


ガンプラのパーティングラインを削る時って、道具によってはパーツを傷つけてしまう、って事ありませんか?

















なんやねん、パーティングラインって。













例えばいま製作中のHGUCグフ(リバイブ版)の二の腕部分の、こんなところです。







▲HGUCグフ(リバイブ版)の二の腕部分です。






























デザインナイフは切れ味鋭いから、危ないし、パーツを傷つけがちですよね。



▲余計な修正作業が増えますな。






























まったくもって、仰る通りで。






























まったくもって、仰る通りで。






































全く、グダグダグダグダと・・・。アンタがいつも、なんでもかんでも道具で解決しようとしやがるから、覚えんでもいい道具を覚えてしまったやないかい(まぁすぐ忘れるけど)。
我がハマーンカーン様嫁さんの仰る事はごもっともでして、わたくし、道具で解決出来る事は道具に頼るスタンスです(^^;)
そんなスタンスでありますから、今回はパーティングラインを、パーツを傷つける事なく削れる道具、しかもお値段もお手頃な道具を紹介します。
ガイアノーツのマイクロセラブレードです。
パーティングライン、こんな具合にカンナがけみたいにして削れますよ。




























































いやそんなに長くないよ。
とはいえ、まぁね、たしかにグダグダ感はあるよねぇ・・・。なので、まずは「マイクロセラブレード」のメリットとデメリットを先に紹介しますよ。まずはメリットから。




















