がく
ガンプラをバッキバキにエッジ出ししたい!
でも、エッジ出しって、なんだかんだで大変なんですよねぇ・・・。
いやいや、道具が揃ってくれば、エッジ出しは楽しくなりますよ!そして、時短にもなる!
今回は、道具が揃ってきたエッジ出し、作業5手順です。
※5手順は以下の通り
- 薄刃鬼斬でC面のフチを削る
- ラギアで大まかに削る
- スリスリBARで整面
- 細かい面をfinaとKIWAでエッジ出し
- 木の板に貼り付けたヤスリ面出しヤスリで整面
目次
エッジ出しはC面を削るのが大変
パーツの状態をわかりやすくするためにサーフェイサーを吹きました。
端っこの4箇所が盛り上がってるのは、イージーサンディングで凹んでいる部分を埋めた為です。なので気にせんといてくださいw
※イージーサイディングの穴埋めについては過去記事をどぞ。
ガンプラのヒケ処理を綺麗にサクッと終わらせる方法!
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ちなみに、C面については、以下の過去ツイートを参考にどぞ。
ガンプラ始めたばかりの頃「C面」の意味が全くわからなかったのですが「C」は「chamfering:面取り」ということでパーツの角を斜めに切り落とした加工面の事だったんですね(笑)
C面を削ってエッジ出しした記事です。ガンプラ初心者の方の参考なれば幸いです。https://t.co/WatshrL65h pic.twitter.com/eMX4SN7DrY— がく@おっさん家事 (@oskgaku) 2018年2月24日
こういう薄いC面って、ガンプラ初心者にとってはちょいと微妙(笑)
表面処理で広い面をヤスリがけしていると、C面が崩れていく上に、もはやなくなってしまう。
なので、もういっそのことなくしてしまいたい。
要するに、この側面を削ってフラットな一面にしちゃうワケです。
フラットな一面にしちゃうワケです、なんてシレっといいましたが、これがまた大変なワケです(^_^;)
でも、道具が揃ってくると、ワリと簡単に出来るようになるワケです♪
エッジ出しに使用するヤスリ道具厳選5選
ではエッジ出しに使用する道具5選をご紹介。
この道具たちのおかげでエッジ出しを時短で綺麗に出来るようになったワケでございます(^^)
エッジ出しで使う順番にご紹介します。
「木の板に貼り付けたヤスリ 面出しヤスリ」以外は全部金属ヤスリですね。
ガンプラ初心者的には
「金属ヤスリを使うとパーツをえぐったり傷つけるのでは?」
という心配があります。
でも、金属ヤスリはキチンと使えば激しくパーツを傷つけることはない。
それに、切削力が強いから作業時短になります。
そのあたりは月刊ホビージャパン2017年4月号の
「アナタの模型ライフを豊かにする最新ツール&マテリアル2017 『スピードモデリング』はツール選びで決まる」
の中で金属ヤスリについても取り上げられておりまして、
「金属ヤスリに臆さないことが時短の近道」
にも以下のように書かれておりました。
使い方はいたって簡単。しっかりとパーツに刃を密着させたあとは、軽く押す方向に動かすのみ。前後への押し引きはヤスリの動きがぶれて傷や変形の原因になります。
なるほどっ!金属ヤスリもキチンとしたモノを、キチンと使えばパーツを傷つけることはなさそうですね。
では、これらを駆使して、冒頭で紹介した5つの作業手順でエッジ出しをやっていきます。
エッジ出し作業手順1)
薄刃鬼斬でC面のフチを削る
なのによく削れる。
「薄刃鬼斬」を使うと、このC面のフチを削る作業がめちゃくちゃ簡単!なのに削り跡が綺麗!
