失敗激減!スジボリの粗を拡大鏡ルーペで総発見

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がく
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ども、がく(@oskgaku)です。

ガンプラのスジボリにスミ入れしたら、なんだか汚い感じ仕上がって残念な気持ちになったことありませんか?

綺麗にスジボリすればいいのはわかってる。けど、どうすればいい?

問題解決の本質は、まず問題そのものをしっかりと把握すること。

彫ったスジボリがどのような状態になっているかしっかり把握すること。

そこで便利なのが拡大鏡ルーペ。

▲スジボリの状態把握に、大いに役立ったのが拡大鏡ルーペ。

MGゼータガンダムver.kaの頭部、既存パネルラインを彫り直し。

彫ったら都度、拡大鏡ルーペを使って状態確認。おかげで綺麗に彫れてスミもビシっと流れた。

▲拡大鏡ルーペのおかげで、綺麗にスジボリ完了。ビシっとスミ入れ出来ました。
がく
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拡大鏡ルーペでスジボリの作業状態がハッキリと視認できる。これは想像以上に作業の精度と効率性が上がったのです!倍になったと言っても過言ではない!

倍は言い過ぎたかもw

でも、そう言ってしまうくらいのお役立ちアイテムの拡大鏡ルーペ。これを使ってスジボリからスミ入れした話。

あのガンプラが1位?

スジボリの失敗防止に拡大鏡ルーペは大正解

▲拡大鏡ルーペを畳んだ様子。

このアイテム、何が素晴らしいのか?

それは、スジ彫り作業中の状態が、ミクロレベルで明瞭に見える!

▲これは拡大鏡ルーペの実際の画面ではないですが、イメージ的にはこんな具合によく見える。
がく
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拡大鏡ルーペでのアップ画像、撮影が激ムズ!イメージ画像でご勘弁を。

スミ入れを成功させるには、

  • スジ彫り自体が丁寧
  • 底面が平坦
  • フチが毛羽立っていない


とかそういうことが大事。

しかし、従来の方法(ヘッドルーペ3倍)では、上記の状態がよくわからない(特に小さいパーツ)。

その結果、スミが、スジボリの不完全な箇所に流れ込んでしまい、失敗してしまう・・・。

そこで、拡大鏡ルーペを使用してスジ彫りの状態をミクロレベルで事前に確認してみることに。

これが大正解。

▲修正が必要な箇所がすぐ見つかる。スミ入れしてから失敗に気づく、という残念なことを減らせる。

拡大鏡ルーペ概要

私が購入したのは倍率40倍。超超ドアップで見えます。

▲拡大鏡ルーペでアップにした画像が撮影しづらいので、これはあくまでイメージ。処理してないゲート跡もバレバレだ!

LEDライトとブラックライト付き。

▲老眼にLEDライトはありがたい!(というか、LEDライトを点灯させないとよく見えない)。
▲ブラックライトも点灯(私は特に使わない)。

LEDライトがあるということは、電池がどこかに入ってるはず。ここです。

▲LEDライトボタンの裏側。

だがしかし、この蓋、どうやって開けるのか?

この形状のドライバーなんぞ持っていない。

よくよく見ると、ケースの底にすごくわかりづらいけど、ドライバーのよう工具が収納されてます。

▲私、これが収納されていることに、全く気づきませんでしたw

この工具で蓋を開けて電池交換。

がく
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拡大鏡ルーペ、ホンのちょこっと重たい気もするけど、使い勝手は抜群!スジボリ状態がドアップで確認出来るのは本当にありがたい!

この拡大鏡ルーペを使って、MGゼータガンダムver.ka頭部の既存パネルラインを彫り直して、綺麗なスミ入れが出来ました。

次からは、そのレポート。

嫁

誰得でもないレポートが始まる。

スジボリ手順1)パーツを拭く

水性ペンを塗る前に(塗る理由は後述)、パーツを拭いて綺麗にします。

パーツ表面を綺麗にしておかないと、水性ペン食いつきが悪く弾かれてしまうので。

拭き取り作業は、綿棒に少量のプロユースシンナー(薄め液)を含ませまてそれで拭きます。

がく
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薄め液の拭き取りならば、大概の手の脂や他の諸々の汚れもしっかりと取り除くことができるからね。

しかし、毎回薄め液の容器を開けて綿棒につけるのは面倒。

それに、開けた瞬間に強い匂いがするし。

そこで、私はニードルボトルに薄め液を入れて常備しています。

ちなみに、拭く作業で使用するのは薄め液でなくても、水でも大丈夫。

薄め液を使った方がより効果的に汚れを拭き取れるよ、というだけの話。

スジボリ手順2)水性ペンでスジ彫り箇所を塗る

スジ彫り作業は、自分が彫った状態がよくわからない(特に白いパーツなど)。


どれだけ深く彫っているのか、仕上がりがきれいなのかが不明確になり、失敗する可能性が高くなる!

