


今回は
合わせ目消しで「光硬化パテ」を削るのには「微美鬼斬」がマジで便利
ってな話です。
まぁ今までさんざん合わせ消しの話は書いてきたのですが、そのアップデート版って感じですw
ガンプラ初心者的には合わせ目消しの何がしんどいかっていうと、
合わせ目に盛った接着剤やらパテを削る作業
なんですよねぇ(わたくしはそうなんですが、皆さんは違ったりしてw)
しかし、合わせ目消しはそれなりに道具が揃ってくると、手順や工程内容も変わってきますから、作業もかなり楽になってくる!(それは合わせ目消しに限らずですが)。
そう、今や以下の2つを導入して、
・光硬化パテ
と~っても合わせ目消し作業が楽になったんです!やった!
そして、さらに合わせ目消し作業を軽減してくれる道具を導入!それが
・微美鬼斬
です!めっちゃ便利!
いや~、前回の合わせ消しの記事のときは、もうこれ以上は簡単に出来ねぇっす、なんて思ってましたけどね(^_^;)
「光硬化パテ」も削りやすいとはいえ、それなりに大変ではある。
でも、「ペンサンダー」でやすりがけする前に、「微美鬼斬」でやすりがけすればもっと楽になるんです!まぁすごいっ!w
ということで、このHGUCシャア専用ゲルググの、太腿パーツの合わせ目を・・・。
今までの合わせ目消し手順は
4)「光硬化パテ」を削る
という流れでした。詳細は過去記事をご覧くださいませ。
そんで、今回は
3)「光硬化パテ」を塗る
までは同じですが、
4)「光硬化パテ」を削る
の工程で、
「超硬スクレーパー」→「微美鬼斬」→「ペンサンダー」
という感じでやすりがけします。
ということで、詳細を以下に書いていきますが、今回も毎度の事ながらガンプラ初心者の同志諸君に送る内容でございますw
ガンプラ上級者さま方は、もっと高度なテクニックを使っていると思われ、むしろ教えてくだされw
目次
微美鬼斬の概要説明
まずは「微美鬼斬」の詳細な説明をば。
まぁ例によって、詳細は「微美鬼斬」の開発元、スジボリ堂のwebサイトを見れば一目瞭然なんですけどね(笑)
スジボリ堂の「微美鬼斬」紹介webサイトでは冒頭で以下の4つの特徴を挙げてます。
1)細い
2)小回りがきく
3)微細で美しい切削肌
4)削るのではなく切れる単目ヤスリ
はい、もう最高ですねw
1)細い
2)小回りがきく
なんていうのは、ガンプラHGシリーズのサイズに非常にありがたい!特に武器とか(笑)
スジボリ堂のwebサイトに、「微美鬼斬」のサイズが載っておりまして、
幅は約2.8ミリ、厚さは約1.2ミリ、長さは150ミリ、刃の長さは40ミリとなっています。
ということです。
実際の大きさを感じるために、爪楊枝と比べてみる。
▲かえって大きさがよくわからんような気もしますが、まぁこんな感じですw
全体の長さはほぼ15cm(わたくしの測り方が下手くそなので多少の誤差でてますw)
大きさ比較として爪楊枝置いてみました(笑)
3)微細で美しい切削肌
4)削るのではなく切れる単目ヤスリ
ですが、これが非常に大事で、非常にありがたいのです!特に
3)微細で美しい切削肌
がありがたい!未熟なガンプラ初心者に超ありがたい!
っていうのは、ガンプラ初心者だから、やすりがけも下手くそやん?
合わせ消しで盛り付けた「光硬化パテ」だけを削りたいけど、結局は「光硬化パテ」の周囲も削って傷つけてしまうやん?
そうすると、その傷つけてしまったところを綺麗にするために、またやすりがけせなアカンやん?
そうすると、ムキッー!!ってなるやん?(笑)
でも、「微美鬼斬」ならば、削ってしまった周囲の部分、あまり傷ついてないんです!ムキッー!ってならないw
だって
3)微細で美しい切削肌
ですから(笑)
※初めのウチは、雑にやったりして、それ相応の傷がつくこともあるよねw
その美しい切削肌を実現しているのは、スジボリ堂webサイトによると、
日本のヤスリ職人が手作業で刻んで、単目を採用しているから
ってことらしいんです。
「ヤスリ職人」というフレーズに弱い昭和生まれのおっさんは私ですw
単目なのに削り肌は美しい
やすりの目というのはいくつか種類があるようで、代表的なのが単目と複目。
▼参考webサイト
一般的には複目の方が目が複雑、ってことで切削力はあるけど、仕上がりは粗いって感じですよね。
スジボリ堂の「ハンディ鉄ヤスリ」のwebサイトにもそんなことが書かれてます。
複目は切削力がありますが、削り肌が粗く、単目は切削力が劣りますが削り肌は美しいです。
この「微美鬼斬」がすごいのは、単目で削り肌は美しいのに切削力がある、ってことですね。
職人さんが作っているってことで、それが実現されているのかと!スジボリ堂の開発力凄しっ!