「薄刃鬼斬」、とんでもねぇやつと出会っちまったもんだぜ!と言いたくなりますね(笑)
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薄刃鬼斬のデメリット
この優秀な「薄刃鬼斬」、メリットばかりだとなんだか胡散臭い(笑)
しいてデメリットをあげるとなると、ちょいとしなるんですよねぇ(^_^;)
しなる、ってことはですよ、強度的にどうなのよ?って感じでして、どうやら根元から折れてしまう人もいるようです・・・。
ただ、わたくしが使った感じとしては、「薄刃鬼斬」を折るとなると、相当な力を入れなければいけないかと・・・。
むしろこれ、折るのは困難でないかい?くらいです(笑)
あと、しいてあげるなら、ゴム部分に削りカスなどがめっちゃつきます(^_^;)
なので、わたくしはゴム部分にテーピングを巻きました(笑)
スジボリ堂の薄刃鬼斬の持ち手部分のゴム、削りカスがつくのでテーピング巻いてみたら持ったときのフィット感がすごい(笑) https://t.co/5L3yzFcnyd
良いブツにはコストがかかっている!
ガンプラ初心者の人に、
「初めて金属ヤスリを買おうと思うんだけどどれがイイ?」
と聞かれたら迷わず
「大人しく薄刃鬼斬買っとけ!」
と言いますね(^^)
スジボリ堂のwebサイトによると、お値段1,620円 (税込)。
金属ヤスリに1,620円かよ!と感じるかどうかは人それぞれでしょうけども、削り跡も綺麗で切削力ある金属ヤスリは開発にもそれなりにコストがかかるってもんですよね(笑)
そういうことがわかるお年頃になると(要するにおっさんになるとw)、「薄刃鬼斬」が1,620円するのも当然かなぁ、と思いまして抵抗はない(笑)
エッジ出し作業手順2)
精密多機能面取りツール ラギアで大まかに削る
お次はシモムラアレックの「精密多機能面取りツール ラギア」で大まかに削ります。
「最初からラギアでC面のフチも削ればいいべさ」
というツッコミもありましょうが、そこはガンプラ初心者、最初からラギアでC面を削りますと、ガッタガタになっちまうワケですよ(^_^;)
なので、「薄刃鬼斬」であらかたC面のフチを削ってから、「精密多機能面取りツール ラギア」で一面をざっくりと削る、ってな方が綺麗に仕上がるってもんなのですよ♪
この「精密多機能面取りツール ラギア」、いろんな角度や長さの面があるので、パーツ面に合わせて削るとバラつきなく面だし&エッジ出しができるってもんですわ。
昔の大工さんがやっていたようなカンナ削りのイメージですね。
この「精密多機能面取りツール ラギア」、素材が鋼(ハガネ)ってことで、普通のガンプラのパーツならば、ワリとサクサクいきますけども、合わせ目消しに使うカッチカチになった瞬間接着剤とかは、ちょいとキツイかもです。
削れはするのですが、ちょいと慣れと根気がいるかもですね(^_^;)
ってなことで、もうこの段階で大体は綺麗なフラットな面になりつつあります。
エッジ出し作業手順3)
スリスリBARで整面
次に、これまたシモムラアレックの「スリスリBAR」で整面していきます。
「精密多機能面取りツール ラギア」でC面があったパーツ面をカンナ削りしたといっても、それだけではフラットな面にはなっていないのが、ガンプラ初心者&不器用な男の現状・・・。
ということで、「精密多機能面取りツール ラギア」でカンナ削りしたあとの面は、「スリスリBAR」で整面です。
「スリスリBAR」ならば、
- 多少の粗さの面ならば問題なくフラットな面に整面できる
- 持ちやすいのでコントロールしやすい
- 面も削り跡も綺麗
ってなメリットがありますよ。
とはいえ、そこは金属ヤスリ、あまり強くやると削り跡がついちゃいます。
実際、今回わたくしは少々力みすぎたせいか、最後の仕上げでちょいと傷がついてしまいました(^_^;)
完璧ではなく完成を目指す
そんで、よく見ると、フラットな一面にはなっておらず、ちょいと削れていない部分もありますが、そこは最後に調整していくつもりです。
もしくは、もうこのままスルーでもよいかと(^_^;)
というのも、ガンプラ初心者のウチは、あんまり完璧を求めず、完成させることを目標にした方がいいかと思っています。
ということを、