目次
マイクロセラブレードの5つのメリット
わたくし、このセラミック製の「マイクロセラブレード」ってブツは以前より知ってはいました。「マイクロセラブレード」は、カンナがけとかに使うブツ、って感じで。
とはいえ、「薄刃鬼斬」とか「超硬スクレーパー」とか「神ヤス スポンジ布ヤスリ」とかでも、事足りるから、わざわざ新たに購入せんでもエエかぁ、と思ってたんです。
それぞれのレビュー記事なんぞはこちら。
微美鬼斬が超便利!合わせ目消しの削り作業で疲弊してる人にオススメ!
【ガンプラ初心者用】超硬スクレーパーがガンプラ製作に便利すぎる理由を3つにまとめた
ガンプラ初心者最初は神ヤススポンジ布ヤスリじゃね?な4つの理由
そんな折、昨年末に買った有澤 浩道氏の「脱ビギナー!2 HGのガンダムをもっとうまく作りたい!」でセラカンナを使ってるのを見て、急にピンときました。
「これはやはり、便利なのではなかろうか!」
とね(笑)
そんで、買った結果、なんでもっと早く買わなかったんだと激しく後悔しましたよねw
やはり有澤 浩道氏さまのアドバイスは間違いないw(脱ビギナー!の3が早く読みたいw)
「マイクロセラブレード」、使うメリット、めっちゃありますよ。
マイクロセラブレード
メリット1)パーツに傷がつきにくい
もうね、これがわたくし的には、超絶不器用なわたくし的には「マイクロセラブレード」の最大のメリット♪
「マイクロセラブレード」は、素材がセラミック製ですから、切削力が強くないので、余計なところまで削ってしまってもパーツのダメージが少ない!
はい、例えば、HGのガンプラで、ゲート跡が小さめであれば(←小さめってのがポイント)、「マイクロセラブレード」でカリカリやれば簡単に削れます。
▲HGUCグフ(リバイブ版)を完成させるべく、チマチマとゲート処理
ブレード小さいので細かいパーツがメインで便利ですよね🤩
— 舞次 (@maiji_t) January 22, 2020
そんで、仮にまぁ余計なところまで削ってるとしましょうや(実際はそういう事の方が多いのですがw)。
そういう場合でも、「マイクロセラブレード」は切削力が弱いのでダメージが少ない!という事は、あとで整面する時にめっちゃ楽なんです(すぐ消えるよ)
この「切削力があまり強くない」という事実、一見、デメリットのように感じますが、これが不器用さんにとってはメリットに変わるんです。
「薄刃鬼斬」とか「超硬スクレーパー」でも、もちろん削れるワケですけども、これらは素材が金属とかで硬いですから、不器用な自分はゲート跡以外も結構深く削ってしまうワケです。なんなら傷つけてんじゃね?ってな話なのです。
その点、「マイクロセラブレード」であれば、そういう心配(パーツを傷つける)も少ない、というワケです♪
マイクロセラブレード
メリット2)削りすぎ防止
切削力が弱いという事は、削りすぎ防止にもなるんです。
例えばダボ処理。
※ダボ処理ってなんやねん?って方はこちらの過去記事をどぞ。
素組みガンプラをキレイに仕上げる加工術!ダボ処理の2つのメリット!
ダボ穴を削る場合、デザインナイフとかでもイイのですが、切れ味が鋭いので、ワリとたくさん削ってしまいがち(笑)
でも、「マイクロセラブレード」であれば、切削力が弱いので、ガリガリとやっても実際はあまり削れないので、ガバガバになるのを防げます。
ツイートでもそのようなご意見ありました(^^)
マイクロセラブレードくん
パーティングラインを消すのにも
もってこいですが、接続ピンの受け側の穴を
広げる時なんかにも使えるので、ウチでは
もっぱらコトブキヤさんのメガミデバイスや
FAガール等の接続ピンがキツめに入る穴の
調整に重宝していたり— 正樹 悠 (@GNmonkusou_EJ2) January 19, 2020
要するに、削りすぎを防げる、って事ですね。
