初めてのガンプラ塗装で失敗を防ぐために知ってほしい3つの事例

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がく

ども、がく(@oskgaku)です。

以前作ったマーク2、よ~く見ると、結構失敗してるんですよ。

特に塗装に関することで失敗してます。

ガンプラ初心者にとって、塗装ってのはハードルが高いですよね。

趣味で製作しているガンプラとはいえ、避けれる失敗は避けたいところ(なるべくムダな時間浪費と出費は回避したいwww)

今回は、わたくしが塗装関係でやらかした3つの失敗事例を紹介します。

この失敗を見ていただいて、ガンプラ初心者の方々にはムダな失敗は回避していただければと思います!

ガンプラ塗装失敗事例1)
関節部分への塗装

こちらご覧ください。パーツの合わせ目が割れちゃってます(-_-;)
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パーツの合わせ目処理をキチンとやってないのがまずひとつ。
合わせ目消し記事一覧はこちら
失敗続きのガンプラ合わせ目消しを改善させた材料の話

それと、頭部をハメるための首の部分への塗装処理がマズかった、ってのもあります。

この部分ですね(※この画像はユニコーンガンダムの首のパーツ)。
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塗装前に、多少は削ったりすればよかったかなぁ(^_^;)


今回は首の付け根部分ですが、ガンプラ全般的には、関節部分ってことになりますね。

この部分に塗装するとき、何のケアもせずサフや塗料を吹き付けて塗装してしまったワケです!

そうすると、見た目にはさほど変わらないのですが、実際はサフや塗料分、いわゆる「塗膜」の厚みが増してます。

塗膜の厚み分だけ、首の部分は厚み分で大きく(太く)なってますよね。

その状態で頭部をムリやり押し込む形になります。

結果、当然、合わせ目処理で接着されていた頭部もパカっと割れてしまうワケです。

まぁ要するに、関節部分の見えないところ、パーツ同士がかみ合う部分にも気を使わないとダメよね、ってことです(具体的な対策は後述)

サーフェイサーの塗装後厚み測定

ちょいと実験。

この塗装も何もしてないジャンクパーツの幅を「ユーホ精密:大型液晶IP54デジタルノギス150mm」で測ってみます。
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2.71mmですね。

これにGSIクレオスの「Mr.サーフェーサー 1000 徳用」缶スプレーサーフェイサーを吹き付けてみます。

そんで、ノギスで測ってみると
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2.98mm。

0.27mm厚みが増えてますね。

これが厚いのか、薄いのか、よくわからん(^_^;)

試しにA4用紙をノギスで測ってみます。
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0.10mm。思ってたより厚みありますなぁ。

ってことは、サフ吹いただけでA4用紙約3枚分の厚み??!!

まぁこれはわたくしのサフの吹き方とか、パーツの測り方なんかも影響してきてるとは思いますけどね。

とはいえ1枚分くらいは厚くなってるでしょうねぇ・・・。

そう思うと、サーフェイサーを吹き付けるだけでも、なんだかんだでワリと厚みが増すんですね。さらに塗装したりすれば、もっと厚みは増すと・・・。
▼サーフェイサー関連記事

塗膜の厚み対策

これを防ぐには、パーツをちょいヤスって細くしておく。

▼参考記事

でも、あんまりヤスると、かえって緩くなっちゃうかもなので、加減に注意!

ワンポイントアドバイス

もし、関節が緩くなってしまったら「パーマネント マット バーニッシュを軽くひと塗りしてあげれば復活しますよ。

2020年にポチって大満足だったガンプラ製作道具厳選3選!

もしくは塗装するときにマスキングテープで養生しておく、ということですね。
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マスキング対策についてはこちらの記事も参考にしてみてくださいませ。


しかし、この割れた頭部パーツ、もう修復は難しいかなぁ(^_^;)

合わせ目の割れたパーツに関してはこちらの記事も参考にしてくださいませ。

ガンプラ塗装失敗事例2)
仕上げつや消しの順番

これは塗装に直接関係することではなく、まぁ塗装の順番とでもいいましょうか。

ガンプラをしっとりと、落ち着いた感じにするために、塗装の一番最後につや消し塗料なんかを吹き付けたりします
▼参考記事

そんで、このHGマーク2はその仕上げのつや消しコートのあとにデカール貼り付け作業しちゃったんです!

