ガンプラ合わせ目消しの失敗リスクを減らせる3手順!

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がく

ども、がく(@oskgaku)です。

今回はタミヤセメントを使った超オーソドックスな合わせ目消し方法についてです。

めっちゃシンプルに合わせ目消し方法を紹介しますよ(自分ではシンプルなつもりですw)。

今までガンプラの合わせ目消しの方法は、色々とさんざんやっておりまして(瞬間接着剤を使った方法とかね)、色々失敗もしてきました。

そんで、昨今は結局のところ、瞬間接着剤を使う方法ではなく、タミヤセメントの接着剤を使う普通なオーソドックスな方法に落ち着いております(^_^;)

何故にその方法に落ち着いているのか?ってな理由も書きつつ、現在やっている合わせ目消し方法なんぞを書いていきます~。

ガンプラ合わせ目消しの3手順

なんで今さら普通のタミヤセメントやねん
ってなツッコミもあろうかと。

流し込みタイプの接着剤とか、瞬間接着剤とかを使わなくなった理由については後述するとして、まずは現在やっているタミヤセメントを使った合わせ目消し方法について書かせていただきます(今さら感もありますが、まぁ書かせてくださいw)。

っていうか、ぶっちゃけますと、バンダイホビーサイトで紹介されている「バンダイ ホビーサイト−パーツの合わせ目を消す」の内容とほとんど一緒です(^_^;)

違うところは削る工程なところでして、そこは便利アイテムで削ってます。これがまためっちゃ便利なんでございますよ(笑)

という事で、タミヤセメントを使ったガンプラの合わせ目消しの3手順を紹介します。

ガンプラ合わせ目消し手順1)
タミヤセメントを合わせ目に塗る

はい、まずはね、もう普通にね、タミヤセメントをパーツに塗るだけですわ(笑)
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▲タミヤセメント(六角ビン)。20ml。角びんとは容量が違うだけ。

このパーツの合わせ目を消すワケですが。
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▲パーツを開いた状態です。

両方のパーツにタミヤセメントを塗りつけます。
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▲これでもまだ塗りが足らないかと。画像をよく見ると、塗れてない箇所がありますから(^_^;)

ガンプラ合わせ目消し手順2)
パーツをグッと合わせる

あとはパーツをグッと合わせて、ムニュっとさせる。
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▲グッとパーツを合わせる事で、合わせ目のタミヤセメントがムニュっと出てきます。

このムニュっとなったところはパーツ(プラスチック)が溶けてムニュっとなってますから、パーツ同士が溶けあってくっついて、合わせ目が消えるという次第。

でも、このパーツ同士がくっついてムニュっとなる原理とか説明なんかは、ここではめっちゃざっくり書いてますから、もっとキチンと詳細を知りたい!っていう人は「スケールモデルの常識と非常識2 マテリアル&塗料 編」を読んでくださいませ。わたくしは、この本をもはやガンプラ製作の辞書代わり的にして読んでます(笑)

もしくは、「月刊モデルアート 2019年5月号」も参考になりました。

このムニュっとなったところを乾燥させて、固まったら削るワケですね。この乾燥時間ですが、わたくしは過去記事では1週間は待たなければイケない、って事を書きましたが、昨今は慣れもあってか24時間くらいしか待ってません(^_^;)

そりゃまぁ1週間くらい乾燥させる事が出来ればベストですが、そんなにも待ってられないので。24時間くらいでも大丈夫ですね。

そんで、このムニュ部分を削る方法なのですが、そりゃもう色々とあるワケです。

削る作業方法を模索する日々

過去には

超硬スクレーパー

BMCダンモ

木の板に貼り付けたヤスリ 面出しヤスリ

微美鬼斬」とか使ってと色々とやりました(笑)
もちろんそれでも全然OKなのですが、昨今のわたくしはそれらを使わないパターンが増えてきました。

っていうのは、わたくしの場合、毎年不器用選手権の国内大会はシード権で突破し、世界大会は毎年決勝トーナメントに進めるくらいの不器用なんです。

それに加えて、せっかち選手権(もちろん国際大会規模w)でも決勝トーナメントに進んでますわ。

なので、金属ヤスリやら硬いモノやらで合わせ目のムニュ部分を削る時、ムニュ以外の部分を「ガリっ」と傷つけてしまう事が非常に多いんです!

