がく
ガンプラ製作において
スミ入れするかしないか
ってのは仕上がりに大きな影響でますよね(笑)
かっこいいガンプラに仕上げたかったらスミ入れは大事やんw
しかし、スミ入れって、場所によってはキレイに流れなかったりする・・・。
まぁそもそもスミ入れって、スミを入れるスジ彫りがキチンと彫れてないと綺麗に仕上がらないのではなかろうか?
ということは、パーツに最初から施されているスジ彫り(モールド)はキチンと彫り直したりする方がいいのか?彫り直すならどう彫り直すのがいいのか・・・。悩むところですなぁ・・・。
ということで、今回は以下のことをやってみました。
1.パーツに何も施さずスミ入れ
2.超硬けがきニードルでスジ彫りしてからスミ入れ
3.超硬けがきニードルでスジ彫りした箇所をキレイに整えてからスミ入れ
4.超硬けがきニードルでスジ彫り+スジ彫りカーバイトでスジ彫りしてスミ入れ
これはよく降って、撹拌しないとスミの流れ具合とか、濃さが変わってきちゃいますので注意が必要。
※そのあたりの詳細は過去記事を参考にしてくださいませ。
【過去記事】:タミヤスミ入れ塗料の使い方を「使用上の注意」4項目から徹底解説!
でもまぁお手軽にスミ入れしたくて、流れるようなスミ入れをしたい場合がこれがベストかなぁ、と。
ちなみに、今回の検証では、パーツに塗装をしておりません。
なので、今回の検証では、あくまで
「パーツに最初から施されているスジ彫り(モールド)はキチンと彫り直したりする方がいいのか?彫り直すならどう彫り直すのがいいのか」
ということに主眼を置いてますのであしからずw
塗装した場合は、光沢クリアーなんぞでパーツ表面をツルツルなコートをした後にスミ入れをやれば、綺麗にスミが流れてくれるかと。
▼参考記事
目次
スミ入れ検証1)
パーツに何も施さずにスミ入れ
ということで、まずは彫り直さないで、そのままスミを流してみます。
ものぐさなわたくし的には、彫り直さないで、キレイにスミ入れ出来ればベストなのよねw
う~ん、まぁスミを流しすぎたのもあるのですが、フチの部分にはキレイに流れていってくれてないですねぇ・・・(^_^;)
全部スミを拭いちゃうみたいな(^_^;)
こういうところのスミを拭く作業ってやはりムズイ。
やはり、スジ彫り(モールド)を彫り直すのがいいんですかねぇ。
スミ入れ検証2)
超硬けがきニードルでスジ彫り
ってなことで、今度はスジ彫り(モールド)を彫り直します。
(まぁ今回の箇所の場合、彫り直すって感じではないような気もするけどw)
こういう狭くて細いようなところは、ファンテックの「超硬けがきニードル10°」が便利。
▼超硬けがきニードル10°参考記事
超硬けがきニードルがなかった頃は、こういう箇所を彫り直すという選択肢すらなかったから、超硬けがきニードルおよびファンテックさんには感謝しかない(笑)
スジ彫りはゆっくりと繰り返しなぞる
ということで、早速彫り直し~。
注意点としては、彫り直すときは、もう本当に超絶ゆっくりと、なぞるようにして彫り直すことです!
「相手の動きがまるでスローモーションのようだ!(←引用不明)」
くらいなもんでお願いします(笑)
さらに注意点としては、一回で彫り直そうとしないで、何度もなぞる!
超絶ゆっくり、何度もなぞる
スジ彫り(モールド)の彫り直し作業にはこれが大事ですよ!ということを自分に言い聞かせるガンプラ初心者44歳の初秋(笑)
けがき針のスジ彫りは周囲がえぐれちゃう
まぁモールドに沿って、彫り直すことは出来たのですが、えぐれちゃってますよね(^_^;)
これは超硬けがきニードル(というかけがき針)の性質上、仕方ないところ。
繰り返しになりますが、やはりけがき針というのはその性質上、スジ彫りの周りがえぐれる(盛り上がる)のは仕方ないんですね。
【過去記事】:【ガンプラ初心者用】スジ彫りは道具があればうまくいく!最初に揃えるべき必須3アイテム!
スジ彫りがえぐれた部分にもスミ入れしちゃう
う~ん、これもなんかイマイチ(^_^;)
えぐれている部分にもスミは入り込んでしまうワケで、そうすると、どうしても仕上がりの見た目は汚い・・・。
しかも、彫ったところも鋭利な超硬けがきニードルで彫ってますから、スジ彫りの底面部分は尖ったV字のようになってるワケで・・・
↓こんな風にキレイにスミ入れできれば良いのですが・・・
↓大抵はこんな感じのスミ入れになっちうワケです(^_^;)
そうなると、スミ入れ自体の仕上がりは、あんまり美しくない・・・。とはいえ、こういう狭い箇所はけがき針でのスジ彫りが楽、というジレンマ(^_^;)
まぁこれは仕方ないにせよ、せめてスジ彫りの周囲のえぐれている部分はキレイに整えて、スミ入れがキレイになるようにしたいところです。
スミ入れ検証3)
超硬けがきニードルでスジ彫りした箇所をキレイに整えてからスミ入れ
ということで、このえぐれている部分とか、スジ彫り自体をキレイに整えていきますよ。
まず最初にやるのがスジボリ堂の「極細ダイヤモンドヤスリ 0.5 丸 600番相当」。
【参考過去記事】:未熟なガンプラ技術をカバーしてくる超便利な道具たち!2週間以内で一気に購入した厳選10個のアイテムをご紹介!