わたくしが持っている「微美鬼斬」は平と四角。
▲「微美鬼斬 平」
材質については、スジボリ堂のwebサイトに記載されていないのでわかりませんが、かなりしっかりとしております。
かなり力強く扱っても、「微美鬼斬」が折れるってことはまずないかと(笑)
微美鬼斬はやすりがけ方向に注意
「微美鬼斬」は単目ですから削る方向は1方向のみ。構造をアップで見れば、その意味がわかるかと。
とりあえず、試しに「微美鬼斬 平」でランナーを削ってみます。
2、3回やすりがけしただけですが、かなりの切削力!削った跡も綺麗!
キッチリと、ランナーを削ってるのがわかるとかと(笑)
「微美鬼斬」は目詰まりしにくいので、この削りカスはブラシとかで落としてやれば簡単に取れます。それもまたありがたい。
もしくは、100均なんかで売っているメラミンスポンジでサッと擦ってやるだけでも簡単に取れます。
やっすい金属やすりだと、削りカスがなかなか取れなかったりするのでねw
巷に溢れる便利な金属やすり
巷には、そりゃもうたくさんの金属やすりがあるワケですよ。
Amazonのホビーストアカテゴリーだけでも、かなり盛り沢山(^_^;)
Amazon:ホビーストア→金属やすり
こんだけあると、どれが自分に合ってるんだかよくわからなくなりますなw
ということで、参考になるかはわかりませんんが、わたくしが愛用している金属やすりを3つご紹介。
2つ目と3つ目。株式会社シモムラアレックの「シャインブレード KIWA」と「シャインブレード 細薄タイプ fina」


▲「fina」の方に「1000」ってなシール貼ってますが、これは自分で貼りましたw
これらの金属やすりは、用途としては削るというより整面用、まぁパーツの表面を綺麗にして整えるって感じです。
「薄刃鬼斬」なんかだと、商品名に薄刃とあるくらいなので、強くやすりがけしようとすると、ちょいとしなったりしますw
なので、「薄刃鬼斬」は激しく削るってのには向いてないのかもしれませんね。
盛り付けた瞬間接着剤や「光硬化パテ」を削る切削力は「微美鬼斬」の方があるかと。
「薄刃鬼斬」「シャインブレード KIWA」「シャインブレード 細薄タイプ fina」の詳細は過去記事を参考にしてくださいませ。
そんで、「微美鬼斬」の削り肌がなんぼ美しいゆうても、それなりには荒かったりするワケです。
それを「シャインブレード KIWA」やら「シャインブレード 細薄タイプ fina」やらで整面して綺麗にしてあげる、ってな具合です。
あと、何気に整面に便利なのが、これまたスジボリ堂の「木の板に貼り付けたヤスリ 面出しヤスリ」
今回は主に「ペンサンダー」でパーツを綺麗に整面しますけども(笑)
微美鬼斬を使った合わせ目消し作業開始!
