ガンプラのシタデルカラー筆塗り前に気をつけるべき3つの注意点

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がく
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ども、がく(@oskgaku
です。

ガンプラってシタデルカラーで筆塗り出来るの?

そう思う人も多いはず。

今回は、シタデルカラーでガンプラを筆塗りする際の注意点を3つ説明します。

がく
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わたくしが、すでに失敗しているので、それを見れば注意点がわかるというものです。

この注意点を事前に知っておけば、失敗がだいぶ減らせるはずです。

ガンプラシタデルカラー筆塗り注意点1)
色ムラ筆ムラの事前確認


▲素組み状態のHG百式。

HG百式(リバイブ版)は成型色もゴールドなメタリック成型色!(バンダイのwebサイトにそう記載されていますw)

シタデルカラーも、ゴールドで筆塗りしたくなりますね。

そこで、今回はシタデルカラーのゴールド色、「リトリビューター・アーマー」を使う事にしました。

この色、先日購入した「ウォーハンマー 40000 スペースマリーンヒーローズ シリーズ1・ベーシックペイントセット」に、セットで入っていたんです。

早速、筆塗り。

▲塗ってみたものの、どうにも違和感がw

この違和感、なんとも言葉で表現出来ません・・・(^^;)

筆塗りの筆ムラ感がゴールドには合わないのか、この「リトリビューター・アーマー」自体の色が合わないのか。

いずれにしても、個人的嗜好には合わず。

一度試して、イイ感じだと思ったんですけどねぇ。

シタデルカラーはウォーハンマーの筆塗りのために開発された水性塗料。

その特性がガンプラに合うとは限りません。

事前に色ムラ・色合い・筆ムラの具合をよく確認してから塗り始めた方が良いです。

色の確認作業は、小さいパーツよりも大きめのパーツの方が良さげですね。

シタデルカラーの筆塗失敗のリカバリー

筆塗りが失敗したパーツ、マジックリンに漬け込んで色を落とします。

▲もう一度、やり直しですw

シタデルカラーをマジックリンで落とす方法、詳細は過去記事で。

ガンプラシタデルカラー筆塗り注意点2)
レイヤー塗料の塗装

ゴールドの筆塗り、百式に合わないのはわかった。

ゴールドは一旦忘れ、独自な配色をしてもよいのですが、この百式はやはり百式らしく仕上げたい。

そうなると、劇中でも表現されているイエローが百式らしく仕上がりそうです。

▲まぁこれは、イエローに見せようとしているワケではないんでしょうけどもw

早速、シタデルカラーのイエローについて調べると、「nippper」さまの以下の記事に辿り着きました。


ベースの「アヴァーランドサンセット」を塗ってから、その上にレイヤーの「ユリエル・イエロー」を重ね塗りするとの事。

シタデルカラーの基礎知識はこちら

シタデルカラーでイエローを発色させるなら、このコンボが良さげです。

早速、そっとポチりましたw

そして、「アヴァーランドサンセット」で筆塗りです。


▲筆ムラは目立たず、均一な塗面で塗れた模様!

この調子で、「ユリエル・イエロー」も筆塗りしていきます。

むむっ・・・。


▲筆ムラが目視で認識出来るレベルで目立ちますね・・・。

そう、忘れていたのですが、「ユリエル・イエロー」はレイヤーなんですよね。

レイヤー=層

広い平面を均一に塗るような塗料ではないんです。

ウォーハンマーの公式Twitterなんかでも、以下のように説明されています。

エッジ部分なんぞを、明るく見せるためなんですねぇ。

nippperさまでも、ピンポイント的な箇所に塗ってましたもんねぇ。

これ、以前も同じような失敗をしてるんですけどね(^^;)

ガンプラに、シタデルカラーのレイヤー塗料で塗装する場合はエッジなどの塗装が適してますね。

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シタデルカラー筆塗り注意点3)
スミ入れ


▲ガンプラには最初から入ってる既存モールド(溝)があります。

今回のHG百式、既存のモールド(ガンプラに最初から彫られている溝)に、素組み状態でスミ入れしました。

▲パーツをシタデルカラー塗る前、いちばん最初にスミ入れ。


▲既存モールドは浅いのでスミが綺麗に流れていかない。


▲既存モールドを彫り直してないので、流し込んだスミを拭き取っても仕上がりはイマイチ

これが、失敗でした・・・。

既存モールドは面倒くさがらず、彫り直してからスミ入れするのがベスト。

彫り直してからの方が、スミはスィ~っと流れていくし、見た目もシャープなクッキリ仕上げで綺麗です。

しかし、それ以上に後悔したのは

スミ入れ箇所に流れ込んだシタデルカラーを拭き取るのが困難

だからなんです。

スミ入れにおけるエナメル塗料の特性とは?

