がく
ガンプラ売り場で前々から気になってたこと、うらやましいことがあるんですよねぇ。
それは、
お子様たちがガンプラを2つ3つ同時に買ってる風景!
嫁
って思ったアナタ、きっとあなたは平成生まれ(笑)
わたくしのようなファーストガンダム世代のアラフォー世代なら、多少の違和感を持ってもおかしくない。
今回はアラフォーおっさんが、現代のお子様たちがガンプラを同時に3つも4つも買う姿を羨ましがるだけの話です(^_^;)
嫁
それはオッサンたちの昭和昔話が、なにひとつ面白くない事。今回の話も同様です。昭和生まれの方は以外は速攻で離脱してください。
目次
ファーストガンダム世代は1個のガンプラに全力を尽くす
冒頭で
「ガンプラ売り場で前々から気になってたこと、うらやましいことがあるんですよねぇ。それは、お子様たちがガンプラを2つ3つ一緒に買ってる風景なんですよ。」
なんてこと書きまして、そんでそれをちょいとツイートしたところ・・・。
アラフォー世代な私にとって小学生時代のガンプラ購入は早朝からおもちゃ屋で並んで一人1個で買うモノでした笑
今は家電量販店なんかでお子様にガンプラを買ってあげてる親子みると、3・4個同時買いってのは普通な光景・・・羨ましい!!(笑)https://t.co/X8AfpPVJQD pic.twitter.com/DtFAJHTIXW— がく@おっさん家事 (@oskgaku) 2017年11月3日
ワリとみなさんに反応していただけた(^^)
抱き合わせでアオシマの謎ロボとかとセットで買わされたりとかも笑
— COHMI (@tokipack) 2017年11月3日
懐かしい思い出ですよね。予約ノートとかあったり
並んで順番着ても遅いとホワイトベースしかなっかたり
(;^ω^)— 舞次 (@maiji_t) 2017年11月3日
自分が一時期、模型問屋で働いていた頃、頭のいい子供は、その模型屋に何曜日の何時頃に入荷するかを知っていてガンプラ買いに来ていました。
— いんくん (@raiden1091) 2017年11月4日
はじめまして。私も日曜の朝早くから自転車で山一つ越えて、隣町の模型屋まで1/144ひとつ買いに行った口です(笑)
時代は変わりましたが、今でも量販店でガンプラの箱を抱えてる子供の笑顔には自分達と重なるものがある気がします。
— ZAP@色々と繁忙期 (@shiban_ifrit) 2017年11月3日
その飢餓感をあじわってる故、今も買わずにいられない(苦笑)
— Kchan (@chanK603) 2017年11月3日
小学校そばにあった模型屋さん。
ガンプラの新製品が出るとショーウインドに置いてあったな。
小遣いあるやつは、家に速攻で帰って金持って模型屋さんへ、ないやつはウインドにへばりついてたな〜(へばりついてた)— JORI (@m_nakagawa20) 2017年11月3日
やはり、ファーストガンダム世代の気持ちは皆同じ(笑)
時代が違う、と言われればそれまでなのですが、我々ファーストガンダム世代が小学生の頃はガンプラが大ブームな時代で、なかなかガンプラが手に入らなかった。
しかし、今は家電量販店に行けばガンプラが大量にゴソっと売られてるワケですよ。
そんな状況なら3つも4つもガンプラを同時に買うなんて当たり前かもですよね(笑)
ガンプラ売り場でお父さんが息子さんに
「あとはどれがいいんだ?」
なんて風景を見ると
「あとは?おおぅ、マジかよ・・・。」
って思ってしまう。
だって「あとはどれがいいんだ?」って、わたくしが小学生の頃、ガンプラに「あと」なんて概念はなく、「1個」をゲットできれば超ラッキーで「目の前」のガンプラに全力を尽くしていた(笑)
ファーストガンダム世代は子供の多さがヤバイ
ガンプラブームだったのはわたくしが小学4年生の頃(10才)。
1983年で昭和58年ですよね。そう思うとめっちゃ前w
ガンプラがブームでプレミア感満載だった要因はたくさんあるかと思いますが、そもそも「子供」がわんさかいた時代。
