がく
これ、硬化した後、削るのめっちゃ大変じゃないですか?
▲6年程前の合わせ目消し。なかなか削れないので、力任せにヤスリがけしてパーツは傷だらけw
そんな苦い経験から、黒い瞬間接着剤の使用を諦めた過去。
だかしかし、長い時を経て、様々なマテリアルを揃え、ワリと簡単に、しかも綺麗に仕上げられるようになりました!
他にいくらでもあるだろ?
- ヒケない
- 塗ってからすぐ削れる
- 塗った箇所がわかりやすい
今回は、マテリアルを駆使して、黒い瞬間接着剤を削った合わせ目消しレポートです。
安いしw
(2024/11/20 21:35:21時点 Amazon調べ-詳細)
あのモビルスーツが1位?
Amazonガンプラストアの売れ筋ランキングはこちら
(2024/11/21 08:07:04時点 Amazon調べ-詳細)
目次
そもそも合わせ目消しとは?
▲今回、合わせ目を消すのはエントリーグレードのベジータ(腕部)。
ベジータは生身の人間(サイヤ人ですけども)。
なので、どうしたって合わせ目は目立ちがち。
▲筋肉部分にガッツリと合わせ目。このパーツのつなぎ目を消す。それが合わせ目消し。
キャラクターのリアルさを追求したいなら、このいかにもプラモデルっぽいつなぎ目はなくしたいですね。
合わせ目消しに使用するマテリアル一覧
- Mr.セメントSP
- 黒い瞬間接着剤
- スパチュラ
- 徳用瞬着硬化スプレー
- かまぼこヤスリ
- マイクロセラブレード
- 神ヤス
道具を集めるのが趣味。
これらのマテリアル、黒い瞬間接着剤を初めて使った6年くらい前は、ほぼ持っていなかった。
▲マテリアルがなかったので、硬化した黒い瞬間接着剤を削る作業に四苦八苦。
ガンプラ合わせ目消し作業の道具チョイスで失敗!リカバリーは神ヤスで整面!
しかし、6年以上の時を経て、たくさんのマテリアルが揃って、黒い瞬間接着剤を削る作業はグッと効率アップ
しかも、綺麗に出来るようになったのです。
合わせ目消し作業1)
セメントSPでパーツ同士を強力接着
ここからは実際の作業レポート。
まずはパーツ同士をしっかり接着。
黒い瞬間接着剤では、接着力がちょっと不安(瞬間接着剤は接着力が弱いし、衝撃にも弱い)。
なので、Mr.セメントSPを合わせ目に流し込んでパーツ同士を強力接着。
▲Mr.セメントSPを流し込んでパーツをグッと合わせる。速乾なのもありがたい。
セメントSPの詳細はこちら
【Mr.セメントSPレビュー】ガンプラの合わせ目消し作業時短アイテム
Mr.セメントSPがパーツの合わせ目にスィ~、っと流れ込んでいくのが気持ちいいw
Mr.セメントSPは、ガンプラやプラモデルを作る上で活躍の場面多々有り。持っていて損はありません。
本当は、黒いMr.セメントSPが欲しかったw(塗った箇所がわかりやすいからね)。
(2024/11/20 23:04:21時点 Amazon調べ-詳細)
セメントSPは強力接着。その反面、剥がすことも難しい(やり直し、ほぼ不可!)。
接着してもよいパーツかどうか?よく確認してから接着しましょうw
合わせ目消し作業2)
黒い瞬間接着剤を塗る
▲黒い瞬間接着剤を養生テープなどにちょっと出しておくと掬いやすい。
さて、今回の主役マテリアル、黒い瞬間接着剤を合わせ目に塗りつける作業。
この作業が超重要!
黒い瞬間接着剤を盛り盛りで塗ってしまうと、盛った分だけ硬化後の削る作業が大変だからです!
では、盛り盛りの塗り付けを回避するにはどうすればよいか?
スパチュラを使えばよい!
