ども、がく(@oskgaku)
です。
ガンプラって、パーツの奥まった所とか、細かい所とかのヤスリがけがめっちゃ大変じゃないですか?
一般的なヤスリ道具は、こういうところに届かないし入っていかないし・・・。
以前紹介したアルゴファイルジャパンの「精密セラミック砥石セット」は便利なんですけども、ちょいとパーツを傷つけてしまう事もありまして。
奥まった箇所にもヤスリが届いて、さらにパーツを傷つける事のないヤスリって、案外ない・・・。
ならば自作すればいいんです!
今回は自作出来るヤスリ「爪楊枝ヤスリ」の紹介&作り方です。
目次
モデラー愛用?!の爪楊枝ヤスリ
この「爪楊枝ヤスリ」、わたくしは、有名モデラーの「n兄さん」がツイートで紹介してるのを見て知りました。
最初に発案されたのはn兄さんではないようですが・・・。まぁともかく便利な道具なのでありますよ。
爪楊枝ヤスリの2つメリット
まずは爪楊枝ヤスリのメリットとデメリットを紹介しておきます(デメリットは後述。
まずメリットから。
この「爪楊枝ヤスリ」のメリットは主に2つ。
- 細かい部分もヤスリがけ出来る
- パーツを傷つける心配がない
以下、メリット2つについてちょい補足。
メリット1)
細かい部分もヤスリがけ出来る
巷に販売されている製品のヤスリとかは、もちろん素晴らしいモノばかりですが、めっちゃ細かい部分を削る事が出来るのって案外ないんですよねぇ。
スジボリ堂の「木の板に貼り付けたヤスリ 面出しヤスリ」とかも素晴らしい製品ですが、細かい所をヤスリがけすべく、カットしようと思うと中々にムズイ。
※「木の板に貼り付けたヤスリ 面出しヤスリ」の詳細は過去記事をどぞ。
その点、自作した「爪楊枝ヤスリ」ならば、かなり小さなサイズで自作出来るので、細かい所なんかもヤスリがけしやすくなります。
さらにいえば、自分好みなサイズに出来ますから、ヤスリがけしたいパーツに合わせる事も可能。
ビームライフルのセンサーなんかもヤスリがけ出来ちゃいます。
メリット2)
パーツを傷つける心配がない
「爪楊枝ヤスリ」を使うメリットは、まさにコレなのかもしれません。
奥まった所とか、細かい所って金属ヤスリとかでもどうにかは削れるんです。
でも、それだとパーツに傷がつく可能性もあるワケで(っていうか、高確率傷がつくw)。
どうにかならんもんかと悩んでいる時に、この「爪楊枝ヤスリ」に出会ってコレは!と思ったワケでございます。
爪楊枝ヤスリの2つのデメリット
爪楊枝ヤスリのデメリットは主に2つ。
- カタイものは削れない
- 強度に不安
デメリット1)
カタイものは削れない
まぁなんていうか、結局は紙ヤスリなんでね(^^;)
合わせ目のムニュってなった接着剤も、あんまり硬くなったものは削るのは辛いかもですね。
イージーサンディングくらいなら、硬化しても削れましたけどね。
カチコチに硬化したパテとかを削るのは厳しいかと・・・。
デメリット2)
強度に不安
爪楊枝ヤスリと紙ヤスリを接着してるのは瞬間接着剤なワケですし、さらに自分でやってますから、思い切りヤスリがけなんぞをしようものなら、ポロっとすぐに取れちゃいますね(^^;)
要するに、あまり力を入れてガシガシと削る道具ではないって事です。
という事で、前置きはこれくらいにして、次からは実際に「爪楊枝ヤスリ」の作り方を紹介していきますよ~。
爪楊枝ヤスリに使用する道具や材料
まず、大前提の話から。
この「爪楊枝ヤスリ」の作り方ですが、これはわたくしの作り方、ということ。
わたくしの「爪楊枝ヤスリ」の作り方は、あくまでも参考にしていただいて、後は自分なりのアレンジとか工夫をしていただければと思います。
あと、さらに補足させていただきますと、わたくしは爪楊枝ヤスリの紙ヤスリの部分を小さめにしたい派なんです。
そのような場合、今回紹介するような作り方の方が、紙ヤスリの部分は小さくして製作出来るかと思います。
もしくは、紙ヤスリ部分を三角形とかにしたい場合も、今回紹介する作り方の方が良さげです。
自作爪楊枝ヤスリに使用する道具or材料
まず、使用する道具の説明から。
これについても、あくまでもわたくしの使用する道具という事でご了承くださいませw
他にもっと良い道具や材料あると思うので、その場合はそちらご使用くださいませ。
使用する道具は以下の4点
- アートナイフプロ 157B:オルファ(カッターとかで可)
- モデラーズナイフ 740404:タミヤ(カッターとかで可)
- HGステンレスT定規HT385:wave(普通の定規でも可)
- ヘッドルーペ:ゴシェール(別になくてもよいかと)
使用する材料は以下の3点です。
- 強力瞬間接着剤ゼリータイプ(100均ダイソー)
- 爪楊枝(100均ダイソー)
- フィニッシングペーパーP800番:タミヤ
手順としては以下の4手順。
他にもっと効率良く作る方法もあるかと思うので、そのあたりはそれぞれで臨機応変に変えていただければと思います。
それでは以下、手順の詳細ですよ~。
手順1)爪楊枝ヤスリの先端を斜めにカット
爪楊枝ヤスリの先端を斜めにカットするのは、紙ヤスリと爪楊枝を瞬間接着剤を使って接着しやすくするためです。
以前はわざわざカットなんぞはしなかったのですが、そうすると不器用なわたくしは、どうも接着しづらいんですよねぇ(^^;)
それと、先端をカットすると爪楊枝の角度も変えやすいんです。
わたくしは、爪楊枝の角度をワリとつけたい(90度に近くしたい)方なので。
爪楊枝の選択をカットする時に使用しているのがオルファの「アートナイフプロ 157B」です。
この「アートナイフプロ 157B」の平刃を使って、上からザクっとカットしちゃいます(雑っ!)
