ども、がく(@oskgaku)
です。
今回はプラ棒を使ったガンプラ改造に挑戦します!
とはいえ、やることはシンプル。
こんな具合にプラ棒を貼り付ける、ってな改造をするだけです(^_^;)
工程や使った道具は多いですが、ひとつずつの作業内容はシンプル。
ガンプラ初心者さまでも出来ますよ。
いまだにガンプラ初心者な域を脱しないわたくしが出来るんですからねw
目次
ガンプラ改造ではなくディティールアップ?
※このセクションはディテールアップという単語の説明です。
特に興味のない方は読み飛ばして次の「ガンプラ改造に使用する道具・材料と工程」へ進んでください。
今回はプラ棒を使ったガンプラの改造をします。
用語的には「改造」とわ言わずに、「ディティールアップ」って言ったりすることもあるんですよね。
なので、ちょいと「ディテール」について調べてみました。
「Detail(ディティール)」をgoo辞書でみてみますと
- 「全体の中の細かい部分。細部」
と記載されています。
ディティールアップを直訳すると「細部を上げる」ってことになりますでしょうか(笑)
直訳すると、よくわからなくなりますね(^_^;)
わたくしはディテールアップを以下のように解釈してます。
- 「ガンプラのパーツを加工してクオリティを上げる」
パーツに施す加工具合を上げれば、さらにクオリティが上がる、ってな具合。
そのパーツに施す加工ってのが
- スミ入れ
- つや消し
- スジ彫り
- エッジ出し
- 表面処理
- 塗装
とかだったりするんでしょうね。
今回でいえば
- 「プラ棒加工」
ですね。
ひとつのパーツに対して、たくさんディティールアップすれば、それだけクオリティが上がりますね。
- パーツにディティールを加える=情報量を増やす
パーツに情報量が増えれば増えるほど、かっこいいガンプラが仕上がる!
まぁでも、それがガンプラ初心者には難しかったりするんですよね(^_^;)
最初はムリせず、出来る範囲でやっていきたいところです。
ガンプラ改造に使用する道具・材料と工程
今回、使った道具は全部で11種類。
- サンワダイレクト:スタンドルーペ
- スジボリ堂:パーフェクトバイス1号
- ドラパス:スプリングコンパス
- ハイキューパーツ:スジボリ用ガイドテープ 3ミリ
- wave:ステンレスT定規(HT-382)
- ゴッドハンド:スジ彫りヤスリ
- ファンテック:超硬けがきニードル10°
- GSIクレオス:Mr.ラインチゼル 0.15mm
- スジボリ堂:BMCタガネ 0.15mm
- スジボリ堂:BMCタガネ 0.6mm
- タミヤ:クラフトツールシリーズ No.20 デザインナイフ
使った材料はこれ。
「エバーグリーン 平棒(0.38mm厚、幅0.
※隣に置いてあるMr.セメントSは関係ないので気にせんといてくださいw
そして工程は全部で9工程。
スジ彫りの準備
スジ彫りを始める前に、まずは準備として
- パーツを固定する道具
- パーツを大きく見る道具
を用意します。
1)パーツを固定する道具
スジ彫り作業の超強力サポートアイテム。
パーツの固定にはスジボリ堂の「スジボリ堂:パーフェクトバイス1号」を使います。
▲効率的にクオリティの高いスジ彫りをするために超便利
2)パーツを大きく見る道具
そして、パーツをしっかり大きく確認出来るように、「サンワダイレクト:スタンドルーペ」を使います。
ガンプラ製作で便利な道具は?と聞かれすぐに連想しちゃう3つの道具!
ヘッドルーペもかなり便利!机が広く使えて、手元がいつも拡大されて作業スムーズ。
このパーフェクトバイス1号とルーペ、あるとないとじゃ大違い!!
ガンプラ初心者さんで、これからもガンガンとガンプラを作っていく!
そんな人には絶対に揃えて欲しいオススメ道具です!
