ガンプラor模型で筆塗りをやった事ない人

ども、がく(@oskgaku)
です。
時間がない!でも積んであるガンプラや模型は作りたい!ちゃっちゃと作りたい!
昨今はコロナ禍の影響で、わたくしの場合、仕事が忙しくなってしまうパターン。
そのため、ガンプラを触る時間が少なくなっております。
ヤスリがけとかは平日仕事帰りの30分とかでも出来るんですけどね。
塗装に関しては、塗装ブースを常設してない我が家にとってはエアブラシを吹ける日は
- 晴れの日
- 休みの日(エアブラシのセッティングに時間を要する)
- 嫁さんいない日(エアブラシは溶剤の臭いがキツイからね)
ってな感じ限定的!
そうすると、サフも吹けないので、途中でモチベが落ちる。
そして、完成まで時間がかかるので、さらにモチベが下がる。
製作途中のガンプラ放置。
負のループ完成です(^^;)
そんな中で筆塗りでガンプラを完成させる方法を模索する日々で、
どうやらエナメル塗料の筆塗りは綺麗に仕上がるのでは?
ってな事がわかってきました。
▲今回筆塗りで使用したシタデルブラシのベース(M)
そんなワケで、今回はエナメル塗料の筆塗りに初挑戦レポートです。
まぁ実は、エナメル塗料の筆塗りって一般的らしいのですが、そのヘンの事情をよく知らない人もいると思われるので、そういう方々のヒントの一助になれば幸いです♪
タミヤエナメル塗料
- クロームシルバー(X-11)
- フラットブラック(XF-1)
- シャーマングレイ(XF-63)
- レッド(X-7)
- ホワイト(X-2)ここに内容
筆
- CITADEL MEDIUM BASE BRUSH
目次
エナメル塗料筆塗りの結論

今回のエナメル塗料の挑戦で得た結論を、先に申し上げます。
- 下地処理は大事
- 2度塗りが大事
最初にざっくり説明しちゃいますと、例えば青いパーツに赤のエナメル塗料を塗ろうとしても、そりゃあやっぱり筆ムラは目立つワケで。
▲HGグフのシールドパーツ。ワリと大きなパーツ。

▲いきなりエナメル塗料のレッドを塗ると、それ相応に筆ムラは目立ちますね。
下地処理とか、何も考えずに筆塗り塗装すると、こんな事になるワケです。
筆ムラについて
過去に、シタデルカラーでの筆塗りにも挑戦しております。
これはこれとして楽しかったし、今後もシタデルカラーの筆塗りはやっていくのではありますが、この時はともかく筆ムラに苦労しました。
まぁただ単に、初めての筆塗りとシタデルカラーで、その特性をキチンと理解していなかっただけなのではありますが。
シタデルカラーは水性という事でお手軽感は最高です!
シタデルカラー関連記事一覧はこちら
何か他に筆ムラがでない塗料ないのかねぇ、と思案している中で、雑誌やらを見ていると筆ムラが出にくい塗料もあるぞ、というのを知った次第です。
ようするに、エナメル塗料は乾燥が遅いので塗料がジワーと伸びて広がる。
それが筆ムラを抑えてくれる要因なご様子です。
なるほど。
まぁ小さくて凹凸のディテールがたくさんあるパーツなんかだと、そんなに筆ムラは目立たないんですけどね。
今回は、下地処理をやらなかったので、ちょっと残念な結果になってしまいました。
詳細は追って説明していきますよ。
用意したエナメル塗料と筆

以前は神ふでを使ったのですが今回は使わず。
今回の筆やエナメル塗料は、以前から持っていたのを活用しました。
シタデルブラシはシタデルカラー専用の筆でベース用です。
以前から持っていたので今回はこれを活用。神ふではサイズが大きすぎましたので。
エナメル塗料について

エナメル塗料の特徴としては、一般的に以下のような事が言われております。
- 伸びが良い
- 発色が良い
- 乾燥が遅い
あともうひとつ。よく言われているのがパーツに塗ったり流し込んだりするとパーツが割れてしまう、という事です。
これについての詳細は過去記事に書いてますので参考にしていただければと!
そんなエナメル塗料を筆塗り塗料として選んだのは、前述した通り、筆ムラがでにくいようなので。
筆ムラのロジック
筆ムラが出にくい要因のひとつ、乾燥の遅さ。
もし、乾燥が早い塗料だと、以下のようなロジックになるかと(と思われます)。
塗料を筆塗りする
↓
筆ムラができる
↓
すぐに乾燥する
↓
筆ムラ部分は筆ムラのまま残って乾燥してしまう
これがエナメル塗料だと・・・。
エナメル塗料を筆塗りする
↓
筆ムラができる
↓
ゆっくり乾燥する
↓
筆ムラ部分がじわ~と伸びていって消えつつ乾燥する
という具合(らしいですw)です。
用意したプラモデルはガチャーネン

