がく
仕事が忙しくて時間はないけど、それなりにかっこいいガンプラを作りたい!というお悩みを抱えているサラリーマンさんは多いのではないでしょうか。
ならば、既存モールドがたくさん施されているガンプラに、スミ入れして仕上げればエエやないか!
という事で、「ガンプラスターターセット vol.2」をポチった次第。
これに同梱されている「RX-78-2 ガンダム」は、既存モールドがたくさん入っている。
▲最初から施されているパーツのミゾを通称「既存モールド」とか呼んだりします。
こんだけ既存モールドがあれば、スミ入れだけでかっこよくなるよねぇ。
嫁
そうなんです(笑)
既存モールド、思ったより浅い!
なのでスミ入れとしてナルンオイル(シタデルカラー)を流し込んでみたのですが、ハミでた部分を拭き取ったら、全部拭き取るハメになりました(^^;)
という事で、既存モールドを彫り直す事にします。それにより、ナルンオイルが既存モールドの奥深くに流れ込んで、ハミでた部分を拭き取っても流し込んだナルンオイルは残る、という寸法です♪
嫁
今回はガンプラ初心者様でも揃えやすい道具、なるべく安い道具を使ってやれ。
という我がハマーンカーン様姫君殿下から命令が下りましたw
なので、今回はスジ彫り道具としてタミヤのデザインナイフを使ってみる事にしました。そのレポートです。
▲これならお値段としては安価
目次
ガンプラスターターセット vol.2を買った理由
この「ガンプラスターターセット vol.2」に同梱されている「RX-78-2 ガンダム」。
これ、以前単体で購入していて、いつかまたゲットしたいと思ってたんです。
以前に単体で購入していたのはこちらのガンダムフロント限定の「HG 1/144 ガンダム Ver.GFT」
これは
- 素組み
- スミ入れ
- つや消し
という3工程で作りました。
▲あ、デカールも貼り付けてましたw
それを3部作という事でまとめておりましたw
・素組み
ガンプラは初心者が「素組み」で製作しても超カッコイイ!を立証する!
・スミ入れ
ガンプラは初心者が「素組み」に「スミ入れ」で製作しても超カッコイイ!を立証する!
・つや消し
ガンプラは初心者が「素組み」に「スミ入れ」で「つや消し」の製作をしても超カッコイイ!を立証する!
ただ、これを作った時、ちょいと後悔した事がありました。
それは、スミ入れの際、既存モールドを彫り直さずにスミを流して込んでいたので、スミがなんだか汚くなってしまった事!
これ、既存モールドを彫り直したら、絶対綺麗にスミ入れ出来て、もっとかっこよくなったに違いないんですよねぇ~。
でも、もうガンダムフロントはないから、「HG 1/144 ガンダム Ver.GFT」はゲット出来ないし・・・。
そんなことを考えながら、4年くらい過ごしてました。
嫁
4年間もそんな事考える47歳のオッサンいるかよ。
がく
G30で…すよね?
コレはスターターキットとして出てるヤツでガンダムハンマー付属です。 pic.twitter.com/aHJX5io6eP— スラガワ中尉 (@daisgwa) August 27, 2020
スターターキットとやらに、「HG 1/144 ガンダム Ver.GFT」が同梱されているとは!
こりゃポチるしかねぇ!
という事で、ポチった次第ですw
ガンプラスターターキット vol.2中身確認
嫁
アンタがたまにやる素組みレビューで箱の中身はなんだろなコーナー、絶対いらねぇ。
そういうの、他のwebに死ぬほどあるからな!
がく
好きにせいや、と言い残し、我がハマーンカーン様姫君殿下はネットフリックスで攻殻機動隊をがっつり見ておりますw
ランナーの枚数がすごく少ない!
誰も期待してないかもですが、キットの箱の中身を見てみますw
まず、皆さん気にしているだろうランナー枚数(気にしてますよねw)。
今回のスターターキットはなんと4枚です!ポリキャップ抜かしたら3枚!少ない!ホッとするよね!さすが初心者向けキット!
▲プラモデル作る人は、ランナーの枚数が多い方がワクワクするんちゃうの?とごもっともな事をいつも嫁に言われますw
説明書は当然あるとして、さらに、How to ガイドとやらまで!これ、めっちゃわかりやすい!ガンプラを全く作った事ない初心者向けすぎる!
今さらだけど、ガンプラスターターセットに同梱されているガンプラHow to ガイドって、めっちゃわかりやすい!(^^)
ガンプラを初めて作る人に、本当にわかりやすい♪
これだけ市販されていればイイのに(笑) pic.twitter.com/2C0QbkYyv7— がく@ガンプラのブログ毎週日曜日22時更新中!レビューとか道具紹介書いてます♪ (@oskgaku) September 24, 2020
そして、なんと、ガンダムマーカーまで!
