
ども、がく(@oskgaku)
です。
ガンプラを水性塗料で筆塗りする場合、塗料がパーツに喰いついてくれないなぁ、ってな事ありませんか?
▲シタデルカラーを弾いてます。まぁこれは薄めすぎってのもありますがw
そのような事態を回避するために、つや消しスプレーを吹きかけたりします。
これは、いわゆる「サーフェイサー」の役割を期待しての下地処理です。
でも、スプレー缶を使えない環境な場合はどうすればイイんでしょうね?(^^;)
筆塗りでサーフェイサーを塗れないのでしょうか?
そこで今回は、ファレホプライマーとアクリジョンベースカラーホワイトを用意。
この2つで、以下のことを比較してみました。
- うす~く筆塗りして、シタデルカラーが喰いついて塗れるか?
- シタデルカラーを塗った後、下地の塗料に浸食しないか?
あと、ついでに、
- 隠蔽力はどうか?
というあたりを見てみます。

さて、この2つ、サーフェイサー代わりの下地になるでしょうか。
サーフェイサーが筆塗りできるのか?
という話の前に、シタデルカラーについてちょっと触れます。
そもそも、シタデルカラーを下地サーフェイサーとして塗ればいいのに、今回はわざわざファレホプライマーとアクリジョンベースカラーホワイトを比較するワケですからね。
目次
筆塗りシタデルカラーは下地サーフェイサーに向かない?

まず、
「シタデルカラーってなんやねん?」
という方もいらっしゃるでしょうから、そういう方々は過去記事をどうぞ!

シタデルカラーは「ベース」という種類がありますから、それをサーフェイサー代わりの下地塗料として使って塗ればイイんでしょうけどね。
ただ、過去の経験から、どうもパーツへの喰いつきが悪い感じがしております。
シタデルカラーのベースをうす~く塗り重ねていく感じで作業するワケですが、1度目がどうにもパーツへ喰いついていかないご様子。▲先述したとおり薄く希釈しすぎたかも。
そんなこともあり、シタデルカラーは筆塗りの下地サーフェイサーの役割は期待できそうもありません。
なので、今回購入したファレホプライマーかアクリジョンベースカラーのどちらかが、サーフェイサー的な下地塗料として使える事を期待。
ちなみに、ファレホプライマーとアクリジョンベースカラーの詳細は、各メーカーさまの公式webサイトをご覧くださいませ。
筆ムラが出にくいファレホ、隠蔽力の高いアクリジョンベースカラー
まずはアクリジョンベースカラーとファレホプライマーの下地塗料として喰いつきがどの程度か?を比較していきます。
下地として塗る予定なので、めっちゃうす~く筆塗りしてみます。
重ね塗りはしておらず、一度塗りです。
乾燥はどちらも比較的早めなご様子。
どちらが早いとか遅いとか激しい違いはないような。
ファレホプライマーの方が、乾燥は遅めかなぁ、という程度です。
筆ムラの事を考えると、乾燥は遅い方が良いのですが(乾燥が遅い方が筆ムラは比較的少ないかと)。
ファレホプライマーの方が筆ムラはでにくい印象。
そして、見た感じだと、アクリジョンベースカラーの方が隠蔽力は高いご様子です(主観ですよw)。
筆の塗り方が全く同じでない、というのはあるのですがね。
シタデルカラーを筆塗りで上塗りしてみる
▲こちらはシタデルカラー(ベース)のサウザンドサンズ・ブルー
2つの下地塗料、完全乾燥(丸1日は乾燥させました)させた後、シタデルカラーを塗る作業に入ります。
アクリジョンベースカラーに筆塗り
まずはアクリジョンベースカラーホワイトの上にシタデルカラー(ベース)のサウザンドサンズ・ブルーを筆塗りしてみます。
▲喰いつく感じで気持ちよく塗れました。筆ムラとかは気にしないw
どうやら下地を侵してしまう事もないご様子。
よかった。
下地が溶けちゃうと、表面のシタデルカラーまでグズグズになりますからね。
ファレホプライマーに筆塗り
▲こちらも同様にシタデルカラーはバッチリ塗れます。筆ムラは気にしないんですよw
下地としても問題なし。溶けてしまうことはなさげ。
結果としては、アクリジョンベースカラーもファレホプライマーも、下地塗料として使えそうですね♪
サーフェイサー代わりになりそうです。
どちらも下地塗料として使えるのであれば、あとは隠蔽力の差で決めることになりましょうか。
サーフェイサーの隠蔽力を期待して使えるか?

隠蔽力の確認として、紺色のHGグフのジャンクパーツに、ファレホプライマーホワイトとアクリジョンベースカラーホワイト、それぞれ筆塗りしてみます。
当然、1度では下地の紺色は消えないでしょうから、2度筆塗りしてみます。
ちなみに、2つとも希釈はしません。筆に軽く含ませて塗る感じです。
▲筆への塗料の含み具合にもよりますが思った以上に下地を隠してくれてますね。
▲同様に筆への塗料の含み具合にもよりますがアクリジョンベースカラーほどは隠蔽力はないかなぁ。
両方とも、2度塗りしてみました。
▲しつこいようですが、塗料の含み具合等で差がでる
全く同じように塗れているワケではありませんが、アクリジョンベースカラーの方が隠蔽力は強いのかなぁ、という印象。
筆塗りサーフェイサー|まとめ
ファレホプライマーとアクリジョンベースカラー、2つを使っての感想をまとめました。
ファレホプライマー
- 隠蔽力はあまり高くないかも
- 臭いはほとんどなし
- 乾燥するのはアクリジョンベースカラーと比較するとちょっと遅いかな
- 筆ムラはでにくい
アクリジョンベースカラー
- 隠蔽力はファレホプライマーよりも若干高い
- 瓶に鼻を近づけると、特有の臭い。作業中は気にならない
- 乾燥は早い
今回の結果ですが、これ、あくまでも
「わたくしの場合」
という事でご了承くださいませw
もしかすると、雑誌か何かで同様の事をやっていて、そちらとは真逆の結果かもしれません。
その場合、雑誌の方が信頼度は高いかと(プロですし)。
筆塗りの場合は、個人の技量なんかで色々と左右される要因もありますから、やはり一度自分で試してみるのは大事かな、と思います。
結局、どちらをサーフェイサー代わりの下地塗料として使うのか?
ってことに関していえば、わたくしは
ファレホプライマーを使います。
理由としては筆ムラが出にくくて、塗りやすそう、という完全な主観な感触ですw
あと、全然臭いがしないので。
それに、わたくしは隠蔽力はさほどいらなくて、ともかくシタデルカラーが塗りやすい下地になってくれればそれでよい、というのがあります。
でもね、ファレホって、入手しづらいのがネックよね(^^;)
※ファレホ取り扱い点にはついては下記を参照。
まぁこのあたりは、個人で好きな要素を優先して使えばイイかと思います。
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がく(@oskgaku)