がく
かっこいいガンプラを作りたい!でも道具を揃えるおカネもないし、手間暇かけて作る時間もない。それよりなにより技術がないw
どうにかならんもんかと思いますよねぇ・・・。
そんな時は、簡単に作れてプロポーションがかっこいいガンプラを、スミ入れとつや消しのみで仕上げればイイんです!
という事で、前回素組みしたのがガンプラ発売40周年記念として発売されたシャア専用ザクⅡ(リバイブ版)
▲これは素組み状態
最新版のガンプラ(2020年9月20日現在)ですから、バンダイの最新技術が組み込まれているワケで、組みやすいしプロポーションも美しい!
ならば、もうスミ入れとつや消しだけでも十分にかっこよく仕上がるはず!
嫁
やる内容も、仕上がりも。
がく
今回のポイントはスミ入れとつや消しの道具です。
目次
シャア専用ザクⅡ製作道具紹介
今回使う道具のメインは2つ。スミ入れの塗料と、つや消しの塗料です。
スミ入れ塗料はこちら。
シタデルカラーのシェイド、ナルンオイル。
つや消し塗料はこちら。
GSIクレオスのMr.スーパースムースクリアーつや消しスプレー
その他に細かな道具が3点。
塗装の持ち手。
持ち手ベース(猫爪とぎ)
ハミ出したスミを拭きとるGSIクレオスの水性ホビーカラーうすめ液
ナルンオイルについて
今回のスミ入れには、シタデルカラーのナルンオイルを使う事にしました。
嫁
アンタ、今までさんざんスミ入れの記事、書いてきたやんか~。
がく
でも、過去のスミ入れは、大概がタミヤのスミ入れ塗料。
これはエナメル塗料で、大量に流し込むとパーツが割れる心配がありました。
でも、シタデルカラーのナルンオイルならば、そういう心配がありませんから。
アンタ、そのスミ入れ塗料とやらでパーツが割れた事ないやん、と言い残し、我が姫君殿下(嫁さん)はどうぶつの森へと消えていきました(よくも飽きずにやるもんだw)。
スミ入れの定番といえばタミヤのスミ入れ塗料ですが、先述したとおり場合よってはスミ入れ塗料を流し込んだところが割れてしまう事もあるんですよね。特に関節などのテンションが強くかかっているところとか。
「テンション」をWikipedia先生で調べますと、以下のように記載されております。
・物理において、張力(引っ張る力)のこと
引用-テンション – Wikipedia
つまり、関節やパーツが複雑に組み合わさっているような箇所で、パーツ自体が引っ張られているようなor力がかかっているような箇所にエナメル塗料(タミヤスミ入れ塗料)を流し込むと割れてしまう事がある、という事です。
シタデルカラーであればそういう心配はないですね。水性だからガンガンとスミ入れできます。
Mr.スーパースムースクリアーつや消しスプレーについて
つや消しには、GSIクレオスのMr.スーパースムースクリアーつや消しスプレーを使います。
エアブラシ塗装をしない場合、つや消しの定番だと、スプレー缶の
・つや消しトップコート
・プレミアムトップコート
というあたりですよね。
【ガンプラ初心者向け】つや消しトップコートは仕上げに使うべき
プレミアムトップコートをさっと吹くだけ!素組みガンプラも塗装仕上げの美しさ!
ガンプラモデラーさん、特に初心者さんには人気の製品かと。
これって水性ですから、パーツに塗装している塗料の種類とか、スミ入れ塗料の滲みの心配が少ないから人気だと思うんです。
ただ、今回のような素組みの場合、塗装してないワケですから、パーツに塗装している塗料の種類の心配はいらないワケです(当たり前かw)。
なので、つや消しトップコートだとかプレミアムトップコートだとかに拘る必要はないワケです。
スミの滲みについても、これはつや消しトップコートだろうが、プレミアムトップコートだろうが、Mr.スーパースムースクリアーだろうが、滲むリスクについてはほとんど一緒ですね。
嫁
つや消しトップコートやらプレミアムトップコートは水性って書いてあるんやから、スミが滲む心配はないんちゃうか?