普通のスミ入れは、ラッカー塗料で塗ったあとにエナメル塗料でスミ入れします。

※あくまでも一般的な方法というだけで、絶対的な正解ではないです。

下地がラッカー塗料、その上からエナメル塗料、という塗装構図ですね。

いわゆる、重ね塗りでエナメル塗料でスミ入れします。

ラッカー塗料の塗膜は、上からエナメル塗料を塗っても浸食されません。
下地ラッカー

スミ入れでハミ出たエナメル塗料、エナメルの溶剤で拭き取る際も拭き取る程度であれば、下地のラッカー塗料の塗膜には影響はほとんどありません。

エナメル溶剤を多量に塗ったり、テンションのかかっている箇所に流し込むと割れてしまう事があります。詳細は過去記事をご覧ください。


はみ出したエナメル塗料のスミ入れを拭き取れない問題


エナメル溶剤は、ラッカー塗料に影響与えることはほぼない(多量に塗ったりゴシゴシ拭けば影響はあるかと)。

しかし、シタデルカラーではそうもいかない。

シタデルカラーは水性塗料。

エナメル塗料で重ね塗り(スミ入れ)したら、下地のシタデルカラー塗面は浸食されちゃう恐れあり。

なので、スミ入れでハミでたエナメル塗料をエナメル溶剤で拭き取ったなら、下地のシタデルカラーも一緒に拭き取ってしまうのです。

こちらが実例です。

プラ板にシタデルカラーを塗りまして、スジ彫りした後、タミヤのスミ入れ塗料ブラック(エナメル塗料)でスミ入れしました。

ハミ出した箇所を、エナメル溶剤で拭き取ってみましょう。

▲ご覧の通り、下地のシタデルカラーまで一緒に拭き取ってしまいました。

拭き取った綿棒には、一緒に拭き取ってしまったシタデルカラーが付着しています。

先にスミ入れ→シタデルカラーで筆塗り、という順番

上記の理由から、シタデルカラーの筆塗りでは、後からのエナメル塗料によるスミ入れは適しておらず。

よって、先にスミ入れをやる事にします。

エナメル塗料でスミ入れ→乾燥待ち→シタデルカラーでパーツを筆塗り

という構図です。

スミ入れ箇所に流れ込んだシタデルカラーは、湿らせた筆をあてがえば、シュッと吸い込んでくれます。

浅いモールド(溝)のスミ入れにつきまとう問題

だがしかし、私、ここでも失敗。

先述したとおり、今回はスミを流し込む既存のモールド(溝)を彫り直していません。

モールド(溝)が浅いので、流し込んだシタデルカラーを吸い取る際、周囲のシタデルカラーも全て一緒に吸い取ってしまう。

▲溝が浅いので、流し込んだシタデルカラーを吸い取るのが難しい。

これを防ぐには、既存モールドをしっかり彫って、既存モールドの深い底面にスミを流し込む。

結果、流し込んだシタデルカラーは吸い取りやすくります。

ガンプラシタデルカラー筆塗り失敗|まとめ

そもそも、ガンプラを筆塗りすること自体がハードル高し。

水性塗料のシタデルカラーであればなさおさら。

でも、シタデルカラーの特性をキチンと理解していれば、失敗を減らしクオリティの高い、筆ムラの少ないガンプラに仕上げることができます。

がく
がく

シタデルカラーの特性を理解するには、過去記事を参考にしてくださいませ。


嫁

書籍の方がキチンとわかるぞ。

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おっしゃるとおりです(^_^;)

シタデルカラーの教科書、カラーの種類や塗り方についても丁寧に書いてありますので事前に読んでおくと理解が深まって上達も早いかと。

がく
がく

シタデルカラーの教科書、わたくしは始めてからちょい後に読んだのですが、最初に読んでおけばよかったと後悔してます。

最初に読んでおけば、色の種類とか無駄な買い物が防げたw

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がく(@oskgaku