わたくしの中学校は1クラス45人くらいいて、それが10クラスとか11クラスとかありましたのでね。それが3学年・・・。。
単純計算でもひとつの中学に1350名いたりした(^_^;)
いや~時代が違いすぎる(笑)
ファーストガンダム世代のガンプラ販路はおもちゃ屋
昭和58年のガンプラ売り場というのは、街のおもちゃ屋さんが主流でした。家電量販店なんてないですからね。
asahi.comの「asahi.com(朝日新聞社):ガンプラ、国産一筋30年 品質こだわり4億個 – 経済を読む – ビジネス・経済」という記事を読むと、以下のように書かれています。
主要な販路だった町中の模型店は、個人経営が多く
そうなんです、主要な販路は町中の模型店やおもちゃ屋or模型店。
今のような家電量販店のように売り場も広くありません。
おもちゃ屋も模型店も近所にたくさんあるワケではなく、学区内にひとつあるかどうか。
そうすると、ガンプラを買うのはその学区内にあるおもちゃ屋や模型店になるワケです。
暗黙のルールで、子供たちは自分の家から一番近いおもちゃ屋にガンプラを買いに行く。テリトリーがなんとなく決まっていました。
そうなると、子供はたくさんいるのに、おもちゃ屋は少ないワケですから、必然的にガンプラの重要と供給のバランスは崩れ、子供へのガンプラの供給は少なくなります。
ガンプラにプレミア感が増すのは当然なんです。
ガンプラが常に買えると思うな!それが昭和!
そんな状況なので、ガンプラを買うためには、近所のおもちゃ屋さんでガンプラ発売日に早朝から並ぶんですよ。
わたくしは、現代の若者に声を大にして言いたい。
ガンプラっていうのは、常に店頭に置いてあるモノではないんだ!(←昭和)
とね(^_^;)
そう、発売日にしか置いてないんです。
それを平成生まれの嫁に話すと
嫁
「それが昭和だよ!」
と叫びたくなりますね(笑)
早朝から並んでいるのに、買えるガンプラは1個だけ・・・。
しかも買えれば御の字で買えないパターンもあるワケで・・・。
今考えるとなんと不条理なんでしょうか(笑)
ファーストガンダム世代の誕生日プレゼンはガンプラがデフォルト
しかし、一度だけ、わたくしの友人がそのタブーを犯して、同時に2つ買おうとしたことがありました。
それは、以前ブログでも紹介した今野くんこと「コンさん」。
過去記事→僕の夏休み!ガンプラジオラマを自由研究にしたトラウマ!
僕の夏休み!ガンプラジオラマを自由研究にしたトラウマ!
コンさんはすっごい真面目さん。その真面目さんがタブーを犯すのはコンさんなりのワケがあったんです。
その時代、子供たちのお誕生日会のプレゼントはほぼガンプラ。
過去記事→アラフォーガンプラファンなら子供時代に経験したであろう誕生日プレゼント交換会の悲劇
アラフォーガンプラファンなら子供時代に経験したであろう誕生日プレゼント交換会の悲劇
プレゼントに筆箱とか色鉛筆なんて持ってこようものなら
「あいつ、先生の回し者か?」
「あいつ、どこに向かっているんだ」
と疑念の目を向けられるのが必然。
なので、お誕生日会には絶対にガンプラを用意しなければならない。
しかし、コンさんは翌週に開催予定の白井くんの誕生日プレゼントを用意出来ていなかった・・・。
風邪ひいてたからね。
コンさん:「今週のガンプラ発売日さ、俺、白井の誕生日プレゼント分と自分の分、2個買ってみようかと思ってるんだけど・・・。」
がく:「ほ、本気か・・・?もう2度とあのおもちゃ屋の敷居を跨げなくなるぞ・・・。それは今生の別れを意味する・・・。コンさん、早い、早いよ・・・。おれ、まだコンさんとあのおもちゃ屋でガンプラ買いてぇ・・・。」
コンさん:「スレッガーさん・・・。ではなく、が、がくぅ~・・・。」
ってなやりとりをしていたのですが、コンさんは諦めない。
コンさん:「でも、あのおもちゃ屋のおじさんも人の子さ。きっとわかってくれるよ。」
まぁ確かに、おもちゃ屋のおじさんが頑固オヤジ、っていうパターンはあまりないけども、果たしてうまくいくのかどうか・・・。。
ガンプラ販売のローカル独自ルール
