
ども、がく(@oskgaku)
です。
今回は、シタデルカラーの「コントラスト」を使ってザクヘッドに最後の仕上げを施してみる、という内容です。
▲この2色だけで仕上げてみる。
まず結果。このザクヘッドが、
こんな具合に仕上りました。
▲最後はつや消しを吹きました
気軽に作れたのはよかったのですが、シタデルカラーのコントラスト自体の認識が甘くて、ちょこちょこと失敗してますw
そんなレポートです。
目次
シタデルカラーのコントラストはお手軽筆塗り塗料?

前回、シタデルカラーで筆塗りした
「SDガンダム クロスシルエット RX-78-2 ガンダム」
は5度の重ね塗りをしました。
▲手間はかかりましたけど、仕上がりには満足です。
まぁそれはそれとしてよかったのですが、次はもっとクオリティを上げたい!
とはいえ、出来る限り、簡単にねw
という事で、シタデルカラーの「コントラスト」という種類を使って筆塗りしてみようか、という次第。
▲ウルトラマリーン・ブルーとクリード・カモの2色を使ってみます
シタデルカラーのコントラストという種類を使えば、希釈と調色とか考えずに、綺麗に仕上がるのでは?なんて思ったりして。
シタデルカラーのコントラストとは?
シタデルカラーの超わかりやすい解説書、
「シタデルカラーの教科書」
には、コントラストの説明として以下のように記載されています(一部引用します)。
カラーリングとシェイディングを同時に行える新しいカラー「コントラスト」は、濃さの調整などは必要なく、ポットから取り出した状態でそのまま塗ることができます。
引用-シタデルカラーの教科書(18ページ)
そして、シタデルカラーのwebサイトには以下のように記載されております。
コントラストペイントを使用した1つのコートで、ベース、シェード、ハイライトを作成します。
引用-Citadel Colour ザ・WARHAMMERペイント コントラストペイント
これらを読む限り、もしかするとコントラストを塗るだけでエエ感じな筆塗り塗装が出来るのでは?と思ったワケでございます。
コントラストでの筆塗りは過去にも一度やっておりまして、その時はシタデルカラー自体がよくわかっていなかったのであまり上手くいかなかったが、現在はソコソコに知見はある。
なので、今回はある程度は上手く塗れるのではないかしら?
という事で、ガシャポンワールドのザクヘッドを、シタデルカラーのコントラストで筆塗りしてみます。
▲エクシードモデル ザクヘッド4 MS-06R-1A 高機動型ザクⅡ[アナベル・ガトー大尉機]
シタデルカラーの種類について
シタデルカラーは「コントラスト」以外にも「ドライ」や「ベース」などの種類があります。
詳細は過去記事を参考にしてください。
シタデルカラー筆塗り準備のつや消し
▲今回のザクヘッド、シタデルカラーを筆塗りするにあたり、下地塗装としてまずはつや消しトップコートを吹いておく事にします
何気にお得な6本セット♪
このつや消しは下地なので、仕上がり具合は、まぁ適当でw
なぜつや消しを吹き付けるのかといえば、シタデルカラーは水性塗料なのでパーツへの喰いつきがよくない・・・。
▲こんな具合に弾いてしまうのです
なので、パーツを表面をつや消しによってザラザラにしておいて、シタデルカラーの喰いつきをよくする、って寸法です。
シタデルカラーコントラスト筆塗り開始

下地も出来た事だし、いざ筆塗り!
コントラストは希釈とかも、基本的には不要らしいので、ウォーターパレットも必要なし!
気軽に筆塗り出来ます。
これで仕上がりがエエ感じならば、今後は選択肢はコントラスト一本という事になろうかと。
シタデルカラーコントラストは塗料溜りが出来やすい
ただ、気軽に塗装できるぶんだけ、デメリットもある。
塗料溜まりができてしまうのです!
こちら、一度目の筆塗りの様子をご覧ください。

う~ん、みっともない。どうにも塗料溜りが出来てしまう。
▲コントラストは流動性が高いのでベースなんかよりもさらに塗料溜りが出来やすい・・・。
今回のウルトラマリーン・ブルーだと、塗料溜りがちょっとわかりづらいかもですが、結構でちゃいます。
ちなみに、わかりやすい塗料溜りはこんな感じです。
▲塗料溜りがあると、こんな具合な跡がついてしまう・・・。
シタデルカラーコントラストは筆ムラも目立つ?!
あと、筆ムラも、ベースなんかよりは目立つような気が。
これは、下地の色が悪いのか、はたまたこのウルトラマリーン・ブルーがそういう特徴なのか。
だって、動力パイプのクリード・カモは、そこまで筆ムラは目立たないんですよ。
▲下地がグレーとかっていうのもあるのかな
重ね塗りしたら、多少はマシになったような、そうでもないような(^^;)
しかし、相も変わらず塗料溜りが出来てしまうワケで(^^;)
シタデルカラーコントラストにおけるペイント前提
塗料溜まりはできるし、筆ムラはできるし、アカンがな!
おかしい。
もう一度シタデルカラーの教科書を読み返してみる。
明るい下地を使うことを前提にしており、一度塗っただけで明暗をくっきりさせられます。
引用-シタデルカラーの教科書(7ページ)
さらに、シタデルカラーの特集が掲載された「ホビージャパンエクストラ 2019 Summer」を読むと・・・。
コントラストはディテールに塗料が入り込んでグラデーションを生み出すので、筋肉表現などの細かいディテールが入ったキットだと初心者でも簡単にカッコよく塗装しやすい
引用-ホビージャパンエクストラ(8ページ)
グラデーションとかをつける感じを前提としているので、ガンプラみたいな平面パーツをベタ塗りするパターンには適していないもですね(^^;)
シタデルカラーコントラストでの筆塗り結果
▲そんなこんなで、結局は4回ほど重ね塗りしました(^^;)
クリード・カモで筆塗りした動力パイプは、かなりイイ感じに仕上がりました。
しかし、ウルトラマリーン・ブルーの方はちょいと筆ムラが目立ちますねぇ。
先述したとおり、コントラストはやはりグラデーションを主として使用する前提なのですね。
シタデルカラー仕上げにつや消しを吹いてみる
▲最後に、プレミアムトップコートを吹き付けてみました。
かなりマシになりましたね
プレミアムトップコート、おそるべしw
ガンプラは、これ吹き付けておけば、大体なんとかなるw
まとめ

そもそも、コントラストの使いか方をキチンと把握してなかったのは失敗です(今さら感すごしっ!)。
ガンプラのような平面パーツが多い場合は、やはりベースで塗ってからのウェザリング表現、とかの方がイイかもしれません。
とはいえ、コントラストも使い方をキチンと把握して、それに見合った場面で使えば効果を発揮するはず!ですね(^^;)
コントラストは今後も試行錯誤して使っていきたいですね。
ガンプラ製作進捗やマテリアル紹介をツイート。
がく(@oskgaku)