▲もう今回の記事は、初心者さんはガンプラスターターセットを買おう!というメッセージだけでイイようなw
同梱されているこのガンダムマーカーは、スミを流し込む感じではなく、スミを線として描くイメージです。
もちろん、その方法でも良いのですが、わたくしはこれだと綺麗に線を描けないので使いませんw
さらに、ひそかに嬉しいのは、そっと、ガンダムハンマーまで同梱されている事!
▲普通の人は、このチェーンはなんやねん、って思いますよね。
どうやらこのガンダムハンマー、ガンプラスターターセットにしか入ってないそうな!貴重!ガンダムハンマーが欲しいがために買う人もいるとかいないとかw
ガンプラスターターセットの箱の中身はなんだろな、のコーナーは嫁さんがうるさいのでこの程度にしておきますw
嫁
誰の役に立つのか、謎。
既存モールドにナルンオイルを流し込んでみる
本来であれば、
「さぁて、既存モールドにガシガシをスミを流し込んでいくでぇ!」となりますが、今回はそうもいかず。
冒頭でも触れましたが、ガンプラスターターセット vol.2に同梱されている「RX-78-2 ガンダム」は、既存モールドが浅い。
▲パーツを見た感じだと、既存モールドが浅いところと深いところに、結構な差があるように感じます。
なので、既存モールドに流し込こんでハミでたスミ(ナルンオイル)を拭き取ると、流し込んだスミも全部拭き取ってしまいますw
試しにやってみたので、まずはそのレポート。
浅めの既存モールドにナルンオイルを流し込む
浅めの既存モールドに、ナルンオイルをスミ入れとして流し込んでみます。
▲そもそもエナメル塗料でもないし、モールドも彫り直してないので全然流れていかないw
▲彫り直して事もあり、スミが流れるというよりは、塗る感じに近いです。
ナルンオイルだと、エナメル塗料と違って割れる心配がないので、こういう場合はガシガシと流し込む事ができますね。
スミ入れの定番といえばタミヤのエナメル塗料。エナメル塗料は伸びが良いのでスィーとモールドに流れていってくれます。浅めの既存モールドでも多少は流れていってくれます。
しかし、ナルンオイルは水性のシタデルカラー。エナメル塗料のような伸びはないので、既存モールドを彫り直す、彫り直さないに関わらず、スミとしては塗る感じになりますね。
タミヤスミ入れ塗料を徹底解説!エナメル塗料と溶剤を理解しよう!
嫁
がく
はい、ご覧の通り、ハミだしたナルンオイルを拭き取りますと、既存モールドに流し込んであるナルンオイルまで拭き取ってしまいますw
▲既存モールドが浅いから、キムワイプで拭き取る際に、全部拭き取れてしまいますw
ハミでたナルンオイルを拭き取る時は、キムワイプに水性ホビーカラーうすめ液をしみこませて使ってます。
詳細は過去記事を参考にしてくださいませ。
割れる心配なし!スミ入れにナルンオイル!HGシャア専用ザク完成!
こうなってしまうと、やはり、この浅い既存モールドは彫り直すしかないですねぇ。
既存モールド彫り直し
ガンプラの既存モールドを彫り直し記事、今まで結構書いてるんです。
【ラインスクライバーCSレビュー】刃先の絶妙なカーブで彫りやすい!
素組みガンプラの綺麗なスミ入れ方法!コツはモールドの彫り直し!
なのに、なんでまた新たに、敢えて書くかといいますと、我がハマーンカーン様姫君殿下から
嫁
と仰られましたので、わたくしが持っている道具で比較的安価な道具、タミヤのデザインナイフを使って既存モールド彫り直しす事にしたのでありますよw
これが皆さまの参考になれば幸いです(たいして参考にならないと思うなw)
タミヤ製品は購入しやすい
タミヤの製品で似たようなナイフとしては、モデラーズナイフというのがあります。
モデラーズナイフだとHGサイズの既存モールド彫り直しには大きいので、ひとまわり小さいデザインナイフを使う次第。
タミヤ製品はネットでも売り切れとかもあまりないし、プラモデルを扱う大抵の店頭でも購入出来ると思われます。
そのため、デザインナイフも比較的購入しやすいかと思いますね(モデラーズナイフの方が、より購入しやすい印象もありますが)。
スジ彫り専用の道具だと、ネットでも高価だし、店頭では置いてなかったりしますからねぇ。
V字で彫る?