この「アートナイフプロ 157B」の良いところは、替え刃が直線刃と曲線刃と平刃の3種類ついてるところ。
色んな場面で臨機応変に対応できます。
ホルダーもしっかりしてるし、刃もしっかり固定出来ます。
刃もかなり丈夫で、替え刃も頻繫にしなくて大丈夫。
それと、有名なオルファ製品ですから、替え刃が購入しやすいってのはイイですね。
爪楊枝ヤスリを作る時は、一気に作るので結構な数をカットしております。
とはいえ、まぁこの手順は、やらなくてもイイかもです。
手順2)フィニッシングペーパーをカット
フィニッシングペーパー、まぁ紙ヤスリですよね。そのカットですが、ここも使用する人それぞれで、使いたい大きさにカットすればイイです。
先述しましたが、わたくしはワリと小さくカットして、爪楊枝から紙ヤスリに力が伝わりやすくしたい派です。
という事で、まずは紙ヤスリを適当な大きさにカットします。
▲ちなみに、カットする時はヤスリ面を下(マット側にした方が滑らなくてカットしやすいです)
そんで、この時に大活躍するのがwaveの「HGステンレスT定規HT385」
これ、逃げ穴ががあるので、デザインナイフでカットしやすい。
タミヤのモデラーズナイフでカット。
カットする幅も測れます。わたくしは横幅4mmくらいで。
ちなみに、この「HGステンレスT定規HT385」ですが、旧バージョンでは逃げ穴がありませんでした。
▲こちらは旧バージョンのステンレスT定規。逃げ穴がなかった。
この逃げ穴が採用された新しい「HGステンレスT定規HT385」はすぐに売り切れまして、なかなか買えませんでした(^^;)
再販されたと同時に速攻でポチりましたね(笑)
なので、興味のある方は、いつまたなくなるかもわかりませんし、お値段もさほどお高いモノではありませんので、ポチれるうちにポチるのが吉w
という事で、「HGステンレスT定規HT385」を使って、フィニッシングペーパーをこんな具合にカットします。全部カットしない。
そんで、今度は縦幅をカット。
場合によってはオルファの「アートナイフプロ 157B」でカット。
まぁこのヘンは好きなやり方でw
これで後は爪楊枝と紙ヤスリを接着するだけです。
手順3)瞬間接着剤をちょいだし
はい、ここで使う瞬間接着剤は100均ダイソーで買ってきた「強力瞬間接着剤ミニゼリータイプ:使い切りタイプ」です。
このダイソーの瞬間接着剤ゼリータイプですが、時期によってパッケージが変わるご様子。
まぁそれはさておき、ゼリータイプの方が、爪楊枝をフィニッシングペーパーに接着しやすくて固定しやすい、ってなワケです。
その瞬間接着剤を、とりあえずちょいだししておきます。
このちょいだしした瞬間接着剤を爪楊枝で掬って、紙ヤスリと接着させるワケです。
わたくしは、この方法がやりやすいです。
ちなみに、ちょいだししておく紙は「anzudo [アンズドウ]」で買った「使い捨てペーパーパレット」を使っております。
面がツルツルしてるし、これ自体が動かないので使いやすい。
まぁこれがない人は、養生テープを机なんか貼ってそこにだしてもいいんでしょうけどね。
瞬間接着剤は大量にだしますと、使ってない分は硬化してきちゃうんです。
なにせ瞬間な接着剤ですからね。
なので、ちょいと瞬間接着剤をだしておいて、硬化しないうちに掬う、ってな感じです。
手順4)瞬間接着剤を掬って紙ヤスリと接着
瞬間接着剤をちょいだししてから、さっと爪楊枝で掬って紙ヤスリに接着して完成です。
わたくしは、ワリと角度をつけたい派。ちなみに、硬化させるための乾燥は「コーチョー ワンニャンつめみがきコア 3個パック」にぶっ挿しておりますw
「コーチョー ワンニャンつめみがきコア 3個パック」の詳細はこちらをどぞ。
ちらっと先述しましたが、この100均ダイソーの瞬間接着剤ゼリータイプは使い切りタイプ。
開封してからの長期保存にはあまり適してない(固まってしまう)ので、使いきるまで爪楊枝ヤスリを作り続けます(笑)
まとめ
今回紹介した「爪楊枝ヤスリ」、何度も申し上げているとおり、あくまでもわたくしの作り方でございます。
参考程度に見ていただいて、皆さんそれぞれのやり方で、やりやすいように作っていただければ幸いです。
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