ガンプラ改造 工程1)
下書きを描く
準備が整ったところで、MGジム・スナイパーⅡのシールドに下書きをしていきます。
まずは縦のラインをシャープペンで描きます。
▲そして端から縦のラインまでをドラパスの「スプリングコンパス」で距離を測ります
これで両端から均等の長さのところに縦のスジ彫りが出来ます。
ちなみにコレがドラパスの「スプリングコンパス」
しかし、画像を見て気づいた方もいるかもですが、実は両端から下書きの線までの長さが微妙に違っているんですよね(^_^;)
ちゃんと測ってなかったんですなぁ・・・。
なので、スジ彫りの位置がズレてしまうことになるという顛末・・・。
でもまぁ、多少のことは気にせずいきましょう!(笑)
ガンプラ改造 工程2)
目安の線を彫る
ガンプラ改造 工程3)
ガイドテープを貼る
お次は「ハイキューパーツ:スジボリ用ガイドテープ 3ミリ」を使ってガイドテープを貼ります。
ここは大事な作業です。
それは、ガイドテープが垂直に貼れていなかったりしてズレたりしていると、完成したスジ彫りはズレた状態になるワケですからね(^_^;)
そんなワケで、「wave:ステンレスT定規(HT-385)」で垂直に貼れてるかを確認。
うむ、まぁ大体いいかと(笑)
「大体」なんていってますけど、こういうところをキチンとやることが、上級者への道ですよねw
ガンプラ改造 工程4)
下彫り その1
今度はガイドとなるスジ彫りを彫ります。
まぁ下彫りとでもいいましょうか。
まずはファンテックの「超硬けがきニードル10°」で彫ります。
コーナーのちょいと入り組んだ箇所なんかは、「超硬けがきニードル10°」が便利です。
そんで、彫る順番は以下のとおり。コーナーを始点として外側に彫っていけば、ズレてしまうリスクをかなり軽減できます。
不器用な44歳なおっさんには、非常にありがたいアイテムです(笑)
「超硬けがきニードル10°」が入手出来ない人は、まち針シャープペンシルを自作するのもアリです。
100均道具でスジ彫り道具をお手軽自作!まち針シャープペンシル!
ガンプラ改造 工程5)
下彫り その2
お次はゴッドハンドの「スジ彫りヤスリ(極小)」で彫ります。
この作業もガイドとなる下彫り作業です。
スジ彫りの下彫りを2回もする不器用なおっさん
わたくし「超硬けがきニードル10°」に続いてスジ彫りの下彫りしておりまして、都合2回もしているワケです。
まぁ普通なモデラーさんは2回もやらなくてもいいかと(^_^;)
わたくし、ブログで何度も申し上げておりますが、不器用選手権世界大会があれば、毎度準々決勝まで残れるレベルの不器用。
なので、限りなく手堅く失敗なきようスジ彫りするために、2回も下彫りしてます(笑)
それに、「スジ彫りヤスリ」ならば、構造的にスジ彫りがズレてしまうこともないしね。
わたくしは、この「スジ彫りヤスリ」のおかげで、ガンプラ製作のステージがひとつあがったと思ってるくらいに便利アイテムです!
それを証拠にわざわざ右手用、左手用をゲットしてますので(笑)
「スジ彫りヤスリ」の詳細はレビュー記事をご覧くださいませ。
【スジ彫りヤスリレビュー】初心者でも綺麗にスジ彫り出来る道具!
【スジ彫りヤスリレビュー】初心者でも綺麗にスジ彫り出来る!
ガンプラ改造 工程6)
スジ彫り
ここからは、下彫りではなく、キチンとしたスジ彫りの作業です。
最初はGSIクレオスの「Mr.ラインチゼル 0.15mm」で彫りますよ。
▲わたくしはサイズがわかるようにテープ貼って「0.15mm」って書いてます(^_^;)
ここでも彫る順番は基本的にコーナーからです。
なぜこれを使うかといいますと、「Mr.ラインチゼル」であればワリと簡単に深いスジ彫りを彫ることが出来るからなんです!
それらのことについて詳細を知りたい方は「Mr.ラインチゼル」の過去記事を参考にしてくださいませ。
スジ彫りに8種の道具をフル活用したらサクッと綺麗に彫れた件
ちなみに、わたくしは「Mr.ラインチゼル」をゴッドハンドの「ショートパワーピンバイス」に装着してスジ彫りしてます。
「ショートパワーピンバイス」は「Mr.ラインチゼル」以外にも、先程紹介した「超硬けがきニードル10°」なども装着できまして、ものすごく彫りやすくなりますよ(^^)
「ショートパワーピンバイス」の詳細は、こちらの過去記事も参考にしてくださいませ。
ガンプラをディティールアップ!スジ彫り凹みモールドを簡単に彫る方法!
最後の仕上げとして、「BMCタガネ 0.15mm」で彫るのも良いですね(^^)
仕上げに「BMCタガネ 0.15mm」で彫ると、スジ彫りがさらに綺麗になりますよ♪
でもまぁこれも別にやらなくても良いかと(^_^;)
人によっては「Mr.ラインチゼル」のスジ彫りでも十分綺麗と感じるかもですから。
ガンプラ改造 工程7)
プラ棒をハメ込む箇所のスジ彫り
ここまでのスジ彫り作業は、今までも普通にやっていたこと。
ここからの作業はやったことない領域(笑)
プラ棒をハメ込むために、0.6mmのスジ彫りを加える、という作業。
ということで、用意したのは「BMCタガネ 0.6mm」。
「BMCタガネ」についても詳細は前回の記事を参考にしてくださいませ。
スジ彫りに8種の道具をフル活用したらサクッと綺麗に彫れた件
BMCタガネ 0.6mmを使って、こんな具合に彫ります。もうひたすらゆっくり確実に、何度もなぞるように彫ります(笑)
まぁ、ボチボチかな(笑)
ハメ込むプラ棒が「エバーグリーン 平棒(0.38mm厚、幅0.