デザインナイフでの既存モールド彫り直し作業は、「削る」という表現の方が正しいかもしれませんね。
作業としてはシンプルで、既存モールドにデザインナイフをあてがいまして、V字に削っていくだけです。
▲これはガンダムの肩の部分のパーツです。
今回の方法だと、底面をV字にするような感じになりますね。
本来のスジ彫り作業ならば、最初にBMCタガネなんぞのスジ彫り道具で彫り直したあとに、スジ彫りのめくりを取り除くorアクセントとして目立つようにデザインナイフで削ったりするんですけどね。
これらは第3回GBWC世界大会優勝者シュンさん(@shun_m47)のYouTube動画を見て知った次第(シュンさんはBMCタガネを使っています)。
しかし、今回はシンプルに、安価な道具のみという事で、デザインナイフだけでやってみた次第。
▲彫り直すと、やはりモールドがクッキリとして際立つ印象に。エエ感じ。
比較するとこんな具合
▲これだとよくわかりませんので、次はナルンオイルを流し込んでみます。
ナルンオイルでスミ入れ
▲ナルンオイルを流し込んで、ハミでた箇所は拭いてみました。
今度はハミでた箇所を拭き取る時に、既存モールドの部分のナルンオイルを一緒に拭きとる事なく、スミ入れが出来ました。
まぁこれはこれとして良い感じになったかとw
とはいえ、水性塗料であるナルンオイルはエナメル塗料のように、スィーっと綺麗には流れて込んでくれませんねん。
なので、ナルンオイルのスミ入れは、再三書いてきたとおり、流し込むというよりは、「塗る」という感覚ですね。
それと、もうひとつ。V字のモールドだとスジ彫りの底面もV字。
という事はスジ彫りの見栄えもちょいとよくないかも。
BMCタガネのようは道具でスジ彫りした場合は底面が凹みな状態なのでやはり見栄えは綺麗。
しかし、既存モールド部分全部に、ナルンオイルを塗る作業はちょいと面倒なような気もしますね(^^;)
それと、デザインナイフによる既存モールド彫り直し作業は、スジ彫り専用の道具に比べると、やはりやりにくい印象w
まぁまだ慣れてないというのもありますが、デザインナイフを横にスライドさせる時に、ズケっ!とズレてパーツに傷がつく事多数!
▲傷がわかりやすいように、暗くして撮ったのですが、それでもちょっとわかりづらいですね(^^;)
大抵のハミだしたキズは、爪でグリグリすれば大丈夫なのですが、あまりにも目立つ場合は、神ヤスのヤスリなどで400番→600番→800番、という具合にヤスリがけしてやればヨシ。
【神ヤスレビュー】コスパも性能もマジで神!使い方をまとめた!
ガンダムのように白いパーツだとこういう修復方法が可能ですね(ヤスリ跡が白パーツだと目立たないので)。
そして、こういう箇所でのデザインナイフでの既存モールド彫り直しについて、フォロワーさんからとても有益なアドバイスをいただけました!感謝です!
そこは私なら直線なので線を切るように押し付けて溝作ってからやります
— 舞次 (@maiji_t) September 26, 2020
デザインナイフを、線を切るように押し付けてミゾを作ってから彫れば、ズレるミスもかなり軽減できそうですね♪
その後、他のパーツも頑張って既存モールドの彫り直しを進めました(笑)
しかしまぁ、今回は、色々と今後の課題が残った今回の作業でしたw
まとめ
デザインナイフによる既存モールド彫り直し作業の、メリットとデメリットをまとめてみました。
・モールドがクッキリする
・パーツを傷つけやすい
・底面が汚いので、スミ入れ後の仕上がりが汚い
我が姫君殿下(嫁さん)の指示により、今回デザインナイフで既存モー彫り直し作業をやってみましたが、まぁ正直なところ、スジ彫り専用道具で彫り直した方が、圧倒的に楽だと思いましたねw
嫁
とはいえ、デザインナイフのように安く簡単に入手できる道具ってのは、それはそれとしてありがたい。
例えば、中学生さんとかだと、お小遣い的予算に限界ありますし、ネットで買うのも難しいでしょうから、デザインナイフでスジ彫り出来ればありがたい!ってパターンもあるでしょう。
まぁでもね、道具については人それぞれで揃えられるモノが違ったりしますから、どれが絶対的ベスト!ってのは一概にはいえませんよね(結局それw)。
そういう人たちも含め、今回のデザインナイフでの既存モールド彫り直し作業レポートが、参考になれば幸いです♪
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