![がく](https://ossan-kazi.com/wp-content/uploads/2019/05/gaku_pleasureface.jpg)
ども、がく(@oskgaku)
です。
HGグフの二の腕を増幅すべく、瞬間カラーパテで造形中。
![](https://ossan-kazi.com/wp-content/uploads/2024/05/240519-smallbubbles-03-1024x748.jpg)
困ったことがひとつ。
瞬間カラーパテで盛り付けると、0.3mmくらいの小さな穴(気泡)ができてしまう!
![](https://ossan-kazi.com/wp-content/uploads/2024/05/240519-smallbubbles-01-1024x768.jpg)
![](https://ossan-kazi.com/wp-content/uploads/2024/05/240519-smallbubbles-02-1024x767.jpg)
![嫁](https://ossan-kazi.com/wp-content/uploads/2019/05/yome_normalface.jpg)
さっさと埋めろよ。
![がく](https://ossan-kazi.com/wp-content/uploads/2019/05/gaku_bittersmileface.jpg)
いやいや、瞬間カラーパテなどで埋めるのですが、穴が小さすぎて、整面ヤスリがけで剥がれてしまうのです。
色々調べて、waveの
「瞬間接着剤×3S 低粘速硬」
が良さげとわかった。
![](https://ossan-kazi.com/wp-content/uploads/2024/05/240519-smallbubbles-15-1024x768.jpg)
早速使用してみたところ、エエ感じに埋めることができました。
![](https://ossan-kazi.com/wp-content/uploads/2024/05/240519-smallbubbles-04-1024x768.jpg)
![がく](https://ossan-kazi.com/wp-content/uploads/2019/05/gaku_pleasureface.jpg)
低粘度、がポイント!
目次
瞬間カラーパテで穴埋め出来ない!
瞬間カラーパテで造形→小さな穴(気泡)が発生。
サイズとしては0.5mm。小さ過ぎてどうにも埋まらない。
![](https://ossan-kazi.com/wp-content/uploads/2024/05/240519-smallbubbles-05-1024x768.jpg)
瞬間カラーパテをチョコンと埋めても、整面のヤスリがけで剥がれてしまうのです。
![](https://ossan-kazi.com/wp-content/uploads/2024/04/240414-steperaser-15-768x1024.jpg)
光硬化で埋めても剥がれてしまう。
![がく](https://ossan-kazi.com/wp-content/uploads/2019/05/gaku_bittersmileface.jpg)
普通のパテで埋めてもいいが、ヒケてしまうのもイヤだしなぁ。
低粘速硬が小さい穴埋めに適している理由
小さい穴を埋めるのに、何か良い材料はないものか?
色々調べてみると、「低粘速硬」が良さげ、とわかった。
![](https://ossan-kazi.com/wp-content/uploads/2024/05/240519-smallbubbles-17-1024x768.jpg)
小さい穴を埋めるのに適している理由は以下。
- サラサラなので穴に入りやすい
- 硬化しても気泡(穴)が出来にくい
瞬間カラーパテのように高粘度だと、盛り付けやすい反面、小さい気泡は埋めにくいという面も。
![](https://ossan-kazi.com/wp-content/uploads/2024/04/240428-upperarm-09-1024x768.jpg)
低粘速硬、気泡が出来にくい理由に関してはサラサラ系なので、物理的に気泡ができる空間が少ないということかも。
瞬間カラーパテのように盛り付けちゃうと、気泡が出来る空間は確保出来ちゃいますもんね。
ただ、このあたりは溶剤や揮発が云々、という科学的なことがありそう(専門家ではないのでよくわからずです)。
気泡発生の実証実験
低粘速硬での穴埋め作業を始める前に、ちょっと実験してみることに。
![がく](https://ossan-kazi.com/wp-content/uploads/2019/05/gaku_funface.jpg)
瞬間カラーパテと低粘速硬、どちらが気泡が出来やすいのか?