ということで、実際に「微美鬼斬」を使って、HGシャア専用ゲルググの太ももの、合わせ目消しをやっていきます。
HGUCシャア専用ゲルググの、素組みレビューはこちをどぞ。
手順は冒頭でも書いたとおり、
という感じです。
そんで、これまた冒頭でも書きましたけど、工程の
3)「光硬化パテ」を塗る
までは、過去記事の「ガンプラ初心者向け!合わせ目消しをめっちゃ簡単にやる方法!」をお読みいただいて、その通りにやっていただければと(笑)
最後の
4)「光硬化パテ」を削る
の部分で、「微美鬼斬」を使います。
もし、「ペンサンダー」を持ってないという人は、「微美鬼斬」ならば硬化した「光硬化パテ」をかなり削れるので、最後の仕上げのヤスリがけは「ペンサンダー」でなくとも、「神ヤス スポンジ布ヤスリ」だけで、どうにかイケると思います。


まぁでもやっぱり、「ペンサンダー」があれば楽ですけどねw





ってことで、HGUCシャア専用ゲルググの太腿パーツを・・・。
3)「光硬化パテ」を塗る
▲塗るっていうか、盛ってるよね(^_^;)
ってなことをやりました。
微美鬼斬で光硬化パテを削る
では今回のメイン作業、
4)「光硬化パテ」を削る
をやっていきます。
そもそも「光硬化パテ」は、瞬間接着剤なんかに比べると、かなり切削しやすいんです。
※「光硬化パテ」の詳細は過去記事を読んでおくんなさいまし。
というこで、
「超硬スクレーパー」→「微美鬼斬」→「ペンサンダー」
ってな順番で削っていきます。
まずは超硬スクレーパーで光硬化パテを削る
まずは「超硬スクレーパー」から。
もう何度もこのブログでも書いている、めちゃくちゃ便利すぎるアイテム「超硬スクレーパー」。
周りの余計な部分を傷つけないように削っていきます。



サクサク削れちゃうので楽しくなってきます(笑)
ちなみに、こういう曲面の部分を削るときは、スジボリ堂の「BMCダンモ」も便利です(^^)
おはようございます(^^)
スジボリ堂のBMCダンモは段落ちモールド以外にも使い道がありますよ♪
曲面でちょっと盛り上がってるようなところを削るのに便利。
今回、HGUCシャア専用ゲルググの曲面の合わせ目でムニュっとなってる部分を削るのにめっちゃ重宝しました(^^) pic.twitter.com/HOPy8vtBOd— がく@ガンプラ初心者向けブログ! (@oskgaku) 2018年8月26日
▼「BMCダンモ」の参考過去記事
真打ちの微美鬼斬で光硬化パテを削る
とはいえ、結構な量を盛り付けてしまった「光硬化パテ」を「超硬スクレーパー」だけで削るのはちょいとしんどい。
こちらも「光硬化パテ」がサクサク削れていきますが、一度に削れる量がすごい(笑)
そして、わたくしは「微美鬼斬 四角」も持っておりますので、こういう角の部分なんかも・・・。
「微美鬼斬」は「平」と「四角」があると便利ですよ。
この「微美鬼斬」で削る作業で、「光硬化パテ」をほとんど削ってしまいます。
特に、「光硬化パテ」とパーツの際のあたりを丁寧に削ります。ここは削り残しが目立ちますので。
この「光硬化パテ」とパーツの際の部分を削るときって、パーツを傷つけてしまいそうになるのですが、「微美鬼斬」ならそのリスクが少ない!
なんせ、削った跡は「美しい切削肌」ですからね。
とはいえ、金属やすりですから、ガサツに削ってしまうとえぐってしまったりするから、丁寧にやるのは基本ですw
最後にペンサンダーで光硬化パテを削る
この最後の「ペンサンダー」の作業が楽しかったりする。
一気に綺麗になるのがいいのよね(笑)
「ペンサンダー」の詳細は、「ペンサンダーで鬼時短!やすりがけ作業の消耗からアナタを解放!」をご覧くださいませ。
ということで、「ペンサンダー」でやすりがけしたパーツ。
▲「ペンサンダー」のやすりがけは「神ヤス スポンジ布ヤスリ」の400番→600番という順番でやりました。
かなり綺麗になりましたねぇ♪
合わせ目の確認でサーフェイサーを吹いてみる
どれくらい消えたか確認するために、サーフェイサー(ピンク)を吹いてみます。
合わせ目、バッチリ消えました♪
ちなみに、サーフェイサーをピンクにしたのはHGUCシャア専用ゲルググは赤で塗装するからです。
赤の発色を良くするために、ですね。
以前、特になにも考えずにグレーのサーフェイサーを吹いたあと、赤で塗装しましたならば、全然綺麗に発色しなかった・・・。
ピンクのサーフェイサーはタミヤの「ファインサーフェイサーL」です。仕上がりがすごく綺麗ですよ。惜しげもなく失敗を晒して同じ失敗をしちゃう人が減ってくれれば、シリーズ(笑)
下地のサーフェイサーにグレーを使ったら、赤が綺麗に発色しなかった(^_^;)
やっぱり赤の塗装するときは、下地のサフは白かピンクがいいんでしょうなぁ・・・。
さらにいえば、吹き溜まりも出来てるしw pic.twitter.com/jF8qs5hD97— がく@ガンプラ初心者向けブログ! (@oskgaku) 2018年8月24日






場合によっては、瓶タイプのサーフェイサーで白を選んでサフの吹き付けってのもアリかなと。
サーフェイサーを白にすれば、塗装の赤も綺麗に発色するかと。
▼参考webサイト
そんで、先程の失敗ツイートをしたところ、皆さまらアドバイスをいただけました!ありがとうございますっ!