いえね、もちろん過去記事にも書いた合わせ目消し方法で、普通に綺麗に合わせ目が消せる時もあるんですよ。

ただねぇ、やっぱり失敗する事も多々あるワケですよ。

なので、なるべく失敗しない合わせ目消し方法を常に模索しております(笑)

特に模索しているのが、このムニュとなった部分を削る作業であります。これって、ある程度硬いヤスリでないと中々削れないものですから、どうにかならんものかと日々悩んでおりました。

マジで神なゴッドハンドの神ヤス10mm厚

そんなわたくしに救世主がヒラリと舞い降りました!世紀末に現れるレベルの救世主!ゴッドハンドの「神ヤス!10mm厚 アソート3種」でございます!
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▲わたくしは、コレを気に入っているので4つもストックしているでありますw

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ご覧ください、この厚み!当たり前かもだけど5mmの倍あります!
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こんだけ厚みがあると、そりゃもう結構頑丈でそれなりに硬い。なのにスポンジ布ヤスリなので柔軟性もそこそこにある。なので、パーツを「ガリっ」と傷つける心配もとても少ないっ!



【神ヤスレビュー】コスパも性能もマジで神!使い方をまとめた!

それにカットも出来ますよ(ワリと大きめのカッターでないと厳しいかも)。
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ガンプラ合わせ目消し手順3)
神ヤス!10mm厚で削る

そんで、スポンジといえど厚みがある分、切削力は強いですから、合わせ目のムニュっと盛り上がって硬くなった部分を削る事も可能なのであります!!
先程ムニュっとさせたパーツを削ってみます。
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#240の端っこなんぞを使って丁寧に削れば結構削れます。
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▲まぁ自分のやりやすい方法で削ればイイんですけどねw

しかも、こういうコーナーの部分、金属ヤスリだと削る時にパーツを傷つけがちですけども、10mm厚の神ヤスならば、傷つけずに削れちゃう♪
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ってな具合で、#240番→#400→#600の順にヤスリがけしたパーツ(手順が増えとるやないかい!っていうツッコミはナシでw)。
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▲合わせ目は綺麗に消えました。

一応、サーフェイサーも吹いてみる。
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ってな事で、こんな具合で合わせ目のムニュ部分を削る事が出来ました。

神ヤス スポンジ布ヤスリ10mm厚は新たな相棒

この10mm厚の「神ヤス スポンジ布ヤスリ」を開発したゴッドハンドはマジで神、マジでゴッド、マジで仏でございます。

濡れたスポンジで神ヤスのヤスリ部分を拭けば削りカスも取れるし、水研ぎになるしで切削力が増します。あと、削りカスが飛び散らない!(なので、この方法はオススメです(^^))

パーツを傷つける心配は少ないのに、切削力のあるヤスリ、なんと素晴らしい事でしょう!ってな事で、昨今は「神ヤス スポンジ布ヤスリ 10mm厚」を使う機会が非常に多いです。

とはいえ、切削力自体は、やはり金属ヤスリには敵いませんから、合わせ目のムニュを削るのも金属ヤスリほど簡単にはいかないのも事実。

でもでも、何度もいってますように、神ヤスならばパーツを傷つける心配がないのがイイですね(^^)

ガンプラ合わせ目消しに流し込みタイプ接着剤を使わなくなった理由

ここまでは、現在のわたくしの合わせ目消し方法(タミヤセメントを使った方法)を紹介してきましたが、ここからは何故に他の合わせ目消し方法をやらなくなったのか?という話です。