そうすると、デカールの貼りつきが悪くなってしまうんです!ご覧のとおり、デカールが浮いてきてしまった。
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まぁこれも以前マーク2のブログ記事で書いたんですけどね。
▼参考記事

デカールってのは貼りつけるパーツ面がキレイなツルツルな面な方が貼りつきやすいのは当然ですよね。

セロハンテープもザラザラなコンクリートの壁より、ツルツルのデスクの方が貼りつきやすい。

つや消しってのはパーツ表面をザラザラにしてるワケなので、その状態なパーツにデカールは貼りつきにくいんです。

つや消しコートを吹き付けたあと、なぜにザラザラしてるか?というのは「リフォームジャーナル」という外壁塗装事業者のwebサイトが非常に参考になります。
▼参考webサイト

艶消し塗料は多くの場合、ポリエステルやアクリルなどの微粒子を艶消し剤として塗料に混ぜることで塗膜表面にミクロレベルの凹凸を作り出しています。その微細なざらつきが光を拡散させ、光沢度を低下させるのです。

つや消し塗料を吹き付けると、ミクロレベルの凹凸ができるんですね。

そりゃあデカールは上手く貼れなくなるワケだ(^_^;)

これも事前に知っときゃなぁ・・・。ってか、ホントは知ってたんですが、すっかり忘れてました(笑)

ガンプラ塗装失敗事例3)
白い塗装が透ける

こちらのHGガンダムマーク2、画像ではあまりわからないと思うのですが、メインカラーのホワイトが思ったより白くないんです。
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わたくしとしては、エゥーゴ仕様のHGガンダムマーク2はファーストガンダムを彷彿とさせるキレイな白い色で仕上げたかった・・・。

しかし、塗装後のパーツをよく見ると、ちょっとグレーかかっているというか・・・。

これ、おそらくは下地のサフのグレーが透けちゃってると思うんですよね。
※サーフェイサーに関しては初心者向けに過去記事に書いてるので参考にしてみてください。

このHGガンダムマーク2に吹き付けたのはGSIクレオスの「ガンダムカラー UG01 MSホワイト」を使っているので調色はしてなくて、うすめ液で希釈してるだけなんです。

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ということは、グレーのサフが白い塗料を透かしている要因は2つ考えられますねぇ。

白が透ける要因1)希釈のしすぎ

考えられる要因のひとつとしては、希釈しすぎたってことでしょうなぁ。
※希釈については過去記事を参考にしてください。

白が透ける要因2)白という色の性質認識不足

「白」という色の性質上、下地に対する隠蔽力はさほど強くないワケですから1度の吹きつけで終わらず、2・3回くらい吹き重ねすればよかったのかもですよね。

でも吹き重ねると、その分表面が厚くなるので、シャープさがなくなって、ちょっと野暮ったくなるような気もしたりして・・・。

そういうのを防ぐために、表面処理の面出しをキチンとやっておくべきですよね。
▼参考記事

このヘンは経験値が必要な部分ですね。

それと、塗料のメーカーや種類によって、白の隠蔽力が強かったり弱かったり、というのもあるようです。

吹き重ねで白はキレイに発色する?

しかし、吹き重ねの野暮ったさは表面処理の面出しをすればよいとしても、果たして

グレーの下地サフ→白を塗装→白を塗装→白を塗装

という吹き重ね(重ね塗り)で、下地のグレーサフを本当に隠せるもんでしょうかねぇ。

ってな疑問を持っていたところ、月刊ホビージャパンの2017年3月号で「きみにもできる!!鉄血のガンプラ製作法」でそれに関する記事が!!
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今回の記事ではHGガンダムフラウロスのサーモンピンクのパーツを白に塗装する、ということをやってますが、やはり白で重ね塗りしても成型色のサーモンピンクが透けてしまうとのこと!

そんで、サーモンピンクみたいな彩度の高いパーツを白塗装するときは、黒いサフ吹いてから、さらに白いサフ吹いて、そんで白で塗装すると、発色の良い白になる!ということが掲載されています!

これ読んだとき、なるほど!と手を叩くという昭和のリアクションしましたよ(笑)

非常に色々と参考になりました。詳しくは月刊ホビージャパンの2017年3月号をご覧ください(笑)
2017年2月5日付けのAmazon「模型・フィギュア・プラモデルの雑誌 の売れ筋ランキング」では1位だったから読み応え充分!

とはいえ、ユニコーンガンダムは成型色が白だから、黒いサフ吹かずにいきなり白いサフでもいいのではなかろうか?

しかし、それだと、スジ彫りやエッジ出しのチェックができないんじゃね?(だって、白いサフだと目立たないんじゃね?)と思ったりして。

白い成型色のガンプラだと

黒いサフ→スジ彫りやエッジ出しのチェック
をしてその上に
白いサフ→白い塗装のための下地

というのがよいのだろうか・・・。

このヘンは検証が必要ですね。
※検証した記事はこちらです。

まとめ

今回紹介した失敗3事例って、エアブラシ塗装の基本っていうか、事前準備的なことなんですよね(^_^;)

だからこそ、こういう事を知らないガンプラ初心者の方々も案外いるのではなかろうか。

そもそも、エアブラシ塗装を始めて間もない時は、何に注意していいのかわからないですよね。

今回のわたくしの失敗が、この記事を読んだ方々の参考になれば幸いです。

みんな、オレの屍の上を越えていけ(笑)

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