▲スパチュラを使えば、合わせ目に適量の黒い瞬間接着剤を綺麗に塗ることが出来ます。
スパチュラ、粘土などの造形に使うヘラ道具。
粘土などの造形に対応するため、様々な形状のスパチュラが揃っている。
▲こんだけ種類があれば、自分の塗り方に合うのがあるハズ!
わたくしは、このスパチュラの形状が黒い瞬間接着剤を塗りやすい。
▲素材がステンレス製なので、黒い瞬間接着剤を吸い込まず(爪楊枝は吸い込んでしまう)少量を掬うことが可能。
スパチュラの先端が細いので、ちょっとずつ必要量だけ黒い瞬間接着剤を合わせ目に塗ることが可能。
▲これでもまだ盛ってますねw
ただ、不器用な私もこの程度で済んでいる、ともいえます。常人ならもっと薄く塗れるはずですw
ともかく、これで削る量も減る!負担大幅減!
合わせ目消しの削る作業がめっちゃ大変!と思ってる方にスパチュラ、オススメよ!
(2024/11/21 06:10:42時点 Amazon調べ-詳細)
黒い瞬間接着剤を塗ったあとは、硬化するのを待ってから削る作業です。
10分~20分、かな。このあたりは塗り方や湿気とかにもよるから一概に何分とはいえない。
さっさと削らせろ。
合わせ目消し作業3)
瞬着硬化スプレー吹き付け
▲黒い瞬間接着剤の硬化を待てない人は、waveの「徳用瞬着硬化スプレー」(瞬間接着剤専用硬化促進剤)を吹き付けるべし。
小さいのもある。
これを黒い瞬間接着剤に吹き付ければ、硬化時間を短縮。っていうか、速攻で硬化しますw。
※黒い瞬間接着剤の盛り度合いによっては、硬化を待ってるとヒケてしまうこともあるんです。
「ヒケ」の詳細はこちら
瞬間接着剤・パテの硬化時間とヒケ具合を5時間まで検証してみた
瞬間接着剤ではなく、パテなどを使った合わせ目消しの場合、以下のようなデメリットがある。
- 硬化時間が長い(一晩待つとか)
- 長時間経過後ヒケ発生(パテを塗った箇所が凹む)
なので、パテを使わず黒い瞬間接着剤を速攻で硬化させれば、ヒケ発生のリスクも最小限。クオリティに拘る人には大切な要素。
しかも、塗り方によってはヒケはさほど目立たない場合もあるワケで。
なので、趣味で楽しむ程度でヒケ云々に拘らない人は、硬化促進スプレー使わず、黒い瞬間接着剤が硬化するのを素直に待ってもよいかと(^_^;)
合わせ目消し作業4)
黒い瞬間接着剤を削る
黒い瞬間接着剤が硬化したら、段階的に削ります。
1)ざっくり削る
↓
2)細かく削る
↓
3)整面
ざっくり削る(かまぼこヤスリ)
最初のざっくり削りは、余分に盛った瞬間接着剤を削るので、切削力のある金属ヤスリを使用。
ですが、金属ヤスリの作業は困ったことがひとつ。
それは、金属ヤスリで黒い瞬間接着剤以外の部分も削ってしまう、ということ。
▲過去にヤスリがけしたパーツ。傷だらけ。自分、不器用ですから。
金属ヤスリは形状が大きく長くなりがち(切削力を得るためには大きい方がいいからね)。
▲テーパーダイヤヤスリ。長い。切削力はあるけどフチ部分が鋭利なので油断していると黒い瞬間接着剤以外のパーツ部分を削ってしまう。
【DTファイルテーパーダイヤヤスリレビュー】整面しながらエッジ出し!
これって不器用な自分には、とても悩ましい問題・・・。
その悩みを解消してくれたのが、ゴッドハンドのかまぼこヤスリ。
▲ゴッドハンドのかまぼこヤスリ 5mm 単目。
▲フチの丸みのおかげで、削るときにパーツの余計な箇所を傷つけるリスクが大幅減。
さらに、サイズも手のひらに収まる小サイズなので小回りきいて削りやすい。
▲これって何気、超便利。
▲切削力はちょい劣るけど、パーツに傷をつけるリスクは減ります。
わたくしは、かまぼこヤスリを超絶便利なマテリアルとして超絶重宝してます。
オススメなマテリアル!