そもそも、ガンプラを同時に2つ買うことをおもちゃ屋のおじさんが許しても、周囲の子供たちが許さないのではなかろうか・・・。
ガンプラ発売日にガンプラを買うときは早朝から並んで買うのは先にも述べたとおり。
そして、ガンプラを買うときは、以下のようなルール(もちろんローカルなルールよw)がありました。
店内に入れるのは一人だけ
これ、わたくし的には超当たり前のルールなのですが、嫁に話したところ
嫁
あっ、そういうイメージをするんですね、普通は(^_^;)
ガンプラを買うときに一人だけ店内に入る、というと、広い店内にひとりぼっち的なイメージかもしれませんが、当時のおもちゃ屋や模型店なんぞは大して広くない。
なんせ自営業ですから自宅の1階がおもちゃ屋といえばイメージ湧くかと。
そんな狭い店内に、ガンプラ発売日だけはガンプラ特設コーナーが置かれるのでありました。
そして、早朝、時間になるとおもちゃ屋のおじさんが
「よぉ~し、一人ずつ入れ~」
という号令が発せられると同時に緊張感が一気に増し、一人ずつ店内に入り、ガンプラ特設コーナーで、一人1個ガンプラを選び買う、というルールなのであります。
嫁
そのシステム、マジで怖い。ってか、おもちゃ屋のおじさん、早朝から働き詰めやん。しかも、ガンプラ売り切れるまでずっとやから長時間労働やん。そのガンプラ販売システム、どうなん?
あっ、そっちの心配?(^_^;)
当時はどこも同じような状況だったんですよね。まぁおもちゃ屋のおじさんが決めたルールだしぁ・・・。
早朝に並んでもガンプラが買えないかもしれない時代
ともかく、ガンプラを買うときは、一人で店内に入るワケです。
そうすると、その様子を外で並んでいる子供たちがじっと眺めている、という状況が構築されます。
そして、そのガンプラ発売日によって、その地域で新発売(他の地域ではとっくに売られたりする)のガンプラなんかがあったりすると、早い順番で並んだ子供は真っ先に新発売ガンプラへ。
その姿を見るギャラリーの子供たちは
「ああっ~(新発売のガンプラが買われてしまったぁ~のため息)」
という具合になるワケです。
新発売のガンプラがひとつ、またひとつと減っていくたびに、子供たちのため息が店内にこだまるする(笑)
貴重なガンプラ入りました
コンさんが「ガンプラは一人1個まで」の絶対的タブーを破ろうしているその日。
新発売のガンプラはないにせよ、当時激レアだったガンプラがたくさん入荷されていた。
特に注目なのが「シャア専用ザク 1/100」と「リックドム 1/144」
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普段は絶対に店頭でお目にかかれない激レアガンプラ!
わたくしも、子供ながらに
「ほぉ~あれが世に聞くシャア専用ザクとリックドムかぁ~。おもちゃ屋のおじさんも、よくやる」
と思ったものです。
しかし、当然、わたくしたちのようなクソガキまで、そのシャア専用ザクとリックドムが残ってるワケはない。
というのは、やはり早朝から並ぶシステムということもあり、先頭集団に並ぶのは大学生や高校生たち。
そのあとに中学生、小学生の高学年、という縮図が生まれます。
ちなみに、当時は親が子供のために、おもちゃで早朝から並ぶ、という風習は一切ありませんでした(ウチの地域では)。
たま~に、子供のために、親が週刊少年ジャンプを近所の酒屋に早朝買いに行ったりして、それがクラスでバレたりすると、そいつはその後一週間は村八分状態です(笑)
そのような状況なので、小学4年生のわたくしたちが、店内に入りガンプラを選ぶ段階では、残っているのはせいぜいアッガイかズゴックの水泳部軍団。
あとは1/144サイズのザクかグフあたり(1/100サイズから真っ先に売れていく)。
しかしこの日、小学生の高学年たちは、草野球チームのイベントがあったかなんとかで、おもちゃ屋に並ぶのがかなり遅れてしまった。
そうすると、われら小学4年生たちも、その分少しだけ前に並べる。これは過去にない奇跡!ラッキーを通り越して「向こう1年間はいいことが起きない」と思わせるレベル!