今回は完全にプラ棒を埋めるのではなく、ちょっとでてるくらいにしたい。
なので、深く彫る必要はなく、BMCタガネで彫ってはプラ棒をハメる、という具合で様子見ながら彫るのがいいですね。
ガンプラ改造 工程8)
プラ棒をカットする
さて、「BMCタガネ」の0.6mmで彫った箇所に、プラ棒をハメ込むワケですが、今回用意したのは「エバーグリーン 平棒(0.38mm厚、幅0.
※隣に置いてあるMr.セメントSは関係ないので気にせんといてくださいw
このエバーグリーンのプラ棒、webサイトによると以下のように書かれております。
米国エバーグリーン・スケール・モデルズ社製のプラスチック(スチロール樹脂)素材です。 サイズやパターンの種類が多く、軟質で加工し易いのが特徴です。この一覧表は、工作に 必要な材料を探すのにご利用ください。
引用-★素材/エバーグリーン
「軟質で加工しやすいのが特徴」
とあるように、こんな具合に軟質です。
それと、このエバーグリーンのプラ棒は種類がたくさんあります!
まぁこれもエバーグリーンのwebサイトを見てもらえば一目瞭然なのですが、こんだけ種類があれば自分の希望するプラ棒がきっとあるはず!!
デザインナイフで簡単にカットできました。
デザインナイフですが、わたくしはタミヤの「クラフトツールシリーズ No.20 デザインナイフ」を使っております。
このデザインナイフは一般的なデザインナイフよりも細目なので、細かいモノをカットするのにめっちゃ重宝します♪
エバーグリーンのプラ棒はカットしやすいが注意も必要
ただ、このエバーグリーンのプラ棒、かなり細いので、静かにカットしないと、カットした瞬間の衝撃で吹っ飛んでしまいそうです(笑)
なので、わたくしはこんな具合にマスキングテープでプラ棒を固定しました。
ちなみに、使ってるマットはゴッドハンドの「ガラスカッターマット」です。
ガラスなので、カットするモノによっては滑ったりしますが、マスキングテープなどをカットするときは絶大なる効果を発揮するのであります!
エバーグリーンのプラ棒が吹っ飛んでしまう心配もなくなったところで、必要な長さを測ります。まぁ大体で(笑)
そして、waveの「ステンレスT定規(HT-382)」を使いまして、カットします。
ガンプラ改造 工程9)
プラ棒をハメ込む
最後にカットしたプラ棒を試しに「BMCタガネ」の0.6mmで彫ったところにハメ込んでみます。
ちょうどピッタリくらいです(笑)
わたくしは、持っているスジ彫り道具の幅はいちばん太いのが0.6mm。
なので、0.6mmで彫りましたが、0.5mm幅のプラ棒に0.6mmはピッタリすぎるかもですね・・・。
もしかすると0.7mm幅のスジ彫り道具で彫った方が、0.5mm幅のプラ棒はスマートにハメ込めるかもしれません。
今回は仮にハメてみましたので、実際は塗装後に接着をする予定です。
更にガンプラ改造でプラ棒に色付け
本来ならば、カットしたプラ棒を貼り付けて終わり、なのですが、プラ棒をカットしたままでシールドに貼り付けたのではありますが、どうにも少々サビシイ印象・・・。
プラ棒をちょいとシャインレッドで塗ってみました。
塗り方を間違えたので、塗料のバリがたくさんついてしまいました(T_T)
普通に、ガンダムマーカーのレッドで塗ってもよかったかなw
まぁともかく、だいぶ印象は変わったかと。
さらに今度はゴールドに塗ってみた(笑)
これまた違った印象になって、これはこれでアリなのかもwww
このゴールドはGSIクレオスの「ガンダムマーカー ガンダムゴールド」で塗りましたよ。
ガンプラ改造初心者|まとめ
プラ棒を使ったガンプラ改造方法、なんだかんだとグダグダ書いてしまいましたが、やってみると案外簡単なんですよ。
慣れてくると、一々工程について考えたりしてませんから(笑)
ただ、冒頭でも触れたとおり、道具がちょいと必要なんですよね(^_^;)
まぁこれらの道具が全部なくても出来るかとは思うのですが、あると時間や手間の面から見てもかなり効率的に出来るのは確かです。
一気に道具を揃える必要はなく、徐々に必要に応じて揃えていくのがよいですね。
今回の初心者対象のガンプラ改造記事が皆さまの参考になれば幸いです。
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がく(@oskgaku)