まぁでもやっぱり、慣れは必要ですけどね(笑)
でもやっぱり慣れは必要でたまにやりすぎてユルユルに...
。・゚・(ノД`)・゚・。— 正樹 悠 (@GNmonkusou_EJ2) January 19, 2020
マイクロセラブレード
メリット3)曲面パーツの楽々作業
これ、冒頭で触れましたね。
曲面パーツのパーティングラインを削るのがめっちゃ楽ですわ!
「マイクロセラブレード」、刃の両側が直刃と丸刃になってます。
なので、曲面パーツのパーティングラインを消す時、画像のとおり刃の逆側の丸刃を使った方が簡単でやりやすい。
「マイクロセラブレード」は、刃の両側が直刃と丸刃になっているので、とても便利、って事を忘れちがですね(^^;)
マイクロセラブレードくん
パーティングラインを消すのにも
もってこいですが、接続ピンの受け側の穴を
広げる時なんかにも使えるので、ウチでは
もっぱらコトブキヤさんのメガミデバイスや
FAガール等の接続ピンがキツめに入る穴の
調整に重宝していたり— 正樹 悠 (@GNmonkusou_EJ2) January 19, 2020
マイクロセラブレード
メリット4)お子さんにも安心
切削力が弱い、という事で手を切る心配もない(まぁ絶対ないとはいえないけど)。
これって、子供に使わせるにも安心ですよね♪
子供が急に
「オイラも父ちゃんみたいにデザインナイフでエッジ出しやりたいし!」
って言ってきたら、「マイクロセラブレード」をそっと渡してあげればイイw





















まぁともかく、お子さんがデザインナイフ使いたいんじゃ!とか言い出したら、そっと「マイクロセラブレード」ねw(ちなみに、ラギア2は結構鋭く削れるので、調子に乗ってるとパーツをめっちゃ傷つけますw)
マイクロセラブレード
メリット5)替え刃が買いやすい
「マイクロセラブレード」は金属ではありませんから、それなりに消耗していくワケで、そうなると替え刃が必要なワケです。
刃を替える前提なのに、替え刃が買えないんじゃしょうがないですよね。
ガイアノーツさん、替え刃が買いやすいのがありがたい(笑)
Amazonでも買えますし、秋葉原の店頭でも見かけました。
替え刃って、たまにめっちゃ買うのが困難だったりするブツもありますからねぇ。
そういう意味では、替え刃とかを買いやすいってのは、非常に大事な理由ですね。
ただねぇ・・・。少々お値段が・・・(^^;)
まぁそれはデメリットの方で触れますわ。
マイクロセラブレードの3つのデメリット
さて、ここまで「マイクロセラブレード」のメリットを述べて、持ち上げてきた感満載ですが、イイところばっかり挙げるのはなんだか胡散臭いw
デメリットもキチンと述べなければイケませんよね。
マイクロセラブレード
デメリット1)替え刃が少々お高い
「マイクロセラブレード」、本体というか、持ち手の方はそれ相応のお値段かと思います(持ち手には刃もついてます)。
ガイアノーツのwebサイトには「1,200 (税別)」って記載されてますからね。
しかし、替え刃はガイアノーツのwebサイトには3本で「1,500 (税別)」って記載れております・・・。
まぁAmazonだと、もうちょい安く買えますけどね(マイクロセラブレードのAmazonリンクは最後に貼っておきますよ)。
替え刃、ちょいとお高いような気も・・・。
ただ、この刃は直刃と丸刃になってるし、モノ自体は非常に素晴らしいモノですから、まぁ仕方ないですかねぇ。むしろ、そういう意味では、安いのかもしれないw
マイクロセラブレード
デメリット2)鋭い切れ味はない
切削力が弱い、という事は、デザインナイフみたいにスパッとパーツをカット、なんて事はできないって事になりますね。
それと、刃の強度に関しても、デザインナイフほどは強くない、って事ですね。

