今回、エナメル塗料チャレンジとして塗る模型に決めたのは、ガチャーネン。
これはYouTubeの「プラモ作りは見てナンボです!@ Modelart_MOVIE」でガチャーネンを筆塗りしていたのを見たからです。
ガチャーネン、筆塗りのやりがいがありそうだなぁ、と思っていた矢先、秋葉原のラジオ会館にある海洋堂でガチャガチャを発見して即ハンドルを回しましたw
ガチャーネンとは、あのイラストレーター/モデラーである大巨匠、横山宏さまの作品という事くらいは、知ってたのですが・・・。
なので、詳しくはwebサイトを見てくださいませ!
ガチャーネンの中身を見てみる
カプセルを開けて中身を見てみます。
一見、シンプルに見えますが、なかなかどうしてディティールなどはしっかりしています。

とはいえねぇ、やっぱりパーツは小さいので、部品をなくさないよう注意が必要ですね。
メインのエナメル塗料はクロームシルバー

▲今回は新たに、クロームシルバーとメッキシルバーを購入しました。
なんか、シルバーって好きなのよねw
メカの感じがでるじゃないですかぁw
筆塗りでも、そのメカっぽい雰囲気がでてくれればいいのですが。
お試しでプラ板にシルバーを2色を塗ってみて、どうやらクロームシルバーの方が雰囲気でそうだなと判断。
クロームシルバーで筆塗りしていきます。
パーツ毎に筆塗り
「プラモ作りは見てナンボです!@ Modelart_MOVIE」のYouTubeではガチャーネンを組み上げてから塗っていましたが、わたくしはパーツ毎に塗ります。
不器用選手権ワールドツアーランキング上位入賞者のわたくしは、ハミだすのは必至w
まずはパーツカット。
小さいパーツだけど、やっぱりアルティメットニッパーがあってよかった♪
アルティメットニッパーでカットすると、やはりゲート跡は綺麗です。
小さいパーツだと、ゲート跡がより目立ちますから、こういう道具は大事ですね。
ゴッドハンドのアルティメットニッパーだと素組みガンプラが綺麗に作れる!
小さいパーツは持ち手につけて
ガチャーネンのような小さいパーツは、やっぱり持ち手につけて筆塗した方が俄然楽ですよね。
わたくしは、スジボリ堂で購入した持ち手を短くカットして使ってます。
持ち手を挿しておくステーションは「コーチョー ワンニャンつめみがきコア」
エナメル塗料の筆塗り開始

エナメル塗料の筆塗り、試した事はあるのですがあまり要領を得ていないので、このあたりはトライアンドエラーですね。
とりあえず塗ってみます。
なお、今回は溶剤で希釈はしません。
何故かといいますと、以前のブログ記事でエナメル塗料の塗りつけて割れる主な原因は溶剤、という事がわかりましたので。
ちょっとの溶剤での希釈なら大丈夫でしょうけども、なるべくリスクは減らしたい。
まぁ溶剤で希釈して、伸びを良くした方が、筆ムラは少なくなるんでしょうけどもねぇ・・・。
まずはクロームシルバーを筆塗り
小さいパーツなんかは、筆ムラがさほど目立たないので助かりますw
▲小さくて凹凸があるパーツだと筆ムラが目立ちにくい
ガチャーネンのボディですが、これは凹凸がなくて平坦なので、どうしても多少は筆ムラが目立ちますね。
▲筆塗りにしては筆ムラが目立たない方、だともいえる
っていうか、よ~く見ると、クロームシルバーが透けてしまっていますね・・・。わかりづらいかもなので、ライトに照らしてみます。
これは1度目の筆塗りで、乾燥してから2度目の筆塗りをします。
けどまぁ2度塗りしても、結局は下地は透けてしまう気がします。
「プラモ作りは見てナンボです!@ Modelart_MOVIE」を見てると、アカザーさんや長谷川迷人は当たり前のようにサフ(黒)を吹いて下地処理してました。
下地処理、やっぱり大事なんですねぇ。
例えベランダで換気扇塗装ブースを使ったとしても、スプレー缶だと臭いは結構残りますからねぇ(エアブラシだとそうでもない)。
1度目の筆塗りが終わったパーツ、ちょっと様子を見てみると乾燥し始めてくると筆ムラが落ち着いてきて目立たなくなってるようにも見えます。
よかったw
ここで一旦手を止めます。完全に乾燥するまでじっくり待たなくては。
これはやはり、キチンと乾燥を待たなければイケませんね。
本当は1日とか間隔あけた方がよいのでしょうが、わたくしは2時間くらいで(2時間も少ないかな)。
重ね塗りは、しっかりと乾燥させた上でやらないとダメですから、時間の余裕がある場合は1日とか間隔あけた方がよいかもです。
フラットブラックを筆塗り
エナメル塗料のフラットブラックですが、これは案外筆ムラが目立ちにくい。
▲以前、お試しで塗った時はほとんど筆ムラは目立ちませんでした。
フラットブラックのお試し塗りの時は、かなりたっぷり塗り付けました。
黒って筆ムラが目立たない(影が見えにくいからかと)ので、たっぷり塗ってしまいますが、塗膜が厚くなってしまうから、そのあたりは気を付けなければイケません。