赤く塗るときは白サフ→黄色→赤の順で塗ると綺麗に発色しますよ
— ケイ (@kmksmechi) 2018年8月25日
グレーサフのあと下塗りにGXホワイトを吹けばいいのでは?隠ぺい力強くて便利です
— 澤武 慎一郎 (@XS5B2LNCjZQ0sA9) 2018年8月25日
初心者から上級モデラーまで愛用の微美鬼斬
「微美鬼斬」は削る作業だけでなく、整面やゲート処理にも便利ですから、ガンプラ初心者でも持っていて損なしな逸品ですね♪
そんな逸品だからこそ、初心者さんから上級モデラーさんたちも愛用している!
あ!美微鬼斬の出番だ!(媚び) pic.twitter.com/QC5Ce9bwLH
— いぬっこ→9/23RRM展示会@福島 (@inukkochansan) 2018年6月20日
こないだ買ったスジボリ堂さんの微美鬼斬。甲丸だけなかったから買ってないんだけど、これめっちゃ削れる!すごい使いやすい!これは、皆さんオススメです!写真には、微美鬼斬各種と薄刃鬼斬、二代目鬼斬2種類!すごく役立ってます! pic.twitter.com/9TJVPM3Kb9
— A!RKING@メガミデバイスオーナー (@airking0921) 2018年3月24日
サイディングなう(◦' ︶'◦)/゛
#400 #600 #800 #1000と何種類か鉄のヤスリで作業中なのだ この作業で八割 九割方出来が決まるとおもっているのだ
スジボリ堂の 微美鬼斬はよくキレて仕上がりが綺麗になるのだ pic.twitter.com/bCIjJjtf7h— アミっち! (@sora_kunn) 2018年2月28日
これくらいの小さなフィギュアとか扱うとき、俺はスジボリ堂の微美鬼斬(びびおにぎり)をよく使う。
コイツで大まかに形整えて、もうちょっと細かいところは、もっと細い針ヤスリで!
ただこの微美鬼斬、結構切れ味鋭いからヤスリ過ぎに注意!#吉本プラモデル部#パンクブーブー佐藤 pic.twitter.com/Lr3dHmnx6c— 吉本プラモデル部 (@yoshimotoplamo) 2017年10月30日
LBXグルゼオン、整形作業が終わりました。
今回の整形では、スジボリ堂さんの微美鬼斬がすごく役立ちました~。入り組んだ箇所の整形にとても良いツールです。https://t.co/gO8bNg1Aeu pic.twitter.com/ge8rNgj0BX
— 裏花(urahana3) (@urahana3) 2016年6月14日
スジボリ堂さんの微美鬼斬スゲー切れるよ!
段落ちチョチョイと出来ちゃう(ΦωΦ) pic.twitter.com/9qHKDWEiVP— 拳王 (@kenou4415) 2016年6月12日
たくさんのモデラーさんたちが愛用している「微美鬼斬」!スジボリ堂の製品だから品質・性能も安心よね(笑)
まとめ
ガンプラ初心者なわたくし、
ガンプラ初心者こそ、未熟な技術を道具でカバー!
ってなスローガンでやっておりますw
そんなわたくしにとって、「微美鬼斬」は本当にありがたい道具でございます(^^)
今回は合わせ目消しに使った「光硬化パテ」を削る作業を、
「超硬スクレーパー」→「微美鬼斬」→「ペンサンダー」
という順番でやったワケですが、
この削る作業の途中に「微美鬼斬」を使うことで、
作業の負担がもんのすごく軽くなりました!
今まで「ペンサンダー」を使った時点で、十分作業の負担が軽くなったと思ってましたけどね(^_^;)
ガンプラの道具ってのは、便利なのが色々あるんですねぇ(笑)
「微美鬼斬」を開発してくれたスジボリ堂さんに心からありがとうございますと言いたいですw
この「微美鬼斬」は入手しやすくて、イエローサブマリンの店頭なんかでも見かけたことあります。
スジボリ堂のwebサイトからでも買えますし、
Amazonでも買えます。
とはいえ、ガンプラ道具を買う時あるあるで、いざ必要な時に限って品切れ中だったりするんですよね(^_^;)
なので、わたくしは、家電芸人さんの名言(?)「買いたい時が買い替え時!」ではありませんが、必要と思って在庫がある時にゲットするようにしています(笑)
(道具や材料がなくて作業がストップしたり遅れたりするのがストレスなのよねぇw)
ってなことで、今回の微美鬼斬を使った合わせ目消し作業記事が参考になりましたならば幸いです(笑)