削る作業onlyにせいや。













デザインナイフで削る感じでガリガリやると、マイクロセラブレードは欠けちゃうかもな、みたいな。

















こんなもん、モノ見たらどっちが強度強そうかくらいわかるやろ。






























そもそもカットする作業だって、刃の切れ味は使っていくうちに落ちていくよな?アンタもしょっちゅう刃を替えてるし。そういう意味では、マイクロセラブレードだろうと、デザインナイフだろうと、刃は消耗品って認識で使うべきやろ。違うか。













今回、嫁さんに対して「仰る通りでございます。」しか言ってませんが、まぁそういう事ですかね(^^;)
マイクロセラブレードは、金属ヤスリなんかとは違いますから、消耗品として割り切って使うべきでしょうねぇ。
そんで、最後にちょいと触れておきますと、デザインナイフもマイクロセラブレードも、すんごい強度の差がある、ってワケではなですね。






























デザインナイフの方が強度は強いかもって思いますけど、やっぱりめっちゃガリガリやれば刃は欠ける。それにマイクロセラブレードの刃も持ってみればわかりますが、そんなにヤワでございませんから、ご安心ください。
マイクロセラブレード
デメリット3)ホルダーが長い
ええっとですね、このホルダー(まぁ持ち手ですね)が、なんかかなり長いように感じるんですよね(^^;)
ってか、実際長い。
まぁこのあたりは、個人差ですけども。
これ、作業してる時はイイんですけど、置いたりする時に場所にちょいと困ります。それに、置くとコロコロ転がるしw
わたくしは、作業で長いモノを継続して使う時は歯ブラシスタンドにおいてます。
▲金属ヤスリなんかはこんな風に立てておくと、すぐに掴めて便利
このマイクロセラブレード、無印良品の歯ブラシスタンドを使えば、立てる事に問題はありませんが、100均の歯ブラシスタンドだとホルダーの重みに負けて倒れます(^_^;)
まぁでもね、この程度の事であれば、持ち手の長い部分をカットしちゃえばイイし、なんならタミヤのデザインナイフのホルダーに変えてしまえばイイ。
▲タミヤのモデラーズナイフではなく、デザインナイフのホルダーです。
もしかすると、ガイアノーツさん的には、ホルダーのこの長さ、この形が最適!という人間工学的なこだわりを持ってこのような形にしてるかもですが、まぁわたくしとしては長すぎるかな、と。
マイクロセラブレードとは
さて、マイクロセラブレードのメリットとかデメリットを述べてしまいまして、もう他に紹介する事もないのですが、一応セラミックとはなんやねん、って事で調べてみました。
こちらのwebサイトさまに、わかりやすい説明がありました。
参考 非金属·無機材料 セラミックス湯本電機株式会社
もともとは陶磁器を意味していて、最近は耐火物、ガラス、セメントを含む非金属·無機材料をさして使用されることが多くなっています。
そのようなことから、現在ではセラミックスは、「非金属·無機材料で、その製造工程において高温処理を受けたもの」となります。
非金属・無機材料をさしてる、って事みたいですね。
そんで、長所と短所としては以下のように記載されておりました。
セラミックスは、その長所として耐熱性・耐摩耗性・耐腐食性の点において他の材料よりも優れていますが、最大の短所として脆さがあります。
機械的衝撃や急激な温度の変化に弱く、工業用部品の材料としては不向きな特徴があります。
やはり、脆さという短所はあるご様子。まぁ最近はそういうデメリットを克服したセラミック素材もあるようですが。
これは、わたくしが調べた範囲の事なので、どこまで信頼性あるかは疑問なんですけどもw
耐摩耗が優れているって事なんで、削ったりなんかして、すり減る事に関しては強そうですが、衝撃とかの強度に関しては期待しない方がよさげですね。
マイクロセラブレード、モデラーさんの評判
このマイクロセラブレード、モデラーさんに好評なご様子で、ツイッターを見るとそれがよくわかります。
薄く削る作業には多少慣れた。あと、マイクロセラブレードというやつのおかげで面取りとか含めてめちゃくちゃ楽になったw
最終的に、再現性のある電池落とし方法を確立できればいいんだけど、(ある程度頭の中でイメージするものの)ほぼ全て現物合わせなのと、シャーシサイドの厚みを削って薄くして
— ジョニ一@タイプ3シャーシ修行中 (@mini4johnny) January 19, 2020
オススメ工具の紹介
ガイアノーツさんのマイクロセラブレード
多機能に使えるツールです。
刃物じゃないのに刃物と似たような事も可能なチートツールです。
写真の様にダイソーのデザインナイフにも装着出来ます。
切らない刃物は便利なのです。#ガンプラ#ガンプラ好きと繋がりたい #ガイアノーツ pic.twitter.com/ePKAGjBJPD— レガシィ@模型とか工具とか (@digizliar) November 20, 2019
え、マイクロセラブレードめっちゃいい…
— せーい (@_yshrsmz) August 11, 2019
ガイアのマイクロセラブレードいいな。
バリ取りパーティングライン処理専用ツールがここまで便利とは
— ラーメン (@ramen9DX) August 4, 2019
他にもたくさんありましたが、これくらいにしておきますw
他にもあるぞセラミックカンナ道具
このセラミックを使用した道具、ほかにもあるか調べてみました。
スジボリ堂の「セラフィニッシャー」は有名みたいですね。
そして、なんと100均に、セラミックのナイフがあり、それを活用する事も?!あの学屋さんがこんなツイートを・・・。
よく削れるのですが「削り節」がめっちゃ出るのでエプロンとかした方がいいですね〜僕ですか?パジャマ削り節だらけですよ( ´Д`)y━・~~ pic.twitter.com/OMy4bXh3Y8
— 学屋/Re.GEK (@gakuyasan) January 24, 2019
なんと便利な世の中になったことか・・・(^^;)
ってな事で、わたくしも買ってみましたが、中々に便利というのが感想です♪
100均ダイソーにセラミックナイフがあるのを学屋/Re.GEK(@gakuyasan)さんのツイートで知りました♪
結構削れますね!小さいパーツよりお大きいパーツを削る時に便利ですね。https://t.co/dHAv2LedP1 pic.twitter.com/P9xDfQpWXw— がく@ガンプラ筆塗り修行中 (@oskgaku) January 22, 2020
このセラミックナイフは、大きなパーツの時に使うのが便利ですね。
あとは、造形村セラカンナが有名なご様子。
参考 ヤスリ・セラカンナ・研磨 | 造形村工具カタログ株式会社ボークス
まとめ
この「マイクロセラブレード」は、ガイアノーツのwebサイトでもバリをとる作業を紹介しているので、まぁパーティングラインとか、バリを取る道具、って認識で使うのがいいでしょうね。
あとはちょっとしたエッジ出しとか、ダボ穴を削る作業とか。
いやもうね、本当に便利♪「マイクロセラブレード」を買って、激しく後悔する、って事はないですw






























不器用なガンプラ初心者さんにこそ、オススメなアイテム!
って事ですね。
こういう便利な道具って、シレっと欠品になったりするので、ポチれる時にポチるのが吉w(わたくしも、先ほど替え刃はポチっておきました)。
がく@oskgaku
▼ガンプラ製作のステージが変わる便利道具です!
【ペンサンダーレビュー】6,800回 ⁄ 分でガンプラ表面処理が即終了!