

ガンプラ製作においては、ゲート処理やら、エッジ出しやら、スジ彫りやら、色々とあーだこーだとパーツを加工していくワケです。
その加工作業の状態が実際はどんな具合なの?ってのがよくわかると嬉しくないですか?わたくしは嬉しいですw
そのような場合、サーフェイサーを吹き付けると、作業状態がよくわかるワケです。
パーツの状態がよくわかれば、作業自体の精度も上がるってもんです。結果、ガンプラの精度(クオリティ)も上がるってもんで。
という事でサーフェイサーをガンプラに吹き付けたい。
しかし、
そのタイミングはいつ?
素組み終わってから?
組んだままの状態で?
バラしてからパーツ一個ずつ?
それってダルくない?w
なので、今回はガンプラを組む前。
ランナーの状態で、ランナー丸ごとサーフェイサーを吹き付けてみました。










アンタのポジションはヒマ課なのか。
スプレー缶を吹くなんてのは、広い庭とかがある家でやるような話やろが。それをまぁ畳一畳もないようなベランダでよくやるよ。ヒマか。







まぁ実際のところ、あの狭いベランダでのサーフェイサー吹き付けは、それなりに苦労しますね。詳細は後述。
目次
HGUCジェスタのランナー枚数は少ない
今回のHGUCジェスタ、ガンダムユニコーンで登場するモビルスーツですね。
参考 モビルスーツ|機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096地球連邦軍が掲げたUC計画の下、本来は《ユニコーンガンダム》の護衛役としてアナハイム・エレクトロニクス社で開発された、新型のジェガン系上位モビルスーツ。
引用-モビルスーツ|機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096
ガンプラとしての発売は「ガンプラカタログ2018 HG編」を見ると、2011年9月との事。そこそこ古いキットなんですねw
そんなHGUCジェスタ、ランナーを見てみますと、全部で8枚。ビームサーベルとポリキャップは省くとして、実質は6枚かと。
▲ごっつい機体のワリに、パーツ数は少なめ。助かるw
今回は、このランナーたちを、丸ごとサーフェイサーを吹いてしまうつもりです。
サーフェイサーのメリット復習
今回はランナーに丸ごとサフを吹き付けますが、まずそもそもサーフェイサーとは何か?って話ですね。
サーフェイサーってのは、塗装する時の下地としてパーツに吹き付ける(塗る)ワケで、メリットとしては以下のようなモノが挙げられるかと。
- パーツの小さいなキズなどを隠してくれる
- パーツのゲート処理状態などを確認できる
- パーツが透けないようにする
- 塗装の下地として色を揃える
- 塗料の食い付きをよくする
※詳細は過去記事をご覧くださいませ。


ちなみに、「goo辞書」で「surface」を調べてみると
[名詞]1 表,表面,外面;水面;地(表)面;表層(域,部分)
━━ [他動詞]
1 …の表面を(…で)仕上げる;〈道路などを〉(…で)滑らか[平ら]にする,舗装する((with ...));…に表[表面]をつける,〈紙などに〉特別表面仕上げをする
ってな具合でした。
こうやって書きだしてみると
「ふ~ん、サーフェイサーって、塗装作業には欠かせないんだぁ。」
と、感じる人もいらっしゃるかと思いますが、全然そんな事はなく、いきなりパーツに色を塗装しても良いワケですよね。












今回使うサーフェイサーは白
さて、今回、ランナーに吹き付けるサーフェイサーは
「Mr.フィニッシングサーフェイサー 1500 ホワイト スプレータイプ」
です。
サーフェイサーの色ですが、これ特に何色を使うのが正解!ってのはないかと。
パーツを塗装する色によって色を変えたりなど様々。
しかも、今回は捨てサフといいまして(通称ですけどねw)、エッジ出しやら、スジ彫りやらの作業状態を把握するための吹くサーフェイサー(色塗装のために下地を整えるワケでない)。
なので、基本的には何色のサフを使ってもよいかと。HGUCジェスタはパーツの色が基本的に紺色、またはグレーな色もあるので、白の方がスジ彫りなどの作業状態がよくわかるかな、程度の話です。

