この問題を解決するために、私は彫る前に水性ペンで塗りまして、彫ってる状態をわかりやすくしてます。

▲塗ることで、拡大鏡ルーペでの確認がさらに簡単になります。

水性ペンを使うメリットは、パーツへのダメージもないし、後で簡単に拭き取れることです(薄め液を使えば一瞬で拭き取れます)。

スジボリ手順3)まち針シャープペンシルでアタリをつける

水性ペンで塗ったし、拡大鏡ルーペも用意したし、準備万端!

でも、スジ彫りをいきなり始めると、失敗するリスク高し!(←不器用すぎる)

私の場合、恐ろしく不器用なので、最初に軽く「アタリ」(スジ彫りの道筋)をつけることで、作業中の失敗を格段に減らすことが出来てます。

アタリつけるために私が使っているのは「まち針シャープペンシル」。

▲100均で手に入るアイテムを使って自作可能(詳しくは過去の記事をご参照ください)。
100均道具でスジ彫り道具をお手軽自作!まち針シャープペンシル!
がく
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スジ彫りに慣れている方や、手先作業に自信がある方は、このアタリの工程をやってないんでしょうけどね。

スジボリ手順4)BMCタガネ0.1mmで掘る

BMCタガネで本彫り作業。

ゼータガンダムの頭部はMGサイズとはいえ小さめ。

BMCタガネの刃先サイズは0.2mmをチョイスしました。

ここで登場するのが、冒頭で紹介した拡大鏡ルーペ。

ちょっと彫る→拡大鏡ルーペで確認。

この作業を繰り返すことで、綺麗に彫ることもできて、かつ失敗を減らせる。

一石二鳥。

がく
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拡大鏡ルーペで見る手間は増えたとしても、それ以上のメリットがありますね。

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スジボリ注意点)深く彫らなくて大丈夫

このスジ彫り作業ですが、初心者の頃ってつい深く彫りがちですよね。

でも実は、それほど深くなくても大丈夫!

スミは浅い彫りでもきれいに流れます。

この「軽く彫る」とはどの程度か、それは実際に自分で試して感じてみるのが一番です。

スジボリ手順5)Mr.セメントSPで毛羽立ち除去

スジ彫りした箇所は、フチが毛羽立ってるので、それを除去します。

がく
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その毛羽立ちも、拡大鏡ルーペで確認して修正が必要と感じたのです。

毛羽立ち、今までは神ヤスなんぞでヤスリがけしてたけど、今回は違う方法で除去作業。

SOFさんの書籍「深掘り解説 SOF式オートモデル製作術」を読むと、Mr.セメントSPを少量塗って溶かしてます。

がく
がく

なるほど!実践したところ、この方法は綺麗に毛羽立ちが取れる!

▲塗りすぎないように注意。
【Mr.セメントSPレビュー】ガンプラの合わせ目消し作業時短アイテム

最後の仕上げのスミ入れ

▲スミ入れ前。
▲スミ入れ後。
がく
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ビシっとシャープにスミが流れました。

使ったスミは定番のタミヤスミ入れ塗料。

▲今回、私が使ったのはブラック。

スミ入れ塗料は使う前に、超絶よく振って中身を撹拌させます。

そして、塗る時は刷毛には多量のスミが含まれてますから、いちどティシュかなんかで吸い取ってからパーツにスミ入れすると適量を流し込むことができます。

がく
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多量に流し込むと、拭き取りが大変なのでね。

これは多量に流し込みすぎてしまったパターン。

拭き取りは綿棒にエナメル塗料の薄め液を含ませます(スミ入れ塗料はエナメル塗料なので)。

綿棒も100均のを使わず、プラモデル専用のを使う方が作業効率は格段に上がります。

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▲形状が細いのあったりしてパーツに合わせて拭き取りやすいです。そんなに高いブツでもないし、素直にケチらず買った方がトータルで得。

まとめ

がく
がく

でも、拡大鏡ルーペ使ってガンプラ製作してる人って、ツイッターとかでもあまり見かけないんですよね。

もしかすると、拡大鏡ルーペはガンプラやプラモデル製作には一般的ではないかもしれないw

とはいえ、ガンプラ製作未熟者で老眼で不器用な私としては、パーツ表面をミクロレベルで確認出来るのはめちゃくちゃありがたい。

ヤスリがけ、エッジ出し、サフ後、etc、の確認をして問題があればその時点で修正出来る。

このマテリアルが高価だったらポチるのに躊躇したけど、2000円未満だし。

嫁

ヤスリ側の目詰まり具合も確認出来るな。
もう使うの限界なのは、諦めろや。

▲仰るとおり、この神ヤスは限界かもしれない、ということを確認も出来る。

ガンプラ製作の失敗、可能な限り減らしたい人に拡大鏡ルーペ、オススメです。

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