プラ板に、瞬間カラーパテと低粘速硬を盛り付けてみる。
![](https://ossan-kazi.com/wp-content/uploads/2024/05/240519-smallbubbles-06-1024x768.jpg)
この状態で24時間放置。
結果。
瞬間カラーパテは思い切りハッキリと2つの気泡が出来てます。
![](https://ossan-kazi.com/wp-content/uploads/2024/05/240519-smallbubbles-07-1024x767.jpg)
低粘速硬は薄っすらな気泡が出来てる程度なご様子。ただ周囲が白化しちゃってますね。
![](https://ossan-kazi.com/wp-content/uploads/2024/05/240519-smallbubbles-08-1024x768.jpg)
![がく](https://ossan-kazi.com/wp-content/uploads/2019/05/gaku_funface.jpg)
このように特性がハッキリわかれば、使い分けがキチンと出来ますね。
例えば、
瞬間カラーパテはちょい大きめの穴とか、欠けた部分に盛り付けて、気泡を防ぐために硬化促進剤を吹き付ける。
低粘速硬は小さい穴埋め。ただし、周囲が白化するかもなので塗装時には注意が必要。
というところでしょうか。
低粘速硬は硬化も速い
waveの「低粘速硬」。速硬と名に相応しく、硬化は速いです。
![がく](https://ossan-kazi.com/wp-content/uploads/2019/05/gaku_funface.jpg)
10分も待てば、大丈夫かと。
硬化後も比較的削りやすいです。
ガッチガチで削れない、というレベルではない。
低粘速硬のデメリット
劣化の速度がはやい、ということでしょうか。
開封したならば、どんどんと中身が硬化して、いずれ出なくなってしまうワケですね。
これは瞬間接着剤全般にいえること。
なので、この低粘速硬も、ユーザーに対して早めに使い切りさせるために、小分けにしていると思います。
![がく](https://ossan-kazi.com/wp-content/uploads/2019/05/gaku_bittersmileface.jpg)
そのあたりの理屈はわかっているけど、瞬間接着剤を頻繁に使うワケでもなし。
この使用頻度の塩梅とコストは、難しいところです。
小さな穴埋めに便利なアイテム
小さい気泡を埋めるにあたり、準備したのが0.3mmの真鍮線。
![](https://ossan-kazi.com/wp-content/uploads/2024/05/240519-smallbubbles-10-1024x768.jpg)
真鍮線で穴埋めする、というのは多くの方々がやっているようで、それに倣ってみました。
こんだけ細い先端ならば、ハミだしも防げます。
小さな穴は、盛り付け気味になってしまうと、その箇所を削る時に埋めた箇所も一緒に剥がれてしまう!
![がく](https://ossan-kazi.com/wp-content/uploads/2019/05/gaku_pleasureface.jpg)
なので、なるべくピンポイントで塗りたいですね。
スパチュラだと、小さい穴埋めには、先端がちょいと太いのですw
![](https://ossan-kazi.com/wp-content/uploads/2021/12/211219-Spatula-01-1024x683.jpg)
低粘速硬付属のノズルは使わず
低粘速硬には細いマイクロノズルがついてます。
![](https://ossan-kazi.com/wp-content/uploads/2024/05/240519-smallbubbles-16-1024x768.jpg)
でも、私は使いません。これって、すぐに先端が詰まってしまうし、量のコントロールが難しいんです。
なので、パレットなどに一度少量を出してから、真鍮線で掬います。
小さい穴埋め作業開始
あとは埋めるだけ。
はい、ピンポイントで埋められました!
![](https://ossan-kazi.com/wp-content/uploads/2024/05/240519-smallbubbles-11-1024x768.jpg)
あとはハミだした箇所を整面のヤスリがけするだけ。
整面ヤスリがけの注意
![](https://ossan-kazi.com/wp-content/uploads/2020/03/kamiyasu-01.jpg)
ヤスリがけの整面で大事なこと。
600番以下のヤスリでヤスリがけしないこと。
こんだけ小さい穴、400番でヤスリがけしてみたら、剥がれることが多かったのです!
でも、600番なら大丈夫。ただ、その分、切削力が落ちるのでキチン平面にするにはちょい根気がいります。
![](https://ossan-kazi.com/wp-content/uploads/2020/03/kamiyasu-600.jpg)
極小穴埋め、綺麗に完了!
整面が終わったパーツ、状態確認で捨てサフを吹き付けてみました。
![](https://ossan-kazi.com/wp-content/uploads/2024/05/240519-smallbubbles-01-1024x768.jpg)
![](https://ossan-kazi.com/wp-content/uploads/2024/05/240519-smallbubbles-12-1024x768.jpg)
ただちょっと心配なのは、低粘速硬などの便利アイテムは、何かのキッカケで突然入手困難になってしまうことw
![](https://ossan-kazi.com/wp-content/uploads/2024/05/240519-smallbubbles-15-1024x768.jpg)
![がく](https://ossan-kazi.com/wp-content/uploads/2019/05/gaku_bittersmileface.jpg)
まぁそれだけ、優秀なアイテムという証拠ですかね。
今回の低粘速硬での穴埋め作業レポート、同じ悩みを抱えている方々の参考になれば幸いです。
ガンプラ製作進捗やマテリアル紹介をツイート。
がく(@oskgaku)