ども、がく(@oskgaku)
です。
ガンプラ塗装における悩み、それは塗装の塗膜がどうにもザラザラしちゃう事。
展示会や、イエローサブマリンの展示ガンプラなんぞは、本当に綺麗なんですよね・・・。
▲ヤフオクで購入したガンプラ。塗装面が綺麗。
塗膜がザラザラしちゃう原因は色々とあります。
その原因たちの詳細はこちら
全ての原因要素は上記の過去記事を読んでいただくとして、今回はそのうちのひとつ、
「サーフェイサー」
の改善に取り組んでいきます。そのレポートです。
今まで、サーフェイサーはパーツの傷を隠したい一心でどうしても厚ぼったくなりがちでした。
なので、ワリとザラつきも強かった気がする・・・。
そのザラつきの上に塗装すれば、そりゃさらにザラザラにもなるってワケで・・・。
それらを改善するために、今回のサーフェイサー吹きには、以下の事をやりました。
- コンプレッサーのエアー圧(0.08Mpa)
- うすめ液の希釈度合い(1:2~3)
その結果、今回のサーフェイサーはワリと薄く、ザラつきもなく、綺麗に吹けたかと思っています。
塗装などの工程詳細はこちら。
まずはサーフェイサーの道具について。続いて希釈、コンプレッサー圧、と続きます。
目次
サーフェイサー吹きに使った道具や材料
今回のサーフェイサーを吹くための道具や材料一覧です。
▼サフの希釈に使った道具
- 計量スプーン
- スポイト
- 調色スティック
- 紙コップ
▼エアブラシ塗装に使った道具
- パワーコンプレッサー
- ハンドピース
▼サーフェイサー塗料
- サーフェイサーエヴォ
- メカサフ へヴィ
- プロユースシンナー
1ml計量スプーン
わたくしのようなエアーブラシ初心者で不器用選手権ワールドカップ出場常連者は、塗料やうすめ液の計量から失敗するワケですw
なので、めっちゃ面倒ではありますが、こういう計量スプーンを使うワケであります。
Hommy ポリスポイト 3ml 50本 プラスチック製
計量スプーン、うすめ液の容器にダンクしても届きません。
代わりにスポイトで吸い上げてます。
そんで計量スプーンで測る、という具合。
このスポイト、結構安いので、使い捨てくらいの気持ちで使うつもりで買ったのですが、案外使いまわし可能です(笑)
タミヤ 調色スティック
塗料を混ぜる時に使います。
塗料の瓶の底にこびりついた固まりをとったりとかにも便利。
塗装を初めた頃、
「塗料を混ぜるなんて割り箸でエエやん」
とか思ってましたが大きな間違い!
それやると、割り箸のカスが塗料に入って、塗装失敗の原因になります。やめましょうw
大したお値段ではないですし、素直に調色スティックを使う事をオススメします。
調色スティックを買って初めて使った時、最初からこれを使えばよかった、と痛感しましたね(^^;)
紙コップ
紙コップは100均、ダイソーです。
タミヤ パワーコンプレッサー
このタミヤのパワーコンプレッサーを導入して、エアーブラシ塗装が劇的に変わりました!
何が変わったか。
エアブラシ塗装が吹きやすい!塗膜の仕上がりが全く違う!
これまた、もっと早く導入しておけばよかったw
とはいえ、セッティングとか、お値段とか考えると中々手をだしづらいのも事実。
しかーし!それらをも凌駕するメリットがこのタミヤパワーコンプレッサーなら得る事が出来ます!
パワーコンプレッサーについての詳細はこちら
エアブラシとかよくわからない、そんな人はハンドピースとかまとめてセットになってるのを買えばヨシ。
エアブラシ塗装がどんなものかよくわからんし、いきなり高額なコンプレッサーは勇気がいるなぁ。
って人は安いのを買って試すのがイイかもしれませんね。
エアテックス ハンドピースMJ724
エアーブラシ塗装に使うハンドピースは最初に買ったものをまだ使ってます。
本当は、サーフェイサー塗装にはノズル口径が0.5mmで、指が疲れないトリガータイプが欲しいんですけどねw
その後、タミヤのトリガータイプを買いました。
指が疲れないんです!作業が楽になるんです!
今までのダブルアクションのハンドピースって押しづらかったんだ!と思ってしまうほどw
アラフォーのおじさんにこそオススメです。
めちゃくちゃ使いやすいのでエアブラシ塗装が楽しくなります!
サーフェイサーエヴォとメカサフへヴィ
今回使うサーフェイサーはガイアノーツのサーフェイサーエヴォとメカサフ へヴィ。
隠蔽力もあって、塗料の食いつきも良し。
そんで、関節やグレーなんかの部分はメカサフへヴィを使いました。
このメカサフへヴィ、サーフェイサーとしての下地作りだけではなく、色としての塗装も出来てしまう一石二鳥なサーフェイサーなのでございます!