「ガンダムビルドファイターズ 炎のガンプラ教科書」
にてモデラーの林哲平さんの
「誰も教えてくれない『絶対にガンプラが上達する7箇条』」
で学びました(笑)
その7箇条の、「その2」は「完成させる」とありまして、そこから一部抜粋しますと、
ガンプラは必ず塗装して完成させてください。5体途中まで作って放置するより、1体完成させるほうが多くの経験値を得られます。
とありまして、思わず「なるほどっ!」と膝を叩きました(笑)
この7箇条、とても素晴らしい教訓ですので興味がある人はぜひ
「ガンダムビルドファイターズ 炎のガンプラ教科書」
をご覧くださいませ。
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エッジ出し作業手順4)
細かい面をfinaとKIWAでエッジ出し
次にパーツの細かいところのエッジ出しを、これまたシモムラアレックの
「樹脂切削専用ステンレス製ヤスリ シャインブレード fina」
と
「STAINLESS STEEL FILE シャインブレード KIWA」
でやっていきますよ。
これらは幅が狭く、細いところに入っていくので本当に助かります。
厳密には「STAINLESS STEEL FILE シャインブレード KIWA」の方が幅が狭い。
なので、600番1000番相当の削り面を持っている
「樹脂切削専用ステンレス製ヤスリ シャインブレード fina」
で大まかに削って、1200番相当の削り面を持っている
「STAINLESS STEEL FILE シャインブレード KIWA」
で整面する、という感じですね。
ただ、まぁ「樹脂切削専用ステンレス製ヤスリ シャインブレード fina」も、切削力はそんなに強いワケでない(600番相当ですから)ので、ガッタガタになった面を削るのはちょいと辛いかもですね(^_^;)
エッジ出し作業手順5)
木の板に貼り付けたヤスリ 面出しヤスリで整面
最後はスジボリ堂の「木の板に貼り付けたヤスリ 面出しヤスリ」で整えます。
これは金属ヤスリではないので、パーツ面を激しく傷つけるという心配も少ない。
そのうえ、硬い木の板に貼り付いているので、パーツ面をしっかり水平なフラットな面にすることができます。
「スリスリBAR」の削り跡が気になるようであれば、「木の板に貼り付けたヤスリ 面出しヤスリ」は800番まで使って整面してもいいかもですね。
それに、「木の板に貼り付けたヤスリ 面出しヤスリ」であれば、大きさをパーツに合わせてカットできるので最終仕上げにありがたい。
エッジ出し終了
ということで、ひととおり作業を終えて断面を確認してみます。
よぉ~く見ると、完全なフラットな面にはなってませんが、エッジは出てるし、大体はいいんでないかい(笑)
正直いいますと、さらによぉ~く見るとエッジが欠けてたり甘かったりしてるのだが、まぁそれは後で微調整ということで(^_^;)
それなりに、まぁエッジは、でてますな(笑)
エッジ出し|まとめ
今回のエッジ出し、作業手順としては5つでした
- 薄刃鬼斬でC面のフチを削る
- ラギアで大まかに削る
- スリスリBARで整面
- 細かい面をfinaとKIWAでエッジ出し
- 木の板に貼り付けたヤスリ面出しヤスリで整面
まぁエッジ出しも人それぞれやり方ありますし、使う道具もそれぞれですから、参考程度にしていただければと(^_^;)
わたくしの所感としては、エッジ出しってのは、こだわりだすとキリがないかと(笑)
だって、いくらでもバッキバキのシャープな面にしたいですよね。
なので、ガンプラ初心者なウチは、完璧を目指さないで、ある程度でいいんではなかろうか(←決して適当にやっている言い訳ではない、ええ、決してw)。
製作数をこなすうち、バッキバキのシャープな面を作れるようになってると思うぜ。だからさ、今は自分のできることをやればいいんだよ(←ムウ・ラ・フラガ風に読んでくださいw)。
ということで、今回のエッジ出しの記事が参考になれば幸いです。
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がく@oskgaku
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