そんな話、誰かの参考になるんかいな・・・。

がく

って思うじゃないですか。でもコレが案外役に立ったりするんですよねぇ(とわたくしは思っておりますw)

がく

っていうのは、やっぱり成功体験を綴るのも大事だとは思うのですが、失敗した経験を綴るのも大事かと。成功体験って、その人だけのセンスや技能、性格におけるモノである事が大部分を占めますから、その成功体験が他の人にも応用出来るかといわれると疑問ですよね。その点、失敗経験は誰でもやりがちな事が多いので、とても参考になろうかと

まぁそれはそうかもだけど、合わせ目消し方法をやらなくなった理由=失敗経験って、ちょいと大げさだよね

がく

ま、まぁそうかもだけど、きっと世の中の、誰かの、ガンプラ初心者不器用さんには役立つハズだもん!

(45歳のおっさんが、『だもん』、って本気でおっかねえなぁ・・・。)

という事で、他の合わせ目消し方法をやらなくなってきた理由についてツラツラと書いていきます。

合わせ目消しには色々なやり方ありまして、過去には「Mr.セメントSP」を使った合わせ目消し方法でやったりしてました。

Mr.セメントSPが速乾すぎる!w

まぁ「Mr.セメントSP」を使った合わせ目消し方法は、もちろん今でもやる時はあるのですが、基本はタミヤセメントです。
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では何故に「Mr.セメントSP」を使う頻度が落ちたのか、っていう事なのですが、ちょいと時系列で説明してみます。

1)「Mr.セメントSP」をパーツに塗るor流し込む

1)パーツをグッと合わせて合わせ目をムニュっとさせる

1)「Mr.セメントSP」が速乾すぎてムニュが上手く出来ない

2)ムニュが上手く出来ず、合わせ目に小さな凹みが残る

3)その小さな凹みを瞬間接着剤やらパテで埋める

4)その瞬間接着剤やパテの埋め方が下手クソ

5)埋め方が下手クソなので整面ヤスリがけで瞬間接着剤やらパテがポロっと取れる

6)瞬間接着剤やらパテで再び埋める

7)「5)」に戻る

8)「6)」と同じ事をやる

という負のループが始まるワケです(^_^;)

まぁコレは少々大げさかもですが、一発で普通に合わせ目を消せる時もあれば、上記の時系列のような事も起きたりします。

Mr.セメントSP」は速乾なので、パーツに塗りつけたり流し込んだりした瞬間から乾燥が始まります。

なので、パーツの一部分だけであれば「Mr.セメントSP」を流し込んですぐにムニュ、ってのが可能なんです。

ただ、例えばこんなパーツですと、左辺に流し込んで次に右辺に流し込み、そんでパーツをムニュ、ってやってると、最初に流し込んだ左辺はもう乾いてしまっているので上手くムニュになっておらず・・・。
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苦し紛れの対処法として、乾いてしまった部分の上からもう一度「Mr.セメントSP」を流し込んでムニュとさせます。

これ、案外上手くいく時もありますが、ダメな時もあります(^_^;)

フォローさんで同じような悩みを持ってる方もいらっしゃいました。なんか嬉しかったりする(笑)

じゃあ速乾でなはく、普通の流し込むタイプの接着剤でやればエエなやないかい

ってなツッコミもありますよね。わたくしも自分自身にそうツッコミましたから(笑)

例えばこれ、「Mr.セメントS
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▲速乾ではない流し込みタイプの接着剤

Mr.セメントS」は「Mr.セメントSP」よりかは速乾の速度が遅いので、使う事もあります。でも、やっぱり流し込みタイプだと上手くいかない事も多々あります(^_^;)