嫁
全然一石二鳥ちゃうがな。
がく
多少の傷も隠しつつ、塗装も出来ちゃうから一石二鳥なんです。
普通の塗料は、そうはいきません。
プロユースシンナー
サーフェイサーの希釈に使ううすめ液はガイアノーツのプロユースシンナーを使いました。
このプロユースシンナー、サーフェイサーの希釈に使用するのがオススメ、と2019年8月号の月刊ホビージャパン「塗料メーカー・ガイアノーツに聞く「うすめ液」って何?」に記載されておりました。
この記事によりますと、プロユースシンナーは一般的なラッカーシンナーのなかでは比較的溶解力が強いとの事。
そのメリットとして塗料の密着がよくなるが、反面、デメリットとして下地のプラスチックが溶けてしまうとか(なので、そのバランス調整が大事とも)。
そのような用途からも、サーフェイサーの希釈にプロユースシンナーの使用がオススメってな事でした。
サーフェイサーエヴォとメカサフへヴィとプロユースシンナー、3つともガイアノーツ製品だから、相性はイイよね♪
サーフェイサーの希釈
いよいよサーフェイサーの「サーフェイサーエヴォ」とうすめ液の「プロユースシンナー」を希釈します。
希釈度合いは
サーフェイサーエヴォ:プロユースシンナー
↓
1:2~3(2.5くらいかと)
正直なところ、この希釈度合いってのが経験の浅い自分にはどうにもよくわからず(^_^;)
そこでモデラーの有澤 浩道(@soumoutoku1982)さんの著書、「脱ビギナー!ガンプラ製作+4ステップ」に記載されてある事を実践してみた次第。
この本で
「STEP3 メタリック塗装と市販メタルパーツで質感を一気にグレードアップ」
の箇所、
「Phase;002 サーフェイサーを磨く」
で1:3で希釈してるようだったので、それをマネしてみました(この本ではプロユースシンナーではなくブラシマスターですが)。
詳細は「脱ビギナー!ガンプラ製作+4ステップ」をご覧あれ(^^)
▲タイトルどおり、そろそろ脱ビギナーになりたいんや!という人にめっちゃ参考になる良書です!
さらにいうならば、この有澤さまはわたくしのようなガンプラ底辺階級万年腹痛男のツイートの質問にも丁寧に答えてくださる素晴らしいモデラーさまなのでありました!
しょうもない質問に、丁寧に答えてくださり、感謝感激、本気でめっちゃ嬉しかったですねぇ(笑)
まぁでもね、こういう希釈度合いは当然に本人の仕上がり具合の好みってのがありますから、絶対的な正解はないですよね。
わたくしは、ザラザラな表面にしたくなかったので1:2~3(2.5くらいかと)の希釈です。
サーフェイサーを吹く時のエアー圧
このコンプレッサーのエアー圧ってのも、経験値が浅い自分にはよくわからん領域(^_^;)
ネットなんぞを見てると、一般的には普通の塗装であれば0.1MPaくらいなご様子。
「脱ビギナー!ガンプラ製作+4ステップ」では有澤さまはサーフェイサーの吹付けを0.15MPaくらいで吹いてるとの事。
しかし、ビビリなわたくしは、厚吹きになるのを恐れ
0.08MPa
くらいで吹いたのでありました(^_^;)
やっぱり、エアー圧を下げれば、薄く吹きかける事が出来るのでねぇ。
とはいえ、サーフェイサーは粒子が普通の塗料よりも濃いようなので、そんなエアー圧で大丈夫かなぁ、という心配もありました。
まぁ今回は大丈夫でした(サーフェイサーの種類によってはダメかもですね)。
あと、希釈度合いが薄かったのもよかったかもです。
このエアー圧とか塗料の希釈度合いなんかについては、「エアーブラシ大攻略2018改訂版」も非常に参考になりました。
▲この本を読んでエアブラシ塗装のレベルが一段あがりました。希釈やエアー圧の意味合いがキチンと理解出来ましたね。オススメ。
ボチボチ上手くいったサーフェイサー塗装
今回は上記の希釈度合いとエアー圧でサーフェイサー塗装をやりまして、期待どおりの結果が得られました。
薄く吹けたので、パーツのモールドなんかにも、液だまりみたいなのは出来ませんでした。
以前はパーツのモールドにサフが溜まって、埋まるしまった。
今度はそれを回避出来たので、成長したかな(←道具のおかげ)
でも、失敗も多々ありw
この程度の失敗で済んだ、ともいえますがね(^_^;)
サーフェイサー希釈|まとめ
今回、塗装面がザラザラしちゃう原因、下地のサーフェイサーの改善に取り組みました。
具体的にはサーフェイサーの希釈と、コンプレッサーのエア圧の改善ですね。
今までサーフェイサーの塗面って、ある程度はザラザラしちゃうのかな、って思ってたんですよ(^_^;)
今回のサーフェイサー改善作業で、その考えを改める事が出来ました。
レポートはこれに終了。
この記事が、わたくしのようなガンプラ初心者な同志の皆さまのお役に立てれば幸いです♪
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