1500番という番手ですが、まぁこれは嫁さんの言う通り、たまたま家にあったスプレー缶のサーフェイサーが1500番だった、というだけの話。
捨てサフなんで、番手は1000番でも1200番でもいいかな、程度です。
まぁ1500番なんで、より細目(という表現でいいのかなw)なので、ヤスリがけする時は楽かなぁ、なんて思ったりとか(笑)
サーフェイサースプレー缶吹き付け
では、スプレー缶のサーフェイサーで、ランナーを丸ごと吹き付けます。
はい、こちらです。










はい、ウチの旦那、作業工程の写真、一枚も撮ってませんからね。作業する前に、
「写真撮らねば!」
と言っていたにも関わらず、30秒後にはカメラを放置してたからね。ボケるにはまだ早いやろ。


すっかり写真撮るの忘れてました。なので、画像なくてすみません。
スプレー缶での吹き付けの様子などを撮ろうかなぁ、と思って、スプレー缶をめっちゃ振ってる段階で、全ての事を忘れましたw
なので、文章のみで説明させていただきますw
スプレー缶はともかくよく振る
もうこれは、スプレー缶の塗装(つや消しとかも)では、絶対に必須ですよね。
スプレー缶の中身を攪拌させるためによく振るワケです。
振り方とかも方法があって、それはGSIクレオスの動画にあがってます。
まぁ振り方も大事なのですが、ともかくよく振るのが基本!わたくしは、最低1分は振ってます!振って中身を攪拌させるんだぁ!
でないとね、綺麗な霧状に噴射してくれなくて、塗膜が汚くなりますからね。

















干支が1周半するくらいの年下女房から、毎度鋭い指摘を受けておりまして、今回は捨てサフなんでね、まぁ別に綺麗にスプレー缶塗装吹き付けをする必要はないので、適当に30秒くらい振って吹き付けてもいいのよね。
スプレー缶塗装で、本塗装、もしくはつや消し仕上げをする場合は、めっちゃ振ってくださいませ。
広いところで新聞紙などを広げて
スプレー缶をめっちゃ振ったので、いよいよサーフェイサーをランナー状態で丸っと吹き付けます。
スプレー缶は噴射量と勢いがスゴイので、広いところで吹き付け作業をしなければですね。
さらにいうならば、サーフェイサーは普通の塗料とちがって粒子が大きいんですよね。
わたくしがいつも参考にさせていただいている「YZPハウス」さんでは、サーフェイサーについて以下のように記載されております。
サーフェイサーの成分には、ラッカーパテなどにも使われている「タルク」という粒子の大きな顔料が含まれています。
粒子の大きい顔料が使う事によって、サーフェイサーを塗装した時にパーツ表面の細かいキズを埋める事ができます。
そのようなサーフェイサーなので、普通のスプレー缶塗料よりも、さらに気を遣って広いところで粉塵などに注意する必要があります。
今回も、新聞紙などを広げて、そこでランナーに吹き付けてましたが、わたくしは、狭いベランダで作業しますので、サーフェイサーの粉塵が舞いまして、ベランダや作業のイスなどに粉塵が付着したりします(^^;)
▲サーフェイサー吹き付け作業後は、ベランダの拭き取り掃除が待っておりますw
いつもは、広い階段の踊り場で、新聞紙や段ボールなんかで周囲に迷惑かけないようにケアしながらやってたのですが、諸々の諸事情によりそれが出来なくなりまして・・・(まぁ賃貸住宅なんでねw)。
やはり、サーフェイサーの吹き付けは、塗装ブースなんかで吸い込んで、フィルターで粉塵をキャッチさせたいところです。
とはいえ、サーフェイサーは粒子が大きいので、吸引力の弱い塗装ブースだと吸わないんですよねぇ・・・。これは今後の課題です。
捨てサフなのに失敗
ベランダで新聞紙を広げて作業したスプレー缶サーフェイサー吹き付け。
粉塵が舞うので、さっさと終わらせようと思って慌ててやったので、なんだかよくわかりませんが、同じパーツを吹き重ねてしまったようです。結果、厚塗りとなりまして、パーツがガッサガサですわ(^^;)
こういう事もあるので、スプレー缶のサーフェイサー吹き付けは、キチンと環境を整えて準備してやりたいところですねぇ。
ちなみに、サーフェイサーの乾燥時間ですが、吹き付けから10分くらいでもう乾いてました。ラッカー塗料ですから早いですね。
ランナーごと吹き付けてるので、乾燥時間が短いのは助かります(すぐに箱の中に片付けられますからね)。
HGUCジェスタの素組み完成
ランナーごとサーフェイサーを吹き付けた後は、例のごとくパーツをランナーから全部バラシました。その写真撮るのは忘れましたw
パーツ数が少ないですから、パーツを全部バラしても、特に迷う事もなかったですねぇ~。だいぶ慣れてきましたw
そんなパーツ数が少なくて組みやすいHGUCジェスタ、素組み、シレっと完成しましたw
HGUCジェスタの素組み時間
作業時間は、大体4時間くらいでしょうか(サフの塗装時間はのぞく)。とはいえ、わたくしの場合はダボ処理とかもやってましたのでそれくらいの時間を要したまでの事。
本当に普通な素組みであれば、2時間くらいで終わっていたと思います。
▲ビームライフルもサクッと組めます♪
パーツの向きに注意
さらにいえば、このHGUCジェスタ、素組みするうえで躓くところがなく、レポートするような箇所がないんです(^^;)