しかし、このラッキーな状況が、かえってコンさんを窮地に追い込むことになったのです・・・。
ガンプラ同時2つ買いを強行の先に待っていたものが怖すぎる
小学生の高学年たちが並ばなかった分だけ、我らは早い段階で店内に入れそう。
そして、我らの順番までに、もしかするとシャア専用ザクと、リックドムが残っているかも知れない!という状況が始めて生まれました!
否応なしに興奮するとわたくしとコンさん。
がく:「コンさん、これ、ウチらもしかすると、シャア専用ザクかリックドム、買えるんじゃね?」
コンさん:「落ち着けがく、まだだ、まだ終わらんよ」
コンさん、言ってることと、状況が合ってないよ!しかしそんなことはどうでもいい!
そして、ついに我らの番が!
先にコンさん、そしてわたくし、という順番。
おもちゃ屋のおじさんが「ハイ、次ぃ~」と言ってコンさんを招きいれたとき、シャア専用ザクは1個、リックドムは2個残っておりました。
店内に入るとき、コンさんはアイコンタクトで
「がく、行ってくるよ、俺、今日始めて、生まれてきてよかったと思ってる。俺はこの日のために生まれてきたのかもしれない・・・。」
そして、わたくしもアイコンタクトで
「コンさん、まだこれで終わりじゃない。これから始まるんだ。そのガンプラを作って、棚に飾って、また新しいガンプラを手にいれるんだ。終わりなんてない。」
HUNTER×HUNTERとヒカルの碁のワンシーンを彷彿とさせるアイコンタクトだが、今はそんことはどうでもいい。
わたくしは、1個しか残っていないシャア専用ザクは、コンさんに譲っていもいいかな、なんてことを考えていたのだが、そのとき不意に思い出した。
「ま、まさかコンさん、この状況で、もしや・・・。」
その不安は的中した。
コンさん:「あのぉ、今度友達の誕生日会があるのでぇ、そのプレゼント分と自分の分、2個買っていいですかぁ?」
ば、バカヤローコンさん!
こんな時期にヘビブナの群生地に入るやつがあるか!
くらいのバカヤロー!
このタイミングでそんなこというやつがあるか!
コンさんがその発言をしたとき、間違いなく、店内の雰囲気が変わった(それは大人になった今でも鮮明に覚えてます笑)。
おもちゃ屋のおじさんは大人ですから
「いやぁ、気持ちはわかるけどね(笑)他の皆と公平なルールにならないしね。ちなみに、何と何を買いたいの?」
おもちゃ屋のおじさんは優しいので、もし人気がなくて余るようなガンプラならまたあとで昼間買えばいいよ、という意味合いで言ってくれている。
それはそこにいる子供たち皆が理解してくれていた。
おじさんがその発言を言うことで、きっとコンさんは
「あっ、いや大丈夫です」
と言うに決まってる、と思ったワケです。
ところが、こともあろうにコンさんは、
「シャア専用ザクとリックドムです」
というような、ついでにとんちんかんどころか、超絶とんちんかんなことを言ってしまった!!
満面の笑みを浮かべるコンさん。その2秒後、その笑顔は顔面蒼白に変わる。
「ざっけんなガキッッッ!!さっさと1個買って消えろっっっ!!」
店内に怒号が響き渡るっ!そう、今回は草野球チームのイベントで早朝並べず、はるか後ろに並んでいる高学年たちからの怒号である!
彼らはシャア専用ザクとリックドムが入荷されるという日に限って並べなかったことに腹を立て、目の前でシャア専用ザクとリックドムが次々と売れていく状況を悶々と眺めるだけの自分たちに苛立っていたのである!
その状況で、絶対的タブーを犯すコンさんを見て、その怒りが爆発したのである!!!!
「ってなことだから、ガンプラは一人1個だね(笑)」
と苦笑しながら優しい声をかけてくれるおもちゃ屋のおじさん。
しかし、その声が耳に入っているんだかいないんだか、コンさんの顔は血の気が引き、放心状態を通り越して、現在の状況が把握出来ない様子だった。
ムリもない。
当時はいくら昭和といえど、小学生の高学年が、皆の前で低学年に怒号を浴びせる、という状況はあまりなかったのである。
しかもコンさんは真面目で内気な方だったので、あまり高学年たちと絡むことはなかった。(クラブとか草野球チーム入っていると高学年と絡むことはあるよね)。
そのコンさんにとって、高学年たちは男塾の1号生と3号生以上の差があり、絶対的上位な存在だったのです。すれ違うだけで怖い、みたいな(笑)
その高学年たちからの怒号・・・。
もうコンさんに生きる気力はあるまいて・・・。
そのような状況把握ができないコンさん。さらに最悪な行動にでる。
否応なしにガンプラを1個しか選べない状況になったにも関わらず、その1個のガンプラを、よりにもよって1個しか残ってないシャア専用ザクを選んでしまったのである!