がく
でも、や消しトップコートにもプレミアムトップコートにも、溶剤は入ってるんですよねぇ。
そうなんです。溶剤、入ってるんですよね(^^;)
まぁMr.スーパースムースクリアーと比較すれば、溶剤の具合は優しいのかもですが。希釈具合とか。
溶剤が入っていますので、シンナーの臭いもしますし、スミ入れ塗料を溶かすリスクもある。そういう意味ではプレミアムトップコートもMr.スーパースムースクリアーもリスクは同じ。
どうせリスクは同じなら、めっちゃ落ち着いたしっとり感が表現されるMr.スーパースムースクリアーを使っちゃう、ってなワケです。
あと、スミ入れが滲んでしまうのは、スプレー缶を吹き付けて塗料の相性で溶かす云々よりも、厚塗りしちゃうとか一点集中砲火で吹き付けてしまう事の方が原因として多いと思います。
パーツの持ち手について
つや消しの際、パーツを持ち手につけてスプレー缶塗装してます。
使ってる持ち手はこちら。
※まぁこういう持ち手は、自作してもよいかとは思うのですが、コスパ的には買ってしまった方が早いかとw
持ち手のベースについて
持ち手を固定するベース、わたくしは猫爪とぎを使ってます。
ガンプラの塗装ベースに必要な要素を満たしたブツは猫にも必要なあれだった!
こちらもコスパは最高ですw
安定度抜群なうえに、たくさん持ち手が挿せますよ(4年くらい前に買ってから、一度も買い替えてないw)
ナルンオイルを拭き取る薄め液について
ガンガンと流し込んでハミだしまくったナルンオイルですが、これはGSIクレオスの水性ホビーカラーうすめ液で拭き取る事ができました。
詳細は後ほど。
長々と道具について説明しちゃいました。すみませんw
では次からは、実際の作業レポートです。
とはいえ、作業自体はナルンオイルを流し込むのと、つや消しスプレーを吹き付けるくらい。
このシャア専用ザクは綺麗なので、あまり手を加えずに完成させたいですからね。
素晴らしい素材こそ、味付けは塩コショウくらいでイイよねw
HGシャア専用ザクⅡ作業工程1)
スミ入れ
今回のシャア専用ザクでスミ入れするのは動力パイプ(脚部、腰部、頭部)と腰の部分くらい。
シタデルカラーのナルンオイルは、先述したとおり水性ですから、パーツが割れる心配も少ない、という事で、ガシガシと流し込みますw
ハミ出ても気にしません。下地は何も塗ってませんから、後で拭き取ればよいだけです。
とはいえ、このナルンオイル、かなりシャバシャバですから、一度流し込んだくらいでは薄すぎて発色しません。
なので、一度流し込んで乾燥した後に、もう一度流し込む、という作業をした方がよいでしょう。
わたくしの場合ですと、2度もやれば十分かと。
ナルンオイルがハミ出た場合
ハミでたところはGSIクレオスの水性ホビーカラー薄め液で拭き取ります。
実はわたくしも、シタデルカラーを水性ホビーカラー薄め液で拭き取れるのは知りませんでした。
しかし、ネットなんかで詳しく調べたらそういう事が書いてあるのを見つけました。
ただまぁシタデルカラーのメーカーが正式にそれを明記しているワケではありませんから、失敗なんぞをしても自己責任ですね。
水性ホビーカラー薄め液をキッチンペーパーなんぞに含ませて拭き取ります。
▲結構しっかりと拭き取れますね。
今までは綿棒でやっていたのですが、雑誌のモデルアートかモデルグラフィックスでカーモデル製作の記事をみたところ、プロの方々はハミでたスミの拭き取りに、キッチンペーパーを使ってました。
綿棒だと細いので、かえって細かい箇所まで入ってしまい、本来残っていてほしいスミまで拭き取ってしまうようですね。
