がく
トシをとると会社でも家庭でも、それ相応に責任を取らなきゃイケない立場にいたりする(私は違うけどw)。
何かにつけて、失敗を恐れつつも、どーすんだあーすんだと悩み苦しむ日々。
せめてガンプラくらいは失敗の重圧から解放され、テキトーに鼻歌交じりで作りたい。そんな中高年、絶対いるでしょ?w
ゼータガンダムヘッドのパーツはたかだか18個。スミ入れするにしてもつや消しするにしても、失敗したところで恐れるに足らず。
▲パーツ数が少ないから失敗してもリカバリーは簡単
RGのガンプラなんかだとディティールの複雑さ、パーツ数の多さでビビりまくりですからね。
▲スミ入れの色が失敗したなぁ、とか最後に気づいても全部修正とかムリやん、という気持ちのヘコみが凄いに決まってるw
一目散にこの記事から離脱したい。
不器用永遠ガンプラ初心者による、ロクでもないゼータガンダムヘッドとやらのロクでもない製作記だろ。
有限な時間を返せ。
簡単に作れるのに造形は完璧なゼータガンダムヘッド。でも、これをこのままただ飾るだけはもったいなくないですか?
無視されましたw
我がハマーンカーン様姫君殿下(嫁)はガンプラ以上にゼータガンダムヘッドには関心示さず。
嫁さんはともかく、ゼータガンダムヘッドは原典の再現度が高く造形が素晴らしいので、ちょっと手を加えるだけでさらに最高の完成度になりそう。
スミ入れ→ヘッドの輪郭が引き締まる
つや消し→ABS素材のおもちゃっぽさがなくなる
よって、模型(今回はガンダムヘッド)としての完成度が上がる!
平日の夜を利用して、チマチマと作っていきます。
・・・なんで嬉しそうなんです?w
ゼータガンダムヘッドを分解
ゼータガンダムヘッドはガンプラではなくガシャポンです。
参考
商品詳細│ガシャポンワールドガシャポンワールド
パーツが外れないように接着してあるかもしれません。
相当に、強くハメ込んであるかもしれません。
分解は難しいのかもしれない、という一抹の不安を抱えて作業開始。
▲アンテナを外すと割れ目があるのでそれをキッカケにします。
パーツオープナーのおかげもあって、案外サクッと手間もかからずパーツをバラすことが出来ました。
分解してわかったのですが、ゼータガンダムヘッドは大きなダボでパーツが外れないようになっていますね。
▲ガンプラではありませんからパーツが外れないようにしてあるんですねぇ
パーツ構成としては思いの外シンプル。
▲パーツ数は18個でした
モノアイもクリアパーツ。これまた外れるようになっていて塗装するには都合ヨシ。
▲バンダイ的には生産する上での効率重視なパーツ構成なのでしょうけども
頭部側面のダクト及びバルカン砲ですが、これはパーツ一体構造でした。
▲恐らくは手作業で塗り分けてると思われます。クオリティ向上のためとはいえ、バンダイ様ありがとうございますw
バンダイのゼータガンダムヘッド、少ないパーツ数でも原典のゼータガンダムを忠実に再現するギミック、設計・成型技術の進化に平伏ですw
既存モールドの彫り直し
スミ入れ前に下準備。モールドを彫り直します。
既存モールドを彫り直せば、スミが綺麗に流れてくれますので。
既存モールド彫り直し作業は以下の流れ。
スジ彫りヤスリでアタリをつける
↓
ラインスクライバーCS 0.15mmで本彫り
ゼータガンダムヘッドのような大きなパーツにはスジ彫りヤスリを使います(ズケっと横にズレることが少ない)。
▲スジ彫りヤスリはパーツのR字のような角を彫り直すのも簡単。
スジ彫りヤスの使い方
【スジ彫りヤスリレビュー】初心者でも綺麗にスジ彫り出来る!
▲スジ彫りヤスリでつけたアタリをガイドにして、ラインスクライバーCSで彫り直し。
ラインスクライバーCSの使い方
【ラインスクライバーCSレビュー】刃先の絶妙なカーブで彫りやすい!