でも、Twitterとか見てると使ってる人はあまり多くない印象(^_^;)
お値段的に、ちょい高価からでしょうかねぇ。
(2024/11/21 10:44:24時点 Amazon調べ-詳細)
【かまぼこヤスリレビュー】不器用なアナタも安心して使える金属ヤスリ
100均だったような気もするし、イエサブだったような気もする。
参考
百均の極細ヤスリ(0.8mm) – 精密細工ヤスリ 0.8mmのレビュー | ジグソー | レビューメディアジグソー | レビューメディア
細かく削る(マイクロセラブレード)
繰り返しになりますが、硬化した瞬間接着剤を削る作業はともかくパーツの余計な箇所を傷つけがち。
ホント困る。
細かい箇所を削るときも、当然、パーツを傷つけがち。
細かい箇所の削り作業は先端が細い道具が必要。デザインナイフでは鋭利すぎてパーツを傷つけがち。
そこで使うのがガイアノーツのマイクロセラブレード。
▲丸刃の方を使います。これなら傷が付きにくい。
マイクロセラブレードレビュー
【マイクロセラブレードレビュー】不器用さんの削りすぎ失敗が激減!
マイクロセラブレードは素材がセラミック製なので、切削力も持ち合わせています。
▲切削力があるので、硬化した黒い瞬間接着剤をカリカリと削れます。
とはいえ、ガリガリやりすぎればパーツをえぐって傷つける可能性アリ。
パーツを傷つけないコツは、一気にやろうとせず、小さくちょこちょこと削っていくこと。
そうすれば、その積み重ねで削れていきます。
これって面倒ではあるのだけど、パーツを傷つけるリスク回避には有効です。
過去、黒い瞬間接着剤を削る作業時にマイクロセラブレードはなかった。
マイクロセラブレードを手にしたいま、削り作業の負担は大幅減。
パーツを傷つけるリスクも減。
色んなことが減少して、結果、作業効率は大幅アップなのです!
(2024/11/20 20:05:47時点 Amazon調べ-詳細)
(2024/11/20 22:14:12時点 Amazon調べ-詳細)
整面(神ヤス)
最後の削り作業は整面。
黒い瞬間接着剤と、パーツの境目をなくすのが目的。
整面には、模型のヤスリがけ定番マテリアル、神ヤスを使います。
【神ヤスレビュー】コスパも性能もマジで神!使い方をまとめた!
これまた繰り返しになりますが、硬化した黒い瞬間接着剤はともかく硬い!削りにくい!
なので、以下の番手順番で削っていきます。
240番(3mm厚)
↓
400番(5mm厚)
↓
800番(5mm厚)
パーツを傷つけてしまう恐れ。力まかせやらないように注意して作業を進めます。
ただ、どうしてもパーツは傷つけがちになるので
まとめ
▲全ての作業終了。捨てサフを吹き付けて状況確認。合わせ目は消えているようです。
長文でごちゃごちゃと書いてきましたが、要は3工程だけ。
- Mr.セメントSPで接着
- 黒い瞬間接着剤を塗る
- 黒い瞬間接着剤を削る
この3工程に、マテリアルを活用すれば作業効率アップでさらに綺麗に仕上がる、ということです。
私も6年かけてコツコツと揃えた感じですから。
今回使った黒い瞬間接着剤、これって要は塗りすぎなければ削る作業負担は減らせるんですよね。
でも、私はそれが出来ないからマテリアルに頼ってますw
私と同様に、不器用世界選手権毎年ベスト8な人も、何かやりたい作業があるけど難しいから無理!
と諦める前に、適切なマテリアルがないか探してみるといいかもです。
ブログ更新をTwitterでお知らせ♪
ガンプラ道具の便利な使い方なんかもツイートします♪
フォローをよろしくお願いします(^^)
がく@oskgaku