
ども、がく(@oskgaku)
です。
ガンプラ初心者の悩み、それは
スジ彫りがなかなか上達しない。
ってのがありますよね。でもね、
複数の道具を使い分ければ、初心者でも簡単に綺麗なスジ彫りが出来る!
未熟な技術を道具で補う、ってことですね。
とはいえ、人によってベストな道具は違ってくる(クセもやり方も人それぞれですので)。
今回は私のスジ彫り方法を紹介します。
道具は8種類で6工程。
工程は以下の通り(道具はこのあと紹介します)。
- スジ彫り工程1)アタリをつける1
- スジ彫り工程2)ガイドテープを貼る
- スジ彫り工程3)アタリをつける2
- スジ彫り工程4)アタリをつける3
- スジ彫り工程5)スジ彫り
- スジ彫り工程6)スジ彫りの仕上げ
ガンプラ初心者さんでスジ彫りが上手くいかない!という人の参考になれば幸いです。
目次
ガンプラスジ彫り道具8種類
今回はMGジム・スナイパーⅡのシールドにスジ彫りしていきます。
完成形はコレ。
多少ハミだしてしてますけど、この程度なら表面処理のヤスリがけで消えるから問題ナシ。
使う道具は全部で8種類です。
- サンワダイレクト:スタンドルーペ
- スジボリ堂:パーフェクトバイス1号
- ドラパス:スプリングコンパス
- ハイキューパーツ:スジボリ用ガイドテープ 3ミリ
- ゴッドハンド:スジ彫りヤスリ
- ファンテック:超硬けがきニードル10°
- GSIクレオス:Mr.ラインチゼル 0.15mm
- スジボリ堂:BMCタガネ 0.15mm
8種類って、結構な数w
これは現在(今回)の私が使ってる道具。
時と場合によってはまた変わってきます。
そして、この8種類全部が絶対必要!ってワケではありません。
とはいえ、最低限必要なのは
1)サンワダイレクト:スタンドルーペ
4)ハイキューパーツ:スジボリ用ガイドテープ 3ミリ
8)スジボリ堂:BMCタガネ 0.15mm
というあたりでしょうか。
「1)サンワダイレクト:スタンドルーペ」については、パーツがハッキリ大きく見えないと、初心者がスジ彫りするのは難しいですから。
これは非常に大事かと!むしろ大前提かと!
「1)サンワダイレクト:スタンドルーペ」の詳細については過去記事でも触れてますので参考にしてくださいませ。
ガンプラのパーツが大きくしっかり視認できればよいので、ヘッドルーペでも良いです。
【ヘッドルーペレビュー】老眼の救世主!明るさと角度調整が超便利!
「4)ハイキューパーツ:スジボリ用ガイドテープ 3ミリ」も必要。さすがにフリーハンドでスジ彫りするのはムリですよね(上級者はできるらしいです!)
ちなみに、曲線はニチバンの「クリアーラインテープ曲線用」を使ってます。
「8)スジボリ堂:BMCタガネ 0.15mm」スジ彫りを彫る道具なんで、まぁ絶対必要ですよね。

今回、私はスジ彫り道具として、「BMCタガネ」と「Mr.ラインチゼル」を使いましたけど、人によっては使う道具は違ってくるかと思います。
ファンテックの「スジ彫りカーバイト」なんかもオススメ。お値段も優しい(笑)
その他の
2)スジボリ堂:パーフェクトバイス1号
3)ドラパス:スプリングコンパス
5)ゴッドハンド:スジ彫りヤスリ
6)ファンテック:超硬けがきニードル10°
これらがあれば、スジ彫りが楽に彫れます。
特に「2)スジボリ堂:パーフェクトバイス1号」
なんてのは、使えば作業効率が全く違ってきます!
今後もガンプラをがっつり頑張るでぇ!って方はぜひともゲットしてくださいませ!
パーフェクトバイス1号はレビュー記事も書いてます。参考にどぞ!
ガンプラスジ彫り工程1)
アタリをつける-その1
ではスジ彫り作業を開始。
まずは下書き。要するに「アタリ」をつける作業。
この作業にはドラパスの「スプリングコンパス」を使用。
「スプリングコンパス」は両針で、ちょっと彫る感じになる。
深く彫らずに薄っすらと彫るだけなら、ハミだしてもヤスリがけで消せるので大丈夫。
このスプリングコンパスの素晴らしいところは、パーツのフチから均等の幅でスジ彫りの線をひく(彫る)ことができる!