躓いた箇所をよ。
アンタはバカみたいにガンプラ作りまくってるから躓いた箇所がないかもだが、それだと読者の参考に全然ならん。無理くりひねり出せ。







まぁ我がハマーン・カーン様姫君殿下の仰る事もごもっともなので、あえて躓いた箇所などを挙げますと、パーツの向きですよね。
これはHGUCジェスタに限らずの話ですね。こういうパーツって、向きを間違えてもハメる事は出来てしまうので、素組み完成後に
「あれ、どうも様子がおかしいぞ」
ってな事で気づいて、パーツを全部バラす、というのがよくありますよね。










はい、姫君殿下の仰る通りでございますw
ダボ処理のやりすぎ注意
そして、説明書をしっかり読んだ上で、気をつけなければイケないポイントもひとつご紹介。
太もものダボ処理ですが、ここ、ちょっとでもやりすぎると、ガッパガパになります(^^;)
このタイプの太ももパーツって、ガンダム系、ジム系に多いんですよね。
これって、普通にハメようと思うとカタいので、ダボ穴を削ったりするのですが、ちょいとでも削りすぎると、あっという間に緩くなりまして、都度ポロポロと取れてきます。
今回のHGUCジェスタも、ちょいとやりすぎてしまったようで、若干緩くなっております。










今回も、もれなくどうしよもない内容なんだから、この程度の対処方法くらい示せよなぁ。







ダボ穴が緩くなってしまった場合、わたくしはツイートで見つけた「パーマネントマットバーニッシュ」をダボ穴に塗ってます。
▲画像だとわかりづらいですが、ダボ穴にパーマネントマットバーニッシュを塗ってます。
この「パーマネントマットバーニッシュ」をダボ穴に塗ってあげればあら不思議。
緩くなったダボ穴が復活して、きっちりハマるようになりますよ。
とはいえ、これも程度がありますから、あまり塗りまくると、今度はめっちゃキツくなるので注意ですw
まとめ
サクッと素組みが終わったHGUCジェスタ。
まぁ今回はサクッと素組みを終わらせるのが目的ではなく、サーフェイサーをランナーに丸ごと吹き付ける事で、作業工程の手間を省こうというもの。
素組みの前にサーフェイサーを吹いた事で、素組み完成時には、パーツのゲート跡や、合わせ目の状態がしっかりとわかります。
成型色の素組み完成状態を楽しめないのはちょいと残念ですが、捨てサフの手間が省けたのはかなりよかったかと。










先にやるか、後でやるかの話やん。







ベランダでサーフェイサー吹くのはイイけど、しっかり後始末しろや~、言い残してswitchの「世界のアソビ大全51」に没頭しに行きました。ついにどうぶつの森は飽きてしまった模様!どうする!w
ともかく、ベランダに置ける塗装ブースなんぞを用意出来れば、これからもランナー状態でのサーフェイサー吹き付けはやっていきたいですねぇ。
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