パーツによっては合わせ目に流し込んでムニュっていう作業が、ムズかったりするんですよねぇ。

そんな具合なので、合わせ目にちょっとした凹みなんかが出来てしまったりして、そこを瞬間接着剤やらパテなんかで埋めるのですが、ちょっとした凹みなんで、上手い具合に瞬間接着剤たちがパーツに食いついてくれず、ヤスリがけの段階でポロっと剥がれたりするんです。

まぁでも、毎回失敗するワケではなく、上手くいく時もありますし、失敗しても一度のリカバリーで終わる時もあります。

手先が器用ならば、「Mr.セメントSP」だけで合わせ目を消せるかもですね。

ただ、不器用なわたくしは、失敗しがちなだけ、という話ですわ(笑)

そんな具合で合わせ目消しをやる時は、毎度トライ&エラーでやっておりまして、最終的には合わせ目は消せるんですが、なんか時間かかるなぁ、ってね(^_^;)

ちなみに、「Mr.セメントSP」は塗った箇所がよくわかるブラックもあります。欲しいっ!(笑)

GSI クレオス(GSI Creos)

ガンプラ合わせ目消しに黒い瞬間接着剤を使わなくなった理由

そんで、もうひとつの合わせ目消し方法としては、「黒い瞬間接着剤」を使った方法がワリとポピュラーでありまして、わたくしもやっております。
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その「黒い瞬間接着剤」を使った合わせ目消し方法の頻度が落ちてきた要因としては

硬化した「黒い瞬間接着剤」がめっちゃ硬くて削りにくい

という事です(^_^;)

まぁこの「黒い瞬間接着剤」の硬化に関しては、乾燥させて削るまでの時間のタイミングだとか、ちょいとした慣れとコツみたいのがあったりするみたいです。

ただ、わたくしの場合、「黒い瞬間接着剤」を使う以上、「瞬間接着剤」なワケですから、一刻も早く硬化させて、一刻も削る作業をしたいと思っております(笑)

なので、「硬化促進剤(瞬間接着剤用)」を使って、一刻も早く硬化させるようにしております(笑)
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硬化促進剤(瞬間接着剤用)」を使えば、あっという間に「黒い瞬間接着剤」は硬化してくれるのであります!

しかし、めっちゃカッチコチになってしまいまして、冒頭から書いている通り、削るのも一苦労なのであります。

まぁそれでも、辛抱強く、チマチマと削っていけばいいワケなので、チマチマと削ったりしておりました。

でもまぁ、これまた時間かかるなぁ、ってね(^_^;)

ガンプラの合わせ目はゆっくり確実に消す

まぁこういう事があったりしたので、合わせ目消しにはそれなりに時間を要しておりました。

そうなると、もう最初からある程度時間を要してもいいから、リカバリーも1度か2度で済むような、確実に合わせ目を消せる方法がイイなぁ、なんて思うようになってくるワケです。

そうすると、タミヤセメントを使った合わせ目消し方法にたどり着く(むしろ原点に戻るw)ワケですね。

タミヤセメントであれば、パーツに塗りつけてから乾燥して硬化するまで、めっちゃ余裕がありますから、キッチリとムニュっとさせる事が出来ます。

まとめ

今回も、あ~だこ~だとグダグダと書いてしまいましたが、要するに

タミヤセメントを使った合わせ目消し方法は、硬化までに時間を要するけども失敗が少ない

って事ですわ(笑)

とはいえ、硬化時間を待てずにすぐに合わせ目消しをやりたい、って時もあるワケでそういう時は瞬間接着剤を使って合わせ目消しやったりします。

最近はwaveの「UV-速硬 中粘度」を使って合わせ目消しなんぞをやる時もあります。
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UV-速硬 中粘度」はUVライトをあてれば速攻で硬くなるので手早く作業出来る。とはいえ、これまたやり方によってはカッチカチになってしまうので失敗のリスクも高いのですが(^_^;)

この方法は、また別の機会にでも書ければと思っております。

ってなことで、今回の合わせ目消し方法の記事が皆さまの参考になれば幸いです。

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