人によっては、このスプリングコンパスで、最初からがっつりと彫る人もいるようですけどね。
私の場合、スプリングコンパスは下書きの線を薄っすら彫る、という目的で使用。

ちなみに、MGジム・スナイパーⅡのシールドは、スプリングコンパスで線をひいていると、線が交わらない箇所もある。
そんな場所はガイドテープを下書きした線に沿って貼って、それでスジ彫りする。
ガンプラスジ彫り工程2)
ガイドテープを貼る
お次はスジ彫り彫るためにガイドテープを貼る作業。
ガイドテープは、スジ彫りを彫る順番によって、貼る位置や順番が変る。
以下、MGジム・スナイパーⅡのシールドを例に説明。
まずはコーナーからスジ彫り。
順番はこんな具合。
コーナーを始点として彫っていく。
このように彫っていけば、ハミ出して失敗するリスクがグッと軽減される!
このスジボリの順番を考慮してガイドテープを貼っていく。
ガイドテープはハイキューパーツの「スジボリ用ガイドテープ 3ミリ」。
「スジボリ用ガイドテープ 3ミリ」はしっかり貼れて安定感抜群!ありがたし!それに30m巻!使いきる日はいつ来るのか(笑)
最初はコーナーを始点として内側から外側に向かって彫りたいので、こんな具合にガイドテープを貼りまして・・・。
さらにこんな具合に貼ります。
コーナーのところをはみ出さないようにしてやるワケです。

ガイドテープを貼るのは少々面倒ですが、これで失敗をグッと減らせます。
ガンプラスジ彫り工程3)
アタリをつける-その2
ガイドテープが貼れたところで、いよいよスジ彫り。
でもその前に、いきなり彫るのではなく、さらに「アタリ」をつける。
何故かといえば、ハミだしたりなどの失敗リスクを減らすため。
いきなり「Mr.ラインチゼル」や「BMCタガネ」で彫ると、ズケっと横にハミだしたりズレることがある。
それを防ぐために、さらに薄っすらと浅く「アタリ」を彫る、という次第。
「アタリ」をつける作業には、ファンテックの「超硬けがきニードル10°」を使用。
コーナーを始点として、外側にゆ~っくりと彫ってあげますよ。
この要領で、もうひとつのコーナーも外側に向かってゆ~っくりと彫ってあげます。
ガンプラスジ彫り工程4)
アタリをつける-その3
次も同様に「アタリ」をつける作業。

3回もアタリをつけてますが、ハミ出したりの失敗リスク減のためです。
手間と失敗回避のリスクはトレードオフ。
コーナーの入り組んだところは「超硬けがきニードル10°」が便利だったけど、普通の直線は「スジ彫りヤスリ」を使うとすごく便利!
とはいえ、この「スジ彫りヤスリ」を使ってガイドを彫る作業、これは無理にやる必要はなくw
だって、すでに「超硬けがきニードル10°」でガイドを彫ってるし。
私が
「超硬けがきニードル10°」→「スジ彫りヤスリ」という2段階でわざわざガイドを彫るのは、
より確実に綺麗なスジ彫りを彫るため
「超硬けがきニードル10°」だけだと、ガイドの線がちょいと細いんです・・・。
その状態でスジ彫りを始めると、ズレちゃいそうで怖いw
「スジ彫りヤスリ」は、横にズレる心配が少ないのがありがたい!
ガンプラスジ彫り工程5)
スジ彫り
次はいよいよしっかりとスジ彫りを彫っていきます。
使うのは「Mr.ラインチゼル」。
※サイズがわかるようにテープ貼って「0.15mm」って書いてます。
なぜこれを使うかといいますと、「Mr.ラインチゼル」であればワリと簡単に深いスジ彫りを彫ることが出来るからなんです!
この先端部分の形状がちょいと独特w
この形状でワリと簡単に、深めで綺麗なスジ彫りが出来るんです。
スジ彫りって、ある程度は深く彫らないとハッキリしないんですよ。
浅く彫ると、サーフェイサーを吹いた段階で消えたりしちゃうし・・・。
でも、深く彫るってのは、結構大変。
しかし、「Mr.ラインチゼル」なら、ワリと深く彫ってくれる!
そうすれば、あとはスジ彫りを綺麗に整えるだけで済む!
ちなみに、私は「Mr.ラインチゼル」をゴッドハンドの「ショートパワーピンバイス」に装着してスジ彫りしてます。

「ショートパワーピンバイス」は「Mr.ラインチゼル」以外にも、先程紹介した「超硬けがきニードル10°」や「超硬スクレーパー」なども装着できる。
これがあるとないでは使い勝手が大違い!
では、コーナーを始点として、「Mr.ラインチゼル」でスジ彫り。
ガンプラスジ彫り工程6)
スジ彫りの仕上げ
最後の仕上げは「BMCタガネ」です。
「BMCタガネ」のサイズは0.15mm
「BMCタガネ」での作業は、スジ彫りした底面を整えるくらいの気持ちで。優しく2・3度彫る程度な気持ちで。優しい気持ちが大事。
「BMCタガネ」は持ち手と刃が一体となっている形状なので、彫る時の安定感があります。
「BMCタガネ」は素材がタングステン鋼(ダイヤモンドの次に硬い材質らしい)ということで、切れ味も抜群。
確かにシャープな切れ味で、「BMCタガネ」で彫った跡はグッと引き締まります。
ガンプラのスジ彫り完成
はい、スジ彫りが終わりまして、表面処理のヤスリがけをして、もう一度サーフェイサーを吹いたMGジム・スナイパーⅡのシールド。
まぁボチボチ上手くいったかと。
今回のスジ彫り、作業は6工程で使った道具は8種類。
作業工程も道具も、結構な数がありますが、道具が揃うとスジ彫り作業自体はむしろ楽になっていく。
道具が様々なケースに対応してくれますからね♪
今回の記事が皆さまの参考になれば幸いです。
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がく(@oskgaku)