これにはなるほど!と思いました(今さらっ!)。特に何も考えず、スミの拭き取りには綿棒と決めてつけていた自分に反省。
今回、キッチンペーパーを使ったのですが、わたくしの使っていたキッチンペーパーはそんなに高品質ではなかったので、やってる途中でケバ立ってきてしまって、繊維がパーツに付着してしまいました(^^;)
最後、キムワイプに切り替えたらそういう事はありませんでしたね。やはり、最初からキムワイプにしておけばよかったw
HGシャア専用ザクⅡ作業工程2)
つや消し
今回のつや消し、先述したとおりGSIクレオスのMr.スーパースムースクリアーを使います。
シタデルカラーでスミ入れした箇所、Mr.スーパースムースクリアーを吹き付ける際、いきなり厚塗りのように吹き付けるのではなくまずはふわっと吹き付けて、コーティングするような感じで吹き付けます。
そのあともう一度本番で吹き付けてあげればよいです。
要するに2度にわけて吹き付けるワケです。
そうすれば、滲む事はほとんどないかと。
という事で、パーツをバラして持ち手につけておきます。
なるべくパーツをバラしてわけて吹き付けた方が、当然それぞれは綺麗なつや消しとして仕上がりますよね。
とはいえ、スプレー缶で吹き付けるので、あまりデリケートにいくつにも分ける必要はなく大体で。
わたくしは、諸事情によりスプレー缶の吹き付けをやる場所がなくなりつつあるので、ベランダでやります。さらに加えて換気扇置きますw
でもねぇ、ベランダでのスプレー缶塗装、正直なところ、もう出来ないなぁという結果です(^^;)
詳細はこちらの記事をどうぞ。
スプレー缶塗装は覚悟が必要?!換気扇でも吸い切れない噴射力!
スミ入れつや消し仕上げHGシャア専用ザクⅡ完成!
なんのかんのでスプレー缶のつや消し作業は終わりまして、完成したHGシャア専用ザクⅡ(リバイブ版)がこちら。
黒背景でも撮影してみました。
やっぱり、つや消しする前と後ではかなり違いますね。
まとめ
今回製作したHGシャア専用ザクⅡ(リバイブ版)、お手軽仕上げでとても短時間で完成させる事ができました。
工程としては、細かい作業も入れると以下のような具合。
1)素組み
2)バラし
3)スミ入れ
4)持ち手取り付け
5)つや消し
6)組み立て
スプレー缶のつや消し吹き付け作業をベランダでやったので、それがちょいと面倒でしたねぇ。
それ以外は、部屋の中で、平日の夜にチマチマやって作業を進めた感じです。
・パーツ数が少ない
・プロポーションが美しい
この2点が揃うキットは、本当に作りやすいし、仕上がりもかっこいいです。
そして、今回もっとも助けられたアイテム、
・Mr.スーパースムースクリアー つや消し
・シタデルカラーナルンオイル
この2点に、本当に感謝です。
素組みからのちょいステップアップガンプラ製作の、スミ入れつや消し仕上げには、必需品ではなかろうか。
嫁
ウチの旦那はこのつや消しスプレー缶、一気に3本ポチってましたね。
どんだけ好きなんだよ。
がく
嫁
そんで、ベランダでスプレー缶使えないのがわかったから、このあたりをポチるんだろ。
我がハマーンカーン様姫君殿下には、ポチるモノが大方予想されてしまっている我が家。
この充電式のエアブラシについては、早々にポチるかもしれん、と宣言してありますw
なんでも、トリガーと電源が連動しているようで、トリガー押した時に電源が入るようになってる、らしい。便利やんか~。
今度のお手軽仕上げガンプラは、こういう充電式のエアブラシを使うのもイイかなぁ、と思いつつ、気が変わるかもしれませんw
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