパーでやることでビシっ!と整いますますから。
ゲート処理は、いきなりこの超硬スクレーパーでやってもいいかもですね。
そういうやり方をしているモデラーさんもいるようです。
ただ、わたくしはまだ技術が未熟なので、チマチマとやすりを使います。
ってか、もう何度もこのブログでも書いてますが、超硬スクレーパーは、ガンプラ作るならとりあえずもっておいて損なしな逸品です!
※面出しスクレーパーも便利♪
ゲート処理の確認
このゲート処理したHGズゴックの腕パーツ、合わせ目処理も一緒にやったんですが、仕上がりはこんな具合です。
一応はすっかりゲート跡は見えなくなっているかと。
今回のゲート処理方法ですが、冒頭でも書いた通りこれはわたくしのやり方なので、参考ということで読んでいただければ幸いです。
人によってはホントに最初から超硬スクレーパーでけずった方がイイ、ってな方もいるかもですしね。
まとめ
ゲート処理工程をまとめますと
・ニッパーでキレイにゲートをカット
・金属ヤスリでやする
・スポンジ布ヤスリでやする
・超硬スクレーパーで仕上げ
という流れです。
ゲート処理、わたくしも何度もやって、いろんな道具使って自分なりのやり方をいまだ模索しております。
なので、ガンプラ初心者で「ゲート処理、よくわからんからダルっ!」って方も、何度か試すうちに自分なりのやり方が見えてくると思いますのであきらめないで!(笑)
ってなことで、今回のゲート処理記事が参考になりましたならば幸いです。
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