▲画像ではわかりづらいですが、結局筆ムラは出来てしまっています(下地が透けてます)。
パーツの下地が見えてしまっている以上、フラットブラックの筆塗りも重ね塗りは必要ですね。
その他の筆塗り


▲こちらも乾燥すると筆ムラはほとんど目立たない(まぁパーツが筆ムラが目立たないようなモノなのですがw)
レッドはワンポイントのアクセントとして塗っていきます。
▲小さいパーツにアクセントと塗るだけなので、気持ちは楽w
この頭部、ヘルメットとかをレッドとホワイトとジャーマングレイで色分けしてみました。
▲めっちゃパーツが小さいので、ハミでたりっていうのは気にしないw
頭部、一度白で塗ってからの、赤などで筆塗り(上塗り)しました。
なので、乾燥してからの筆塗りという作業でして、乾燥時間分の手間がかかりましたね。
その他、腕の関節部分などは、シルバーの上からグレーを上塗りです。
こういう関節部分なんかの細かいところは1度しか筆塗りしてません。
他のパーツについても、基本的に2度塗りです。
ガチャーネン完成
ガチャーネンは汚れたウォッシングを施すイメージがあったのですが、先述したとおり、それだと普通すぎてつまらんな~、と思いましてちょっとメタリックな感じにしてみました。
メカメカしい感じがでていて、それなりな存在感あります。
配管(?)やパイプなどのディテールもワリとしっかりしてます。男子はこういうの、好きやねん。

手軽に完成させられるのは嬉しいですねぇ(やっぱり、完成させたいよねw)
ナルンオイルでウェザリング
でもねぇ、このままだとちょっと寂しい気もしたので、シタデルカラーのナルンオイルでウェザリングをしてみました(結局!)。
▲情報量増えて、ガチャーネンに深みがでたようなw
ウェザリングといっても、難しい事はしておらず、本当にただナルンオイルを塗っただけです。
▲こちらがナルンオイルを塗ってない状態。


▲ウェザリングを施すと、ガチャーネンにストーリー性がでた感じがしますねw
何もしてない状態と、ナルンオイルを塗った状態を比較してみました。
▲スミ入れで完成度が上がりました♪
シタデルカラーの詳細はこちら
使った筆とナルンオイルはこちら。
初めてのエナメル塗料、なかなかイイ感じにしあがりました。
反省点1)
エナメル塗料のベタつき
エナメル塗料の筆塗りを初めてやったワケですが、完成後は発色良くて綺麗だなぁ、なんて思ってたのですが触るとちょいとベタつきます。
これはエナメル塗料の特性ですね。
エナメル塗料を塗って乾燥したパーツを組み立てるとき、手がベタついて触ったパーツが汚れます(指紋がつくほどではないのですが)。
▲画像ではわかりづらいですがベタベタで指紋のようなモノやらホコリやらがついてます。
エナメル塗料で筆塗りした後は、クリアーとかでコーティングした方がイイんでしょうね・・・。
反省点2)
エナメル塗料の塗りすぎ
エナメル塗料を厚塗り(まぁ塗りすぎですよね)しすぎたせいで、パーツの塗膜が厚くなった分、パーツ同士がハマらなくなってしまいました(^^;)
超典型的な初心者にありがちなパターンですねw
まぁわたくしも、そのあたりはわかってはいたのですが、小さいパーツばかりなので、そこまでケアする事ができませんでした。
▲しっかりと最後までハメ込む事ができませんでした。
パーツが小さい分、塗膜が厚くなる影響をかなり受けまして、パーツ同士をハメるのにすごく苦労しました。
まぁそうなると、仕方ないのでパーツをハメるために接合部をヤスリがけしたりなどやりまして、手間が増えちゃいましたねぇ。
▲手軽に仕上げるつもりが、ヤスリがけの手間が増えたりするw
エナメル塗料筆塗り|まとめ

エナメル塗料は伸びが良いので、塗っていてとても楽しかったですねぇ♪
すごく、塗ってる感じがする(笑)
筆塗りは2度の重ね塗り、手間ではある。
下地処理(サフとか)をスプレー缶ではなく筆でやろうものなら3度塗りw
とはいえですよ、筆塗りならば塗装ブースやらエアブラシやらコンプレッサーを用意しなくていいので、平日の夜なんかに気軽に出来ます。これは大きなメリット!
完成までの期間が短くて済めばモチベーションも保てますね。
筆塗り作業、やっぱりイイ筆が欲しいですよねぇ。またポチるモノが増えそうですw
ガンプラ製作進捗やマテリアル紹介をツイート。
がく(@oskgaku)

