【スジボリ堂webサイト】:極細ダイヤモンドヤスリです。 ガンプラ、フィギュア、カーモデル、スケールモデルに使用できます。
これ、こういう細い部分を削るのには超便利です!!
彫ったスジ彫りをなぞってあげます。想像以上に削れております(^_^;)
えぐれた部分もこれでやすってあげますよ。簡単!
ちなみに、Amazonで「極細ダイヤモンドヤスリ」と検索すると、他にも色々とあるようです。
Amazon:極細ダイヤモンドヤスリ
わたくしは、これら他のモノは使った事ないので性能のほどはよくわからんですw
わたくし的には信頼のスジボリ堂ということで「極細ダイヤモンドヤスリ 0.5 丸 600番相当」を使っておりますw
そんで、仕上げにはファンテックの「磨き・ケバ立ち取りブラシ」なんかでキレイに削りカスなんかを落としてあげます。
【参考過去記事】:スジ彫り彫った後の処理って何気に難しくない?というあなたには「磨き・ケバ立ち取りブラシ」がオススメ!
※場合によっては、ゴッドハンドのスポンジ布ヤスリの1000番なんかで優しくなぞってあげるのもよいかもです。
あと、紙ヤスリ(1000番とか)を普通に折って細くして、スジ彫りをなぞったり、盛り上がったところをなぞったりするのもキレイにできますよ(これが1番よかったりするw)
最後はエアーダスターで削りカスを吹くとか洗浄するとかして、削りカスをキチンと取り除きます。
そうすると超硬けがきニードルで彫った箇所がキレイになりました。
さて、この状態でスミを流してみますよ。
おお~。今度はワリとキレイにスミが流れていきまして、キレイな仕上がり。
まぁボチボチいいと思う(笑)
引いて見れば十分によさげ(笑)
ファンテックの超硬けがきニードルでスジ彫りを彫り直して、スミ入れしてみた。
アップで見るとちょいとアレだけど、ちょっと引いて見れば十分キレイに見える、という自己満足で解決(笑) https://t.co/vm0A9JoA4N
スミ入れ検証4)
超硬けがきニードルでスジ彫り+スジ彫りカーバイトでスジ彫りしてスミ入れ
最後ですが、超硬けがきニードルで彫ったあとに、さらにこれまたファンテックの「スジ彫りカーバイト 0.1mm」で彫り直します。
▼スジ彫りカーバイトの参考過去記事
最初からスジ彫りカーバイトでスジ彫りすりゃエエやん、って話しなんですけども、こういう小さい箇所はいきなりスジ彫りカーバイトでは彫りにくいんですよね。
なので、最初は超硬けがきニードルで彫ってそれをガイドとしてスジ彫りカーバイトでスジ彫り、ってのが楽なんです♪
それと、スジ彫りカーバイトで彫り直すメリットとしては、彫った箇所の底面にスミが流れていきやすい、ということですよね。
超硬けがきニードルだと、彫った底面はV字になってるために、スミを流した状態の見た目はあんまりキレイじゃない。
でも、スジ彫りカーバイトでのスジ彫りだと底面は凹み状態で平ですから、スミも流れやすいし、見た目もキレイ。
こんだけ細くて小さい箇所でも、スジ彫りカーバイトの0.1mmであれば作業が可能!
え~と、まぁなんていうんですかね、スジ彫りカーバイトの0.1mmといえど、こういう小さいところの彫り直しはやはり難しい(^_^;)
とくに、コーナーが曲線なので、超硬スクレーパーの形状ではムズイ!
こういうところは経験値が必要ですね。
そんで、ここも「極細ダイヤモンドヤスリ 0.5 丸 600番相当」やら「磨き・ケバ立ち取りブラシ」やらスポンジ布ヤスリやらで彫った跡をキレイにしてやります。
まぁ大体はよさげ(^_^;)
もっとキチンとキレイに彫り直せば、もっとキレイかなぁ・・・。
ちなみに、わたくしはスジ彫りカーバイトでやりましたけど、もちろんスジボリ堂のBMCタガネでもいいでしょうし、他の似たような道具があればそれでもいいと思います。
わたくしの持ってる0.1mmのスジ彫り道具がスジ彫りカーバイトだったのでね。
まぁ実際のところ、0.1mmという細さですと、お値段的にはスジ彫りカーバイトだったりする44歳の初秋(笑)
まとめ
総合的にみると、わたくしとしては、この小さい箇所に関しては、超硬けがきニードルで彫り直してスミ入れしたのが1番キレイかなぁと感じてます。
まぁこのあたりは個人の好みによってくるでしょうね。
上級モデラーさんたちのスミ入れを見ていると、こういう狭い箇所とかのスミ入れが素晴らしくキレイ!
というか、ガンプラってこういう小さいところなどの仕上がりを、コツコツと積み上げていくとかっこよくて美しいガンプラになるんですよね。
なので、地道に小さなことからコツコツとやらせていただきます(笑)
ってなことで、今回のスジ彫り作業記事が参考になりましたならば幸いです。
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