▲白いパーツだと様子がよくわからないのでサーフェイサーを塗った方が作業しやすい
色弱で老眼でサフも吹けないオッサンがパーツ確認に施した苦肉の策
ゼータガンダムヘッドはパーツ素材がABSらしいのでちょっと怖いかなと。
前回のゼータガンダムヘッドレビューでも触れましたが、パーツがABSなんです。
(ABSってなんやねん、とかは前回の記事を読んでくださいませw)
疲れた中高年に必要な小さな成功体験をZガンダムヘッドで味わう
サーフェイサーはラッカー塗料なので、塗ったら割れちゃうかな的な心配アリ。なので今回はサーフェイサーは塗らず。
あと、正直なところ、サーフェイサーは塗ったあと、落とすためにヤスリがけが必要なんでちょっと面倒。今回塗るのはヤメておこう。
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スミ入れ
▲スミ入れに使うのはタミヤの「スミ入れ塗料ダークグレイ」。瓶を振って撹拌してすぐに使えるお手軽感が好きです。
タミヤスミ入れ塗料を徹底解説!エナメル塗料と溶剤を理解しよう!
エナメル塗料はパーツに塗ると割れやすい(大量に塗ったりとか負荷のかかってる場所とか特に)性質があります。
その主な要因は溶剤。
エナメル塗料の特性などの詳細はこちら
パーツを割る犯人はエナメル塗料か溶剤か?検証したら結果が大差に?!
さらに、ABSとエナメル塗料の相性は悪くて他のプラスチック素材よりも割れやすいご様子。
小心者なので一応テスト。
▲ゼータガンダムヘッドに付属していた保護用シェルで試してみる
▲塗ったのはスミ入れ塗料のブラック。3度くらい重ね塗りの大量塗りですが割れませんでした(乾燥後も割れず)。
関節とか負荷のかかっている箇所以外は大丈夫そう。
タミヤのスミ入れ塗料って、お手軽感は最高なのですがちょいと薄いんだよなぁ。
タミヤのスミ入れ塗料は「甘栗むいちゃいました」的なやさしさで、事前に「溶剤で薄めておきました」な製品。
▲すでに溶剤と塗料(エナメル塗料、でイイんだよねw)が入って希釈されてます
見た目では溶剤9、塗料1、くらいの希釈具合。
▲実際は違ってたらすみません<m(__)m>
これでは薄すぎるのは当然。
お手軽さと引き換えに、濃さは調整出来ず。すーん。
ガンプラ上級者さまが自身でエナメル塗料を希釈しているのも納得です。
今後はわたくしも、エナメル塗料と溶剤を自分で希釈してみようかしら、と思う今日この頃。
ハミ出たスミはエナメル塗料の溶剤をフィニッシュマスター極細Rに含ませて拭き取り。
▲水転写デカールの貼り付けにも便利
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エナメル塗料溶剤をハンドラップに入れておくと簡単に一定量が出せて作業効率アップ♪
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つや消し
最後の工程。つや消しスプレー吹き付け作業はサクッと終わらせました。
筆塗りするための下地としてつや消しにするだけなので。
つや消しを吹き付けて、パーツ表面ザラザラにすればシタデルカラーが塗りやすい。
そのつや消しはスプレー缶で吹き付けます。我が家は住宅事情によりエアブラシ塗装が困難なので。
ベランダに換気扇を置いてつや消しスプレー吹き付けです。
▲ベランダにはコンプレッサーとかも置きづらいしね。ひもじいw
スプレー缶塗装は覚悟が必要?!換気扇でも吸い切れない噴射力!
このつや消しはあくまで下地用なので、つや消しスプレーも、中途半端に余っているスプレー缶を集めてシュッシュッと手早く吹き付けます
▲色んな種類のつや消しスプレー缶を使う
作業終了して振り返り
スミ入れとつや消し。この2つを施すだけでも、ゼータガンダムヘッドの表情が変わる。人は簡単に変われないけどゼータガンダムヘッドは変わる。
▲つや消しは筆塗りの下地として吹き付けたのですが、テカりが消えておもっちゃぽさはなくなりかっこよさ増。
既存モールドの彫り直しと、その仕上げが雑だったんです。
まぁでも、我がハマーンカーン様姫君殿下(嫁)の仰ることもごもっとも。
ガンプラに限らず、遠回りが近道なんですよねぇ。
まとめ
- パーツオープナー
- スジ彫りヤスリ
- ラインスクライバーCS 0.15mm
- スミ入れ塗料ダークグレイ
- つや消しスプレー各種
ゼータガンダムヘッドは超超お手軽に作れます。
超お手軽に作れるEGストライクガンダムよりもパーツ数が少ない。
▲EGストライクガンダムもパーツ数はめちゃくちゃ少ないけどね
パーツ数が少ないので、つや消しやらスミ入れもやらの作業負担も少ない。
修行中の方々にはうってつけですね。
アンタのガンプラ楽しい製作記とか何一つ面白くない。
どうせ筆塗りとかするんだろうから、晒せよ、失敗。
ご期待に沿えるよう、頑張ります(筆塗りは失敗する確率大ですからねw)。
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