そこ、シャア専用ザク選ぶかぁ、みたいな(^_^;)
高学年たちがシャア専用ザクとリックドムを狙っているのは明白!
だったらここはおとなしくズゴックでも選んでおけやぁ・・・。もうなんなら高学年に従順を示すために武器セットでもいいくらいだぁ・・・。
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放心状態でシャア専用ザクを買うコンさん。
その姿を睨みつける高学年たち。
その状況で、次にガンプラを買う順番になってしまったわたくし・・・。
わたくしは、空気を敏感に察し、2個残っているリックドムを諦め、ジオングを買ったのでありました・・・。
ガンプラ2つ同時買いを決行した悲しすぎる末路
可哀想なコンさん・・・。
ムリにガンプラを同時に2つも買おうとするからだよ・・・。
次からは気をつけようね、と終わればよかったのですが、事態はまだコレで終わらなかったのです。
シャア専用ザクを持ち、おもちゃ屋の外で呆然としているコンさん。
仕方なく買ったジオングを片手に、コンさんのもとへ行くわたくし・・・。
しばらく呆然とする2人。
沈黙が続く・・・。
コンさん:「すっげぇ、ビックリしたよな・・・。」
という一言を、どうにか小さい声で絞り出すコンさん。
がく:「ホントにビックリしたよ」
どうにも、心臓のバクバクが止まらない2人に対し、追い打ちをかけるように、ガンプラの買い物を終えた高学年チームが店外へ出てきたのであります。
高学年:「おう、テメー名前なんていうんだ?」
コンさん:「えっ、えっ?こっ、今野です」
高学年:「テメーあんまり調子乗ってんじゃねぇぞ。チッ!」
今思い返すと、ガンプラひとつでこの仕打はどうなんだ(^_^;)
とはいえ、コンさんとわたくしは、高学年のその恫喝に完全に怯えまくりで、その姿はまるで3週間くらい迷子になったキツネリスのよう。
がく:「べ、べつに2つ買ってもいいか、ってちょっと言ってみただけじゃんなぁ」
という精一杯の強がりと、慰めの言葉をコンさんにかけてみたのが、いま、コンさんには何を言っても無駄だった。
しばらく、1点を見つめるコンさん。
そして、
コンさんの目から、美しい曲線を描いてひとすじの涙がこぼれ落ちた。口が小刻みに震えだし、
「ヒック、ヒク、ヒッヒッ、ヒック」
と声にならないような声で泣き始めた(^_^;)
わたくしは、コンさんにかける声も見つからず、ただただコンさんが泣き止むのを待つしかなかったのでありました。
皆がガンプラを買って、楽しくおもちゃ屋から出てくる横で泣いている小学生の構図(笑)当時は、実はワリとあったりした。
まぁそれは欲しいガンプラが買えなかったパターンですけどもw。
ちなみに、我らを恫喝した高学年が手にしていたガンプラは、武器セットでした(^_^;)
まとめ
今から30年近く前のガンプラ購入事情ってのは、どこも似たり寄ったりだと思います。
そういう少年時代を過ごしたからこそ、その反動で積みプラしちゃうってのはあるんですよね。
そんで、結局、今回のブログでは何が言いたいかっていうと、そういう少年時代を過ごしてきたから、多少の積みプラは仕方ないんでないかい、ってことですよ。
だから許してほしい、プレミアムバンダイで「ジェガンAタイプ(F91 Ver.)」をポチったにも関わらず、
「ジェガンA2型(ゼネラル・レビル配備機)」をポチってしまったことを(笑)
だって、ゼネラル・レビルやで(^^)
▼参考webサイト
「ガンダムシリーズの商品ならプレミアムバンダイ」
ちなみに、コンさんに怒鳴った高学年が中学生になって、優しくしてくれた話はこちらですw
ガンプラGアーマーが買えなかった30年以上前の話
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